「統計力学」は物理の中では比較的高度な内容で,物性物理,素粒子物理,半導体工学などのために教えられることが多く,そこでは量子統計まで含んだ議論が行われることが多い。そのために,量子論を学ぶ理工系の学部3年以上の学習課題になっている。しかし,古典統計だけでもそのカバーする範囲は広く,特に化学や生物への応用例も豊富にある。本書は学部1年程度の力学,静電気学,数学(微分積分、確率論)の知識から,生体分子の統計力学を論じたものであり,特に確率論に基づく点がユニークである。統計力学の基礎的な問題に関してはさまざまな類書で十分に論じられているので,ボルツマン分布を基本的な確率分布関数として認めたうえで,それからどのように自由エネルギーやエントロピーといった,初学者に難しい概念を理解させることができるか試みている。その際に,いきなり一般化せずに,1次元系やブタンといったシンプルな系での議論を,かなり技術的な詳細に至るまで丁寧に解説しており,初学者には分かりやすくなっているものと思われる。また,統計力学をある程度以上分かっている読者にも,その説明法などで示唆的なところがあるだろう。また,本書を更に特徴付けているのは,通常の統計力学の議論は平衡系についてのもので終わることが多いが,最初からダイナミクス(動き)と統計力学の関係を自然なものとして導入していることである。本書の後半ではやや程度の高い確率過程論についても,生体分子の文脈で平易に論じている。この部分はいわゆる「非平衡統計力学」に関連する部分であり,その際に「経路の確率」という概念を導入している。これは現在盛んに研究されるようになった「レアイベント」と呼ばれる遷移現象を調べる際には基本となる概念であり,このことを議論している国内外の類書はないものと思われる。そこも本書の重要なポイントである。
愛犬の死、湖上花火、大岡昇平夫妻との交流……。執筆、選考会、講演など、夫・泰淳の多忙な仕事の合間を縫うようにして過ごす富士山荘での日々を綴る。昭和四十一年十月から四十四年六月の日記を収録する。田村俊子賞受賞作。 〔全三巻〕
巻末エッセイ しまおまほ
紫式部が書いた『源氏物語』。しかし手書き原稿が残っているわけではありません。昔の人が「写本」として書き残してくれて、今に引き継がれているのです。二大写本「河内本源氏物語」「西本願寺本万葉集」は鎌倉時代、鎌倉の地で制作されたのです。鎌倉は武士の都といわれま
ここに集めたのは、多くのクリスチャンがみずからの霊的探求の旅の中で得た洞察をつづったことばです。…祈るにあたって今までの方向に進んでよいか確信させてくれる、あるいは今まで知らなかった新たな方向を指し示してくれる、道路標識のようなものです。月ごとにテーマを設け、月の初めにはそのテーマに関する導入文、あとは一日ひとつ、短いことばを載せてあります。
クイナくんは最近つまらない。
それは、お母さんが小さな妹にかかりっきりだから。
怒ったクイナくんは家出した。すると、外の世界はたくさんの冒険が…!
親子で楽しむ日本語と英語の読み聞かせ絵本。
【 特 長 】
1.可愛いイラストと一緒に楽しく読める
2.やさしい日本語と英語なので読み聞かせにぴったり
3.日本語と英語併記だからお子さま一人でも学べます。
プレゼントや、卒園・入学祝いにも大人気の読み聞かせ英語絵本シリーズ。
「クイナくんの抱きしめたくなる愛らしさと、
お母さんと小さな妹へのあたたかい思いに
胸がきゅんとなる絵本です」
【葉 祥明氏推薦!!(ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞作家)】
(本書帯より)
1968年という年はW.R.ビオンにとって人生の一つの節目といえる。本書は、ビオンが英国から米国へ移住したその夏に行ったブエノスアイレスでのセミナーシリーズの記録である。
本書の構成は、講義形式のセミナー、ケースプレゼンテーション、スーパーヴィジョンの3部となっている。
貴重なビオン自身によるケースプレゼンテーションが収録されている点は、本書の最大の特徴であり、ビオンのなまの臨床を読者は目の当たりにするであろう。また詳細なスーパーヴィジョンの記録によっても、ビオンの臨床姿勢を存分に味わうことができる。
講義形式の語りの中では逆転移、投影同一化など分析家に広く馴染みのある概念から、コンテイナー/コンテインド理論、グリッド、「記憶なく欲望なく」などのビオン独自の概念までがわかりやすく解説されている。
難解と言われるビオンの多くの著作に比して、本書の中の彼は、聞き手を前にして自身の言葉がわかりやすく届くよう心を配っているように感じられる。セミナー参加者とビオンとの豊富な質疑応答も、読者がビオンの概念をより深く理解するために役立つだろう。
「ふふっ、そんなに固くならなくてもいいのよ」北斗女学院高等部二年。読書同好会副会長、そして、学園でも五指に入る『お姉様』として、下級生から憧れと尊敬を一身に集める存在ー倉本悠里。日々、読書を口実に、可愛い下級生たちとイチャイチャする楽しいお姉様ライフを満喫していたのだが、ある日、肌もあらわなネコ少女のコスプレをしたアキナと名乗る少女に押し倒され、体からにじみ出る、恥かしい液を奪われそうになったところを、競泳水着のようなコスプレの少女に救われて…。
<本書の見どころ>
●2018年11月、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本のお祭りを掲載!
・男鹿のなまはげ(秋田県男鹿市)
・悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
・宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
●ユネスコ無形文化遺産を含む世界の40のお祭りを、カラフルなイラストで紹介。
●国立民族学博物館の研究者による監修。
●巻末には、大陸別の世界地図を収録。調べ学習にもお役立ち。
●プレゼントに最適。
<本書で紹介するお祭りの一部>
※すべてユネスコ無形文化遺産
・ブショーの行進/ハンガリー
・魔法の馬の祭り(バヤール)/ベルギー
・バンシュのカーニバル/ベルギー
・ダミツェのンガ・チャム/ブータン
・チアパスのパラチコス祭り/メキシコ
・カスタヴのベル鳴らし祭り/クロアチア
・マキシの儀式/ザンビア北西部
・なまはげ/日本(秋田県)
・ボゼ神の仮面祭り/日本(鹿児島県・悪石島)
・パーントゥ/日本(沖縄県・宮古島)
<本書の内容>
歴史の古いお祭りは世界中に存在している。中世期に誕生したものもあれば、もっと古くから伝わるものもある。それぞれのお祭りは、この世に生きているありがたさを祝い、私たちを生かしている自然に感謝し、土地に伝わる伝承を残し、そこに住む人たちの絆を深めてきた。本書で紹介されるお祭りは、その地方以外ではほとんど知られていないものが多く、どのお祭りも目を見張るような衣装や奇怪な儀式を特徴とする。カラフルなイラストで描かれたページをめくるたび、それぞれの文化の違いと共通点が見えてくる。親子で楽しめ、プレゼントにも最適な一冊。
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ウイルスや気候変動、ロボットから老化まで、
滅亡と死のシナリオは科学で回避可能!?
パンデミック、小惑星衝突、不妊に不眠に最終戦争!
映画が探究してきた、死のシナリオの数々。
あなたは科学を使って避けられる?
映画に描かれる「死」のシナリオの裏に、科学アリ。
人類は、知能を持ったロボットに滅ぼされる? 全人類が不妊になり滅亡?
植物に人類が支配される? 映画も科学もよりわかるようになる一冊!
11の映画とその裏にある科学を紹介。
内容より
ウイルスを避ける方法を映画に学ぶ? 『コンテイジョン』
小惑星の衝突を避けるのにペンキが役立つ? 『アルマゲドン』
ロボットに武器を持たせるべきか? 『ターミネーター』
最終戦争が起きていないのは幸運なだけ? 『博士の異常な愛情』
そのほかの検討される映画:『ジョーズ』『トゥモロー・ワールド』
『ジオストーム』『エルム街の悪夢』『人類SOS! トリフィドの日』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『フラットライナーズ』
「白百合怪異研究会」(代表舟崎克彦)が、児童文学と怪異をテーマに催した諸研究家による講演会録。神宮輝夫氏の英国ゴシック小説から幻想小説、ミステリー、カナダ児童文学、日本昔話まで多彩な内容。
エネルギー・環境問題についての教育は、人々の行動にどう影響するのか?環境行動を促す効果的な教育・政策を社会心理学的アプローチにより探究した貴重な成果。
富士山がよくみえる川のそば、小さな森に住んでいたのは、きつねのゴロザエモン。
おじぞうさまに化けて、おだんごを食べたのが子どもたちにみつかって、村はずれまで逃げてきたゴロザエモンは、そこで病気で寝ているおじいさんをみつけます。
おじいさんは病気でいつも寝ていて、見えるものは空ばかり。
夕立の後のきれいな虹がもう一度見てみたいと願うおじいさんをかわいそうに思い、ゴロザエモンは虹に化けます。
喜ぶおじいさんを見て、ゴロザエモンは虹に化け続けますが、うでもしっぽもつかれてきて……。
静岡市の南藁科に伝わるきつねのゴロザエモンの民話を元にしたこの紙芝居。
いたずらぎつねのゴロザエモンと、ゴロザエモンをあたたかく見守る村の人たちの心持ちに、ほっこりとやさしい気持ちになれる作品。
高齢者の方へ演じる作品としてもおすすめです。
第20回五山賞 奨励賞・画家賞受賞作。