本書では物質表面の解析方法とさまざまな手法による表面改質を出来るだけ多くのデータに基づいて平易にわかりやすく、しかし学問的な厳密さをはずさないで解説している。表面の解析と改質に関するわかりやすい入門書でありながら、ここから専門書を読み解くための基礎的な考え方と知識を得ることが可能なようにした。
ソウちゃんがいない。さあ大変!?物語の舞台は大阪のある小学校。東京から転校してきた3年生の女の子ユイのクラスには、ソウちゃんというダウン症の男の子がいました。ある日、体育の授業が終わって、もう給食の時間だというのに、ソウちゃんの姿が見えません。さあ大変。みんなで探し回ると…。本書は、大阪府豊中市の小学校の先生方やお母さん方、そして障害児たちに、著者が直接取材して書き上げたノンフィクション童話です。障害児のモデルは現在、同市立中学1年の男子生徒4人で、みなダウン症や自閉症で知的障害を持っています。彼らの小学生時代の経験がモチーフになりました。小学校中学年から。
石垣島、沖縄本島で、70年近く漁を続ける海人(ウミンチュ)・照屋規正。赤銅色の上半身には、少年の頃サメに襲われた歯列が大きく刻まれている。1936年、9歳の時、親に売られて海人になった規正。2003年3月、規正は初めて「魚が一匹も釣れない日」を体験する。規正の現在の漁場は、沖縄本島北部、沖縄で最も“ジャラン(豊富)”といわれる辺野古(へのこ)の海。この海には特別天然記念物の「ジュゴン」が生息し、一方、海上基地「米軍普天間飛行場代替施設」の建設が予定されている。美しく豊かな沖縄の海に、いま何が起きているのか?一人の海人の鋼のごとき半生を追い、海から見た沖縄の歴史を描き出す、書き下ろしノンフィクション。
幕末ニッポンを駆けぬけた33年の生涯を完全網羅。
電験三種への新規参入者向けに、計算問題に対応できるように企画されたテキスト。初心者用に受験ガイダンスもあり、例題や問題では、どの公式を使ってどのように計算しているか、また計算過程も省略しないで解説してある。
本書では、計測機器の管理に関連するISO9001:2000の要求事項を理解し、それに応じた組織の管理の方法の指針を示し、計測機器の管理に従事する方に対する力量の向上並びに管理、校正に関連するコスト削減を示す。
「私はゴルフ馬鹿を育てる気はなかった。ゴルフは究極的には人格の勝負。自分をコントロールできない人間が、いいゴルファーになれるわけがない」-。幾多の苦難を乗り越えて「夢、誇り、努力」の大切さを教え続けた父親の感動の教育論。
東山画伯といっしょに旅をしてみませんか。フィンランドの森、オーストリアの湖、ドイツ中世の町、中国の山水。そして唐招提寺の山や海に…。名画とともにめぐる美の旅路。名作に出合い、喜びと感動にふれる美術館ガイド付き。
そもそも株式とは何かから始まり、証券取引所や証券会社の仕組み、実際の株式投資のやり方まで、ベテラン証券記者が初心者向けにわかりやすく解説しています。インターネット取引の興隆、商法の改正、証券業界の再編・淘汰など投資環境の変化を踏まえ、大幅改訂しています。株価形成に大きな影響を及ぼす信用取引や先物・オプションについても詳しく触れています。
“たたきあげ”のカネコ先生の人気講座を実況中継。実務に精通した筆者だから語れる「企業会計の本質」。
本書は改善の方法について考え、簡易な工程改善で大きな成果を得られる手順と実例をまとめたものである。
仏法の実践を分かりやすく解説。「やさしい教学」第3弾。
教科書問題といえば、誰もが歴史教科書を思うだろう。けれど、1996年の教科書検定で、じつは家庭科からも多くの不合格がでていた。そこには検定側のどんな意図があったのか。かつて家庭科は女子だけが学んでいた。男女ともが履修するようになったのは’90年代のこと。生きていくために必要なすべてを家庭で学べるわけではないから、学校教育が重要なのは家庭科も同じ。ところが、戦前から「殖産興業」「富国強兵」「良妻賢母」「経済高度成長」…とスローガンを掲げ、国は教育を通じて都合のいい「家庭像」「人間像」をわれわれに刷り込もうとしてきた。そして少子高齢化社会に向かう現在、高齢者介護は家族だけで支えなければならないというのか。「望ましい家族像」を教科書に描いたところで、少子高齢化はとめられない。
ワラビーのトトから大切な手紙をあずかったマルコ・ポスタル・グラスボトルは、ロンドンをめざして何千キロもの旅をします。ガチョウのトマスをお供に、船やラクダや気球に乗っての冒険旅行です。それにしても、こんなにたいへんな思いまでして運ぶ手紙には、いったい何が書いてあるんでしょうか。
さくら、サクラ、桜、櫻、SAKURA…。日本語の表記は実に豊かというか複雑多様。その中で、誰もが読むことができ、誰もが一様に理解できることをめざす新聞の表記法は、現代日本語の一つのスタンダードといえるだろう。では、新聞表記の規則・考えはどんなものなのか?時に「し烈」といった表記が散見するのはなぜか?長嶋茂雄か長島か?身近な“教材”である新聞を通して日本語を見直し学び直す一冊。