十返舎一九の娘・舞は、酒びたりで奇行を繰り返す父、一九の弟子で夫の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、奇人変人に囲まれ、その尻拭いをする日々を送っている。そんな舞たちが、ひょんなことから一九の故郷・駿府まで旅することに。これぞ本家本元「東海道中膝栗毛」。奇人変人たちの珍道中を、ユーモアと人情味たっぷりに描く、好評シリーズ第三弾!
美術好き・旅好きが目ざすべき、47都道府県の「この一点」。
「旅してでも見る価値あり」という視点で選んだ新・美術館ガイド
日本美術の「真価」を知るには、所蔵先まで旅するのがベストです。「混まないから作品とじっくり向きあえる」ことに加え、「その土地と作品のつながりをリアルに実感できる」「当初意図された通りの展示空間で見られる」など、鑑賞体験の感動が何倍にも増大することも。なかには、「国宝の屏風絵をガラスケースなしで見られる」というスペシャルな機会もあり!
本書は、日本各地の「旅してでも見る価値がある作品」=「この一点」を山下先生の独自の視点で厳選し、詳しい解説とともにオールカラーで紹介しています。全62施設(寺院含む)、47都道府県を網羅しているから、どこからでもスタート可能。お目当ての作品の展示時期を調べたら、いざ、「この一点」を楽しむ旅へ! 美術好き・旅好きにおすすめの一冊です。
【本書に収録した作品】
三岸好太郎『飛ぶ蝶』(北海道)/棟方志功『花矢の柵』(青森県)/狩野永徳『上杉本洛中洛外図屏風』(山形県)/木村武山『阿房劫火』(茨城県)/『捕鯨図万祝』(千葉県)/鏑木清方『一葉女史の墓』(神奈川県)/『火焔型土器(指定番号1)』(新潟県)/『風俗図(彦根屏風)』(滋賀県)/長沢芦雪『龍図』(和歌山県)/正阿弥勝義『菊花・虫図皿』(岡山県)/雪舟等楊『四季山水図(山水長巻)』(山口県)/副島種臣『帰雲飛雨』(佐賀県)/田中一村『不喰芋と蘇鐵』(鹿児島県)ほか。
【著者略歴】山下裕二(やました・ゆうじ)
美術史家、明治学院大学教授。1958年、広島県生まれ。東京大学大学院修了。専門は室町時代の水墨画。1996年に赤瀬川原平と結成した「日本美術応援団」の団長として縄文から現代美術まで幅広く論じ、講演や展覧会監修などを通じて日本美術の魅力の発信に努める。『商業美術家の逆襲』『日本美術の底力』(ともにNHK出版新書)、『日本美術応援団』(赤瀬川原平との共著、ちくま文庫)ほか著書多数。
アジア から アフリカ まで、世界のおみやげをテーマにした旅の図鑑。過去の旅を振り返りながら買ったものを思い出したり、これから行く旅先で買いたいものを選んだり、旅好き・雑貨好きのみなさんに贈る一冊です。
本書には以下の内容が収録されています。
●巻頭特集
・世界雑貨紀行
・世界のスーパーマーケット
・ニッポン発!人気おみやげコレクション39
●私はこんなモノを集めてきた
・ ラバーダック
・ ブッダマシーン
・郷土玩具
●アジア
日本 / 中国 / 香港 / マカオ / 韓国 / 台湾 / モンゴル / タイ / シンガポール / ベトナム / インドネシア / フィリピン / カンボジア / マレーシア / ミャンマー / インド / スリランカ / ネパール / ウズベキスタン / トルコ / イラン ……ほか
●ヨーロッパ
オーストリア / オランダ / ドイツ / フランス / ベルギー / スイス / イギリス / フィンランド / アイルランド / アイスランド / スウェーデン / イタリア / クロアチア / スペイン / ポルトガル ……ほか
●南北アメリカ
アメリカ / カナダ / メキシコ / グアテマラ / コスタリカ / キューバ / ブラジル / アルゼンチン / チリ ……ほか
●アフリカ
エジプト / モロッコ / チュニジア / ケニア / 南アフリカ / モザンピーク ……ほか
●大洋州
オーストラリア / ニュージーランド / タヒチ
※予告なく一部内容が変更される可能性もあります。予めご了承ください。
「フランスの最も美しい村」とは、1982年に設立された「フランスの最も美しい村」協会が、地方の村の保全と活性化を目指して厳密な基準のもとに審査、公認する。その活動は「世界で最も美しい村」連合へと発展し、ベルギー、カナダ、イタリア、日本、スペイン、スイスと世界的に広がってきた。
写真家吉村和敏が各国の「最も美しい村」を全踏破(取材時点)し、これまでにフランス、イタリア、ベルギー、スペインを写真集として刊行してきた。
本書は、2009年に刊行した、記念すべき第1作に2017年時点で追加された10村を加え刊行した増補版である。
掲載しているのは全156村。村々の美しい景色と、そこに誇りを持って暮らす人々の息遣いを写しとった、珠玉のガイド写真集。
■北東部
1.アルザス、ロレーヌ
2.フランシュ・コンテ
3.ブルゴーニュ
4.ピカルディ
■南東部
5.プロヴァンス・アルプ=コート・ダジュール、コルス
6.ローヌ・アルプ
■南西部
7.ミディ・ピレネー
8.ラングドック・ルシヨン
9.オーヴェルニュ、リムーザン
10.アキテーヌ、ポワトゥ・シャラント
■北西部ほか
11.ペイ・ド・ラ・ロワール、サントル
12.ブルターニュ、ノルマンディ
13.イル・ド・フランス、レユニオン
ロードマップ、アルファベット順索引付き
ライフワークとなった『街道をゆく』全43巻。日本各地、世界各国をめぐり、印象深い人々との出会いや街の風景をとおして、人間の営みをみつめた、その思索のエッセンスをテーマごとに精選。巻末には「国別・地域別・都道府県別・街道別章名」と「歩いた道」一覧を収録。
旅をとおして心の再生に出発!
マルコ・ポーロにいざなわれ、京都、春日井、若狭、伊豆、尼崎へ。
今日はいずこへ明日はいずこへ。大江いずことマルコ・ポーロのぶらり珍道中。
別れた彼氏のことを引きずる大江いずこ。普段の仕事でも集中力を欠く日々が続く中、帰りがけに呼び止められた道端のアクセサリー売りから思いがけず安物のペンダントを買ってしまう。その夜、マルコ・ポーロを名乗る不思議な声が聞こえ……姿を現した自称マルコと、ドタバタとやりとりしながら、日本各地を旅するいずこ。行く先々で出会う人々と、旅ならではの出来事をとおして、次第に自分を取り戻していく。
プロローグ 病床で祈願
第1話 京都で天津飯
第2話 春日井で廃線
第3話 若狭で迷子
第4話 伊豆でダイビング
エピローグ 尼崎で温泉
「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く
本好きの、本好きによる、本好きのための本
消えてゆく本
書けなくなった詩人
「本の魔窟」に暮らす青年
本であふれた世界に、希望はあるか?
本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来
作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー
読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」
正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」
あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」
書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」
「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」
いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語
2019年7月に発売した「食と雑貨をめぐる旅 悠久の都ハノイへ」の改訂版です。
ベトナムの首都、北部にあるハノイは、フランス統治時代の面影が残り、中国やフランスの影響を受けながら独自に発展してきた街並みや食べ物、工芸品が楽しめることで人気を集めています。
複数の航空会社が日本各地とハノイを結ぶ直行便を運航しており、5〜6時間で到着するアクセスの良さも魅力です。
本書は、ハノイ在住で、とくにベトナムの雑貨や手仕事にくわしい著者が、友人や家族を案内するつもりで、ハノイで訪れてほしい見どころ、飲食店、ショップ、ホテルなどをピックアップし、ご紹介する一冊です。
たくさんのお店が並び、にぎやかな旧市街を含む「ホアンキエム湖周辺エリア」と、落ち着いた雰囲気でセンスのいいショップやカフェなどが点在する西湖エリアを中心にとりあげる「西湖&その他のエリア」にわけて、ハノイの街をご紹介します。
ベトナム料理解説やハーブ&食材図鑑、刺繍をはじめとする手仕事についてなど、ベトナム文化に触れられるページも!
さらに、ハノイから足をのばしたい、陶器の里として有名なバッチャン村や、少数民族が暮らすサパ、見どころ満載の景勝地ニンビン、幻想的な風景が広がるハロン湾なども掲載しています。
最新版発行にあたり、最新データ、新たなおすすめ店を掲載しています。
今も精力的に世界を旅するベテラン旅行作家が、これまでの旅で出会った「桃源郷」を紹介。
ラオスのルアンパバーン、パキスタンのフンザ、ウズベキスタンのサマルカンド、日本の多良間島、チベットのラサ、そして著者の故郷である長野県安曇野。自分にとってそれらの地がなぜ桃源郷なのか、自らの人生を重ねながら、その理由を紡いだ珠玉の紀行エッセイ集。
旅の桃源郷は人によって違うが、そこに至るプロセスは酷似している。それぞれの桃源郷をみつけてほしいーーと著者は読者に問いかける。忘れかけていた旅の魅力と力を改めて思い起こさせてくれる一冊。
第一章 桃源郷には音がないーー山にかこまれた小さな王国
ルアンパバーン(ラオス)/チェンマイ(タイ)/ラーショー(ミャンマー)/フンザ(パキスタン)
第二章 小島の桃源郷ーーサンゴに海に小径がつづく
多良間島(日本)/宮古島(日本)/エーゲ海(ギリシャ)/サハリン(ロシア)
第三章 水の桃源郷ーー湧水に出合う旅
サマルカンド(ウズベキスタン)/シルクロード(中央アジア)/ローイクラトン(タイ)/安曇野(日本)
第四章 刻まれる歴史ーー翻弄される時代のなかに桃源郷
香港(中国)/タイ料理(タイ)/菁桐(台湾)/ラサ(チベット)
第五章 桃源郷で人生を忘れる
シンガポール(シンガポール)/ダラット(ベトナム)/コックスバザール(バングラデシュ)
「呑んだ、食べた、うまかった!」と仲間で騒いだ若い頃の居酒屋巡りももちろん結構。しかし、歳を重ねた身には一人旅こそ快適。あるのは誰気兼ねなく好きに過ごせる時間だけ。口開けまで、と気になった美術館を巡り、名所の碑文・銘文をじっくり眺め、常連ばかりの喫茶店で一休み。そうして土地をより深く知ったのち、これと決めた名店でやる一杯の美味さよーー孤高の居酒屋評論家がたどり着いた居酒屋旅がここに。
育児も家事も、小説執筆も社長業も忙しくて心がなくなりそうだった時。陶器のカップの美味しいコーヒーを車の中に持ち込み飲んでみたら、新しい風が吹いてきたー。人生は思い通りにならないけれど、一つ普段と違うことをしてみると、異なる景色が見えてくる。自分なりの人生をカスタマイズすることの歓びが見つかり、しなやかで丈夫な心が育つ。
客船ならではの旅として、日本の島旅を取り上げます。五島列島、伊豆諸島、沖縄諸島など現地取材を行い、「いま、島にしかないものを求めて船で海を渡りませんか?」をテーマに、クルーズでこそ楽しい島への旅を紹介します。“次のクルーズは島に行きたくなる”一冊です。
(1)五島列島、極上の海と大地、西の果ての島々へ。福江島、上五島、壱岐、対馬をめぐる旅。 (2)伊豆大島、東京にあるネイチャーアイランドの素顔。 (3)沖縄アイランズの休日、8つの島の個性を楽しむ。(4)せとうちをガンツウで浮遊する。(5)テレビでおなじみ「上田寿美子」「北原照久」によるシリーズエッセイ ほか (6)特別とじ込み企画「アイランズトラベラー」 日本の島のことがわかる島ガイド。
地理、観光、名物、特産、ご当地あるあるーー自宅で気軽に日本一周!
あなたはこの物語の意味、わかりますかーー?
◆愛媛名産の果物をテーマに連載小説を書いて欲しい。この依頼を受けて五十年経ったが、一向に最終回に辿り着かない。
◆今年は八百万の神も一斉には集まらない。県をまたいでの移動は自粛し地元だけで開催。「結局いづものメンバーだな」
◆魚を捕まえるだけで稼げる仕事がある。そんな話を鵜呑みにしたのが良くなかった。気づけば私は鳥の姿になっていた。
◆「田沢湖は年々深くなっているらしい」噂の真相を調査しに行った研究チームからの報告が、今朝ブラジルから届いた。
……など、子どもも大人も虜にする、日本津々浦々の82話を収録。
物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
【目次】
地球の観光名所/惑星まりも/雪まつりの中の人/世界を変えるリンゴ/せいかんトンネル/真・わんこそば/二枚タン/泣く子/深すぎる湖/蝉岩/駒の赤ちゃん など
「社長室の壁を取っ払ってください!」新社長の一言が風を起こす。50人足らずの社員たちが有機的に動き出し、彼らの熱が外部からの応援者も呼び寄せた。経営危機からのV字回復。飛行機を一機しか持たない、日本最小の航空会社が奇跡的に復興した、現代のおとぎ話。その秘密に迫るべく、社員一人ひとりに寄り添って取材したドキュメント。熊本地震や世界遺産登録を経ての天草の現状も追加取材。
佐々木小次郎、丸目蔵人佐ら、有名剣豪が次々に登場!! 慶次と彼らのいくさが迫るーー!!
一九四〇年六月のある朝、H・A・レイとその妻マーガレットはドイツの軍隊が攻めてくる数時間前にパリを脱出した。それも自分で組み立てた自転車に乗って! わずかな荷物のなかにあったジョージの原画が絵本になるのは、翌年アメリカでのこと。ふたりの生い立ちや奇跡の逃避行を、日記や写真、イラストをまじえてたどる。
大人気シリーズ「ご朱印めぐり旅 乙女の寺社案内」の
『熊本・大分・宮崎・鹿児島』版!
ほっこり笑顔やすてきな縁をもたらす
おみくじやお守り、小物たち。
恋愛成就に仕事運、子宝・安産、家内安全…
かわいい絵馬に願いを込めて。
凛とした空気に癒されたあとは、
カフェやショップで楽しいひととき。
ご朱印のいただき方や参拝のルールなど
寺社めぐりのあれこれも丁寧に解説しています。
SNSで旅先のアンケートを取るざつな旅にハマった新人漫画家大学生の鈴ヶ森ちか。
これまで日本全国津々浦々の旅を経験してきたちかが訪れたのは、試される北の大地・北海道!!
憧れの地で、彼女は何を見、何を感じるのか…。
今回の旅では、北海道の道南・道東の旅と、新潟再訪旅をお届け!
その他、鈴ヶ森ちか執筆の読み切り『その想いは、ね…』も特別収録!
ざつな旅だからこそ見れる景色がある、初めてがたくさんの旅コミック第7巻!