慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)および、その類縁疾患であるEBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV-HLH)、種痘様水疱症リンパ増殖異常症(HV-LPD)、重症蚊刺アレルギー(SMBA)の4疾患からなる診療ガイドライン。2016年の初版発行以降、2022-2023年にはWHOリンパ腫分類が改訂され定義も新たになり、疾患名を国際的な診断名と合致させるため刷新。本疾患群の新知見が詰まった1冊です。
目 次
改訂にあたって
序文(2016年版)
◆ガイドラインサマリー
◆診療アルゴリズム
慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)
EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV?HLH)
種痘様水疱症リンパ増殖異常症(HV?LPD)
重症蚊刺アレルギー(SMBA)
◆略語一覧
第1章本ガイドラインについて
1.作成組織
2.本ガイドラインについて
第2章疾患の基本的特徴
1.慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)
2.EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV?HLH)
3.種痘様水疱症リンパ増殖異常症(HV?LPD)
4.重症蚊刺アレルギー(SMBA)
5.慢性活動性EBウイルス病とその類縁疾患の病理
6.慢性活動性EBウイルス病とその類縁疾患の位置づけとWHO分類との関係
第3章クリニカルクエスチョン(CQ)に対する推奨と解説
1.慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)
CQ1 CAEBVの診断や病態評価のために行う定量PCRに用いる検体として,
全血と血清(血漿)のどちらが推奨されるか?
CQ2 CAEBVに薬物療法は推奨されるか?
CQ3 CAEBVに造血幹細胞移植は推奨されるか?
CQ4 全身症状や臓器病変のない時期のCAEBVに,薬物療法・造血幹細胞移植
などの治療介入は必要か?
2.EBウイルス関連血球貪食性リンパ組織球症(EBV?HLH)
CQ5 EBV?HLHの診断に行う定量PCRに用いる検体として,全血と血清(血漿)のどちらが推奨されるか?
CQ6 初感染EBV?HLHの治療開始基準として推奨されるものはあるか?
CQ7 初感染EBV?HLHにどのような薬物療法が推奨されるか?
CQ8 治療抵抗性のEBV?HLHに造血幹細胞移植は推奨されるか?
3.種痘様水疱症リンパ増殖異常症(HV?LPD)
CQ9 種痘様水疱症リンパ増殖異常症の診断に,どのような検体・手法を用い
EBVゲノムを検出することが推奨されるか?
CQ10 遮光は種痘様水疱症リンパ増殖異常症の予後の改善に有用か?
CQ11 ステロイド外用は種痘様水疱症リンパ増殖異常症の予後の改善に有用か?
CQ12 臓器病変のない種痘様水疱症リンパ増殖異常症に,薬物療法・造血幹細胞
移植などの治療介入は必要か?
4.重症蚊刺アレルギー(SMBA)
CQ13 重症蚊刺アレルギーの診断に,どのような検体・手法を用いEBVゲノムを
検出することが推奨されるか?
CQ14 重症蚊刺アレルギーでは,蚊刺を避けることが予後の改善に有用か?
CQ15 重症蚊刺アレルギーにステロイド内服は推奨されるか?
CQ16 臓器病変のない重症蚊刺アレルギーに薬物療法・造血幹細胞移植などの
治療介入は必要か?
文献検索式
索 引
本書は、現時点において既存のニューキノロンの臨床的位置付けを明確にし、より適切な使用法を目的として編集されたものである。
本書は、病原体をはじめ最近の傾向、宿主側の要因、症状と鑑別診断、検査法とその解釈、治療の原則、患者への説明、行政的対応といった総論から、病原体別の解説と治療、鑑別診断に有用である内視鏡や超音波像、輸入感染症対策最前線にある検疫所の状況、感染予防策までQ&A方式でまとめたもの。
そのCT画像は緊急性を必要とするか。その引き金となっている危険病態は。全身臓器の一部として脳へアプローチする実践的CT読影法。
本書は臨床現場の内臓真菌症対策に直ちに役立つように、実際的事項を中心に展開し、基礎的事項をも詳しく述べられている。また、眼でみて分かるようにフローチャート、図表を多く用いている。
分子生物の進歩とともに新たな動きをみせ始めた細菌研究。細菌が宿主細胞と接触すると起こる生体の物理的、生理的な排除機構と、それに対抗する細菌の組織侵入、食菌抵抗のメカニズムが分子レベルで明らかになりつつある。さらに生体防御機構の中心的役割を担う免疫系、細菌感染症の診断、予防、治療まで、ワクチンや抗生物質を交えて最新の細菌感染研究に迫る。
60回〜102回医師国家試験の一般問題と、臨床問題の中で診断をつければ一般問題の知識で解ける問題の選択肢を一問一答化した問題集。随所に関連事項の語呂をちりばめ、必修・禁忌肢に完全対応。
春に実施の国試問題を秋に発売する唯一の問題集。78〜91回の14回分を一般問題と臨床問題に分けて収録。カラー写真が別冊でとりはずし可能。各問題に通し番号をつけ、グループ学習に最適。
「虫と感染症」をキーワードに、近年大きな注目を集める感染症を媒介する節足動物を取り上げる。最先端の高度な分析技術が駆使されて、さまざまな情報が解明されているこの分野の話題を、分かりやすく解説する。
第I部 虫がもたらす感染症と健康被害
はじめに
1章 デング熱をはじめとする蚊がうつす病気の生態学
2章 致死率20%以上の病原体を運ぶマダニが身近に!
3章 マダニ人体刺症とその対策
4章 ツツガムシの刺咬による健康被害「つつが虫病」
5章 ヌカカ媒介感染症
6章 ハエが係わる感染症
第II部 招かれない虫たちとの関わり方 対策と利用
7章 都市の衛生害虫管理
8章 殺虫剤による駆除の実際と課題
9章 トコジラミの刺咬による健康被害とその対策
10章 サシチョウバエの分類・同定とその対策
11章 感染症流行の数理的研究
12章 蚊の行動を制御する現象
13章 作用点の変異による衛生害虫の殺虫剤抵抗性
医師国試の過去問を1問1答化した短期集中型問題集。問題と解説を短く整理し、コンパクトにまとめました。出題数約30問の得点源・産婦人科の「弱点のあぶり出し⇒知識の補強」に!
産科1 正常妊娠
産科2 妊娠の異常
産科3 合併症妊娠
産科4 母子感染症
産科5 正常分娩
産科6 分娩の異常・分娩損傷
産科7 産褥
婦人科1 女性生殖器の構造と性機能
婦人科2 内分泌の異常
婦人科3 性分化と性器形態の異常
婦人科4 性器の炎症・STI
婦人科5 不妊症・避妊
婦人科6 女性のライフサイクルの変化
婦人科7 類腫瘍性病変・前癌病変・腫瘍
婦人科8 乳腺疾患
医師国試の過去問を1問1答化した短期集中型問題集。問題と解説を短く整理し、コンパクトにまとめました。出題数約30問の得点源・小児科の「弱点のあぶり出し⇒知識の補強」に!
総論1 成長・発達
総論2 栄養
総論3 主要症候とその病態生理
総論4 新生児
総論5 先天異常
総論6 治療
各論1 消化器疾患
各論2 循環器疾患
各論3 内分泌・代謝性疾患
各論4 腎・泌尿器疾患
各論5 免疫・膠原病
各論6 血液・造血器疾患
各論7 感染症
各論8 呼吸器疾患
各論9 神経・精神疾患
各論10 運動器疾患
各論10I 小児の新生物