ヒップホップが語る「リアル」とは何か。移民の血を継ぐアメリカのラップ、生きるために移民を強いられたアフリカやアジアのラップ、非移民者の言葉である日本のラップ。国境を超えて五大陸に伝播し再生産されてきたラップが描く世界の「断層」を熱く追う。
はじめに
第1章 自分史としてのヒップホップーーセネガル生まれのMCソラールから沖縄生まれのアムロちゃんまでの道程
日本に帰国しなければならない
M社長による手引き
深夜のヒップホップ・パーティー
M.C.ハマーからL.L.クールJへ
Claude M'Baraliとの出会い
次の段階へーーアレステッド、ビースティ・ボーイズ、そしてフージーズ
日本語のラップという違和感からの解放
Dragon AshとDa Pump
スノボーとヒップホップ
B-Boyというカルチャー
ヒップホップ・ディーバとしての安室奈美恵
第2章 ヒップホップの黎明期ーー1970年代のブロンクス団地で起爆した漆黒の熱狂(ルビ:エネルギー)
クライブ・キャンベルによる第一歩
アフリカ・バムバータとズールー・ネーション
グランドマスター・フラッシュ
ラップとは何か
ブレイクダンス?!(B-Boying)
2人のキッド・クレオール
ニューヨークのクラブ
第3章 ヒップホップの歴史を俯瞰してーー全米を揺るがした“ビート”と“ライム”による覚醒
1980年代のカーティス・ブロウ
Def Jam Recordings--アメリカの音楽産業の未来を指示した羅針盤
パブリック・エネミーの登場
デフ・ジャム波乱の始まりとビギーの死
アイランド・デフ・ジャム
ネイティブ・タン(Native Tongue)--アフリカ回帰志向と同胞意識
ウエスト・コーストにも吹き荒れたヒップホップの旋風
ギャングスタ・ラップーーストリートの劇場性と虚実の遊戯
ニューヨークの動き
ヒップホップの文化と女性たち
5パーセンターズとブラック・ムスリムの宗教観
第4章 DJが回すもの、そしてラッパーが放つことーーポストモダンの技法と、伝統的な詩(ポエット)の文脈と
芸術の終焉とポストモダン
ラジオDJとクラブDJ
ジャマイカの影響下から
ヒップホップDJが開拓した技術
ことばの力ーーラップの源流
ダズンズ(The Dozens)の伝統の継承
ヨーロッパのジョングルール、トゥルバドゥール
アメリカの現代におけるラップの源流
革命は決してテレビ化されない
1960年代のウエスト・コーストに登場した預言者
そして、この男にたどり着くのだ
第5章 トリップホップーーブリストルから生まれたヒップホップの私生児
ニンジャ・チューンとモ・ワックス
バンクシーが世界の壁と美術館に描いたステンシル・グラフィティー
ロンドンとブリストル
第6章 日本のヒップホップーー黄色魔術楽団からR指定までの道のり
日本のヒップホップ・シーンとヤンキー文化
YMO--メジャー初のヒップホップ作品
“ブレイクダンス”がやってきた頃
1990年代の東京のシーン
ヒップホップ・シーンの成熟、脱東京化、そして21世紀
2006年ーー分岐点を経たヒップホップの風景
第7章 21世紀のヒップホップ、ミックステープ、次なるものーー先鋭化と点在化の彼方に未来はあるか
ティンバランドとザ・ネプチューンズの新時代
ディプローー現代のフィーリー・ソウルの継承者?
ダーティ・サウスの台頭と21世紀
21世紀のCalifornia Dreamin'
ストーンズ・スロウとマッドリブ
アバンギャルドに、アブストラクトにーーアンチコンの示唆する未来
オッド・フューチャー、ロー・エンド・セオリーーー2020年代へのディレクション
ミックステープの文化
ナードラップとマッド文化の可能性
21世紀の音楽産業の向かう先
第8章 世界に響くヒップホップーー移民たちが暴き出す黒い断層と21世紀
移民社会のなかに突き刺さるヨーロッパのヒップホップ
アフリカのヒップホップ
アラブーイスラーム圏とヒップホップ
ラテン・アメリカのヒップホップ
ジプシーのラップの稀有な例
参考資料
イミグラント・ノート
教育、歴史、宗教、医学、政治、法律、文学…。アトランダムにページを開くたび、新しい発見がある。雅やかで鋭く、少しの毒を含んだ金言集、第2巻。
初出音源多数!
ローザンヌ室内管弦楽団創設75周年を記念して
歴代の芸術監督の演奏で歴史をたどる7枚組。
フランソワ、ニコレ、クレーメル、ベルガンサなど、豪華ソリストにも注目!
1942年、スイス・ロマンド放送の協力のもとヴィクトル・デザルツェンスにより創設されたローザンヌ室内管弦楽団は2017年に75周年を迎えました。これを記念して歴代の芸術監督の演奏で歴史をたどる7枚組がリリースされます!
歴史ある当団は創設時より1973年までの約30年もの間、初代芸術監督であるヴィクトル・デザルツェンスが指揮者を務めました。デザルツェンスは団創設より多彩なレパートリーで魅了。バロックからロマン派はもちろんのこと同時代を生きた20 世紀の作品にも積極的に演奏や委嘱をし、当団を世界的な室内管弦楽団へと押し上げました。
その後はアルミン・ジョルダン(1973年〜1985年)、ローレンス・フォスター(1985年〜1990年)、ヘスス・ロペス=コボス(1990年〜2000年)、クリスティアン・ツァハリアス(2000年〜2013年)、ジョシュア・ワイラースタイン(2015年〜)と伝統は脈々と継承されており、現在も精力的な演奏活動を続けております。
当ボックスではスイス国営テレビ・ラジオ(RTS)に保存されていた音源からの初出音源が多数を占めます。テープの保管状況もよくさらにRTSの丁寧なリマスタリングによりもっとも古い音源である1950年の録音も輝きを持った音色でよみがえりました。
歴代の音楽監督に総じて緻密で丁寧な音楽づくりが特徴といえオーケストラとの信頼関係のもと充実の演奏を披露してきました。当ボックスの魅力のひとつとして豪華なソリストたちによる録音も収録していることです。フランソワによるモーツァルトのピアノ協奏曲第23番、ニコレによるモーツァルトのフルート協奏曲第1番、クレーメルによるシューベルトの2篇、ベルガンサのファリャ:『7つのスペイン民謡』など実に多彩な演奏を聴くことができます。
歴史的な録音ばかりでなく2015/16年シーズンから芸術監督に就任したジョシュア・ワイラースタイン指揮による最新録音も収録しております。ワイラースタインは1987年アメリカ生まれ。クリーヴランド弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者であるドナルド・ワイラースタインを父に持つ音楽一家に生まれました。2009年にニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第1位を獲得後、2011年からニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者を務め、現在ローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督を務めています。創設から現在に至るまでローザンヌ室内管弦楽団の名演を存分に楽しむことのできる充実の内容です!(写真c federal-studio.com)(輸入元情報)
【収録情報】
『ローザンヌ室内管弦楽団創設75周年ボックス』
Disc1 ヴィクトル・デザルツェンス [76:40]
1. J.S.バッハ:復活祭オラトリオ BWV.249よりシンフォニア(1725)
録音:1969年1月17日/(ライヴ、収録場所不明)
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488(1786)
録音:1961年1月30日/ローザンヌ市立劇場(ライヴ)
3. モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313(1778)
録音:1950年6月23日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
4. ハイドン:交響曲第54番ト長調 Hob.I:54(1774)
録音:1965年10月15日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
ベルナルド・シェンケル(オーボエ:1)
サンソン・フランソワ(ピアノ:2)
オーレル・ニコレ(フルート:3)
ローザンヌ室内管弦楽団
ヴィクトル・テザルツェンス(指揮)
Disc2 ヴィクトル・デザルツェンス [65:30]
1. マリピエロ:ローザンヌ室内管弦楽団のためのオマージュ(1962)
録音:1963年1月28日/ローザンヌ市立劇場(ライヴ)
2. マルタン:バラード〜フルートとオーケストラのための(1941)
録音:1950年9月14日/ラジオ・ローザンヌ第1スタジオ(放送用公開収録)
3. ツビンデン:室内協奏曲〜ピアノとオーケストラのための Op.16(1950)
録音:1957年6月21日/(ライヴ、収録場所不明)
4 .ヘンツェ:5つのナポリの歌〜テノールとオーケストラのための(1956)
録音:1957年3月8日/(ライヴ、収録場所不明)
5. ヒンデミット:室内音楽第4番 Op.36-3〜独奏ヴァイオリンと多編成の室内管弦楽のための(1925)
録音:1963年4月11日/(ライヴ、収録場所不明
Powered by HMV
ヒップホップが語る「リアル」とは何か。移民の血を継ぐアメリカのラップ、生きるために移民を強いられたアフリカやアジアのラップ、非移民者の言葉である日本のラップ。国境を超えて五大陸に伝播し再生産されてきたラップが描く世界の「断層」を熱く追う。
聖トーマス教会少年合唱団800周年記念盤!
バッハと委嘱作の初演ライヴ集!
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)ほか
2012年に創立800周年を迎えた聖トーマス教会少年合唱団が、2012年の1月から2013年1月まで行った6回の記念コンサートのライヴ。
トーマス教会少年合唱団は1723年から1750年までJ.S.バッハが音楽監督を勤め、バッハの多くの主要な声楽曲の初演を経験し、その後もバッハの音楽遺産を今日まで継承するという重要な役割を担ってきました。またこの一連の記念コンサートにあたって現代の作曲家に新作(一部は改訂初演)を委嘱し、初演することで800年の歴史にまた新たな1ページを付け加えました。なお現代音楽の巨匠ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの「聖霊降臨日のための祝典音楽『風に乗って』」が彼のほぼ遺作となったことは感慨深いところです。簡易な日本語解説入り(3ページ)。(QUERSTAND)
【収録情報】
Disc1
1. J.S.バッハ[1685-1750]:クリスマス・オラトリオ BWV.248より第6部「主顕節(公現祭)」
2. ビラー[1955-]:聖トーマスの復活祭の音楽 (2011/12)〜独唱、合唱、管楽、コントラバスと打楽器のための
3. ペンデレツキ[1933-]:ミサ・ブレヴィス (2002/2012)〜児童合唱と合唱のための
Disc2
4. ヘンツェ[1926-2012]:聖霊降臨日のための祝典音楽『風に乗って』 (2011/12)〜合唱と器楽のための
5. ホリガー[1939-]:地獄・天国 (2011/12)〜無伴奏合唱と打楽器のためのモテット
6. ブレット・ディーン[1961-]:告知 (2011/12)〜合唱と小管弦楽のための
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮:1-4,6)
クリストフリート・ブレーデル(指揮:5)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1,2,4,6)
トーマナー・パウル・ベルネヴィッツ(ソプラノ:1)
インゲボルク・ダンツ(アルト:1)
クリストフ・ゲンツ(テノール:1)
マルティン・ペッツォルト(テノール:1)
パナヨティス・イコノムー(バス:1)
アンサンブル・ヴォーカル・モデルン(5)
ウルリヒ・グラーフェ(打楽器:5)
録音時期: 2012年1月〜2013年1月
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
Powered by HMV
時にペンは剣より強くなり得るか!街は安住の地から遠のき、もはや安息の場である筈の「家」は死角の無い戦場へと化す。
東洋学の泰斗が綴る随筆・評論集。学殖をかたむけ中国・日本の書芸・古美術を語る。
序
正倉院の書蹟
飛鳥奈良朝の書蹟
鑒眞和上と書道
三筆について
風信帖考 ほか
日ごとに新しく み言葉と出会う
1頁の中に聖句と簡潔で的確な聖書の教えのエッセンスを伝える断想を収録。
好評であった『朝の道しるべ─聖句断想366日』のもとになった「聖句断想」シリーズの待望の新刊!
プレゼントや説教黙想としてもご利用いただけます!
◆第一句集
ここにある伊藤くんの言葉を何度も読み返しているうちに、伊藤くんの内部にあるものが、少しは見えてきた気がする。ここにも伊藤くんらしい、ドキッとするフレーズがちりばめられている。
(帯より・三田誠広)
◆自選三句
緑蔭や遠野はこの世より遠き
玉突きの音や遠雷待ち望む
おでん酒ちくわの穴が現住所
本書は、国境線が幾度も引き直され、民族・文化・言語の混成が進んだポーランド北部・西部国境地帯が、社会主義末期ポーランドからドイツ連邦共和国へ移住した人々の文学において、いかに表象されうるかを論じている。研究対象とするのは、1950年代半ばから60年代、旧ドイツ領にあたるポーランド北部・西部国境地帯に生まれ、ポーランド語を母語とする人々である。冷戦末期の1980年代ポーランドから西ドイツへ移住した彼らは、冷戦終結後、各人各様に移動と定住を繰り返しつつ、ドイツ語ないしポーランド語で創作に従事している。
周辺の列強諸国による支配を受け19世紀という時代に国民国家を持つことを許されなかったポーランドでは、亡命知識人が、ポーランド語による文化活動や創作を通してポーランド民族の歩むべき道を示す、という伝統があった。20世紀になると、ポーランドからの亡命は多様化し、規模も拡大した。パリやロンドンといったポーランド亡命文化の拠点は、在外作家同士の連結点として機能し、良質の文学作品を発信することでポーランド語圏の文化や文学全体をけん引する役目を負った。しかし、ポーランドと歴史的文化的に分かちがたく結びつき、地理的にも近いドイツには、国交正常化条約の締結、労働組合「連帯」の活動を弾圧した戒厳令の施行、東西の冷戦終結、ポーランドの欧州連合加盟などを契機に、ポーランドから政治的亡命者、経済移民、ドイツ系帰還者といった様々な集団が流れ込んだ。そのため、ポーランド人コミュニティの雑種化が進み、伝統的な亡命文化・文学のモデルに当てはまらない文化活動が展開した。本書では、1990年代から2000年代初頭のドイツで繰り広げられたポーランド移民による文化活動を通して、その特徴を明らかにしている。
また、本書では移民作家による文学作品の分析に多くの頁を割く。従来、彼らの文学は亡命文学と対比され、「稼働移住の実態を描く写実的な文学」とされてきた。しかし本書では、1ドイツ・ポーランドにまたがる地域の固有性、21981年の戒厳令から体制転換を経て2004年に至るまでという時代性、3一人称体という語りの形式、という三つの観点から考察することによって、移民作家の文学の成立から発展の経緯を明らかにするとともに、彼らが時代や環境の変化の影響を受けながらテーマ・題材・手法を変化させてきたことを明らかにした。最終的には、彼らの文学における「国境地帯」が、地理的空間としてではなく、ヨーロッパ東西陣営の視線が交錯する過酷な生活空間、個人の内的分裂の投影先、文学的想像空間といった異質な場の総体として、多層的かつ多角的に表象されていることを示した。彼らの文学の中では、そうした様々なイメージが複数折り重なるように存在しており、境界の種類もその引かれ方も一様ではない。時には文学的想像力を駆使して、時には現実と斬り結びながら、境界というモチーフを変幻自在に操るところに、移民の文学の特徴があると考える。
ドイツ=ポーランド国境地帯の文学を代表する作家には、ダンツィヒのドイツ語作家ギュン…
長中短編小説 戦無世代への挑発ー文学を舐めるな(昭和45年ー平成7年) 焼跡闇市体験を克明に記した850枚を超える群像劇大作「哄笑記」、稀代のプレイボーイによる連作好色譚「伊呂波奈志」、野坂流パロディ時代小説「気障の仁吉」などの長編、中・短編を収録。 【収録作品】長編=哄笑記、伊呂波奈志、中・短篇=気障の仁吉、匙は投げられた、イッツ ア ビューティフル デイ、遺産、真相、一死当選、野ざらし、中落のなやみ、朧心中、プレゼント、余計爺、電話交換殺人事件、娼婦三代記、カーテンレクチュア、殺していいとも、運,不運、ゴウ・カサノヴァノサカ号、退屈な話、四畳半昭和裏張 【巻頭口絵】自筆書・画、音楽ジャケット、出演広告ポスターなど 【巻末資料】収録作品の手引き 総合著作目録 文学的人物評 音楽的足跡
中短編小説 3 漂白する伝説ー絶望からの世直し(昭和60年ー平成15年) 昭和天皇崩御から自身のマスコミ漂流時代を振り返る「昭和伝説」、阪神大震災をテーマにした「神戸鎮魂」、性の名作を21世紀に語り直す現代語訳「四畳半襖の下張」など、昭和の終わりから平成にかけての作品群を収録。 【収録作品】ビッグトゥモロウ・プレジデント、他人の夜、母・性愛、不器用な夜、渡るべき河、淫行礼讃、花園ラビリンス、一片のメロドラマ、「ヒロ」と「ヒロ」、遺した言葉、幻想酒場〈ルパン・ペルデュ〉、病気の話、文壇句会必勝法、歩く老人、模写美術館、画商奇譚、昭和伝説、小さな罪、当世百物語、年寄り殺し、新幹線9号車、めぐる歳月嘘の皮はぎ、六〇年代序章、刃の下、ただ盃をしめすのみ、歌仙殺人事件、終結、生き造り、「今晩は、キャスターです」、勝手にコンセント、神戸鎮魂 五十年目の娼婦、昭和二十年・女の館、陸軍「は」号特殊兵器、当節ナラヤマロック考、警察発表、記憶テスト、男子存廃此一腺、最後のエロ事師たち、風紀委員、万世一虫、現代語訳「四畳半襖の下張」、生娘いまいずこ、誰よりも妻を── 【巻頭口絵】特集雑誌、グラビア、出版広告など 【巻末資料】収録作品の手引き 野坂昭如参考文献案内 90ページ以上にわたり詳細を極めた「決定版野坂昭如年譜」(村上玄一編)録
中短編小説 2 闘争指南ーあえて、ドン・キホーテ(昭和50年ー59年) 失われた出版文化の悲喜こもごもを追想する「素晴らしき日本文壇」、自身のアメリカ取材を題材にした私小説的な「自働悪意」、わいせつ刑法を諷刺したアダルト・ビデオ版『エロ事師たち』ともいえる「輝け!刑法一七五条」など、政治・選挙運動や「四畳半」裁判といった「行動」の時代の資料と埋もれていた作品群を収録。 【収録作品】マントの悪夢、舌切雀、七つ下りの雨、オヤマタケル、至福万病、ハゲオとシワレット、痒みの研究、素晴らしき日本文壇、万古不易、集金旅行後日漫譚、母娘草、憑きもの、エフェドリン・モーニング、訪問者、すいません死んでます、室内走者の孤独、コンピュー盗、新宿和田組界隈、あちらとこちら、万里華讃歌、ワクチン人間、からくり車、溜まりの眺め、鉢巻幇間、自働悪意、陽気な妖女たち、お時さんの御守り、同窓会、日米酒合戦、輝け! 刑法一七五条、悪婆の選択、殺ったのは僕だ、日仏神前歌競べ、上手な使い方、花園のアリス、新橋ふう、姫育て、姥小町、ラグビー指南、先天性有徳症、みのむしの糸、彷徨、復活祭、眼福千年、偉大なる父、焼跡のマリア、新婚スワッピング、お婆さんの話、ヴァージン・ダイアローグ、日日是処女、荒唐夢契、あちらの時間 【巻頭口絵】海外取材、政治活動、「四畳半裁判」など 【巻末資料】収録作品の手引き 文庫目録 新聞・週刊誌に見る野坂昭如行動の軌跡
中短編小説 1 焼跡回帰ー幸福のどん底を唄う(昭和39年ー49年) 幻のデビュー第二作「色小町」、渥美清、小沢昭一ら主演で映画化されながらも未収録のまま眠っていた「スクラップ集団」、戦時下の幼い恋を描く「はやすぎた夏」など、旺盛な創作欲ほとばしる初期の作品を収録。 【収録作品】色小町、スクラップ集団、はやすぎた夏、わが放蕩、くりかえし、世間ソーラン師気質、現代退屈男、アメリカしろぼうず、裏切り者、鳶の墓、五人組奇譚、都の花、泥鰌地獄、父貸し屋、凶乱旅枕、蟷螂の夫、ポルノ地獄、雌雄決すべし、野坂昭如の小説のための広告、いちやづけ、乱交つかれ、長髪への挑発、二丁目ローレライ、天下分け目の躁鬱戦、少女狩り、投賊貴族、月下の鉄棒、春のうららの隅田川、健康病患者、餓鬼千匹の修羅、眠れる美女、スカトロフィー、自縄自縛、生きる理由、死ぬ理由、おとしばなし三種、赤門志願、七・五同盟、キック&ラッシュ、淫らやつれ、ふあんとむれでい、異穴の契り 【巻頭口絵】直木賞受賞、音楽・スポーツ、テレビCMなど さまざまな「火垂るの墓」 【巻末資料】収録作品の手引き 中・短編小説集と収録作品 新聞の新刊書籍広告コレクション