こんなミステリー、今まで読んだことない! 奇抜な特殊設定、奇想天外なトリック。新たな挑戦を続ける注目の若手作家の作品を紹介。
世界的なインフレと驚異的な円安ドル高が進む中、我々の生活は一体どうなるのか?以前より円安ドル高を唱えてきた著者が、「インフレは今後どうなるのか」「円安はどこまで進むのか」「アメリカ経済の本当の実力とは」「我々の資産の守り方は」といった気になる疑問にすべて答える。
「絶望感は乗り越えられるか」という永遠のテーマ。本書は、この難しい問いに対し、長く読み継がれることを願って書かれた。「ありのままの自分」を受け入れてくれない環境の中で育った人は、何かと生きづらい人生を歩みがち。しかし、「これしか生きる道はない」と思うから苦しいのであって、多面的な視点で物事を見ること、すなわち、マインドフルネスで生きることができれば、心身の健康にもつながる。逆に、心を閉ざしたマインドレスの状態におちいっている人は、人生で多くのものを失いかねない。心の「とらわれ」から解放され、幸福に生きるための心理学。
「黒い空気」を知らない人は合理的行動で失敗する。
佐藤優氏推薦!
(作家・元外務省主任分析官)
人と組織は合理的に失敗する。とくに日本の組織において表面化するこの「不条理」のメカニズムの解明に長年挑んできた著者。その積年の研究を発展させ、経営学者、組織論の研究者としての「不条理」研究の集大成として書き下ろしたのが本書である。
失敗する組織内では、指導者たちの合理的な判断によって、「やましき沈黙」が生じる。そして、どこかに潜んでいた「黒い空気」が、いつのまにか組織全体を覆ってしまうと著者はいう。
日本の「空気」の研究においては、これまで故・山本七平氏の論が多くの読者に支持を得てきたが、グローバル化にのみこまれ、変質し続ける日本社会において、その論を超える社会・組織の分析が必要とされているなか、著者は自らの幅広い学問知識を援用してこの難題に挑戦した。
日本近代の戦史から現代の企業経営史まで、絶えることのない「不条理」現象に着眼し、最新経済学やダイナミック・ケイパビリティ論などの経営学、さらにはカント哲学を援用して、組織を汚染し、破滅に至らせる病への処方箋を、現代を生きるリーダーに向けて提示する。
悲劇の戦史からの学びを、自らの仕事・経営に生かすことを願うリーダーたちに贈る著者渾身の書き下ろし!
【本書の構成】
序章◆日本の戦史にみる失敗の真因ーー指導者は不条理な「黒い空気」に覆われて失敗する
第1章◆「不条理」への経済学的挑戦ーー戦史にみる「黒い空気」発生のメカニズムと最新経済学
第2章◆「不条理」への経営学的挑戦ーーダイナミック・ケイパビリティ論とドラッカー経営論の援用
第3章◆「不条理」への哲学的挑戦ーー哲学者カントの「理論理性」と「実践理性」の援用
結章◆不条理な「黒い空気」に支配されないための処方箋ーー「理論理性」と「実践理性」の重層的なマネジメントが鍵となる
2022年10月16日、中国共産党第20回党大会が幕を開け、22日に中共中央委員会委員などを選んで閉幕。翌日の23日に、新たな中共中央委員会委員による一中全会(第一回中央委員会全体会議)が開催され、新チャイナ・セブン(中共中央政治局常務委員)が選出された。
この新チャイナ・セブンたちの詳細を調べ始めたところ、とんでもないことを発見したのである。あれ? おかしい……! 丁薛祥の履歴が異常すぎる!
彼は習近平が最初に中共中央総書記に選出された、2012年11月の第18回党大会で、全国代表の「代表」にさえ選出されていない。つまり、党大会に参加する資格さえ持っていなかったのである。それなのに中共中央委員会・候補委員には選ばれている。
しかし、その半年後の2013年5月には、中共中央弁公庁副主任兼中共中央総書記弁公室主任に抜擢され、それ以降は「習近平のいるところ、丁薛祥あり」と言っても過言ではないほど、習近平に影のように寄り添っているではないか。
党大会にも参加できなかったような男が、なぜこんなことになったのか。タイトロープを渡るような謎解きプロセスで、どうやら習近平は丁薛祥を後継者にしようと考えているのではないかという、考えてもみなかった「可能性」にぶつかったのである。
そこで北京にいる元老幹部に電話し、徹夜して挑んだ推理と、そこから出てきた否定できない結論をぶつけてみた。彼の口をついて出たのは、思いもかけない言葉だった。
それは目もくらむような回答だった。ああ、挑んで良かった。この発見は「中国共産党とは何か」を執拗に追いかけてきた、80年間に及ぶ闘いの結実の一つだ。
ならば、書こう。まるで戦場に向かう戦士のようにキーボードに向かって闘い続け、一気に書き上げたのが本書である。
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前代未聞の「三期目」に突入した習近平政権。習近平が三期目を狙った真の狙いを、現代中国研究の第一人者が仔細に解説。
新チャイナ・セブンや中国独自の宇宙ステーションの開発の狙い、不動産価格が中国で高騰している理由など、日本のメディアが伝えない中国の真実を語る。
中国の現在を見定めるために必読の一冊。
「早くして。何分かかってるの!?」「何よ、その目……」。四歳の娘マミちゃんの食事の時にイライラしてしまった咲希さんは、思わずマミちゃんを拳で叩いてしまいます。その拍子に椅子が転倒し、マミちゃんの額には痣が……。その痣を保育園が発見し、児童相談所によりマミちゃんは「保護」されることに。児童相談所で咲希さんは「あれはしつけだ」と言って虐待を認めません。この時、咲希さんは心の中で何を求めているでしょうか。支援者が彼女に対してできることは、何でしょうか。
虐待した親と、その子を再び結びつける活動を行っている著者が、親子の「安心基地」をつくるために必要なことを語ります。
たとえば、虐待した親とのコミュニケーションでは、中途半端なスキルを使っても、親との「回路」を開くことはできません。ここで言う「回路」とは、親と対話ができる、お互いに話を聞くことができる信頼関係といった意味です。
1 「子どもってね、〇〇ですよね」と一般化する/2 「よく頑張っているね。すごいね」と褒めるように心がける/3十分に話を聞かずにアドバイスをする/4 「また言ってるな」と取り合わないようにする/5よくわかってもらうようにと、丁寧な説明を頻繁にする/6 傾聴に終始する
これらは支援者が日常的に使っている支援のスキルです。ですが、実は「親との『回路』のできない働きかけ」です。このような対応は親とのつながりを生まず、親と支援者とを遠ざけます。
では、支援者はどのように親や子に接するのが望ましいのか。児童虐待に携わる仕事をされている方はもちろんのこと、一般の家庭や学校、さらには職場のコミュニケーションにおいても大切な「観察」の習慣について、多くの困難を経験した上で得た知見を伝えます。
日本人の心情と生活の根底には、鎖国時代に培われた実利主義が延々と生きている。しかしその伝統的実利主義を放棄してしまった時代があった。勝つ見込みのない戦争に突入した、昭和前期である──。
戦争の悲劇が生まれた根本的な原因に迫るほか、令和の為政者が昭和史から学ぶべきこと、「報道されなかった東南海地震」「ローマ字社会になりかけた日本」などの昭和史秘史を紐解く。さらに、東京帝大時代に100メートル走の未公認世界記録を出した外交官藤井実、翼賛政治会を議会で批判した中野正剛など、語り継ぎたい日本人についても取り上げる。
(目次より)
●「抽象的理想」の蔓延が日本の危機
●永井荷風の虚無
●報道されなかった東南海地震
●ローマ字社会になりかけた日本
●スターリンの北海道出兵計画
●台湾の指導者の日本観
●昭和天皇の摂政時代
●「昭和8年」の警告
●あさま山荘事件ーー戦前と戦後 交錯の瞬間
●特攻に反対した部隊長
●議会人の誇りを示した中野正剛
●驚くべき世界記録を出した藤井実
●自衛隊を出動させなかった赤城長官ーー60年安保
●「半藤史観」継承へ
SoftwareDesign誌での連載と技術アドベントカレンダー24回ぶんに収まらなかった関連知識を徹底解説。いわゆる「オブジェクト指向」と呼ばれる考え方から発展した分野は、どのようにソフトウェア設計の役に立つのかを、よく知られた原則、テスト駆動開発、デザインパターンなどを通じて理解できる一冊です。上級者には定番の知識を体系的に整理するヒントとして、初級者には可愛いイラストで覚えるキーワード集として、幅広く活用していくことができます。なお、サンプルコードはPHPで書かれていますが、他の言語に置き換えて読めるコードばかりです。PHPを使っているかどうかを問わず、全ての開発者にオススメです。
第 1章 クリーンアーキテクチャ
第 2章 パッケージ原則
第 3章 オブジェクト指向
第 4章 UML(統一モデリング言語)
第 5章 オブジェクト指向原則 SOLID
第 6章 テスト駆動開発
第 7章 依存性注入
第 8章 デザインパターン
第 9章 アジャイル開発
長宗我部信親ー敵も味方も魅了し、清冽に戦国を駆け抜けた若者がいた。父・元親から将来を嘱望された若武者は、“必敗必死”の戸次川で、なぜ戦場にとどまったのか。心を震わす戦国青春群像劇。
学校でファンが急増中! 「銭天堂」の作者・廣嶋玲子が描く宝石好きに贈るシリーズ、第4弾!
石とはふしぎなものでございますね。あるものはきらめき、あるものはしっとりと艶をおび、またあるものは秘密をいだいている……魔石館の石たちはそうしたものばかり。どうか、彼らの物語をお聞きください。
★ブラッドストーンーードラゴンの卵
大好きなおじいちゃんから、ドラゴンの卵を託されたマックスは……
★ラリマーーーカリブ海の宝石
仕事につかれきったマーサは、水色の石のネックレスにひきつけられ……
★ガーデンクオーツーー魂の宿り木
空想世界が好きなヨハンナは、叔父から水晶を贈られて……
★アレキサンドライトーー色変わりの道化師
ロシアの青年・ビクトルは、大金持ちに借金のお願いをするのだが……
★インカローズーー盗まれたインディオの石
インディオに傲慢にふるまうスペイン人・ペドロは、村に宝石があると知り……
★サファイアーー青の魔性
「呪われたサファイア」と呼ばれるようになったのは……
美しく、神秘的で、魅力と秘密にあふれた石たちの知られざる物語を6話収録。
戦国を勝ち抜いた男の外交戦略がこの国を平和に導いた。西欧諸国の思惑、朝鮮との国交回復…ウィリアム・アダムスと朝鮮貴族の娘・おたあの視点を交えて、徳川家康の知られざる姿を描く感動の歴史小説。
頑張るあなたに、大切なあの人にーー「癒し」と「元気」をプレゼント。
2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が贈る、大好評アート×ショート・ショート第2弾!華やかな赤い水彩画と心動かす物語を48篇、オールカラーで収録。
本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアートから受けるインスピレーションを手掛かりに、ハートフル小説の旗手・青山美智子氏が短い物語を綴った特別な作品集。
美しい絵画と優しい言葉のコラボレーションが、あなたの心にそっと寄り添ってくれるはず。
日々を懸命に生きる自分へのご褒美にも、大切な人への贈り物にも最適な一冊です。
【目次】
●ソフトランディング
●切って貼って
●脈々と
●晴れの日に
創刊75周年を迎えた月刊誌「PHP」に寄せられた著名人の記事から、人生の道しるべとなる文章を1日1篇形式で365日分集めた本。
もう、「コミュ障」なんて言わせない!未来を劇的に変える虎の巻。話し方のプロが教える待望の最新刊。
魔女からもらった「なみだのクッキー」。リコは、おばあちゃんに不幸な気持ちをつたえるため、クッキーを作りはじめました。小学校低学年から。
きみなら、どんなパンダのがらにする? 想像を広げるって面白い!
大人気妄想絵本『ショートケーキになにのせる?』に続く第2弾!
もしも動物園にいるパンダが全然ちがう「しろくろがら」だったら……?
ぼくと妹は動物園が大好き。なかでも、いちばんは「しろくろがら」がかわいいパンダ!……でも、まてよ? これが、ちがう動物がらだったら、もっとかわいくなるのかな?
たとえば……シマウマがらのパンダ! う〜ん、想像してみたけど、シマウマというより、ふとった白いトラだなぁ。 じゃあ、ウシがらのパンダ! う〜ん、ウシとちがって牛乳でないし……。次は、スカンクがらのパンダ! ブゥゥゥゥ〜おなら、くっさぁ〜〜!
なんだか、おもしろい! よーし! もう動物がらじゃなくてもいいから、色々なしろくろがらにしてみよう! みずたまがらのパンダ! うずまきがらのパンダ! めいろがらのパンダ……⁉
43万人に読まれた名著、待望の文庫化!
自閉症の長男、病に倒れた妻……。過酷な運命を引き受けながら、数々の大事業を成功させ、社長まで上りつめた佐々木常夫氏。ビジネスマンの逆風をしなやかに生き抜くための「仕事力」と「人間力」とはーー。
本書は、「リーダーとは、周りを元気にする人」「逆風の場こそ、君を鍛えてくれる」など、仕事や人生に悩んだとき、心の支えになってくれる珠玉の言葉集。
部下力、リーダーシップからタイムマネジメント、ワークライフバランスまで、あらゆる仕事に通じる働き方のエッセンスを25の金言に集約しました。
若手からベテランまで役立つ、“何度でも読み返したい″心揺さぶる本。
文庫版だけの書き下ろし「エピローグ13年後」を収録。
(主な内容)
●強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せにはなれない。
●君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない。
●仕事で大切なことは、すべて幼い時に学んでいる。
●すぐに走り出してはいけない。まず、考えなさい。
●人を愛しなさい。それが、自分を大切にすることです。 etc.
「仕事をするうえでは強さが必要です。困難な仕事を成し遂げるための「粘り強さ」、失敗しても叩かれても立ち上がる「芯の強さ」、ときには自説を押し通す「気の強さ」も必要でしょう。ただ、強さだけでは幸せになることはできません。強さの根底に優しさがなければ、幸せになることはできないのです」(本書より抜粋)
本書は、30年以上にわたって6000人以上の高齢者を診てきた著者が、老化予防、アンチエイジングにまつわる考え方や具体策をまとめたものである。著者によれば、いまの多くの医者が推奨している、予防医学的、節制的健康法は老化を逆に進めてしまうという。メタボ対策もダイエットも、間違いだらけ。太めの人のほうがやせ型の人より6〜8年も長生きすることが明らかになっていることなど、国内外の興味深いデータに基づいて「新常識」を説いている。
●日本人はもっと肉を食べたほうがいい
●ダイエットすると飢餓レベルに近づく
●快体験は免疫力を上げる
●人は感情から老化する
●血圧も血糖値も下げすぎのほうが怖い
●骨だけは老け込んでいる日本人、ほか。
『「がまん」するから老化する』(2011年刊)の内容を新版としてアップデートした文庫版。老化予防、アンチエイジングに関する著者の原点と言える一冊。