ねずみから、いぬへ、いぬから、いのししへ、いのししから、お姫様へ次々と姿を変えてゆくポストマニ どの姿が本当に幸せなのでしょうか?少女時代、わら半紙で綴られたそのアジア民話を記憶をたよりに再現した作品。
ぼく、ねずみのジョン。一年生の教室のすみで、せいとたちのおべんとうのおこぼれをたべてくらしているんだ。ある日のこと、せいとたちがみんなでぼくの名まえをよんでいるじゃないか。びっくりしたよ、もう。でもその日から、ぼくは、字というものをならいはじめたのさ…。
ねむいねむいねずみが、雪の降る夜道を旅しています。
からだは冷えきって、なんだかねむくって……。そんなとき、目の前に大きなふくろを積んだ1台のそりがとまっていることに気がつきました。ねずみはすぐに飛び乗り、ふくろのなかへともぐります。ふくろの中はおもちゃだらけでごちゃごちゃしていましたが、雪の中を歩くことに比べればまるで天国です。ねずみは、夢を見るほどぐっすりと眠り始めました。すると、シャンシャンシャン……。そりは空を飛びはじめました。なんと、ねずみが潜り込んだのはサンタクロースのそりだったのです。
第3回料理レシピ本大賞受賞『魔法のケーキ』シリーズ第4弾
食パン、カンパーニュ……いつものパンがごちそうに変身!
なんの変哲もないブールやカンパーニュ、はたまた食パンが、魔法のようにごちそうに早変わりするレシピが、フランスで話題になっています。それが「はりねずみのパン」と「クロック・ケーク」。
ブールやカンパーニュに格子状の切り込みを入れて、そのあいだにチーズや野菜を挟み、オーブンで焼いたものを Pains hérissons=はりねずみのパンと呼びます。焼くと格子状の切り込みがはりねずみの背中のとげのように見えることから、この名がつけられました。
そしてこの格子状の切り込み、見かけだけでなく、1本1本を手でつまんで食べられるという、実用性も兼ね備えています。大人数が集まったときの前菜やおやつにぴったりですよね。インパクトあるビジュアルは、テーブルに登場した途端、みなの視線を独り占めすることでしょう。
もうひとつの Croque-cakes=クロック・ケークは、チーズ、ハム、パンで作る、フランスではおなじみの軽食「クロック・ムッシュ」をケークにしたものです。通常、クロック・ムッシュは1人分が1枚の皿でサーブされますが、パウンド型で焼くことでごちそう感が出ますし、切り分けてみなで食べることもできます。これもやはりパーティなどで役に立ってくれそうです。
生地を作る必要がないというのはなによりのメリット。いつもの食パンがぐんとおいしくなって、なんだか得した気分にもなります。
どちらもパン自体のおいしさは大した問題ではありません。どんなパンでも、うんとゴージャスに、とってもおいしく変身させてくれるレシピばかりです。楽しくておいしいこの魔法、どうぞお試しくださいませ。
I
はりねずみのパン
モッツァレラ
マルゲリータ
ジェノベーゼ
ベーコンとマッシュルームのクリーム風味
ベーコンとなすのバルサミコ風味
ソーセージと粒マスタード
ハム、キャベツ、アンチョビ
タプナードとツナ
チーズ明太
サラミとズッキーニのカレー風味
ショコラバナーヌ
りんごとラムレーズン
トロピカル
洋梨のタルト風
II
クロック・ケーク
ハムとホワイトソース
ズッキーニとパプリカのラタトゥイユ風
アスパラガスとヤングコーンのミートソース
キャロットラペ
鶏肉のカレー風味
ツナとオクラのゆずこしょう風味
【ハーフ&ハーフ】いちじくと生ハム/りんごとカマンベール
サーモンとアボカド
なすの四川風
ガパオ風
3種のきのこのアラビアータ
ほうれん草とゆで卵
桃といちごの紅茶風味
かぼちゃ
ティラミス風
抹茶とホワイトチョコとフランボワーズ
ショコラオランジュ
ガトーショコラ風
ブルーベリーとクランブル
タルトタタン風
ブッシュドノエル風
III
その他のパンで作るごちそう
パングラタン
スタッフドバゲット
サヴァラン
ある夜、ベランダで星の観察をしていた達郎の目の前に、宇宙船があらわれた。乗っていたドルオーテと名のる異星人(宇宙人というのは古いのだ)は、はつかねずみを一ぴき、用意してほしい、という…。小学校中級から。
マウスアイランドにすむチューキーおじさんから、えはがきがとどきました。「なつやすみになったら、ぜひあそびにいらっしゃい」。小学1・2年生むき。
犬の歴史は人の歴史。人のわがままに翻弄されながら、それでも人に尽くし続けるけなげな犬たちとおかしな人間たちの忘れえぬ記録。
ねずみの町では、ことしもゆきこんこまつりがおこなわれる。チュージック・ホーンたちは、そのじゅんびで大いそがし。小学1・2年生むき。
切紙細工のような月が浮かぶ如月(陰暦二月)のとある夜半、次郎吉は本所二ツ目橋の橋袂の屋台店の酒に暖を求めた!屋台の親爺は重助といい、六十前後と見える老人だった!親爺の愚痴によれば、ひとり息子の重兵衛が島送りになり、まだ小さな孫を二人抱えているのだということだった!しかも、その重兵衛の島送りが、どうやら“鬼権”と呼ばれて本所深川で知らぬ者ない悪徳目明かし権兵衛の仕掛けた罠のようだというのだ!その重兵衛が島を破り、八丈から江戸に潜り込んだという噂が流れて、権兵衛の顔色が曇った…!?はたして、その裏に何が隠されているのだろうか…!?(第一話「鬼の罠」)-“人の金はくすねても、あこぎなまねはしやしねえ!”「ねずみ小僧行状記」全八話。
ある夜、ベランダで星の観察をしていた達郎の目の前に、とつぜん、宇宙船があらわれた。乗っていたドルオーテと名のる異星人(宇宙人というのは古いのだ)は、はつかねずみを1ぴき、用意してほしい、というのだった…。異星人と少年の友情を、ユーモアたっぷりにえがいた、ちょっぴりおかしなSF物語。小学中級から。
あしたはフワリのたんじょうび。フワリはたのしみにしているのに、かぞくはみんな、わすれちゃったみたい。かなしくなったフワリは、よくあさ、かきおきをのこして、ひとりでうみべへいってしまいました…。こころあたたまる、やさしいものがたり。