最高の音で楽しむために!
弥佑死す!?そんなことがあってたまるか!
血相を変えて飛び込んできた北町奉行所同心・服部左門の一言が、一郎太と藍蔵を絶句させた。犯行現場の路地に横たわる弥佑は、正面から袈裟懸けに一刀両断されたらしい。
野次馬をかき分けるようにして弥佑の父・照元斎と検死医・源篤が現われた。正面から挑んで、弥佑ほどの遣い手を倒す者が江戸にいるとは思えない。
案の定、首筋に針の穴のような跡が見つかる。紫に変色した唇や指先は、弥佑が呼吸困難に陥った兆候だ。トリカブトを塗った吹矢を使用したに違いない、と照元斎が断言する。下手人は椎葉虎南、初老ながら並外れた業前の持ち主だという。
弥佑はこれまで陰になり日向になり、一郎太の身辺を警護してきた。さっそく、弥佑の住処を探し当てた一郎太は、文机に残された、誰が新田与五右衛門に漏らしたのか、と記された覚書を見つけて呆然とする。
新田は御広敷膳所台所頭の地位を利用して悪事を働き、一郎太に成敗されたばかりだ。弥佑が新田を調べていた!? では、新田が一郎太の命を狙っていると踏んで、秘かに警護しようとしていたのか。一郎太と藍蔵の必死の探索が始まる。
大好評書き下ろし痛快時代小説第8弾!
「The International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry」年刊第4号では、再生療法と矯正治療の併用、コンポジットレジン修復の長期予後のほか、100名の患者における咬合高径挙上の影響の評価など、いずれも中〜長期の結果を示した論文がピックアップされている。本誌後半では、2017年に改訂された歯周疾患とインプラント周囲疾患の分類について、新しい分類ごとの処置法を示したケースプレゼンテーションを掲載する。
歯周病学1
歯周病学2
補綴1
補綴2
外科1
外科2
インプラント1
インプラント2
新材料・テクニック1
新材料・テクニック2
米国歯周病学会・欧州歯周病学会による新分類
海外学会レポート
読んでおきたい 海外書籍紹介
掲載製品リスト
巻末言
本書は、臨床に必要な骨再生の話はどういうものかという視点で書かれた、読んで楽しい骨再生の実践のための書籍である。その内容は、なぜ歯周病により骨吸収を起こすのかに始まり、その予防法や治療法、また抜歯後のインプラント治療を行う際に必要な骨再生の仕組みについて、一人の若手歯科医師が日常臨床のなかで試行錯誤して解決していくという物語形式で解説する。難しい理論はいっさいなく、骨再生の機序を理解できる。
第1章 骨はどのようにして誕生するのか?
第2章 歯周病で骨が溶けるのはなぜ?
第3章 インプラント患者の骨再生はなぜ起こる?
完治しない病・歯周病と向き合い続けるには、日進月歩の歯周病学のアップデートが不可欠。たとえば現在では、個々の病原性に合わせた指導が可能になり、100%磨きは万人に必須ではなくなっている。2015年に刊行したベストセラーの改訂版である本書では、科学的メインテナンスに必要な歯周病の最新病因論をコンパクトにわかりやすく解説。歯周疾患新分類や今話題のジンジパインに関する最新情報まで網羅した、他に類を見ない一冊。
第1章 歯周病の病因論 20世紀 VS 21世紀の常識 第2章 もっと学ぼう! 歯周病の最新病因論1“歯周病のマイクロビオーム”の話 第3章 もっと学ぼう! 歯周病の最新病因論2“歯周病のバイオロジー” 第4章 歯周病の最新病因論に基づいた歯周治療 第5章 歯周病の予測:危険因子を見逃すな 第6章 口臭を見逃すな 第7章 歯周病と全身疾患 第8章 最後に重要なことを2つ
本書は日常歯科臨床で経験する嚢胞・腫瘍などの口腔疾患のほかに歯内領域、歯周領域、インプラント領域、小児・矯正歯科領域、口腔外科領域などの各専門分野における歯科用CBCTやCTの応用について解説する。また撮像を病院へ依頼する際の手順やアーチファクトについても述べられ、さらに放射線医療を安全に行うための放射線に関する一般的知識にも触れている。歯科用CBCTとCTの有効利用法と放射線への理解を深められる1冊である。
Chapter1 歯科用CBCTやCTの撮像を依頼する時の注意点と歯科における遠隔画像診断
Chapter2 歯科用CBCTとCTのアーチファクト
Chapter3 歯科臨床において遭遇する代表的疾患の歯科用CBCT画像とCT画像
Chapter4 歯科用CBCTの歯内療法への臨床応用
Chapter5 歯科用CBCTの歯周疾患への臨床応用
Chapter6 歯科用CBCTの歯科用インプラント治療への臨床応用
Chapter7 歯科用CBCTの小児歯科領域への臨床応用
Chapter8 CTの矯正歯科領域への臨床応用
Chapter9 CTの顎変形症への臨床応用
Chapter10 CT(MR)の顎関節症への臨床応用
Chapter11 CTの口腔外科領域への臨床応用
Chapter12 本書の理解度確認テスト─歯科用CBCT・CTの基本知識と読像法の復習─
矯正治療期間の短縮は、矯正歯科医師にとって永遠のテーマ。一般的な矯正治療では、とくに成人患者の場合、治療に長期間を要するが、本書で紹介する「加速矯正」は、一般的な矯正治療に適切な外科処置や装置をつけることで、約半年から1年半程度まで短縮できる。本書では加速矯正の主な術式と治療期間のコントロールを図った症例を術式別に紹介。初学者にとっては入門書として、経験豊富なドクターにとってはスキルアップのための実践書として最適な1冊。
CHAPTER1 総論(矯正治療期間短縮のコンセプト)
CHAPTER2 医科から考える加速矯正治療のガイドライン
CHAPTER3 症例
「歯の保存」志向が高まるなか、歯周組織再生療法に特化した初の別冊。PART1では、その歴史的な変遷を症例とともに紐解きながら、基本治療の重要性を喚起。PART2では、適応症の判断から、患者説明、使用器具・材料、自身が考えるゴールドスタンダードを提示。自家骨移植からGTR、GBR、PRP、エムドゲイン、リグロスを用いた症例まで、治療の実際が多数掲載され、ビギナーもベテランも明日の臨床に役立つヒントが満載である。
PART1 歯周組織再生療法の変遷と展望
PART2 症例で学ぶ歯周組織再生療法
本書で紹介される「高維持力機能総義歯」とは、ふだんは吸着しすぎず窮屈感がなく、自然にフィットしているにもかかわらず、咀嚼機能時にはしっかり維持し、患者が「まるで自分の歯のよう」と笑顔を見せるような義歯である。セミナーのインストラクターでもある著者が、そんな生体に優しい総義歯製作のノウハウについて写真を多用し、余すところなく解説。患者満足度の高い総義歯製作を志す歯科医師・歯科技工士におすすめの一冊。
CHAPTER 1 概論
CHAPTER 2 印象採得に必要な解剖学
CHAPTER 3 総義歯の維持力
CHAPTER 4 診査・診断,前処置
CHAPTER 5 印象採得
CHAPTER 6 規格模型の製作と診断と咬合床製作
CHAPTER 7 咬合採得
CHAPTER 8 人工歯排列
CHAPTER 9 レジン成型・総義歯完成・調整
CHAPTER 10 治療用義歯
2020年英語版PRDに掲載された87編のなかから、12名の著名編集委員が精査した「ペリオ」「補綴」「外科」「インプラント」「新材料・テクニック」分野の注目10論文を全文翻訳掲載。今年のPRDは、予知性の高さや患者リスクを考慮した外科的侵襲の少ない軟組織の採取・移植関連の最新テクニックが多数を占めた。さらに国内の臨床家3名には「世界最新テクニック&マテリアル・プロダクト」と題し、今注目の術式や最新製品を特集した。
PRD掲載論文Highlightベストセレクト全訳翻訳
世界最新テクニック&マテリアル・プロダクト
読んでおきたい 海外書籍紹介
大学紹介
掲載製品リスト
本書は、歯科医療情報のIT化により生まれたサービス、具体的にはレセコンや予約システム、自動釣銭機などの最新IT製品を特集。クリニックでの実際の活用事例や導入メリットについて詳細に解説した。昨今の歯科医院経営において関心の高い、スタッフ不足による業務の効率化、新型コロナウイルス(COVID-19)対策としての働き方の多様化や待合室などでの衛生対策など、デジタル時代の"新しい働き方"へのヒントが満載。
巻頭企画 歯科クリニックの最新業務効率化戦略
Product Information & Clinic Report
巻末付録(レセコン,予約システム仕様一覧 )
「1億円歯科医院の作り方」と題したセミナーを長年行ってきた著者陣が、ザ・クインテッセンス誌好評連載に加筆・修正し書籍化。開業前に身につけておきたいスキル、明確な目標数値の設定、開業地の選び方、歯科医院のシステム構築のポイント、機器や内外装の選択、各職種の求人の仕方と注意点、材料屋や借入金融機関の選択基準まで、開業に関する"すべて"が詰まった新バイブルが誕生。安心して開業したい歯科医師必読の1冊。
CHAPTER1 開業前から明確な目標数値を把握しよう
CHAPTER2 開業前に身につけておきたいスキル
CHAPTER3 なぜ,開業するのか?─開業地の選び方と, 院長への告白─
CHAPTER4 求人を制する者は開業を制する?
CHAPTER5 1億円歯科医院のシステム構築
CHAPTER6 1億円歯科医院での機器,内外装の選び方
CHAPTER7 1億円歯科医院のさまざまな選択
金融機関の勝機はどこにあるのか。金融はIT産業になる!金融を一変させる新サービスの出現、技術的背景、伝統的金融機関が迫られる根本的な変革。破壊的テクノロジーがもたらす衝撃への対応、戦略を解説。
子どもの歯と口の成長のすべてがわかり、そのつまずきや遅れを診察室で診る・対処できるようになる本です。図版たっぷりの紙面では、歯の萌出、食や呼吸にかかわる組織の解剖、咬合育成、食べる能力の成長、各成長段階において望ましい食事形態、口腔機能発達不全・遅延の種類に応じ、歯科でできる対処法や訓練がわかります。かかりつけ歯科医院だからできる、定期的な来院が始まった子どもたちと親の支え方をぜひ見つけてください。
1 この本で学ぶ前に
2 口腔とその成長に関する基礎知識
3 口腔機能発達不全・遅延のサインに気づく・対応する
新人デビューし、必死に勉強とトレーニングを重ねた結果、「だいぶできるようになった!」と感じるのが3年目。しかし、臨床の奥深さ・難しさを身をもって感じるのも、やはり3年目。本書はそんな3年目を迎えた歯科衛生士のさらなるステップアップを支援する着眼点を掲載。歯科衛生士教育で実績のある日本ヘルスケア歯科学会のお墨つきの一冊。
Part1 臨床力アップにつながるヒント18
Chapter1 歯科衛生士臨床に必要な4つの資料
Chapter2 患者さんの生活背景を知る問診のしかた
Chapter3 評価ができる口腔内写真撮影のポイント
Chapter4 口腔内写真の見かた&説明のしかた
Chapter5 デンタルエックス線写真の見かた&説明のしかた
Chapter6 評価できるプロービングのしかた
Chapter7 歯周組織検査結果の見かた&説明のしかた
Chapter8 疾患タイプ別に患者さんを分けて考えよう
Chapter9 ペリオリスクの高い患者さんへのゴール設定
Chapter10 カリエスリスクの高い患者さんへのゴール設定
Chapter11 ユニット導入前からケアは始まっている
Chapter12 ルーティンに見よう! 粘膜疾患
Chapter13 患者さんの個性(性質)にあった対応をしよう
Chapter14 脱マンネリTBI
Chapter15 再評価では何をどう見る? 考える?
Chapter16 再評価の説明ポイント
Chapter17 有病者が来院したら
Chapter18 データ分析をして自分の臨床を振り返ろう
Column ベテランの筆者らがいつも心がけている デキる歯科衛生士になるための5か条
Part2 臨床例から学ぼう!
Part2の見かた
臨床例1 中等度歯周炎(若年者)
臨床例2 中等度歯周炎(高齢者)
臨床例3 歯周病・う蝕ともに重度
臨床例4 う蝕(混合歯列〜永久歯列完成)
臨床例5 メインテナンス(10〜15年経過)
Column 患者さんの年齢によって、口腔内写真・デンタルエックス線写真の撮影枚数は変わる
付録
ICDASとXR
患者さんの心を動かす このひと言
歯周病学を151のトピックでひも解いたDr.Hiroの集大成。科学的裏付けはもちろん、本書にしかない臨床に直結した情報、ネットにはない包括的・体系的な情報で歯周病を正しく理解できる。どんなややこしい話もDr.Hiroにかかれば楽しく簡単に。各トピックは見開き2ページでおもしろいイラストとともに図解。イラストを見るだけでもよし、短い本文をエッセイ感覚で読むもよし。毎日1トピック読めば半年であなたも“ペリオ通”!
第1章 組織の図鑑
第2章 病因の図鑑
第3章 分類の図鑑
第4章 検査の図鑑
第5章 治療の図鑑
第6章 薬の図鑑
第7章 メインテナンスの図鑑
第8章 その他の図鑑
顔のきわめて複雑な局所解剖の構造を、一連の途切れのない創造力と詳細な情報に富んだイラストレーションを基にして、各層ごとに三次元的に描き出した、はじめての図譜である。
学術雑誌に認められたインプラント・純チタン・レジンアレルギー症例を掲載。対応する術前・術後の写真がそろっている多くの症例を掲載。
日本に、さらに質の高いアライナー矯正治療を根づかせるために。 本誌は、先人たちの積み重ねによって確立されてきた矯正歯科のセオリーとエビデンスに基づいたアライナー矯正治療のあり方を伝える「Journal of Aligner Orthodontics (JAO)」の日本版である。矯正歯科臨床に携わるすべての歯科医師、および新しい矯正歯科の治療技術に興味のある歯科医師向けに、原版翻訳ページにて日本の臨床家が目指すべき世界レベルのアライナー矯正治療の技術と知識を、日本版オリジナルページにて日本の現場で使えるアライナー矯正治療のオプションや実際をお伝えする。
MTMは不正咬合の是正を目的とするよりは、むしろ対象歯を保存するために生物学的な歯周環境を整えることを目的として行うことが多い。したがって、MTMの目的別に各章を構成した。そして、対象歯をいかに効率的に簡便な装置で目的とする位置に動かす(誘導する)かを各章でわかりやすく解説した。また、本書では、単に歯の移動方法にとどまらず、歯周外科、歯冠修復など、MTMに付随した処置についても考察を加えることにより、包括的歯科治療のなかでのMTMの位置づけにも配慮した。