豊富なデータをもとにチームの多様性と独創性の関係を分析。独創的な個人がいなくともマネジメントによりチームが独創性を生み出すことが明らかになった。経営学の教科書としても好適である。
地球の将来、そして人類の未来を決める正念場はつづく。わたしたち人間も他のいきものとのつながりのなかで生きています。
グローバル企業経営者は、何を考え、何を変え、そして今、何を目指すか。
この本の主題である生物多様性ほど、今日人類に差し迫った科学的問題を想像することはできない。生物多様性は進化の中でどのように育まれてきたのか。なぜ人類にとって決定的な意味をもつのか。どうすれば守ることができるのか。ウィルソン博士は豊富な体験と驚嘆すべき博識にもとづいて情熱的に説きあかしていく。「生物多様性」を地球環境問題のキーワードにした名著。
下巻には第三部「人間の影響」を収めた。いま人間の活動によって、どれほどの生物が絶滅の淵に追いやられているのか。生物多様性という資源には、人間にとってどのような価値が潜んでいるのか。ウィルソン博士はこれらのことを豊かな具体例をあげて明らかにした上で、世界の生物多様性を守るための方策を明確に示し、地球環境のための新しい倫理を提唱する。
「緑の革命」に代表されるモノカルチャーが如何に人間と自然の共生を可能にする生産基盤を破壊しているか。生物多様性の原理をもう一度回復する必要性を実証的に説き明かし、エコロジーの原点を確立する
本シリーズでは、日本で植物の種多様性の研究に携わって、世界に伍した成果をあげつつある活動的な研究者が、自分自身の研究成果を軸に、当該領域の研究の現状のとりまとめと将来の展望を整理する総説をもので、それらを集成することをめざした。本巻では植物の種多様性の現在における地球規模の広がりを、植物相の研究を軸にまとめている。
植物を対象とした多様性研究を現時点で総括し、全体像を概観するシリーズ。第3巻では地球上における多様な生物の生きざまを、種を軸に、いろいろなレベルの生き物を対象として解析する課題をまとめ、それらを集成している。
■【特集】ジェンダー平等と多様性で男性優位の社会を変えよう
「育児休暇や時短勤務を活用して子育てをするのは『女性』の役目」「残業も厭わず働き、成果を出す『女性』は立派だ」─。働く女性が珍しい存在ではなくなった昨今でも、こうした固定観念を持つ人は多いのではないか。
今や女性の就業者数は3000万人を上回り、男性の就業者数との差は縮小傾向にある。こうした中、経済界を中心に、多くの組織が「女性活躍」や「多様性」の重視を声高に訴え始めている。これ自体は歓迎すべき動きと言えるだろう。
だが、肝心なのは、中身である。内閣府が2022年に実施した世論調査では、約79%が「男性の方が優遇されている」と回答したほか、民間企業における管理職相当の女性の割合は、課長級で約14%、部長級では8%まで下がる。また、正社員の賃金はピーク時で月額約12万円の開きがある。政界でも、国会議員に占める女性の割合は衆参両院で16%(23年秋時点)と国際的に見ても極めて低い。
女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的に活動するHAPPY WOMAN(東京都港区)の小川孔一代表は「『SDGs(持続可能な開発目標)』や『ジェンダー平等』などの言葉は広く浸透し、いかに実装していくかというフェーズに入っているが、“やっているフリ”は逆に世間からの評価を下げる方向に働くだろう」と語る。
女性たちの声に耳を傾けると、その多くから「日常生活や職場でアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)を感じることがある」という声があがり、男性優位な社会での生きづらさを吐露した(21頁に詳報)。
アンコンシャス・バイアスは、性差に限らずあらゆるところに存在するが、行き過ぎれば、社会発展の“障壁”になる。
3月8日は女性の生き方を考える「国際女性デー」だ。この日を前に、歴史を踏まえた上での日本の現在地を見つめるとともに、多様性・多元性のある社会の実現には何が必要なのかを考えたい。
時代は昭和でも、平成でもなく、令和である。ジェンダー平等と多様性の実現で、男性優位の社会を変えていくことが、より良い社会を築く足がかりになると信じたい。
文・佐藤千矢子、湯澤規子、高崎順子、石井妙子、得能摩利子、與那覇 潤、ブレイディみかこ、藤原章生、編集部
PART 1 納得感なきジェンダー平等 日本は「オッサンの壁」を壊せ
佐藤千矢子 毎日新聞社 論説委員
COLUMN 1 気づいていますか? 女性たちが感じるジェンダー
編集部
DATA データで見る男女平等 これが日本の“現在地”
編集部
PART 2 「わたし」としての人生を生きる 日本でも「静かな革命」を
湯澤規子 法政大学人間環境学部 教授
PART 3 女性を“忘れた”時代からフランスが転換できた理由
高崎順子 フランス在住ライター
COLUMN 2 女性参画で生まれたヒット商品 大切なのは“利用者の視点”
編集部
PART 4 拝啓 令和を生きる女性たち 今、学ぶべきは女性の歴史
石井妙子 ノンフィクション作家
INTERVIEW 1 男だから、女だからではない 価値を生む多様性の本質
得能摩利子 三菱マテリアル 社外取締役、フェラガモジャパン 元CEO
COLUMN 3 女性採用を契機に脱皮を果たしたある中小企業の挑戦
編集部
PART 5 スローガンが氾濫する日本 唱えるからには中身の吟味を
與那覇 潤 評論家
INTERVIEW 2 相互理解と共存の鍵握る能力「エンパシー」をどう育むか
ブレイディみかこ コラムニスト
PART 6 アフリカの旅で考えた差別意識の出どころ
藤原章生 毎日新聞記者、ノンフィクション作家
■WEDGE_SPECIAL_OPINION
・ウクライナ侵攻から2年 日本人に問われていること
PART 1 “20世紀型”はもはや限界 長期戦見据え抑止力の再構築を
宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所 理事
PART 2 欧米に見られる「支援疲れ」 今こそ日本流で独自の貢献を
廣瀬陽子 慶應義塾大学総合政策学部 教授
Column ウクライナでも稼働! 世界に誇る日本の「モバイル浄水器」
編集部
PART 3 本音と諦観が渦巻くロシア 大統領選でルビコンを渡るか
黒川信雄 産経新聞社 元モスクワ特派員
■WEDGE_OPINION 1
・「賃金と物価の好循環」実現で「金利のある世界」に備えよ
渡辺 努 東京大学大学院経済学研究科 教授
■WEDGE_OPINION 2
・医療費46兆円の時代 単価でなく受診回数抑制の改革を
成瀬道紀 日本総合研究所調査部 主任研究員
■WEDGE_ REPORT
・地震防災対策に長寿命化 あなたのマンションは大丈夫?
中西 享 ジャーナリスト
■連載
・商いのレッスン:事業の“あり方”と“やり方”(笹井清範)
・偉人の愛した一室:堀 辰雄 「奈良ホテル」(奈良県奈良市高畑町)(羽鳥好之)
・MANGAの道は世界に通ず:実はみんな女性になりたがっている? VRによる制約の解放(保手濱彰人)
・インテリジェンス・マインド:ソ連への内通者「モグラ」を探せ! CIA対KGBの戦い(小谷 賢)
・誰かに話したくなる経営学:「ただの石」を「重要資源」に 半導体製造を支えているもの(岩尾俊兵)
・時代をひらく新刊ガイド:『老化は治療できるか』 河合香織(稲泉 連)
・近現代史ブックレビュー:『戦時下の演劇 国策劇・外地・収容所』(編)神山 彰(筒井清忠)
・フィクサー:第二章 箝口(真山 仁)
・モノ語り。:コーヒー豆の「エルドラド」 イフニコーヒー(水代 優)
●一冊一会
●各駅短歌 (穂村 弘)
●拝啓オヤジ (相米周二)
●読者から/ウェッジから
「海外で日本人として暮らす」ということー揺れ動くアイデンティティ、
トランスナショナルなライフスタイルの実態!
20世紀後半、グローバル化の波に乗って多くの日本人がアメリカへ渡り、そこで生活を行うことを選択した。「新日系移民」として位置づけられる彼/彼女たちの属するコミュニティやそこでの生活様式は、20世紀初頭に労働を目的として移住した人々とはまるで異なる様相を呈している。新日系移民たちの、日米両国の狭間で揺れ動くアイデンティティの様相と、そのエスニック・コミュニティの中で営まれる生活の諸実態を記した、日系移民研究の最前線!
●これまでミトコンドリアに対する作用を有する糖尿病治療薬はビグアナイド薬しかなく、インスリン分泌に対する作用も認められなかったが、近年、ミトコンドリアに作用してグルコース依存性のインスリン分泌を増強し、肝臓や骨格筋に対する膵外作用も期待されているイメグリミンが登場した。
●本特集では、『糖尿病とミトコンドリアー両者の多様な関係性と創薬の視点ー』と題して、イメグリミンの作用機序と現時点の臨床的エビデンス、またサルコペニアや脂肪細胞のベージュ化障害、さらに非アルコール性脂肪肝炎、ミトコンドリア脳筋症の話題も含め、各分野におけるエキスパートが解説。
●糖尿病やその併存症の病態形成において重要な役割を果たすミトコンドリア機能不全とその改善をターゲットにした治療実践の一助となる特集。
【目次】
(扉)特集にあたって
糖尿病とミトコンドリアー両者の多様な関係性と創薬の視点ー
1.イメグリミンの作用機序
2.イメグリミンの臨床試験
3.ミトコンドリアと骨格筋
4.ミトコンドリアとベージュ脂肪細胞
5.ミトコンドリアと肝臓
6.ミトコンドリア脳筋症(MELAS)
医師・医療スタッフが行く 全国病院・クリニック訪問 松葉医院
臨床と研究の地道な継続に裏打ちされたクリニックの実力が患者をささえる
速報
令和4年度診療報酬改定
FORUM
病因と診断
第3回 グルカゴンの現在と未来
合併症I-網膜症ー
第3回 糖尿病網膜症と黄斑浮腫の発症進展予防ー生活習慣の是正,検診,内科との連携ー
合併症II-骨と糖尿病ー
第3回 骨粗鬆症の治療
薬剤
第3回 SPPARMα:ペマフィブラートに対する期待と展望
食事
第3回 糖尿病の食事療法「個別化に向けての取り組み」-栄養食事指導ー
運動
第3回 運動療法の基本と実践ー継続しやすい運動ー
検査
第3回 グリコアルブミンの標準化
OVERSEAS
糖尿病合併妊娠におけるインスリンデテミルとほかの基礎インスリンが先天性奇形や周産期・新生児期死亡リスクに及ぼすリスクの比較検討
SERIES
第60回 糖尿病と認知症
SPOT 歴史人物の病を量る
第3回 夏目漱石と糖質制限─吾輩は甘党である─
糖尿病の療養指導Q&A
リアルタイムCGM適正使用指針の改訂
シックデイ
STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第3回 MiG
ESSAY 鉄・輪だより─鉄人糖尿病ドクターによる銀輪の旅─
第24回 話題のHCLは、血糖名人たり得るか?
REPORT 子どもたち/AYA世代の糖尿病ー活動・実践ダイアリーー
[つぼみの会サマーキャンプ]ひとりではないと思えること
CONGRESS
第6回 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会年次学術集会
第72回 全国臨床糖尿病医会学術集会
WHITE BOARD
(社)東京臨床糖尿病医会 第173回例会
ウィズコロナ時代を生き抜くための道標。社会の贅肉を削ぎ落とし鍛えることで、見えてくる日本再生のビジョン。ICTアナリストと自然科学者のコラボで描く未来社会論。