米ソ冷戦とその終結は、世界が錯覚したまやかしだった。古典的な戦争の再来といえるロシアのウクライナ侵略が照射した「欧米」対「中ロ」の構図。慌てて安保三文書(「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」)を改定した岸田政権の抑止力強化は間に合うのか?
表題「偽りの夜明け」(False Dawn)は晴れ渡る朝、輝かしい新時代の到来という希望が無残に砕かれた現状を表す。戦後の平和は幻影にすぎず、日本と世界は「暗黒の淵」か「真の夜明け」かの瀬戸際にある。
国際政治学の重鎮が放つ待望の最新評論集。
第一部「偽りの夜明け」に警鐘を鳴らしてーー二〇一〇年代
第一章 トランプ時代の日米関係ーーその危うさ
第二章 中国と日本の百年マラソン
第三章 平成日本衰亡史
第四章 眼前にあった自立への「追い風」
第二部 見え始めた本当の夜明けーー「歴史の吊り橋」を渡る二〇二〇年代
第五章 戦後七十五年の日本は合理主義の精神に目覚めるとき
第六章 米国の難局と「責任ある保守」の時代
第七章 インド太平洋に浮かぶ世界新秩序
第八章 価値観を重視する「新しい現実主義」を
第九章「ポスト・プーチン」の世界秩序
はじめに
1 合言葉はこまめ、こぎれい、こざっぱり
2 これからのレシピと道具と食卓と
3 ひとり、ふたり、そしてだれかとの時間
4 70代、ささやかな幸せを大切に暮らしたい
5 あるべきものはあるべきところに
おわりに
好きなことを仕事にするために起業した女性たちのインタビュー集。チャイの店、フラワーショップ、絵本専門店、雑貨輸入業、ベーカリー、器と生活道具の店、ダージリン紅茶専門店、和菓子工房、肉マン専門店、おむすびショップ、ジャムと焼き菓子のブランド、古民家カフェ、外国人向け料理教室、テキスタイルブランド、ビーズとボタンの店、アートギャラリー、コーヒーショップ、シューメーカー、ネイルサロン、保護猫カフェ、米粉菓子店、民族画のディーラー、傘ブランド、弁当・ケータリング…… 40人のインタビューと60人のアンケート取材、合計100人の実例を写真をふんだんに使って紹介している。彼女たちは皆、自分で決断しながら進めていけるやりがいのある仕事に、いきいきと、真摯に向きあっている。もちろん、起業にいたるまで、またその後も、さまざまな心の葛藤、物理的な問題等もあり、知恵を絞って、自分らしく乗り越えてきたという現実もある。そんな彼女たちのストーリーは、セカンドキャリアに悩む人たち、今の仕事の仕方を変えたいと思っている人たち、コロナ禍で人生観が変わりつつある人たちに、明るい希望を与えてくれるに違いない。
あらゆる知識やスキルが急速に陳腐化する時代、「学び直し」は不可欠。
……と、頭ではわかっていても、「何を学べばいいのか」「どこで学べばいいのか」「どう学べばいいのか」に迷い、なかなか行動に起こせない人は多いはず。
本書は、実際に「学び直し」をしたことで、新たな道を切り開くことに成功した人たちが、「効果的な学び直しの方法」を説くもの。
読書猿氏、和田秀樹氏、山口周氏、柳川範之氏、中原淳氏、酒井美紀氏、二所ノ関寛氏(元横綱・稀勢の里)、若宮正子氏といった著名人たちが、学び直しの意義と「何を学ぶべきか」を説くとともに、各界のプロフェッショナルたちが「資格」「デジタルスキル」「語学」「リスキリング」など、分野ごとに学び直しのコツを伝授していく。
また、「転職・再就職」と学び直しの関係など、この先のキャリアに悩むビジネスパーソン必見の情報も。
月刊ビジネス誌『THE21』の大好評企画が1冊に!
自動的に適用される節税の制度が次々と廃止され、
任意で使える節税の制度が増えている。
だからこそ、知識の違いで税金の負担に大きな差が出る!
2022年度の租税負担率と社会保障負担率を合わせた国民負担率は5割近くに上る。
「税金が高い」と溜め息をつきたくなるが、そう言いながら、税金のことを会社任せにしてしまっている会社員が多い。そのため、確定申告をすればもらえる還付金を見逃すなど、損をしてしまっていることも。
増税時代に大事なお金を守るには、会社員も税金の知識を身につけることが必須だ。
新NISAやiDeCoなど、投資をする際の税金の節税法や、相続・贈与で活用できる特例なども解説。
【本書の内容】
第1章 サラリーマンが節税に取り組むべき理由
第2章 節税のしくみを知ろう
第3章 今すぐできる、控除を使った節税方法
第4章 副業・投資で稼ぐときの節税方法
第5章 退職金・年金・相続・贈与ーーシニア向けの節税方法
河野太郎氏、推薦!
「現在の国際秩序に中国共産党がどのように挑戦しようとしているのか、その陰に強烈な光をあてる一冊」
マイク・ポンペオ元CIA長官、米国国務長官
「イアン・イーストンの『The Final Struggle: Inside China’s Global Strategy』は、自由の将来を心配する者なら誰もが読むべきものである。それは、中国共産党がもつ世界支配への抑えきれない野望に関する説得力のある詳細な研究である」
著者イアン・イーストン氏は「プロジェクト2049研究所」の上級研究員。『China 2049』(マイケル・ピルズベリー著)で天下に知られた「過去100年に及ぶ屈辱に復讐すべく、中国共産党革命100周年に当たる2049年までに、世界の経済・軍事・政治のリーダーの地位をアメリカから奪取する」習近平政権の戦略分析に携わる。中国語で書かれた公開情報を調査する、対中研究のスペシャリストだ。
巷間、習近平主席の個人的野望と見られている中国の「2049」覇権戦略。だがこのプロジェクトは、マルクスが果たせず、ソ連が失敗した「民主主義と資本主義を破壊し、国際共産主義を完成する」という歴史的プログラムを忠実に実行するものだった。
人民解放軍の内部資料を入手、異常な軍備拡大の「目的」を暴く。
ウイルス学者は、ウイルスを作り出すことができます。
感染細胞から、ウイルスのタンパク質の設計図が書いてあるDNAをとってきて、それをプラスミドという大腸菌内の環状DNAに入れて増殖させるのです。あくまで物質であるDNA(デオキシリボ核酸)を、「生命の場」である細胞に入れてやると、ウイルスとなる。まるで生物と物質の境界を行き来するような実験です。ウイルスは、私たちがもっている生命観からはみ出てしまうような存在なのですが、本当に例外的なのでしょうか?
さらにウイルスは、ある動物のDNAを、別種の動物のDNAに運ぶことがあります。レトロウイルスはまさに現在進行形で、コアラのゲノムに入り込んで、そのDNAを変えようとしています。一方、人間の腸内には約1000種、100兆個から1000兆個もの細菌が住んでいます。このような例を考えると、生物の世界は「種」あるいは「個体」が独立した世界なのではなく、全体で「生命の場」というものをつくりあげ、私たちは関係性の中で生きているといえるのではないでしょうか。
本書は、「生命には場が必要であり、実は全体で一つ」「ウイルスが生命をつないでいて、生命の場を提供している」「個という概念をもつことは生物学的に正しいのか」といったテーマについて、ウイルス学者の視点から考えます。
■1年以上、生死について考えて苦しんだ/■ウイルスを作る/■ウイルスを排除することはできるか?/■細胞間情報伝達粒子がウイルスになった?--エクソソームがウイルスの起源なのか……/■さまよえる遺伝子/■種はどのようにして分かれていくのか/■現代のコアラはタイムマシーンかーー種の壁を越えていくウイルスの現場/■個とは何か/■生命が生まれたのは必然か偶然か
ロシアのウクライナ侵攻で明らかになった自由・民主主義国家と権威主義国家の角逐、すなわち「米欧」VS「中ロ」新冷戦という構図。
しかし、「米中『対立』に基づく世界観や先進国の視線だけで、現在の世界が捉え切れるものだろうか。
第一に、非民主主義国を『権威主義体制』諸国としてまとめて理解し、民主主義国との『異質性』を強調するあまり、ロシアや中国などといった国は『合理的な選択ができない』専制主義の国と非難するにとどまり、彼らがどのような世界認識や価値に基づいて政策判断をしているのかが見えなくなる可能性があろう。
第二に、先進国とともに中国やロシアなどを主語として、開発途上国は『客体』として描かれることが多い。だが、むしろ新興国や開発途上国を主語として、なぜ彼らが時には中国なり、ロシアなりを選ぶのかという視点こそが重要なのではないか。またその際にはそれぞれの国が先進国、そして中国やロシアへの政策をいかにして決めているのかを、その内在的なコンテキスト、国内政治のありようなどから理解することが必要になるだろう」(本書「序章」より抜粋)。
「『米中冷戦』『米中競争』論では見落とされがちな、ユーラシアの広大な空間の、相互にかけ離れた固有の歴史と政治を持つ諸国家と諸勢力の主体性」(同「まえがき」)を現在、日本のアカデミズムで第一線に立つ研究者たちが明解に論じる。
ロシアによるウクライナ侵攻後、国際情勢、国際ニュースは他人事ではなくなっている。国際情勢に関わる問題は、ウクライナ戦争に限らず、台湾をめぐる米中対立、ミャンマー動乱、米軍撤退後のアフガニスタン情勢、環境問題など、幅広く、多様で難しいものばかりである。
本書は、悪魔と天使が登場するというユニークな構成を採り入れている。悪魔は、個々の国際情勢について「公式見解」ではない、場合によっては悪意に満ちた分析や陰謀論を読者にささやく。対して天使は、「それは違う」とばかり、より正当で常識的ながら、往々にしてあまり面白くもない分析や結論をさえずる。ただし、天使のさえずりが常に正しく、悪魔のささやきが間違っているという保証はない。悪魔と天使の意見が出揃った後、個々の国際情勢の現状を著者が解説し、最善と考えられる解答を示す。
本書では、押さえておくべき各国・地域情勢から、ウクライナ戦争、国連、人権問題、宇宙空間などワールドワイドの問題まで、48の重要問題を「外交のプロ」がスッキリ解説。100点以上の地図、図表、写真を交え、ポイントがひと目でわかる。
学生、ビジネスパーソンが国際ニュースのウラを学べる最高の教科書。
大量生産・大量消費・大量廃棄の日本では、古い時代のモノがすべて失われてしまう。
そんな危機感から、オールドカーや古い塔時計など、古き良きモノを展示した「福山自動車時計博物館」をつくった著者が、忘れ去られてしまう庶民の文化や歴史を後世に残す思いを綴った内容。
博物館は、「のれ、みれ、さわれ、写真撮れ」というように、展示物にさわったり、乗ったり、写真を撮るのは自由。五感を使って十分に楽しむことで、前向きに自信を持ってほしいという願いをそのまま本書に込めた。
アメリカに留学して苦労した経験や、父から会社を引き継いで手がけたマンション事業、地元の商店街を再生する取り組みなど、著者の歩んだ道のりや考え方も紹介。
不安や自信のなさを払拭し、失敗を怖れず、前向きに自信が持てるようになる一冊。
「夏はヒンヤリ 冬はぽかぽか」、そんな「ホッ」とする快適で心地よく、安心できる空間を手に入れるためには何が必要か。
本書では、「ハウス・オブ・ザ・イヤー」で12年連続受賞の住宅会社のトップが、その夢を実現するために取り組んできたことを「いい人づくり」と「高性能住宅」の2つの視点から紹介している。
「いい人づくり」の視点では、「社長塾の開催」「歩合制撤廃」「社員大工の育成」「完全禁煙の実施」などなど、実践してきた取り組みを指南。「高性能住宅」については、欠かせない9つのこだわりとして「家の性能(断熱性能・気密性能)」「開口部(窓・玄関・勝手口)」「地震に強い家」「太陽光発電」「爽やかで安全な水と空気」「正確な施工」「誠実な施工」「建物の点検」「建物の価値」といった9つのポイントを紹介。
「いい家」を建てたい人が知りたいことすべてが凝縮された一冊。
【内容】ジャンプするたびにゆかいなメロディとライトアップで赤ちゃんの学びを応援!シートが360度回転するから好きなおもちゃで遊べます。ジャンプする遊びはからだの体幹をきたえ、はいはいや歩行への成長をサポート。着脱可能なオウムのキーボード、ゾウさんのくるくるローラー、ライオンミラー、ゆらゆらキリン、カチカチワニ・・しかけいっぱいのおもちゃで五感を育みます。約20分間の自動演奏モードとお子さまの動きに反応するモードを選べます。おすわりできたら、オウムのミュージカルボックスを床においてキーボードとして遊べます。シートは取り外して洗濯が可能。成長に合わせて高さを3段階に調整ができます。2段階の音量調整機能付。
【原産国】中国 【対象年齢】首すわり(体重11.5kgまで)
【組み立て後商品サイズ】底面直径約78cm、高さ最大約91cm
【電池】単3×3(別売)電池の交換にプラスドライバーが必要です。
【Brandについて】世界No1のベビー・プリスクールおもちゃブランド。
【フィッシャープライス】フィッシャープライスはおもちゃを通じて、アタッチメント(愛着)・五感の発達・親子のコミュニケーションを育み、お子さまが心身ともに健やかに成長できるようサポートします。また、お子さまとママパパの育児ライフがより充実した時間になることを応援します。
【安心と安全への取り組み】フィッシャープライスのおもちゃは欧州もしくは米国玩具安全基準に合わせて作られています。安全性と耐久性を重要視しているので、安心して楽しく遊んで頂けます。
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今、すごく辛くてどうしようもないと思っていても、あなたの経験が必ずあなたを支えてくれる力になります。
「ネガティブなほうだ」「変化に弱い」「将来に不安がある」そんな方でも逆境を乗り越える力 「レジリエンス」を身につければ大丈夫! 幸せになるためにいま身につけておきたい正しい立ち直り方がわかります。
高校時代の大きな挫折の経験からレジリエンスの研究を始めたという著者が、中高生の身近なケースごとに「レジリエンス」を育てる方法を具体的に紹介。
気をつけておきたい「幸せ」の落とし穴とは?
イライラしたときの脱出法とは?
知っておきたい自分の「強み」とは?
思春期を乗り越えるときに知っておくと心強い「レジリエンス」の育て方を中高生向けにわかりやすく伝授する1冊!
【目次】
はじめに/1章 逆境に負けない!心の回復力「レジリエンス」とは?/2章 ネガティブ感情と上手に付き合う方法/3章 変化に対応する力を育てよう! /4章 失敗するから力が育つ!/5章 だれかとのピンチを乗り越える力 /6章 自分らしさが最大の武器になる/おわりに
子どもの共感ポイント満載で小学校司書絶賛!
育て方のコツが楽しくわかる、「今までになかった」あさがおの写真絵本。
はるくんが初めてあさがおを育てる過程を、しゃしん絵本作家のキッチンミノル氏が撮影。
タネを植えるところから、芽が出て、ツルが伸び、たくさんの葉っぱがしげり、きれいな花が咲く……そして、また、タネができるまでを、はるくんのリアルな「気づき」と共に美しい写真で紹介しています。
思わず声が出てしまった発芽の喜びや、開花したあさがおに触れた時の静かな感動……。
はるくんの生き生きとした表情や言葉は、あさがおの成長を臨場感たっぷりに伝えてくれます。
学習の一助にもなる、監修・星野敦先生によるワンポイントアドバイス付き!
栃木県小山市にある「楠エンゼル幼稚園」「にこにこ保育園」を運営する小野瀬学園の小野瀬隆久理事長。幼児教育と地域教育に懸けた思い、そして人生に大切なものを書き明かす。
「私の子どもや孫はもちろん、今まさにどん底でもがき苦しんでいる人たちや、これからどう生きるべきかと思い悩んでいる若い方々などに対し、どんな困難があろうとも、スケールの大きな夢や希望をもってうつむかず、『気宇壮大にがんばって生きよう』と発信したいのです。貧しいからといって萎縮しないで、せせこましく生きないで、目標に向かって真っ直ぐに生きろと。そうすれば必ず結果はついてくるし、後悔をしない自分らしい誇りある生き方ができるはずなのです。
この本は、失敗を恐れず三代にわたって果敢に挑戦し続け、やがては確かな実を結んだ一族の物語です」
悔いなく、精一杯生きることの尊さが心にしみてわかる一冊。