著者は1990年から97年までの7年間、カリフォルニア大学のアファーマティブ・アクション主任アナリストという仕事をしていました。その仕事の主な内容は、大学の教職員に差別と偏見、人権問題、多様性・多文化共生社会の研修指導をすることでした。そのために、研修のカリキュラムやビデオ教材を開発し、執筆・製作するのも著者の仕事でした。本書は、その仕事を1冊のテキストにまとめて英文で出版した本、“Diversity Awareness Training Guide”(カリフォルニア大学、1994年)を著者自身が翻訳し、さらに日本の読者向けに大幅に加筆したものです。
微生物応用技術の開発に、先導的概念をプロポーズする。
本書では、植物細胞のオルガネラのダイナミックな世界を、それぞれの分野の最先端で活躍している研究者に描いてもらった。動物細胞や酵母細胞ではみえてこない細胞の全能性やオルガネラの分化・多様性は、生命現象を分子レベルで語るための鍵を与えてくれる研究対象となることはまちがいない。
豊富なデータをもとにチームの多様性と独創性の関係を分析。独創的な個人がいなくともマネジメントによりチームが独創性を生み出すことが明らかになった。経営学の教科書としても好適である。
グローバル企業経営者は、何を考え、何を変え、そして今、何を目指すか。
地球の将来、そして人類の未来を決める正念場はつづく。わたしたち人間も他のいきものとのつながりのなかで生きています。
この本の主題である生物多様性ほど、今日人類に差し迫った科学的問題を想像することはできない。生物多様性は進化の中でどのように育まれてきたのか。なぜ人類にとって決定的な意味をもつのか。どうすれば守ることができるのか。ウィルソン博士は豊富な体験と驚嘆すべき博識にもとづいて情熱的に説きあかしていく。「生物多様性」を地球環境問題のキーワードにした名著。
下巻には第三部「人間の影響」を収めた。いま人間の活動によって、どれほどの生物が絶滅の淵に追いやられているのか。生物多様性という資源には、人間にとってどのような価値が潜んでいるのか。ウィルソン博士はこれらのことを豊かな具体例をあげて明らかにした上で、世界の生物多様性を守るための方策を明確に示し、地球環境のための新しい倫理を提唱する。
「緑の革命」に代表されるモノカルチャーが如何に人間と自然の共生を可能にする生産基盤を破壊しているか。生物多様性の原理をもう一度回復する必要性を実証的に説き明かし、エコロジーの原点を確立する