水の構造と性質、自然・人工の機能水、水を利用した今後の技術。わたしたちの体と生活に欠かせない水を解説。
生命の共同体としての地球を取り戻すために、来たるべき社会・文化・民主主義像を提言する。シヴァの壮大な構想の全貌を示すマニフェスト。シヴァ思想の集大成にして入門書。
アメリカ・イギリス型市場経済対ドイツ・日本型市場経済の二項対立からは見えてこない「資本主義の多様性(ヴァラエティ・オブ・キャピタリズム)」を解明する。来るべき時代の労使関係論。
本書では第1〜5章が生物的自然に関するものであり、微生物、動物(昆虫)、動物(洞窟動物)、植物、植物と動物を扱っている。第6〜8章が非生物自然に関するものであり、食料輸入が日本の環境に及ぼす負の影響、大気環境、農業から見た自然と人間の関係について扱われている。さらに、第9章において、自然の中での環境教育について述べられている。
「私たちはみなミュータントなのだ。ただその程度が、人によって違うだけなのだ」ヒトの変異をめぐる歴史と科学を織り合わせた艶やかな語りで読者を魅了する。
理論と豊富な実践を1冊にまとめた野生生物保全教育にとりくむ教育者・指導者・学生、必携の書。
「生物多様性」をキーワードに、各界の識者・文化人の声を収録。
ニホンザルと日本の自然が人間の営みとどのように関わりあいがあるのかを解く。
灼熱のサバンナで暮らすアフリカゾウ。彼らの耳はなぜあのように巨大なのか?どうしてニワトリの脚は赤いのか?ヘビのような形をした哺乳類がいない理由は?なぜ酷暑の砂漠でラクダは分厚い毛皮をまとっているのか?恐竜=温血動物説は立証できるか?気が遠くなるほどの時間をかけて進化がつくりだした生物の世界は、途方もない多様性と驚きに満たされている。果たしてそれらを一貫して説明できる原理はあるのか?あるとすればそれはどのようなものなのか?著者レイヴァーズは、数々の化石証拠や奇妙な現生動物たちに材を取り、彼らの形状や大きさ、その暮らしぶりにまつわる謎に迫ってゆく。この探究において中心的役割を果たすのが、生命活動に不可欠なエネルギー生成と熱処理を担う「代謝エンジン」の原理だ。一見したところ複雑きわまりない生物や進化のありようも、「代謝エンジン」の観点から眺めれば、驚くほど明瞭なかたちをとることになるのだ-古生物学、進化生物学、生態学をはじめとして、関連する諸分野を意欲的に横断。多数のイラストを交えた実例と、わかりやすくも高度な議論で巧みに織り上げた、斬新かつ面白く読める最良の入門書。
本書は、演劇・音楽・舞踊を介してワークショップを実施されている3名の鼎談をまとめ、また普段の活動を紹介したものである。
本書はカナダの連邦制度の構成原理やメカニズムを多角的に分析したものである。カナダにおいては一九六〇年代以降、ケベック州におけるフランス系カナダ人によるケベック・ナショナリズムや分離主義が高まり、これに対応する連邦政府の動き、そして憲法改正論議など今もゴールのみえない試行錯誤が展開されている。そこで本書では、カナダの連邦制度がどのような原理で作動しているのか、他国との比較の観点もまじえ、また具体例をあげつつ検討した。
本書は、11人の蚊類の研究者が人畜の有害蚊だけでなくいろいろな種類の蚊の生態について、日頃の観察結果を自由に平易な文章で記述・解説している。
劇的・魚の生活。魚類の形態、機能、行動、発生、生理、遺伝など16の話題。
我々は、如何に生き延びるべきか…社会主義制度崩壊の後、苦悩する日・米・欧先進資本主義諸国、その動態を世界史的視野から比較分析、各国の選択の行方を探る。現代最高レベルの政治経済学者による、先端的総合研究。
井上民二はボルネオの熱帯雨林に大がかりな林冠研究システムをたちあげ、陸上の最後の秘境“地上40mの林冠”に暮らす多様な生物の相利共生関係の解明に、若手研究者とともに挑んでいた。しかし1997年9月6日、研究フィールドへむかう小型飛行機の墜落事故のため急逝。享年49歳。日本を代表する独創的生態学者の夢と情熱の軌跡をたどる。
最前線の研究を著者自身の学問人生とともに語り、「多様性と共存」の時代を支える知の背骨を育てる、現代の博物誌。第8巻は、飛ばない虫オサムシがいかにして多様な種に分化していったのかを解き明かす。