収録人数30万人、わが国最大の典拠録誕生。目録作業・書誌作成・人物同定のさいに威力を発揮する図書館・研究機関の必備ツール。現在各界で活躍中の人物、最近20年間に刊行された図書の著者、明治以後の著名人、知名人など幅広く収録。本文は人名の50音順。記載項目は人名の読み(ローマ字表記、著者記号付き)、生没年、職業、肩書、別名・本名、著書など。姓と名前の読みが検索できる画数順索引付き。
虫類の父親ときたら、子供や家庭のことはこれっぽっちも頓着しないぐうたら者ばかりだ。ところが動物の糞で暮らしを立てていいる卑しい糞玉ころがしのこがね虫だけは例外で、父虫はたいへんな律義者なのだ。虫はまったく見かけによらない。人間の世界だってそうだが、偏見のない目で見ないととんだ間違いをやらかしてしまう。
“結婚”や“出産”ほどドラマチックではないけれど、子育てからとき放たれた時こそ女の「転機」。人生80年時代の折り返し点を迎え、夫婦の“やさしい暮らし”がもてるか、不燃ゴミの妻と粗大ゴミの夫に終わるか…生き生きしたナイス・ミディになるか、疲れたオバサンになるか…仲間に囲まれて老いを楽しくすごすか、孤独に押しつぶされるか…おだやかな日常にひそむ「危機」をのり越え、50代以降を実りあるものにする女ざかりの生き方案内。
生活もビジネスもいま新生東京圏がおもしろい。数々の巨大プロジェクト移動、新拠点の誕生、巨大市場東京特有のニュービジネス等々、新生東京圏活用のためのタウン・ウォッチング。
1.55トンの高炸薬を抱いて水中特攻兵器『回天』に搭乗し、敵艦船めがけて己れの肉体を飛散させることと思い定め、自らを駆りたてて死地に赴いた4人の青年たちの苛酷な生と死を描く鎮魂の書。
雲の型や動き、風の吹き具合、生物の生態などから明日の天気を予測する技術、観天望気。その具体的テクニックを、現代気象学を土台に、豊富な資料写真を駆使して解説し、古くから伝わる天気に関することわざの真偽を科学的に検証する。日々の暮しにも、行楽にも、企業活動にも役立つ、読んでおもしろく、見ても楽しいユニークな気象学入門書。
1917年4月、ロシア革命の動乱下、トボリスクに幽閉された皇帝ニコライ2世を救出し、“シベリア国家”を樹立すべく日英共同の作戦が立案される。この作戦の打ち合わせのため英国情報部からサマセット・モームが来日。参謀本部第1部長宇垣一成は、日本側の救出隊の隊長に、ハルビン特務機関員でロシア語に堪能な志摩薩之介中尉を選ぶ。そして、この救出隊は姫路の“陸軍懲治隊”の者で編成することを志摩に命じる。“陸軍懲治隊”とは、不良卒ばかりを集めた最低にして最強の囚人部隊である。2カ月の猛訓練の後、志摩を隊長とする1行8名は極寒のシベリアへ…。第5回サントリーミステリー大賞・読者賞のダブル受賞の気鋭が放つ渾身の長編歴史ロマン。
日本赤十字社の社員として大陸に渡った志摩たち救出隊は、オムスク駅で日本大使館補芦田均の出迎えを受け、英国側と作戦を練り直すため、モスクワに向かう。ペトログラードでは、レーニンによって指揮されたボルシェビキが武装峰起、臨時政府を倒して政権を掌握した。一方、元秘密警察の調査部次長ワシリー・イワノフは、甥のゲンリヒ・ヤーダとともに怪僧ラスプーチンが秘匿したというロマノフ王朝の厖大な財宝を手に入れるべく、皇帝一家が幽閉されているトボリスクへ…。果たしてニコライ2世救出は成るか?財宝は誰の手に!シベリアを舞台に息づく間もなく展開する救出行!第5回サントリーミステリー大賞・読者賞のダブル受賞の気鋭が放つ本年度最高の話題作。
「ゴロニャアン」、「フギャー」。マタキチとアーノルドのまじめな一日のはじまりです。表題作ほか、かわいいお話やハラハラする話など10編を収める。小学校低学年から。
この本は、みなさんが毎日の生活の中で感じるほんのちょっとした疑問から、それこそ科学の本質へせまる疑問まで、いろいろと答えてくれる“ハテナ”集です。
本書で使われている英語は、日常生活の中でよく使われている“ビビッド”なものばかりです。感情を込めて、それぞれのフレーズを口に出して読んでみましょう。むずかしい語句や構文を使わなくても、短いフレーズで微妙な表現もしっかりカバーできる英語の本。
神に与えられた自然にふさわしく、人間もまた美しく創られたはずだ。だが、なぜ故なく人は傷つけ合わねばならないのだろう。愛し合いながら、ふとした運命のいたずらから、ついに結ばれることのなかった貴乃と孝介。大正末期から日本の敗戦に至る時代の波にもまれながら、二人がひたすら耐え、生き抜く姿を感動的に描く長編ロマン。