セゾングループの総帥が描いた兄弟の物語
出征と敗走、捕虜生活を経験した兄と、終戦の年に生まれた異母弟。歩んできた道も、価値観も異なる二人の男の半生を描いた大作の上巻。
復員後、大学在学中から商売を始めていた兄・忠一郎は、卒業して商社のアメリカ駐在員となり、そこで出会った日系米国人との出会いから、新しいビジネスーーサンドイッチ店のヒントをつかむ。
片や新聞社に入った弟・良也は、妻がありながら、かつての恋人・茜への想いが断ちがたく、取材旅行の傍ら茜の痕跡を訪ね歩く……。
著者の実体験を彷彿とさせる設定や、戦後の経済史をたどるような記述が物語にリアリティを与え、読者の心をつかんで離さない。
アイゼンやノースに守られながら巡礼の旅を続けるプラティナ。ついに最後の聖地を目指すことになるが……
18世紀半ば、未知の音楽家ヨハン・セバスティアン・バッハの楽曲に魅了されたふたりの若者がライプツィヒへ赴く。しかし、すでに作曲者本人は他界していた。かくてバッハと親しかった教会音楽家から、バッハの書法を基礎から学ぶことに…。平均律クラヴィア曲集に学ぶ驚異のフーガ書法。
奇妙な老人が奇妙な部屋にいる。彼は何者なのか、何をしているのかーー。オースター作品に登場した人物が次々と現れる「写字室の旅」。ある男が目を覚ますとそこは9・11が起きなかった21世紀のアメリカ。代わりにアメリカ本土では内戦が起きている。闇の中から現れる物語が伝える真実。年間ベスト・ブックと絶賛された「闇の中の男」。傑作中編二作を合本。ここに新たな物語空間が立ち上がる。
★ 札幌・千歳・苫小牧・小樽・
十勝・函館ほか
★ 青い空とさわやかな風がごちそう。
今日は少し足をのばして
「とっておき」が待つ
すてきな旅カフェへでかけよう。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆01リノベ風カフェ
* 上野ファームNAYA cafe(旭川市)
* Cafe&うつわtomono (陸別町)
・・・など全5店舗
☆02ギャラリーも魅力
* ザバードウォッチングカフェ(千歳市)
* ギャラリー&かふぇねこ道楽(石狩市)
・・・など全4店舗
☆03森カフェ
* カントリーパパ(鹿追町)
* ガーデンカフェ&レストランスウィートグラス(恵庭市)
・・・など全9店舗
☆04絶景
* カフェ崖の上(札幌市)
* 椿サロン夕焼け店(新冠町)
・・・など全8店舗
☆05森の中で味わう一品
* 900草原(弟子屈町)
* ソーケシュ製パン×モエコーヒー(喜茂別町)
・・・など全4店舗
☆06海カフェ
* cafe FLEUR(小樽市)
* リセンヌ(石狩市)
・・・など全9店舗
☆07観光地での癒し
* JAZZ&カフェ茶菓いっ風(新冠町)
* 士幌高原ヌプカの里(士幌町)
・・・など全5店舗
※ 本書は2015年発行の
「北海道すてきな旅CAFE森カフェ&海カフェ道央・道南編」
を元に、全て再取材・再編集した新版です。
私と友人の前に突然、白くて丸い綺麗な石が落ちてきた。私は拾って帰り、「しろたま君」と名付けて大切にしていた。後日、学校で友人が「あの飛んできた白いの、もう捨てた?」と訊(き)いてきた。「今も家に持ってるよ」そう答えると「早く捨てた方が良いよ」と友人は言う。私が「なんで?」と訊ねると「怖いもん」と答える。「なんで怖いの?」「見られてるの怖いと思うけど」「見られてる?」。そして、彼はこう言ったのだった。「だってあれ目玉やったよね」--(「飛ぶ玉」)
ほかにも、刑事に取り憑(つ)いた血だらけの白い犬、骨董市で買った不思議な絨毯の話など、現役住職の書き下ろし怪談×説法シリーズ第7弾!
怪異の奥にあるありがた〜い教え!
ますますブーム!怪談×説法
怪談和尚書き下ろしシリーズ第七弾
【怪談和尚の京都怪奇譚 シリーズ好評既刊】
●怪談和尚の京都怪奇譚
●続・怪談和尚の京都怪奇譚
●続々・怪談和尚の京都怪奇譚
●怪談和尚の京都怪奇譚 幽冥の門篇
●怪談和尚の京都怪奇譚 宿縁の道篇
●怪談和尚の京都怪奇譚 妖幻の間篇
●コミック『怪談和尚』
●コミック『怪談和尚 妖異の声』
スケッチイラストが人気の押田洋子さんの卓上カレンダーです。
●寸法:幅230×奥10×高135mm
●表紙:紙、スチール
第46回 交通図書賞(第3部 歴史)受賞、第6回 旅の良書2021 選定作品に選ばれた
前作『歩く江戸の旅人たち』の姉妹編が登場!
「万事思ひしるものは、旅にまさる事なし」
松尾芭蕉は本当に健脚だったのか? 日本を歩いて測った伊能忠敬の歩行能力は?
後世に語り継がれる歴史の数々は、「歩く旅」によってつくられた!
江戸の人びとは、現代人では考えられないほどの健脚を誇り、全国各地を歩きまわる旅を愛していました。それでは、歴史に名を残した人物たちは、どれだけの歩行能力があり、どのような旅に出たのでしょうか。行く先々で遭遇した困難や人との出会いはどのようなものだったのでしょうか。松尾芭蕉、伊能忠敬、吉田松陰、清河八郎、勝小吉の「歩く旅」に着目することで、新たな歴史像を解明します。
はじめに
序章 近世人を魅了した「歩く旅」の世界
1 ウォーキング大国だった近世日本
2 養生思想の中の歩行
3 歩く旅は健康の証明
4 歩く旅を支えた幕府の交通政策
5 関所越えと手形
6 旅の目的とルート選択
7 歩く旅の情報源となった旅行案内書
8 近世の貨幣価値と旅の費用
9 歩く旅の流行は文明社会の象徴
第1章 松尾芭蕉ーー芭蕉は本当に健脚だったのか?
1 はじめに
2 諸前提の整理
3 松尾芭蕉の歩行距離の傾向
4 松尾芭蕉の歩行能力の相対化
5 松尾芭蕉の歩行に影響を及ぼした要因
6 街道の難所が歩行に及ぼした影響
第2章 伊能忠敬ーー日本を歩いて測った男
1 はじめに
2 伊能忠敬の歩行距離の傾向
3 伊能忠敬の歩測の実態
4 自然環境が伊能忠敬の歩行に及ぼした影響
5 伊能忠敬が出会った人びと
第3章 吉田松陰ーー幕末を駆け抜けた志士の歩行事情
1 はじめに
2 東北遊歴に至る背景
3 吉田松陰の歩行距離の傾向
4 吉田松陰を苦しめた雪国の難路
5 江戸の旅人の食事
第4章 清河八郎ーー母孝行の伊勢参り
1 はじめに
2 清河八郎の歩行距離の傾向
3 難所をどのように乗り越えたのか
4 旅の名物
5 土産物の購入と配送
6 旅の道中で何を見て楽しんだのか
7 旅の終わりに
第5章 勝小吉ーー下級武士の破天荒な抜け参り
1 はじめに
2 勝小吉の旅立ち
3 勝小吉の歩行の傾向
4 勝小吉の旅の困難
5 勝小吉を救った施行
6 小吉から海舟へ
おわりに
英国コッツウォルズの村と町、そして心に残るホテル探しの旅
文章、本(古本)、旅、そして酒……。生誕120年を迎えた私小説作家・上林曉が愛し、書き綴った題材を、全生涯にわたるエッセイから精選。井伏鱒二、太宰治をはじめ、阿佐ヶ谷文士たちとの交遊、禁酒生活、思い出の本など、上林随筆の魅力が詰まった珠玉の一冊。愛書家の心に染み入る随想集。文庫オリジナル。
目次より
[文]文学の二十年*/私の小説勉強/嘉村礒多の葉書/僕の文学開眼/武蔵野文章/まともな文章*/私小説十年/本気の勉強/作家の心
[本]荻窪の古本市*/ブランデン氏の記念品/大正の本/古本漁り*/本道楽*/故郷の本箱*/座右の書*/「神曲」が三冊揃う話*/全集について/なつかしき思い出の本/「薔薇盗人」について
[旅]金桁温泉と奴留湯/法隆寺の敬礼/野に出て/甲州御坂峠*/木曽馬籠*/京都の思い出*/旅行上手と旅行下手*/旅の絵葉書*/鎮西遠望*/「イタリアの旅」まえがき/四万十川の舟遊び/伊豆での正月
[酒]古木さん/我が交遊記/文壇酒友録*/阿佐ヶ谷案内*/阿佐ヶ谷会/酒わすれ*/酒解禁*/一酒徒*/二級酒*/酒のこと
[人]酒匂郁也君を憶う/署名帖/山のホテルの人々/川端康成/宇野浩二/正宗白鳥会見記/斎藤謙太郎君の思い出/梅雨ーー太宰治のことなど/律儀な井伏鱒二/浜本浩との因縁/追憶(堀辰雄)/高根の花/「枯木のある風景」の出来るまで
(*は五月書房版『文と本と旅と』の収録作)
読売中高生新聞で好評連載中。RPGの世界でミー太郎が大活躍する、「猫ピッチャー」公式スピンオフ作品。旅はついに、第3巻!
なんども通いたくなる、ひみつの食べどころ、作り手めぐり。
いま、魅力的な「人」や「場」が続々と生まれる、恵みの地・九州。あたらしい出会いを満喫できる、
美味しくてたのしい新・九州をご案内。
「あたらしい旅行」シリーズ、第4弾。あの人に逢いたいから、あの空間を体感したいから「わざわざ行く」。九州地方には、そんな価値のある「人」や「場」があります。本書は、そんな九州に集いし、あたらしい「人」「場」を紹介し、今まで知らなかった九州を満喫できる旅をご案内します。巻末にモデルコースのご紹介、アクセスMAPつき。
中川家礼二、吉川正洋、岡安章介、南田裕介の「鉄道BIG4」が初の単行本になりました!2013年にスタートした日本テレビ系「笑神様は突然に…」は2023年に10年目を迎え、「鉄道BIG4」も結成10周年です。「笑神様は突然に…」鉄道BIG4全放送INDEX付きの保存版!この一冊で、4人の珍道中の鉄道旅をすべて紹介します。
食にあふれた日常の中で,人はなぜ食を求めて旅に出るのだろうか.
新型コロナウィルス感染症の拡大により食と旅は大きな傷を負ったが,人々が「食とは何か,旅とは何か」という問いを持つきっかけにもなった.
「食」は我々を遠い異国の地にまで引き寄せる力を持っている!
本書第1部ではゲスト側の視点を中心とした「食と旅」について,第2部では旅行者を迎え入れるホスト側の視点を中心とした「フードツーリズムと地域・産業」を具体的な事例とともに解説.
あの名画の舞台は実はこんな絶景だった! 誰もが知ってる名作映画の舞台・ロケ地を紹介するガイドブック。ヨーロッパ編、アジア編を同時発行。舞台、ロケ地に関するトリビアも多数掲載。『ハリー・ポッター』映画7作すべての撮影に使われた映画スタジオが現在公開されています。スタジオツアーの魅力をご紹介! 『アメリ』主人公アメリが働いていたカフェは、モンマルトルに実在します! その現在の姿とは?『ノッティングヒルの恋人』ヒュー・グラントが働いていた本屋は、今でも実在します。一度閉店しかけたものの、存続の要望が強く、営業を続けることになったのだとか。
激動の2025年、いいスタートを切りたいあなたに!
出雲・高千穂・伊勢・熊野といった西日本を代表する聖地、さらに日帰りで訪れたい近隣の神社仏閣を、豊富な立ち寄りとともに紹介する一冊。2025年の干支である巳を祀るお社や、金運・健康などにご利益のある神社仏閣を紹介するほか、旅を面白くする縁起物の楽しみ方もご紹介。なんと巻頭には、第171回芥川賞を受賞した作家・松永K三蔵さんによる書き下ろしエッセイも!
書き下ろしスペシャルエッセイ
六甲山、修験ルートを歩く 松永K三蔵
写真家・西岡潔が撮る、語る
開運聖地
4つの聖地巡拝の旅へ
出雲/高千穂/伊勢/熊野
日帰り開運旅
和歌の浦/石切/岡本/貴船・鞍馬/宇陀・吉野/竹生島
グッドラックな参拝ガイド
巳/健康/厄除け・方除け/商売繁盛/良縁/金運上昇/起死回生/美人祈願/悪縁断絶/立身出世/手芸上達/火伏せ/芸事上達/五大力
縁起物の愉しみ
一、関西は縁起物集めの理想郷!?
二、土人形パラダイス・住吉大社の授与品たち。