2019年「国民生活基礎調査」によると、便秘を感じている人の数は 431.5万人。また、大腸がんの罹患者の数も1975年と比較すると8倍以上増え、15万人を突破した。
これまで5万件以上の大腸内視鏡検査をおこない、日本人の腸を見続けてきた著者は、これら疾患の原因は現代の日本人の食物繊維不足にあると警鐘を鳴らす。
大腸がんの罹患者が少なかった1960年代頃まで多くの日本人は、大麦を使った麦ご飯で食物繊維を摂取していた。
そのメリットは、ご飯として毎食、手軽に摂れること、さらに大麦には水溶性食物繊維が多く含まれていることだ。水溶性食物繊維は、私たちの健康に不可欠な「酪酸」を多く産生するための原料になる。
近年、酪酸には、整腸作用のほか、潰瘍性大腸炎などの腸疾患の改善、自己免疫疾患の抑制、肥満細胞の抑制、血糖値のコントロールなどの効果が判明してきた。
腸内環境を整えることで疾患の多くが改善する可能性がある!
今度の敵は陰陽師集団!?
“新技″習得に励む大たちは、古都を危機から救えるのかーー
古賀大が「あやかし課」に配属されて、早一年。桜満開の春の京都では、任務中の大達が謎の式神に襲われたり、京都文化財博物館に窃盗団から予告状が届くなど、不穏な事件が多発していた。その裏に陰陽師がいると踏んだ大達は、晴明神社の陰陽師隊員とともに事件解決に臨むことに。一方、祇園では舞妓達が悪夢に魘(うな)されているようで……。
第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、緊迫の第五弾!
文庫オリジナル。
2021年、イスラム主義組織のタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した。01年、アメリカ・イギリスのアフガニスタン空爆から20年後のことだ。アメリカ軍のアフガニスタン撤退は、1955年から75年まで同じく20年を費やしたベトナム戦争以来の「完全敗北」。歴史の大転換点といってよい。アメリカは、いったい何を間違えたのか。そして民主主義による統治に替わってタリバンの暫定政権が発足すると、欧米のメディアは一様に「女性差別」「人権抑圧」について報じ、タリバンを前近代の遅れた存在と見なした。21世紀の民主主義の眼から見れば、そういう話になるのだろう。だが、われわれが日本の歴史を顧みたとき、いまアフガニスタンで起きていることに思い当たる節があるのではないか。ソ連のアフガニスタン侵攻から40年間、この地を幾度も訪れて戦争の現場を見つめ、考え抜いたジャーナリストが、コロナ下の「鎖国」に慣れきった日本人を目覚めさせる。
高圧・低温・漆黒の世界、起伏にとんだ海底地形、ふしぎな生き物。長年の調査・研究によって明らかになった深海の世界をくわしく紹介。
上さまの肩凝りで江戸が危機に!? 人気時代作家によるユーモア時代小説シリーズ開幕!
八代将軍・徳川吉宗は、ひどい身体の凝りに悩まされていた。熱海の湯を江戸に運ばせることで、その苦しみを癒していたが、どうしたわけか、急に湯が届かなくなる。さらに熱海だけでなく、草津、箱根の湯にも異変が起きたらしい。吉宗の一大事に、湯の中だけは最強のお庭番・湯煙り権蔵と、すご腕だけど玉の輿狙いのくノ一が調査へと向かうことに。一方、江戸では独自の「湯の神信仰」を説く天一坊なる者が現れ、町奉行の大岡越前がその素性について探索を始めるが……。新聞連載で話題の新シリーズ第1弾。
歴史年表の行間に潜む新事実、珍事実をちょっと渋くて少々ユーモラスな歴史探偵が徹底捜査。短編推理仕立てで激動の昭和史の謎をとく。
2024年から1万円札の顔になると発表された渋沢栄一。現在の顔である福沢諭吉には名著『学問のすすめ』がありますが、渋沢には『論語と算盤』だけでなく、多数の著述書があり、実業界の巨人として多くの名言を残しています。本書は渋沢の哲学が息づく言葉のなかでも特に現代に通用するものを選抜し現代語に翻訳、一日一訓の形式で書籍化したものです(底本は1919年に富之日本社より出版された『青淵先生訓言集』)。編訳者・PHP理念経営研究センターにより、必要に応じて、注釈(史実についての補記、文意の理解を補助するための簡潔な解説)も付されています。2021年NHK大河ドラマの主人公にもなる渋沢は、幕末から明治維新の激動期の日本において活躍、その近代化に大きく貢献しました。時代は変わり、今日のグローバル社会のなかで、日本人は大きな変化を求められています。先行き不透明な社会環境のなかで、渋沢の言葉が心の支えとなることを願っています。
企業の本音に数字で迫る! 新「決算書ミステリー」爆誕!!
決算書の裏に隠された企業の戦略や真の狙い、儲けのカラクリに、
あなたはいくつ気づけるだろうか?
「メルカリ」228億円の赤字でも絶好調の理由
日本一複雑な「ソフトバンクG」の決算書を読み解く
3兆円で買収された「Slack」のポテンシャルとは?……
こうした謎の真相には、ニュースだけを見ていても辿り着けない。
では、何を手掛かりにすべきか?
もしかして、会計の知識だけを頼りに、読み解こうとしているのでは?
そう考えた人ほど、ドツボにはまってしまうかもしれない。
なぜなら、決算書のナゾトキとは「知の総合格闘技」だから。
すなわち、あらゆるビジネス知識を総動員して真相に迫る
壮大なエンターテインメント!
対話形式で決算書からビジネスモデルを解き明かす「7つの物語」。
とくと、ご覧あれ。
問い合わせページを作りながら、PHPの文法、入力フォームの作り方、Webアプリケーションの基礎を学べる入門書です。PHPの基本的な文法と使い方。
欧米や日本で、多くの科学者、医師、大学教授たちによって研究され、驚くべき報告がなされている「死後の生命」や「生まれ変わり」に関する研究。著者は、その研究成果の数々を踏まえながら、自身の体験も交え、人生のしくみを明らかにする。本書は、「死後の生命や生まれ変わりを認めると、私たちの生き方はどう変わっていくのか」という命題に迫る、画期的な科学的スピリチュアル人生論である。『生きがいの創造』は初版発売以来16年、我が国にスピリチャル・ブームを呼び、200万部のベストセラー・シリーズとなった。そのシリーズのなかから、核心的ポイントをあますところなく収録、自分がこの世に生きている意味について、深く体感させる、感動の書。目次は、第一章 過去の人生の記憶、第二章 人生のしくみ、第三章 愛する故人とのコミュニケーション、第四章 「永遠の生命」や「神・仏」を科学する意味、第五章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論。▼本書は、『生きがいの創造』(1996年)を改訂した『[決定版]生きがいの創造』(2006年)の内容に、 『生きがいの創造3』(2007年)の1部と新たな解説、情報を加えたものです。
「めぐみ食堂」で見習い修業!?
小料理屋の女将を志す女性が恵の弟子となるが……
出会いと別れの人気シリーズ第10弾!
小料理屋を開店したいという夢を抱く桂日向は、真行寺の紹介で、元占い師の女将・恵に弟子入りし、「めぐみ食堂」で修業をすることに。
明るく人好きのする彼女を恵も応援するが、日向の恋人で芸能事務所のマネージャーの荒尾は、日向を女将として「お笑い居酒屋」を開く計画を立てる。日向も彼のために承諾するが……。
ホットワイン、カブとエビのチリ炒め、白子の味噌汁など、冬メニューも登場の人気シリーズ第10弾!
文庫書き下ろし。
目次
一皿目 早すぎる子持ち昆布
二皿目 闇の兜煮
三皿目 クリーム煮はすれ違い
四皿目 怪しいアヒージョ
五皿目 ホットワインで乾杯!
『婚活食堂10』レシピ集
PHPは、さまざまなWebアプリケーションが簡単に作れそうなので、興味のある人は多いのではないでしょうか。本書は、イラストで解説しているので、難しい概念も直観的にイメージができ、理解が進みます。さぁ、PHPの扉を開き、できるプログラマへの道を進んでみましょう!
簡単な計算力を得るだけであなたも「できる人」になれる! 数字が苦手な人ほど結果が出る魔法の計算力トレーニング。
「自然言語処理」は、人間が普段使う言葉(自然言語)を、コンピュータが理解できる形に変換し、様々な加工や操作をすること。そして、「機械学習処理」は、人間ではとても扱いきれない大量のデータ分析作業を、人間に代わってコンピュータ(機械)が実現する処理のことです。単純な分類作業や判定作業を模倣します。あたかも人間が学習を進めていくように、そのアルゴリズムを発展させていく、その様を「機械学習」といいます。本書は、これらの分析を、普及率抜群のPHPで実現しました。
完治するどころか時に悪化していくのはなぜか。“やくざな医者”だからここまで書けた精神科・心療内科の実態。ベストセラー待望の文庫化。
PHP+CakePHP+MySQLを使った開発の基本をしっかりマスター。Twitter/Facebookなど、人気Webサービスとの連携ノウハウもわかりやすく解説。SQLインジェクション/クロスサイト・スクリプティングなど、セキュリティ対策も充実。
ダイヤにない時間に来る地下鉄、死者の声が聞こえるマンホール……。
それはすべて、あの世への入り口。
高校生の石津南美は、そりの合わない家族やクラスメイトに囲まれながら、退屈な毎日を送っていた。そんな時、南美は黒塚亜莉沙という美しい少女と出会う。二人はすぐに打ち解けるが、ある日亜莉沙は、異形の者がひしめく電車に乗り込み、南美の目の前で何処かに消えてしまった。南美は、亜莉沙を救い出すことを誓うがーー。
異界に通じる場所「ヨモツヒラサカ」の秘密を追う、傑作ホラー小説!
文庫オリジナル。
日本人の心をつかんで離さない花、「桜」。本特集では、「桜」に注目してお薦めの作品を紹介。小説で、お花見気分を味わいませんか。
【特集】日本人の心を揺さぶる秘密に迫る 「桜小説」で、春を味わう【連載小説】高嶋哲夫「首都襲撃」/坂井希久子「セクシャル・ルールズ」/あさのあつこ「おいち不思議がたり 夢路篇」/諸田玲子「麻阿と豪」/下村敦史「ガウディの遺言」/中山七里「越境刑事」/朝井まかて「朝星夜星」山本一力「献残屋佐吉御用帖」ほか
いま話題の女性時代作家が勢ぞろい!
桜、あじさい、朝顔、菊、椿……言葉にできない思いを花に託した、美しくも切ない時代小説アンソロジー。
●「吉原桜」(中島要)
吉原一の人気花魁・唐橋は、妹分の紅鶴と間夫を別れさせる。悲しみに沈む紅鶴に着せるために、唐橋が仕立て直しを頼んだ百花繚乱の“いろはの打掛”とは。
●「桜の森に花惑う」(廣嶋玲子)
猫の姫様の庭である桜の森に迷い込んだ人間の久蔵は、涙にくれる華蛇族の娘・初音に出会う。恋をしなければならない一族なのに、いまだ恋ができずにいる初音に対して久蔵は……。
●「あじさい」(梶よう子)
御薬園同心・水上草介は、元同僚から相談を受ける。祝言を挙げることになったが、剣術道場の兄弟子が頼んでいないのに仲人をやる気だという。隠居の身である兄弟子は、道場では少々煙たがられ、さらに息子の嫁からも厳しい態度を取られているようで……。
●「ひとつ涙」(浮穴みみ)
蔵前の札差の娘・おまきは、縁談がなかなかまとまらず嫁き遅れといわれるも、七歳のときの初恋の相手が忘れられない。そんな中、四年前に行方をくらました幼馴染の助五郎が現れる。やさぐれた魅力を持つ助五郎は、どうやらわけありのようで、おまきは助五郎に協力することになる。
●「縁の白菊」(諸田玲子)
君江は意中の相手と菊見をするために、待ち合わせ場所の茶屋で相手を待つが、突如、狼藉者が茶屋を襲撃する。狼藉者が居座る茶屋を抜け出した君江だが、茶屋の娘に懇願され、ある男を探すことになり……。
●「侘助の花」(宮部みゆき)
掛け行灯をつくる際に侘助の花を描く看板屋が、その理由を尋ねられ、一度だけ“生き別れの娘を探すため”という作り話をする。しかし、存在しないはずの実の娘を名乗る女が現れ……。
四季折々の花を背景に、江戸の人情を描いた短編六作を収録。