競争のない多様な学校、学校を選ぶ親の権利、教師の授業の自由ー日本の教育を蘇らせる為に。
豊かな地球のあり方を身近なことから理解する。生命誕生のドラマから、グリーン都市のつくり方まで、私たちの生活と密接にかかわる“生物多様性”。その本当の大切さを、やさしく解説する連続公開講座の講演集。
劇的・魚の生活。魚類の形態、機能、行動、発生、生理、遺伝など16の話題。
水と森の島ー知られざる素顔に迫る。樹齢7200年の縄文杉、幻の竜王滝、霧に育つ巨木、世界最大の照葉樹林、日本最多年間1万ミリの雨、亜熱帯に冬の吹雪など、30年に及ぶ取材の集大成。
本書は、生体で受容される種々の外界情報(光、味、匂い、電界、化学物質、物理的刺激など)が、生体内でどのように処理されて、また内部で創られた情報がどのような役割を果たしているかについて、種々の系に共通する「自己組織化」という観点から述べている。またこの自己組織化は非線形・非平衡系(開放系)において初めて実現するものであり、ここでは生体系をミクロからマクロへという立場で理解することを試みる。つまり、各要素がいかに結合され、全体を構築し、機能を発現するかについての第一線の研究が異なる種々の対象を例に自己組織化という切り口を用いて紹介される。
本書では第1〜5章が生物的自然に関するものであり、微生物、動物(昆虫)、動物(洞窟動物)、植物、植物と動物を扱っている。第6〜8章が非生物自然に関するものであり、食料輸入が日本の環境に及ぼす負の影響、大気環境、農業から見た自然と人間の関係について扱われている。さらに、第9章において、自然の中での環境教育について述べられている。
2010年秋COP10(世界が集う第10回生物多様性締約国会議)が名古屋で開催。「生物多様性」って何?私たちの生活を支える大きな恵みの体系を知ろう。
本書のテーマは、ドイツ生産体制の本質を明らかにすることである。
そもそも菌って何?菌類っていつから地球にいるの?菌類に化石ってあるの?菌類って何種いるの?菌類にはどんな種類があるの?菌類ってみんな悪者?それとも人間の味方?菌類の役割って何?カビに名前ってあるの?変形菌とか粘菌って何?地衣類って何?胞子はどうやって飛ぶの?フンに生える物好きな菌があるの?冬虫夏草って何?きのこ栽培ってどうやるの?きのこやカビが繰り広げる驚異に満ちた多様な世界。国立科学博物館・特別展「菌類のふしぎーきのことカビと仲間たち」の展示内容と背景をさらに詳細に解説。
近年、保健活動はヘルスプロモーションに見られるように、地域住民の思い(主観性)を重視する方向へと発展している。一方、福祉活動においてもノーマライゼーションは対象者の思い(自立性)の重視が基本である。ここに地域保健福祉という理念の根拠がある。とはいえ、地域保健福祉の実践はさまざまな要素が絡み合う複雑な活動であり、そう簡単に割り切れるものではない。本書で提起したのは、複雑な事象を無理に単純化してしまう誤りをおかさないための分析法である。その意味で、地域の保健福祉の従事者が日頃の貴重な体験を客観化し、分析し、表現することに役立つものと考える。また、本書で述べた地域保健活動の展開は「生活者としての多様性を持つ個人と地域社会(コミュニティ)をつなぐ」という今日的な課題に寄与するものでもある。保健・福祉・医療にかかわる人のための基本書。
最前線の研究を著者自身の学問人生とともに語り、「多様性と共存」の時代を支える知の背骨を育てる、現代の博物誌。第8巻は、飛ばない虫オサムシがいかにして多様な種に分化していったのかを解き明かす。
本書はカナダの連邦制度の構成原理やメカニズムを多角的に分析したものである。カナダにおいては一九六〇年代以降、ケベック州におけるフランス系カナダ人によるケベック・ナショナリズムや分離主義が高まり、これに対応する連邦政府の動き、そして憲法改正論議など今もゴールのみえない試行錯誤が展開されている。そこで本書では、カナダの連邦制度がどのような原理で作動しているのか、他国との比較の観点もまじえ、また具体例をあげつつ検討した。
宮沢賢治生誕一一〇年記念第三回宮沢賢治国際研究大会。
知れば知るほど奥深く、IQや偏差値などではけして測れぬ知の世界。幼児の知から数学者の知、動物の知からコンピュータの知、そして人間の証しとしての言語の知まで、その豊かな広がり、複雑で精妙なしくみと働き。知の最先端を行く9人の碩学が説く。