作品を生み出すために、映画人たちは何を考え、何を実践してきたのか?世界の映画人が語る、創作の秘密と批評的視座の精髄。映画づくりの核心に迫る、珠玉の講義録。
科学哲学の才穎は、なぜ、芸術についての考究をはじめたのか。論理と実験の世界に身を置きながら、彼は夢想やイメージにこそ人間の創造の根源を見出した。理路と詩語のあわいに広がる豊饒で自由な大地を指ししめす、バシュラール思想の核心。
「凡庸」とは「すぐれたところのないこと」などといった相対的、あるいは普遍的な概念ではない。ルイ・ナポレオンのフランス第二帝政期に誕生した、極めて歴史的な現実であり、その歴史性は今なおわれわれにとって同時代のものなのだーー大作『「ボヴァリー夫人」論』(2014年)の執筆がすでに開始されていた1970年代、『「ボヴァリー夫人」論』を中断してまで著者を執筆に駆り立てた、現代批評の頂点。
講談社文芸文庫版への序文
『凡庸な芸術家の肖像』への序章
『凡庸な芸術家の肖像』第一部
I 蕩児の成熟
II 蕩児は予言する
III 特権者の代弁
IV 開かれた詩人の誠実
V 韻文の蒸気機関車
VI 凡庸さの発明
VII 旅行者の誕生
VIII 芸術家は捏造される
IX 仮装と失望
X 写真家は文芸雑誌を刊行する
XI 編集者は姦通する
XII 友情の物語=物語の友情
XIII 『遺著』という名の著作
XIX 自殺者の挑発
XV 教室と呼ばれる儀式空間
XVI 説話論的な少数者に何が可能か
XVII イデオロギーとしての倦怠
XVIII 新帰朝者の自己同一性
XIX 日本人の模倣癖と残忍さについて
XX 才能の時代から努力の時代へ
『凡庸な芸術家の肖像』第二部
I 崩壊・転向・真実
II 夢幻劇の桟敷で
III 外面の痛み=内面の痛み
IV シチリア島の従軍記者
V ふたたび成熟について
VI バヴァリアの保養地にて
VII 徒労、または旅人は疲れている
VIII 文学と大衆新聞
IX 変容するパリの風景
X 物語的配慮とその許容度
XI 黒い小部屋の秘密
XII パリ、または数字の都市
XIII 排除さるべき落伍者たち
上巻への註
独創的な芸術作品のみならず、優れた芸術論やエッセイも多数遺した岡本太郎。1968年刊行の『原色の呪文』から、現代芸術に関する文章を抜粋、「黒い太陽」「わが友、ジョルジュ・バタイユ」「対極主義」「ピカソへの挑戦」「坐ることを拒否する椅子」「芸術の価値転換」「モダーニズム克服のために」などを収録。若き芸術家たちに絶大な影響を与えた芸術論の名著。
「原色の呪文」序──呪術誕生
詩
憂愁
赤い兎
夜明け
時計
現代の芸術精神
黒い太陽
美の先達者
わが友──ジョルジュ・バタイユ
死の本能──フロイト『快不快原理を超えて』
絵画の価値転換
夜の会
対極主義
芸術観──アヴァンギャルド宣言
ピカソへの挑戦──権威破砕の弁証法
ピカソの作品
圧しつぶされた叫び
わが裏切りの芸術
わがレアリテ
無意味・笑い(森の掟)
坐ることを拒否する椅子
梵鐘を作る
芸術の価値転換
絵はすべての人の創るもの
建築と絵画
芸術とデザイン
絵画における技術とはなにか
衝動から実現まで──私の創作過程
彫刻について
モダーニズム克服のために
世界のニヒリズム
対極──芸術の現代を超える
芸術と遊び──危機の接点
解説 安藤礼二
年譜
アートとスイーツの甘い関係を説いたフォトエッセイ・レシピ集。ピカソ、モネ、ゴッホ、プルースト、ヘミングウェイ…18人の芸術家をとりこにしたとびきりのスイーツ!芸術家たちは、作品とおなじくらいスイーツにもこだわりを持っていた。旅のガイドとしても楽しめます。オールカラー。
『ユリシーズ』へとつながる、ジョイスの半自伝的小説。彼の主人公は神話の発明家ダイダロスの末裔である。あるいはすくなくともダイダロスの末裔であらうとする。鳥でも天使でもない者が飛ぶことができるのは、言葉によつて思考し、表現するからである。ジョイスはイギリスの属国アイルランドの一人の男の子が言葉に執着しながら育ち、やがてキリスト教の信仰から離反し、イギリスの帝国主義からもアイルランドのナショナリズムからも独立し、言葉によつて立つ文学者にならうと決意するまでを、言葉をめぐる問題を中心に言葉で書いた。自由と脱出は飛びかける者の特性である(訳者解説「空を飛ぶのは血筋のせいさ」より)。
府ノ中武蔵映画祭の最終審査で再び門と競うことになった大助!! 門との関係を題材に、自己投影して“独自性”を追求した作品への評価は…!? 超有名映画監督・大和澤と門の意外な繋がりを知り、困惑する大助。ドキュメンタリー制作課題を機に、自分の“浅さ”を痛感した大助は、門にまさかの提案を持ちかける!!
相反する情熱がぶつかり合い呼応する、芸大映画制作物語!!
ミュシャ美術館公認の決定版
アール・ヌーヴォーの華 代表作のすべて
アール・ヌーヴォーの華、ミュシャを掌に!
プラハ・ミュシャ美術館が収蔵する代表作、遺品、写真などをくまなく収録した作品集。
「スラブ叙事詩」、素描、ポスター、パステル画、デザインを掌で楽しめる!
※本書は2001年9月刊『アルフォンス・ミュシャ 波乱の生涯と芸術』ミュシャ・リミテッド/編 島田紀夫/監訳を再構成したものです。