本書の柱は、1970年代前半の「水俣病闘争」を患者たちの立場に立って支えることに徹した精神的な指導者・渡辺京二の軌跡である。中でも1990年12月に、熊本・真宗寺で語った「水俣から訴えられたこと」は、昭和44年から昭和48年までのおよそ4年間にわたる、患者たち自身による闘争の全体像を、著者自らが総括する形でまとめられており、水俣病事件の本質を初めて公の場で述べた注目すべき講演録である。他に、水俣工場前での坐りこみのビラ、「許す」ということの意味、など重要な資料(論考)も収録。
【I】闘争のさなかで
現実と幻のはざまで/死民と日常/流民型労働者考/チンプンカンプンとしての裁判/終りなき戦いの序章/私説自主交渉闘争/『わが死民』解説
【II】あの闘争とは何だったのか
水俣から訴えられたこと(真宗寺講演録)/『わが死民』あとがき/義の人の思い出/「許す」という意味
《資料》
水俣病患者の最後の自主交渉を支持しチッソ水俣工場前に坐りこみを/われわれは存在をかけて処理委回答を阻止する/三宅さんの訴訟取下げについて
会話するとき、家族と過ごすとき等あらゆる場面で、私たちは日常生活の秩序を無自覚に作り出し維持している。エスノメソドロジーは、私たちがこうした日常の諸活動をどのように行なっているか、その方法を分析し明らかにする試みである。本書ではなかでも会話分析と関わりの深い論考を集成。創始者H・ガーフィンケルによるエスノメソドロジー研究の基礎を知る重要論文「日常活動の基盤」や、自殺志願者と相談センターの職員との会話を分析した、H・サックスによる記念碑的論考「会話データの利用法」等を収録した。本書に収録された各論考はいまなお、この分野の基本文献であり続けている。
序論 エスノメソドロジーー社会科学における新たな展開 (ジョージ・サーサス)
日常活動の基盤ー当り前を見る (ハロルド・ガーフィンケル)
会話データの利用法ー会話分析事始め (ハーヴィー・サックス)
会話はどのように終了されるのか (エマニュエル・シェグロフ、ハーヴィー・サックス)
訳者解説
あとがき
ちくま学芸文庫版訳者あとがき
事項索引
販売なくして企業なしは、昔からのテーマであり、今日は、回収なくして販売なし、からさらに法律なくして完全回収なしの時代です。「企業」ということばは、読んで字のごとく、「業を企てる」ことです。企てとか計画には、挫折・失敗・見込み違いは、つきものです。したがって、企業にはつねに倒産の危険が内在している、といっていいでしょう。主要な得意先が倒産し、売掛債権が焦げつき、受取手形が不渡りになれば、自社もまた倒産の危機に見舞われます。商取引には、危険がいっぱいなのです。このような危険の発生を予防し、万一、危険が発生した場合には、そこから生ずるダメージを最小限に食い止めることを日ごろから心がけておかなければなりません。それが、危険管理(リスク・マネジメント=RISKMANAGEMENT)です。
危険管理は、いろいろな次元で考えることができます。防衛問題は国家の、雇用保険は社会の、損害保険・生命保険は個人の、それぞれのレベルの危険管理です。それでは、企業レベルの危険管理とは、なんでしょうか。それは、売掛債権の焦げつきや受取手形の不渡りをいかにして予防するか、不幸にして発生してしまった焦げつきや不渡りをいち早く、より多く、費用をかけないで安く確実に回収するにはどうしたらよいか、ということです。万全な危険管理を行うには、法律や経営の知識はもちろん、タイミングのよい的確かつ客観的な判断が必要になります。この時期、経理責任者や営業マネジャーに売掛金を完全に回収するために実務から見直しいただきたいことがあります。自社の与信管理システムのも直しです。例えば、1与信限度額の見直しを図る、2売掛金期間・手形サイトの短縮化を図る、3現金取引の拡大を図る、4資金化の効率を高める、5債権の不良化防止策を講じる、などです。
本書は、このような課題に早期に着手し、実現を図るための手引きとなることを企図して執筆したものです。筆者は、与信管理コンサルタントとして、企業の経営組織管理や営業部門管理の強化に携わっていますが、売掛金管理および回収はどう進めたらよいのか、相談やセミナーの講師をさせていただいています。本書は、代金回収の相談やセミナーで多くとりあげられるテーマや課題に焦点をあてて、実務に役立てられるようにしました。あえてチェックリストや管理帳票、グラフ、チャート、フォーマットなどを多く取り入れました。これらの資料を自社の業務形態にアレンジして売掛金回収のヒントにしていただければ幸いです。
ラミア、ハーピー、ケンタウロス、スライム、マーメイド、アラクネ、デュラハン……可愛いモンスター娘たちと同居中の人間の主人公。DTとは思えないモテモテハーレム状態だけど、モン娘とのエッチは法律で厳しく禁止されていてーー!? 12巻は【他種族間交流博覧会】が舞台。新たなモン娘が次々と主人公に(色々な意味で…)襲いかかる!! 酉年ということでハーピーの【パピ】大活躍!! オールカラー【スー冷え冷え編】も収録!!!
仕事に真摯な宮廷鍛冶師の主人公・フェイクは、ブラックな職場で同僚や上司から日々あらゆる仕事を押し付けられていた。
それでも一心に取り組む彼は、ある日隣国の公爵令嬢・アリシアに婚約者として引き抜かれてーー!?
ブラック職場から一転、幸せをつかみ取る日常譚!
王子様の正体は、彼女限定ストーカー!?
本書は、台風、大雨、地震などの自然災害はもちろん、感染症や犯罪という「災い」も含めた、
防災ガイドブックです。〈災害前の予防・そなえ〉と〈被災後の対処法〉を解説しています。
また、各分野の最前線で活躍する専門家にQ&A 形式でアドバイスをしていただきました。
さらに生きていく上で大切な「お金とくらしのまもり方」について、災害の観点から詳しく紹介しており、
これからの時代になくてはならない危機管理を網羅した「バイブル」として、一家に一冊置いてほしい防災手帖です!
PART01 感染症が流行ったとき
PART02 風水害にあったとき
PART03 地震にあったとき
PART04 犯罪に巻き込まれたとき
PART05 お金と暮らしの困りごと
Q&A プロに聞きました
その結末は予測不可能…!? 大人気テレビドラマ「世にも奇妙な物語」から恐怖と不思議な世界が渦巻く4作品を収録!
はじめしゃちょーは超フリーダムなYouTuber。現在チャンネル登録者数は約500万人、動画の総視聴回数36億回超、日本一のYouTuberである! そんなはじめんの日常マンガ、第3巻はU-FES.2016東京公演の裏側や、動画はもちろんカードゲームにも全力投球なはじめんの勇姿をばっちりしっかり収録してます。
『季刊 未来』誌で「星形の庭の明るい夢(1970-1989)」として連載され、すでに刊行された『オペラ戦後文化論I 肉体の暗き運命1945-1970』の続篇であり完結篇。文学、ダンス、演劇、ファッションなどさまざまなジャンルにわたる自身の応答のパフォーマンスをそれぞれの時代状況とともに再検証する。戦後時間をほぼリアルタイムで歩み来たった著者の戦後文化にたいする思想的・表象文化論的総括の書。
目次
目次
前奏曲(武満徹)
第一幕 黄金疾走(吉増剛造/磯崎新/吉田喜重)
第二幕 East Meets West(三宅一生/山口昌男/瀧口修造/吉田喜重)
間狂言 NIPPON CHA CHA CHA(森村泰昌)
第三幕 内庭幻想(村上春樹/太田省吾/野田秀樹/中上健次)
第四幕 アルバム・モラル/日常異常(吉本ばなな/小川洋子/荻野アンナ/多和田葉子)
第五幕 FUROR SANCTUS/あるいは雪降る迷宮(荒川修作/ウィリアム・フォーサイス/黒田アキ)
前奏曲(武満徹)
第一幕 黄金疾走(吉増剛造/磯崎新/吉田喜重)
第二幕 East Meets West(三宅一生/山口昌男/瀧口修造/吉田喜重)
間狂言 NIPPON CHA CHA CHA(森村泰昌)
第三幕 内庭幻想(村上春樹/太田省吾/野田秀樹/中上健次)
第四幕 アルバム・モラル/日常異常(吉本ばなな/小川洋子/荻野アンナ/多和田葉子)
第五幕 FUROR SANCTUS/あるいは雪降る迷宮(荒川修作/ウィリアム・フォーサイス/黒田アキ)
目次
前奏曲(武満徹)
第一幕 黄金疾走(吉増剛造/磯崎新/吉田喜重)
第二幕 East Meets West(三宅一生/山口昌男/瀧口修造/吉田喜重)
間狂言 NIPPON CHA CHA CHA(森村泰昌)
第三幕 内庭幻想(村上春樹/太田省吾/野田秀樹/中上健次)
第四幕 アルバム・モラル/日常異常(吉本ばなな/小川洋子/荻野アンナ/多和田葉子)
第五幕 FUROR SANCTUS/あるいは雪降る迷宮(荒川修作/ウィリアム・フォーサイス/黒田アキ)