吹奏楽ブームを背景にヒットした『吹奏楽ベスト100』に続く第2弾。サザンやユーミンほかニュー・ミュージック系のポップス編、前回収録しなかったオリジナル作品編、クラシックの編曲ものという3部構成となっている。
新潟在住女性シンガー・ソングライターの、インディになってから初のフル・アルバム。祈りを捧げるかのような深い恋愛感情を、民謡に近い独特の節回しで歌うというスタイルは、ますます磨きがかかった印象。アコースティックを主体とした堅実な演奏も秀逸な佳作。
ヴェルディ没後100年を記念して、ムーティ&スカラ座がヴェルディの故郷ブッセートで上演した「ファルスタッフ」。1913年にトスカニーニがヴェルディ生誕100年祭で上演したものを忠実に再現している。
家庭用となったアーケード用格闘ゲームの追加音楽と登場キャラ二人のテーマ・ソングを収録。テーマ・ソング2曲は格闘ゲームらしいバリバリのハード・ロック調の曲だが、家庭用はストーリー部分が追加されたためか意外にもバトル風の曲は僅かで、状況BGM的な曲が多い。
ボブをはじめ豪華な参加メンバーにキャリア30年の足跡が見える。「TEEN TOWN」「KURU」はジャコへの意識の端的な表われ。演奏や音色、節回しにもそれを感じるが、ジャコやマーカスの影響を語るのは無意味で、櫻井自身の手で蓄積してきた血肉が結実している。「TEEN TOWN」やドナ・リーがモチーフに聴こえる!? 自作「BRIGHT MOMENTS」が楽しい。
強欲都市ヴェルゼンハイムをわが物顔で支配する一族、その名もーマスケイン一家は一夜にして滅んだ。“マスケイン一家の暴児”として恐れられていたディクセリオ、通称ディックは死んだはずだったが、時空を超越する存在となり、都市を渡り歩いていた。なんの目的で、なにを為すために?ここで為すことがなにに繋がるのか。イグナシス。リグザリオ。二者の対立の中で、この不可思議な物語の中で、ディックは復讐を渇望する。そして、ディックは学園都市ツェルニに立っていたー。『鋼殻のレギオス』本編と前史『レジェンド・オブ・レギオス』シリーズを縦横に活躍する、謎の男ディクセリオ・マスケイン。彼の謎を明らかにすることは、レギオス世界全体の謎の解明につながるー。増殖する“レギオス・ワールド”の決定版となるバイオレンス・ファンタジー第二弾。
タイトルと装丁からは想像できない、執念すら感じさせる復刻アーカイヴ。ディスク1冒頭の1928年録音を皮切りに、多数の初CD化を含む60年代〜21世紀までの名演がずらり。ぎっしりと文章が詰め込まれたブックレットも凄味満点。日本の現場でジャズを聴いてきた人は、ぜひ持っていたい内容。★