ねずみのアーサーは教会ぐらしが気に入っていました。けれども、友だちはねこのサムソンしかいません。ようやくねずみなかまを教会につれて来ることができて、やれやれと思ったとたん、サムソンがとんでもないことをしでかして、みんな教会を追われそうになりますが、その夜どろぼうが来て…。
ワートルソープの夏休み、牧師さんはヴァカンスでお出かけです。去年かわりに来た代理牧師さんは、ものしずかですてきな青年でした。ところが、今年の人は、ぜんぜんちがっていたのです。教会ねこのサムソンと、なかまのねずみたちは、なんとかがまんしようとしたのですが。
ねずみにだって生存競争はあります。ある日、ハンフリーが骨休めの必要を説くと、アーサーは週末のヴァカンス旅行を提案。教会ねこのサムソンも、ねずみをいじめないと誓ったてまえ、護衛についていかないわけにいかなくなります。そこで、旅行がこりごりになるような事件を期待していると…。
クリスマスも近づいたある朝、ポーチのクリスマスツリーをながめていたねずみのアーサーがいいました。「クリスマスパーティがひらけたらすてきだろうねぇ。」資金づくりの賞品つき宝くじ、聖歌のさんび、その他の案が全部だめになったあと、なおも希望を生かそうとしたら…。
ハリネズミのピニーは、学校に行くのがいやでした。ピニーのからだの針がいたいといって、だれも遊んでくれないし、アルファベットも知らないといって、みんながわらうからです。ピニーは、学校をずる休みして森にでかけ、キツネにであいました。キツネは、ピニーのからだの針をぬいてあげようと約束しました。キツネのことばをしんじたピニーは、手足をしばられ、どろんこにまるめられ、もう少しでパイに焼かれるところでした。あぶないところを、モグラが助けてくれました。ピニーは、いま、からだじゅうの針にコルクをさして、毎日元気に、学校に通っています。
ねずみ先生は、ちゅうしゃをするのが大好きなお医者さん。どんな病気やけがにも、ちゅうしゃがいちばんと思っているのです。でもエレナは、もっといい方法をしっていました。だれだって「ちゅうしゃはやめて!」と思うでしょ。先生だってじぶんが病気になってみると、やっぱりちゅうしゃはにがてです。さてさてエレナは、どうやってなおしてあげるのかしら。
都会生活につかれはてたやせねずみの一家が西部の観光牧場にやってきました。牧場の主人はねずみとり名人の犬夫婦。こんなガリガリじゃおいしくないぞ。主人は毎日ごちそうを出し、一家はたいへんな食欲で食べつづけ、そして…。表題作のほか、ぶた・はつかねずみ・ハゲタカなどが登場するユーモアとやさしさに満ちた現代版イソップ八話をどうぞ。