大学機械系学部の必修科目「流体力学(または「流れの力学」など)」のための演習形式のテキスト。内容的には、基礎概念と応用に向けた組み立て方をわかりやすく解説することに重点を置きまとめてある。いままでのただ問題を解かせる流体力学の演習書物と違い、読者がつまずきそうな箇所に「考えるヒント」、「理解のポイント」などのコメントを挿入している。また問題の解き方、理解の仕方をうまく提示し、最終部分では「整理項目」としてもう一度注意して読み直し振り返ることができるように構成した。
第1章 流体の性質
第2章 静止流体
第3章 力学的相似則
第4章 基礎流体力学(ベルヌーイの定理,連続の式と運動量保存の法則)
第5章 流体運動の記述法と運動方程式
第6章 粘性流体の流れ
第7章 完全流体の流れ
第8章 境界層理論
第9章 揚力・抗力
第10章 乱流
第11章 熱対流
第12章 圧縮性流体
大学初年次生が、現代の化学を理解するために必要な事項をまとめた教科書。知識を網羅するという記述を避け、原子や分子を基本単位として物質を理解するという、化学の基本的な視点に基づいて解説されている。1章で「化学とは何か」について考察を行う。2章と6章では、化学を考えるために必要な物理的な手法を、3章から5章においては、原子の構造と原子間の結合の本質、化学結合によって作られる物質の一端を述べる。7章から9章では、溶液を舞台にした物質の変化について、10章では、化学の中でもっとも重要な元素である炭素を中心とした有機化学について解説する。11章で生命に関係する化学、12章で環境に関係する化学についてもふれる。
建設エンジニアが知っておきたい環境関連のテーマを、図表350点とともにコンパクトに解説。環境問題の基礎知識、環境建築の手法、環境共生の技術など25のキーワードを選び、環境と建築の関わりをトータルに概観した。参考文献、索引も充実して資料としても使える。環境の世紀に何ができるのか、建築を学ぶ人の基本図書。
21世紀のキーテクノロジーとして、世界の開発競争が激化しているナノテクノロジーの中で、本書はナノコンポジットと配合技術にスポットを当て、ナノテクの活用を浮き彫りにした。開発のスピードが加速しているゴム材料のナノコンポジットと配合技術について、最新の情報と配合設計を提供するものである。
名著「拡散MRI」が新たな本となって新登場!代表症例を多数提示し、基礎から最新の内容まで原理をわかりやすく解説。Appendixも豊富で、興味のあるところを読み進められるよう“羅針盤”で方向も指示。読みやすく学べる1冊。
序章 建築環境工学の役割/第1章 日照・日射環境/第2章 光環境/
第3章 色彩環境/第4章 空気環境/第5章 熱環境/第6章 湿気環境/
第7章 温熱環境/第8章 都市・地球環境/第9章 音環境
本書は、工科系の大学・高専で熱力学を学ぼうとする学生諸君のために、その教科書あるいは参考書として書かれたものです。高校時代の理科の知識と簡単な微積分の計算がわかれば理解できるように平易かつ丁寧に図を多くして説明し、できるだけ例題を入れて説明し、さらに各章に演習問題をあげ、その解を巻末になるべく詳しく記述しました。
古典物理から量子物理まで、歴史と身近な事例で面白いほどよくわかる! 難解な科学の理論を、数式を使わずに縦書きの平易な文章でやさしく解説し、ビジネスにも役立つと文系読者にも大人気。シリーズ累計33万部突破の矢沢サイエンスオフィス「図解」シリーズ最新刊!
1982年刊行『ザイマン乱れの物理学』を待望の復刻.
本書は理論物理だけでなく,材料科学やナノデバイスの設計・評価にも関連する「乱れ」について,ザイマン博士が著した世界的名著.
一冊の中に「乱れた系」という難解なテーマを凝縮している.
1 セル型の乱れ
2 トポロジー型の乱れ
3 連続体の乱れ
4 乱れの観察
5 置き換え型の乱れの統計力学
6 トポロジー型乱れの熱力学
7 巨大分子の乱れ
8 乱れた1次元系での励起
9 乱れた格子状の励起
10 乱れた金属の電子
11 トポロジー的に乱れたネットワークの励起
12 希薄磁性体とアモルファス磁性体
13 “気体”の中の電子
社会不適合者で鬱な男・カトーコーキ。都会での生活に嫌気がさして、逃げるように向か
ったのは長野の山であった。山に暮らし、自ら住居を建てることを決意したカトーの孤独
な戦いが始まる。
たったひとりでの住居建築の過酷さや、極寒の山暮らしの様子、山で出会った人々との人
間模様などを描く。
<目次>
第1話 街カラ逃ゲテ何処ヘ行ク…
第2話 建築ノ基礎ハ基礎ニアリ?
第3話 胸ガ膨ラム理想ノ暮ラシ
第4話 2×4ト軸組構法
第5話 屋根ノ形ト無電気生活
第6話 垂木ガ無クテ何トスル
第7話 高所ノ作業ハ足ガ竦ムヨ
第8話 屋根ノ防水ルーフィング
第9話 屋根壁付ケバ小屋トナル
第10話 薪ストーブデ真冬ニ備エヨ
第11話 遂ニ始マル母屋ノ建築
第12話 今度ハ一人デ母屋ノ基礎
第13話 大空間ニハ「トラス」屋根
第14話 心蝕ム過酷ナ環境
第15話 断熱スレバ熱逃ゲズ
第16話 内装仕上ゲリャモウ住メル
第17話 狂気ノ隣人現レル1
第18話 狂気ノ隣人現レル2
最終話 ボクノ決意ト今後ノ暮ラシ
コラム 山暮らしニートの道具紹介
持続可能な社会を目指す都市づくりのために必要とされる「都市環境工学」の考え方を,実例をふまえて体系的にまとめた入門書.
熱,空気,緑化,水,資源,エネルギーといった都市環境を考えるために理解しておきたい基礎知識,それらをふまえた建物,街区・地区といったスケールごとの設備システムの計画についてまとめられています.街区・地区スケールの設備システムについては,ヒートアイランド緩和効果が実証されている「アクロス福岡」,超高層ビル街に緑地空間を実現した「大手町の森」など12の実例が紹介されており,計画内容を知ることができます.
多発している災害に対応するための建物機能維持の方策や,環境への配慮として進められている省エネルギー・省CO2化の実現に必要不可欠な環境性能評価についてもまとめられています.
序章
第1章 都市の環境設備計画の概念
第2章 都市の環境設備計画の概要
第3章 都市の熱環境
第4章 都市の空気環境
第5章 都市の緑地・緑化
第6章 都市の水環境
第7章 都市の資源循環
第8章 都市のエネルギーシステム
第9章 建物の設備システム
第10章 街区・地区の設備システム
第11章 災害時の建物機能維持(BCPとレジリエンス)
第12章 街区・地区スケールの計画事例
第13章 環境性能評価
読む力、書く力、話す力…頭のよさの基本は「論理力」にある! 実は大学入試現代文は、論理力を鍛えるのに格好の教材。東大からセンター試験まで、解くだけで一生使える「知性」という武器が手に入る、骨太な教養人になるための必読書。
機械学習はAI(人工知能)の中核をなす、統計数理に基づいた技術であり、これを含む情報処理技術をフル活用し材料開発を進めていく分野をマテリアルズ・インフォマティクスと呼ぶ。本書は、材料開発に従事する人のための機械学習の入門書である。
電気電子材料の範囲は、電子材料から半導体材料、磁気材料、電気絶縁材料など非常に広範囲にわたります。本書は、電気電子材料の物性からはじまり、導電材料と半導体材料の物性や基本特性、コンデンサなどに使用される誘電材料、磁気材料の磁気特性、熱電変換材料の基本特性と二次電池やキャパシタに使用される蓄電材料、トランジスタなどの電気電子デバイス、最後に材料評価について説明します。各章には、本書のコンセプトである例題と解答を随所に入れ、本文の理解を含めるように工夫しています。
本書は高等学校までに学んできた物理学、化学、数学の知識と大学における機械工学の工業熱力学に必要な知識を初歩的な統計熱力学によって橋渡しすることを目的とし、二期分の教科書として構成されている。