いま、中国はどんな時代を迎えようとしているのか。「モダンであると同時に中国的であるこの上海で人間に興味を失えば、そこはたちまち色褪せた都市の残骸にすぎなくなる」-中国に通いつめること十数年の著者が革命と自由の狭間に揺れる、様々な市民の先活の実感を多数の写真をも取り入れて、生き生きとユーモラスに伝える。
本書は選び抜かれた最高の商品やサービス(必ずしも最高の価格であるとは限らない)に関する、おもしろくて興味深い、そしてとても役に立つガイドブックである。今日アメリカ人は、とりわけ戦後生れの人々は、世界で最も洗練された、知識豊かな消費者である。彼らは一世代前の人々を喜ばせた月並みなマスプロ製品に満足せず、同時にまた、一見もっともらしい魅力はあるが、必ずしも高品質とはいえない高価格の製品にも飽き飽きしている。このようなアメリカ人が求めているものは、生活のあらゆる局面における質の高さである。本書はこれら品質にうるさい消費者に、役に立つ、風変わりで夢のあるとっておきの商品情報を提供してくれる楽しくて、ためになる本である。
シャンカラはヴェーダーンタ学派に位置し、中世以降の思想界に圧倒的な影響を与えたインド最大の哲学者。本書は『ブラフマ・スートラ註解書』を中心に彼の真作と認められる資料に焦点を定め、内外の諸研究を網羅、精査しつつ、彼の哲学思想とその歴史・社会的基盤を体系的に解明する。著者半世紀を通ずる研究の画期的集大成。
1842年、アヘン戦争の敗北で開港させられた上海。またたく間に英・米・仏の租界地とされ、葦ノ原は一転してアヘン、賭博、売春の渦巻く魔都へと変貌した。この租界地・上海で、今なお伝説的人物として語りつがれる3人の大親分ー杜月笙、黄金栄、張嘯林ー。秘密結社・青幇をバックに悪徳と野望につき動かされて上海のドンにのし上がった3人の軌跡とその末路を描く歴史ドキュメント。
いくぞとこトン大事件!6-9歳向。
日中全面戦争前夜の上海。「左翼作家連盟」の結成、魯迅・茅盾らとの交流、映画界の活況、弾圧と抵抗…後の中国現代史に大きな陰を落とすその時代を中日友好協会前会長・夏衍が生々しく証言する。夏衍自伝3部作堂々完結。
私たちの大切な米はなぜ主食となりえたのか。稲作研究の権威が語る日本とアジアの農耕文化の成り立ち。
近未来、私たちの生活空間はこう変わる。人工地盤、リニア、地下ネットワーク、海上都市、超々高層ビル、コスモピア構想…。夢のビッグプロジェクトの数々をビジュアルに一挙初公開。
英国皇太子とのグレート・サファリの興奮。パリ・ダカの先駆となるサハラ砂漠初横断の快挙。そして魅力的な女性たちとの恋…。アイザック・ディネーセンの名作“OUT OF AFRICA”(アカデミー作品賞『愛と哀しみの果て』原作)の輝かしい世界を、ディネーセンの夫ブロルの足跡を辿って再構築した恋と冒険の物語。
19世紀末より1945年まで、未発表ヴィジュアル(漫画・写真)が開示する魔都の素顔。オールド上海は未来都市。世紀末東京の未来がここにある。