「何度でも」に続くニュー・シングル。ロッテCMソングでもある「JET!!」は「うれしい! たのしい! 大好き!」をほうふつとさせるラブ・ソング、「SUNSHINE」はレゲトンを取り入れたダンサブルな楽曲で『めざましテレビ』のテーマ・ソングだ。
合唱大国イギリスで何百人もの男の子たちをオーディションして結成されたボーイ・ソプラノ・トリオ“クワイヤーボーイズ”の日本デビュー盤。クロスオーバーなアレンジで天使のような歌声を堪能できる。
(1)は日本のラジオ(テレビ)CMソング第1号。三木鶏郎の作品だ。(5)(7)(8)(11)などなどヒットソングとしての条件を兼ね備えた三木作品は、現在も古臭さを感じさせないどころか、昨今のワンパターン現象を改めて痛感させられるだけのアイディアにあふれている。
59〜66年のCMソング集だ。CMソングの女王・楠トシエから中島そのみや弘田三枝子へと移っていった時代で、渡辺のジュースの素が5円だった頃である。ジャズをベースにしたラテンのリズムが多用されているが、フォーク調のジミー時田の(46)にビックリ。
紫の鮮烈な登場から22年。この間、日本のロック&ポップス・シーンは量的にも質的にも目まぐるしく変化したが、この2人の音楽はそんな流れとは一線を画した世界をキープしている。どんなスタイルでも、いい音楽はそのよさを失わないことが分かる。
岩井直溥指揮によるニュー・サウンズ・イン・ブラス・シリーズの25周年記念盤。国内外のソロ・アーティストも参加して、ポップスの名曲を色々なアレンジで演奏。日本にも、こういう風にポップスを演る吹奏楽団がもっと出てきてもいいのにね。
70年代、80年代、90年代と、それぞれの時代のベストが3社から同時に発売された矢沢永吉。これはそのうちの90年代の作品集だ。CDエクストラ仕様で、パソコンで彼の歴史、ディスコグラフィ&バイオグラフィを堪能することができる。
その歌い方からR&B路線で見られがちな彼女だが、このアルバムではいろんなサウンドを取り入れ、歌い上げている。それもとってもハートフルに。何とスケールの大きな16歳シンガーなんだろう……! あどけなさが残ってるのも等身大の彼女らしくていい。
今や若者たちから絶大な支持を得ている林檎ちゃんだけれど、女の子のかわいさと毒が入り交じった今回のシングルでも、存在感あふれる歌が聴く人を虜にする。自らがピアノを弾き語りする「時が暴走する」は新録で、裏ジャケットには13年前のお宝写真を掲載。
アメリカの40年代のスタンダード・ナンバーのカヴァーを中心にした、CMソング(2)を含む小野リサのニュー・アルバム。プロデューサー、オスカー・カストロ・ネヴェスとの息の合った、アダルトで洗練されたボサ・ノヴァのアレンジに脱帽。★
荒井由実だったころのユーミンのベスト・セレクション。ユーミンの第1期黄金時代ともいえるフレッシュな感性と独持のユーミン・サウンドが美しくマッチした名曲ぞろいで、上品でさわやかなメロディはいつ聴いても新鮮な印象を受ける。懐かしき時代の息吹を伝える名コンピレーション。
忌野清志郎率いるRCサクセションのベスト・アルバム。既発のアルバムには未収録のレア・ナンバー「きみかわいいね」などを含む全16曲は、ファン必聴だ。
ファンに最も人気のある「秋の気配」を収録した77年発表の5thアルバム。彼らの知名度が上がってきた頃の作品で、アコースティックな香りを残した最後のアルバムでもある。
75年発表の3rdアルバムにデジタル・リマスタリングを施して廉価で再発。小田和正と鈴木康博のコンビネーションが絶妙に絡み合った傑作で、今でも人気の「眠れぬ夜」「愛の唄」を含む。
チーフタンズのパディ・モロニーほかの協力を得てスコットランドにてミックスとマスタリングを行なった新作。夕暮れ時の太陽がオレンジ色に染まる瞬間をイメージさせるリラックスした音作りだ。
日本のミュージカル・シーンのトップを飾る才能・石井一孝、岡幸二郎、戸井勝海、吉野圭吾が一堂に会した豪華盤。『レント』『マイ・フェア・レディ』『ヘアー』『ミス・サイゴン』など新旧の名作からのオムニバスはミュージカル・ファン必聴のベスト盤。
懐かしのアニソンからモモエちゃんまで、昭和歌謡曲のおいしいとこを集めたカヴァー集。もともとGSチックな匂いがある三人なだけに、カラフルで活きのよい、愛すべき一枚になっている。が、いきおいのあるバンドなだけに、なぜカヴァー集に走るのかと疑問。
田島貴男としても精力的にコラボレーションなどを行なっている、元祖・渋谷系アーティストの初期音源を集大成。映画やカヴァーにも頻繁に使用されている彼の名曲の数々を、たっぷりと2枚組で。