世界一ゴースト人口の多い街、ロンドン。葉巻の残り香を漂わせるチャーチル。サヴォイ・ホテルの黒猫カスパー。旧大英博物館駅で古代エジプト人が叫ぶ。王族のゴーストで賑わうロンドン塔。貴婦人の幽霊はフォートナム・アンド・メイソンに…英国史がたのしい。
東京オリンピックの3年後、ビートルズ来日の1年後のことだ。高校3年生だった吉野洋行は、アルバイトをきっかけにCMクリエイターを志す。せっかく入った大学を中退し、カフェで働きながら、業界入りを目指すが、ひょんなことからヨーロッパに渡ることにー。そこには、結末がまったく見えない波瀾万丈の大冒険が待っていた!
本ではない。まず旅だ! ジャーナリストならではの鋭敏な感覚で、世界の姿を読者にはっきりとさしだした思想旅行記の名著。
鉄道の旅をいっそう楽しむための専門情報誌令和を走る夜行列車
天皇陛下の平成30年間の驚異的な旅の記録
本書の核は二つある。一つは、平成30年間(平成30年は8月まで)の天皇皇后両陛下の旅の移動距離や訪問地などを報道資料をもとに集計、「一目でわかるデータ」にしたこと。
もう一つは、30年間の旅先での具体的なエピソードをひもときながら、両陛下の人となり、ひいては平成という時代を浮かび上がらせようという試みである。
天皇・皇后両陛下といえば、被災地で人々を励ましたり、戦没者や災害・公害などによる死没者の碑などを訪ねて祈られたりと、旅先の姿が印象深いのではないだろうか。
両陛下の旅は、被災者と向き合う、社会の片隅におかれた人々の声に耳を傾ける、かつての交戦国を訪ねて過去と向き合い親善を深めるなど、さまざまだ。
天皇陛下にとって、旅こそ「象徴」としてのメッセージを発する機会ではなかったか。『旅する天皇』を本書の書名にした意図である。平成時代の天皇・皇后両陛下の旅の全貌を伝える一冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
巻頭に掲載した2色ページの「データで見る天皇の旅」は集計するのに、1年以上かかりました。まず、宮内庁ホームページにある「天皇皇后両陛下のご日程」を30年分チェック。さらに報道資料などを調べ、日別に訪問先や宿泊地、経路などを確認。そして、主にインターネットの検索サービスを用いて移動距離を集計。出てきた移動距離は驚くべきものでした。数字は、本書でご覧ください。
はじめに
データで見る天皇陛下の旅
平成元年(1989) 平成スタイルの旅は徳島から
平成2年(1990) 即位の礼と三大行幸啓
平成3年(1991) 避難所の床に膝をつき見舞う
平成4年(1992) 歓迎の拍手を受けた中国訪問
平成5年(1993) 歴代天皇で初めて沖縄へ
平成6年(1994) 戦地慰霊の旅はつづく
平成7年(1995) 被災地の避難所へ励ましの旅
平成8年(1996) 御用邸で静養中も実はお忙しい
平成9年(1997) 「全国豊かな海づくり大会」とは
平成10年(1998) 長野パラリンピックでウエーブ
平成11年(1999) 宮中茶会と天皇陵参拝
平成12年(2000) オランダでの長い黙祷
平成13年(2001) 国賓へのおもてなし
平成14年(2002) 冷戦終結でかなった東欧の旅
平成15年(2003) 13年ぶりに訪れた軽井沢
平成16年(2004) 記憶に残す、母と娘の旅行
平成17年(2005) サイパン断崖から鎮魂の祈り
平成18年(2006) 島民の声に応えて三宅島へ
平成19年(2007) 魚類学者としての顔
平成20年(2008) ブラジル移住100年の重み
平成21年(2009) 結婚50年、こどもの国に集う
平成22年(2010) 皇室が受け継いできた養蚕
平成23年(2011) 東日本大震災の被災地を巡る
平成24年(2012) 東京駅からお召列車で出発
平成25年(2013) 水俣訪問の約束を果たす
平成26年(2014) 対馬丸犠牲者の慰霊で那覇へ
平成27年(2015) パラオと北原尾のつながり
平成28年(2016) ハマギクが復興の支えとなる
平成29年(2017) 「私的旅行」に、にじみ出る思い
平成30年(2018) 最後の年に北と南の島へ
イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物1、2
イラスト・コラム 天皇陛下の乗り物3、番外編
参考文献
古代から現代まで、人類は「旅」とともに世界を作ってきた!
人類は、旅によって未知の世界に触れることで発展してきた。はるか昔、アレクサンドロス大王の東方遠征は古代秩序を一変させ、大航海時代の冒険者たちは新大陸を発見して大陸間交易のパイオニアとなった。個人レベルでも聖地巡礼や遍歴修業、さらに近世の修学旅行というべきグランドツアーは旅行者の感受性や人格を豊かにしてきたことだろう。そして鉄道や自動車といった旅行のために用意されたテクノロジー、パックツアーやガイドブックといった旅行から派生したビジネスモデルも世界の風景を大きく変えてきた。本書は、紀元前から現代に至る旅行像の変遷を明らかにすることで、人類と世界の関わりを俯瞰する野心的試みである。
古代日本の真の姿が蘇る
『魏志倭人伝』『古事記』『常陸国風土記』
ーー独自の解釈が、新たな神話の世界を拓く。
文献解釈を中心に研究が重ねられてきたこれまでとは異なり、
著者自身が神話に語られる舞台を訪ね歩き、
古代日本の真の姿を浮き彫りにする。
令和年号の出典元でもある『万葉集』からの解釈や偽書の書評、
研究中の思い出などを新たに加え、文庫判として再編集。
柔道に明け暮れた高校時代、ユニークな先生や下宿の仲間たちと切磋琢磨し、英語教師への道を歩み始めた大学時代、高校教師として、生徒とともにそれぞれの「夢」を追いかけた日々…。これから新しい世界に踏み出すあなたの背中をそっと押してくれる自伝的小説。
光をめざして
第一部 光太の青春(高校時代)
一 伊豆へ
二 柔道
三 アルバイト
四 最後の大会
五 夢
第二部 京都にて(大学時代)
一 ユニークな先生
二 下宿の仲間
三 学生運動
四 作曲に挑戦
五 法学部から文学部英文学科へ
六 英語の修行
七 北海道へ
八 光をめざして
はるかな旅へ ある教師の物語
第一部 夢を追いかけて(明海学園)
第二部 はるかな旅へ(滝沢学園)
『光をめざして』『はるかな旅へ ある教師の物語』を読んで
日本中を歩いた民俗学者宮本常一が訪れた場所を追体験し、当時の取材対象者、関係者に会い、宮本の偉業を今日的に再認識しつつ場所の「いま」を考える民俗紀行エッセイ。
東京の14の島々へ!
イルカとクジラに会いに行こう!
青い青いボニンブルーの海(父島)、
動物も植物も驚きいっぱい(母島)
絶景の海中温泉にびっくり! (式根島)…etc.
採れたての明日葉に、黄金色の椿油、海の幸たっぷりの島ごはんも!
日本の有人島36島をめぐったイラストレーター・松鳥むうのリアルな島旅話がいっぱい!
かわいく、お安く、楽しく旅を楽しみたいあなたのための、
(ほぼ)全ページ100%イラスト旅エッセイ。
島好きに愛され続けてきた名著中の名著、増ページの<かいてーばん>です。
ホエールウォッチングにもぜひ!
【主な内容】
<小笠原諸島へ。>
父島MAP
母島MAP
小笠原 はじめてづくしの夏
小笠原 再びの春
<伊豆諸島北部へ。>
夜行船で伊豆諸島へ
大島MAP
大島 レトロ&スピリチュアルアイランド!?
利島MAP
利島 山とサザエに大格闘!?
新島
新島 とってもアート!?
式根島MAP
式根島 温泉とおっちゃんワールド
神津島MAP
神津島 旬のお魚づくし
おうちレシピ くさや&明日葉
旅人さんとの出逢い
<伊豆諸島南部へ。>
三宅島MAP
三宅島 火山と再生
御蔵島MAP
御蔵島 イルカとカツオドリ
八丈島MAP
八丈島 昔さんぽと島ごはん
のんびり 八丈島 島カフェ
青ヶ島MAP
青ヶ島 絶海の孤島は出逢いがいっぱい
竹芝桟橋で島きぶん
松鳥的 島ごよみ。
小笠原&伊豆諸島べんり帖
ふらっと旅に出かけてみれば、きっとすてきな発見がある。忘れられない人との、そして食との出会い。居酒屋料理からおやつまで、心に残る「そこでしか食べられない味」を求め、今日も旅の達人・池内紀がゆく。ゆったりのんびり旅気分にひたれる、大人のための散歩エッセイ。著者直筆の味わいあるイラスト多数収録。
沖縄、LA、ロンドン、パリ、東京、フクシマ。世界各地の人や音、訪れたことなきあこがれの楽園。記憶の糸が道しるべ、ちょっと変わった世界旅行記。川勝正幸氏によりインタビューも収録。
太古から人が用いてきた移動手段、徒歩。未知の世界を歩くには食べ物が必要だ。登山家や探検家は綿密な計画を練り、軍隊のためには保存食が開発される一方、都市部ではスナックが簡単に手に入る。歩き旅の食事の多様性に迫る。
雲の上は信じられないほど感動に満ちているーー現役パイロットが空旅の愉しみと飛行機の神秘、上空で見た絶景について語り尽くす
江戸、東海道、木曽路、善光寺、伊勢、京、畿内、金毘羅、厳島…新しい発見が止まらない!江戸時代のベストセラー、旅ごころをくすぐる21の傑作をベストセレクション。
巨大精霊の葬儀に襲撃をかけた精霊人集団。葬儀は無事、執り行われたものの、送儀師に甚大な被害が出てしまう。そんな中、精霊人であることを隠匿していたペレナイに対して疑惑の目が向けられたことにより、ある秘密が明かされる。
「旅」をテーマに学ぶ、すぐに使える台湾華語
台湾に興味のある人や台湾華語を学ぶ人にとって、まさに旅行は実践の最大のチャンス!
本書では、台湾旅行を9つのシチュエーションに分け、それぞれのシーンで想定される台湾人との会話を通じて台湾華語を学びます。 飛行機の機内アナウンスからはじまり、観光に出かけ、街歩きや買い物・食事を楽しんだ後、台湾人と仲良くおしゃべりを楽しむ…というように、実際に旅の気分を味わいながら学習できる構成になっています。
CDつきだから、音声を聞いてすぐに使えます。台湾旅行を存分に楽しむための学習書。
※本書は、国際語学社より出版されていたものを一部、改訂改題したものです。
食べ物で解く物語の謎……。
アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。
待望の第2弾。
ポアロやミス・マープルの物語を彩る豊富な食の描写や習慣を詳しく知ることで、作品の世界や謎解きをより深く味わい、イギリスについて楽しく学ぶことができる一冊。
北アルプス登山の計画を立てるときのヒントが満載!テント泊を想定したコースと歩き方を案内し、標準日数、難易度、マップ、高低図などを示したモデルコースを紹介。著者自身の経験談や登山中の注意点も記載。