本書はエナメル基質タンパクの使用法について書かれたものである。このタンパクは、より予知性の高い再生を目指した次代の処置法。他の再生治療ではみられない、軟組織や硬組織に良好な反応が常に得られることから、間違いなく臨床医からさらなる注目をあびるだろう。
本書では、インプラント治療における近年のパラダイムシフト(基本理念の転換)と最新の治療戦略についてできるだけ具体性を維持しながら第1部で総論を述べている。さらに第2部では、臨床の第一線で活躍中の先生方がインプラントを適応することによって、他の治療手段では到達困難な治療のゴールを達成した多くの症例についてフォーマットを統一して提示している。
テーマを2つに限定して解説。part1では、『審美のための審美』を避けるため、機能性(咬合・発音)・構造力学(耐用性・支台歯の必要十分条件)・生物学(歯髄保護・歯周組織への考慮)・材料に関する考察などをあわせて行う、総体的な審美の臨床的指標(クリニカル・ガイドライン)を解説し、さらにステップバイステップの臨床・治療時に考慮すべき事項・ラボサイドへの伝達方法を解説することにより、審美的手法(エステティック・テクノロジー)の実際を述べる。Part2では、日々新たに開発・提供される審美修復材料の特徴とその可能性およびそれらを臨床適用するための注意点を述べる。
歯科医院で患者さんを迎えてから見送るまでー接遇・応対サービスの向上をめざす。
本書は、小児歯科を専門としている歯科医師や、小児歯科を標榜している歯科医師が、子どもの噛み合わせの成長過程を適切に管理できるように、この時期に見られる顎顔面の成長と咬合発育の特徴を解説するとともに、咬合異常の診断と治療計画について、症例を示して図説することを目的としている。また治療計画の根拠となっている資料を示して、診療を実施する際に必要なインフォームドコンセントの確立を容易にし、成長期の咬合管理を成功させることを意図したものである。
本書は、ヘルスカウンセリング学会のカウンセリング方式を歯科衛生士の臨床にあてはめて解説。第1部では、その基本的考え方と技法を、第2部では、歯科衛生士の臨床にあてはめた事例を、第3部では、今後の展開を提言する。
現場で行われているさまざまなスタイルの予防歯科サービスをわかりやすく紹介。
本書では種々の智歯抜歯の難易度を予測し、自信をもって、手際よく抜歯をするために、私たちの行っている方法を症例を通して解説してみました。