いつの時代にも等身大の女性たちがいた。歴史をジェンダー視点で見つめ直すことは、誰もが自分らしく生きることのできる社会をつくる手がかり、変革の視座となるはず。女性史を手軽に学べる最適のテキスト刊行!
【同志社大学教授 岡野八代氏 推薦! 】
歴史とわたしたちは繋がっている。歴史は細部に宿るともいわれますが、大きなジェンダー史の流れのなかで、女性たちの格闘と活躍を掴むことで歴史に生きるわたしを感じさせてくれる、そっと傍に置いておきたい良書。
はじめに
第1章 近代以前の女性 人類のあけぼのから幕末まで~人類社会のはじまりは 差別も戦争もない社会
階級社会の発生と戦争のはじまり
日本では 女性の地位の低下がゆるやかにすすむ
男女がともに労働する社会
共同体から「イエ」の成立へ 新たに刻まれたジェンダー
たくましく生きた中世の女性
自らの意志や感情をもち 自分の力で切り拓いた女性たち
村の自治に参加する女性
歴史の「表舞台」から消えていく女性
封建制と「女大学」
農村で 江戸の町で 働く女たち
買売春の発生
深まる幕藩体制の矛盾と あきらめない女たち
第2章 資本主義のはじまりと女性たち
いまの生きづらさの根っこは 明治時代につながっている
自由民権運動 はじめての参政権の願い
日本で最初のストライキ
過酷になる「嫁」の労働
越中の「女一揆」
資本主義の発展と 労働争議に立ち上がる女性たち
「婦人には特殊の要求がある」…女性の労働をめぐる模索
「婦選なくして普選なし」…婦人参政権もとめて
公娼制 その延長につくられた日本軍「慰安所」
インドネシアで「慰安婦」にされた少女たち
侵略戦争にからめとられていった女性たち
日本国憲法とベアテ・シロタ・ゴードン
第3章 市民革命と女性解放思想(フェミニズム)の萌芽
ラディカルに しなやかに 生きぬいた女性たち
フランス革命の限界をみぬいた「女権宣言」
与えられた役割ではなく 女性が自立して生きる道を
フェミニズム運動の狼煙あげた セネカフォールズ大会
女性の解放と労働者の解放をともにめざして
女性差別の起源を人類史の中でとらえる
「国際女性デー」を提唱 反戦の女性の国際連帯よびかける
第4章 女性差別撤廃条約への胎動
コロナ禍であぶりだされる ジェンダーの壁
ジェンダーギャップ120位の遅れた日本
NGO・市民社会の出番!
日本の遅れはなぜ?1 家父長制にしがみつく人たち
日本の遅れはなぜ?2 女性差別を自ら作り利用してきた 財界と政府
第二次世界大戦後 国境を越えてつながった女性たち
「女性差別撤廃条約」の3つの意義
合言葉は「平等・開発・平和」
戦争とジェンダー
選択議定書 個人の通報と国連による調査
フェミニズム運動の中で 名前のついた新しい権利
ジェンダー格差で12年連続1位のアイスランド
世界に先駆けた 日本国憲法24条
働きつづけるために 仲間とともに おおらかに
おわりに わたしたちの国で
資料編
ジェンダー史の起源、発展、受容から今後の課題と最新潮流まで。分野の動向を俯瞰し押さえるべき知識をコンパクトに収めた入門書。
フェミニズムやLGBTQ運動などからジェンダー史がいかに生み出され、奴隷制、資本主義、移民、帝国の歴史解釈をどのように変えてきたか。インターセクショナリティのインパクトにジェンダー史がどう向き合い変化してきたかを描き、分野の今後を提示する。基礎知識のみならず、最新潮流に触れられる最良のジェンダー史入門書。
【原著】Antoinette Burton, Gender History: A Very Short Introduction (Oxford University Press, 2024)
日本語版への序文
凡 例
序 章 ジェンダー史の文脈
第一章 ジェンダー史という領域のいくつかの起源
第二章 ジェンダー史が飛び立つ
第三章 インターセクショナリティとジェンダー史の展開
第四章 近代以前へ、アメリカ大陸を超えて
第五章 主体をクィアする
結 論 ジェンダー史の複数の未来へ向けて
訳者解説
読書案内
参考文献
人名索引
事項索引
企業中心社会、それは大企業の利害が個人や社会の利益よりも優先される社会である。長時間労働、過労死、福祉の貧困……。戦後の社会政策論は繰り返し企業中心社会の弊害を指摘してきたが、そこでは女性と男性が直面する現実の違いが忘れられていたのではないか。大企業中心の社会が作り出す歪みと痛みを、ジェンダーの視点から捉え直した先駆的著作。
多様性の国・オーストラリア発、「自分らしさ」を受けいれて、自分を好きになるためのレッスン‼ 「男なんだから」「男なのに」……。そんな押し付けで子どもを苦しめていませんか? からかっていませんか? どんな「好き」も「弱さ」も尊重されるべき個性です。学校では教えてくれない、本物の道徳の授業をお贈りします。
まえがき
●第1部 ネワール民族の農民カーストの社会と女性の立場
第一章 マッラ王朝の旧王都パタン──宗教的都市構造とネワール社会構造
第一節 旧王都パタンの宗教的世界観を具現化した都市構造
第二節 ネワール民族のカースト制度の特徴
第三節 仮面舞踊劇カルティック・ピャカンに見るカースト間関係
第四節 まとめ──都市構造・社会構造と仮面舞踊劇
第二章 ネワール農民カースト「ジャプ」の社会関係
第一節 ジャプ社会の概要
第二節 ジャプの家族と親族──Pトール(ローカル・コミュニティ)での参与観察から
第三節 ジャプ社会の連帯・相互扶助
第四節 まとめ──ジャプ社会における地域コミュニティの強い絆
第三章 ネワール農民カースト「ジャプ」のジェンダー構造
第一節 ジャプ女性の日常と非日常
第二節 ジャプ社会における女性の位置、役割とそれを体現する所作
第三節 宗教的浄・不浄観からみた女性の位置づけ
第四節 まとめ──女性の両義性と生涯のサイクル
●2部 パタンにおける女性自助組織「ミサ・プツァ」の成立・発展とジェンダー変革
第四章 女性自助組織「ミサ・プツァ」の成立と発展
第一節 ミサ・プツァ成立とその背景ー外的な影響
第二節 ミサ・プツァの内発的展開と女性たちの活動
第三節 ミサ・プツァの内発的な発展のメカニズム
第五章 女性自助組織「ミサ・プツァ」の女性、社会への影響
第一節 女性たちのミサ・プツァとの関わりと生活への影響
第二節 ミサ・プツァが発揮した社会変革の力
第三節 行政主導による「金融組合化」への動きとその効果
●第3部 地震災害とコロナ禍の中でのミサ・プツァ
第六章 ネパール大震災(二〇一五年)の被災と復興
第一節 二〇一五年ネパール大地震による被害と公助
第二節 パタンの被災状況と共助による復旧・復興
第三節 ネパール大地震後のジャプ女性たちの創造的復興の実践
第四節 災害に顕在化するカースト間の格差
第七章 COVID–19パンデミックとミサ・プツァ
第一節 コロナパンデミック禍における災害ケア
第二節 女性自助組織ミサ・プツァによるロックダウン中の活動
第八章 開発途上地域における新たな女性像──災害レジリエンスとジェンダー
第一節「災害とジェンダー」研究
第二節 災害レジリエンスとは
第三節 「災害とジェンダー」における「もう一つの視点」──災害レジリエンスにおける女性自助組織の役割
第四節 組織化によって「復興主体」となることができた女性たち
終章 女性の自立のための多様な道筋──ジェンダー人類学の視座から
第一節 先行研究の検討と問題の所在
第二節 ネワール女性自助組織の「派生的活動」の意義──ジェンダー構造の変革
第三節 「個のケイパビリティ」から「集団的ケイパビリティ」へ──組織化の重要性
第四節 女性自助組織の持つ課題と今後の展望
あとがき
参考文献
コラム:社会学における「開発」「発展」「開発援助」
コラム:ジェンダー
資料:用語説明
索引
prologue ありふれた声を求めて
WAY TO WORK 出勤一日目
ほら見ろ、これが女性たちの人生だぞ。
WAY TO WORK 出勤二日目
私たちが働いていないだと?
WAY TO WORK 出勤三日目
男尊女卑からフェミニズムまで
WAY TO WORK 出勤四日目
ここは都会と違うんです
WAY TO WORK 出勤五日目
今日も出勤する女性たち
Epilogue
彼女たち一人一人が、一冊の本だった
◆実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
第11号では、「特集1:日本のジェンダー平等指数はなぜ低いのか」を各学問分野から(三成、大山、川口・野田、小玉、白井)、「特集2:トランスジェンダーの尊厳」は、はしがき(二宮)+6論稿(大山、臼井、永野、石橋、立石、渡邉)、大谷恭子の遺稿と浅倉による「小特集:性売買をめぐる法政策」、「立法・司法・行政の新動向」(黒岩)を掲載。今号より責任編集者として三成美保が加わる。
世界の中できわめて深刻な日本のジェンダー・ギャップ。開拓以来の歴史が短く、広大な地域をもち、経済的に豊かとは言えない北海道という地域に焦点を当て、女性研究者たちがこの地域の女性たちの生を掘り下げ、それぞれの専門的立場から分析していく。
圧倒的な想像力で、性別の“当たり前”をユーモラスにぶっ壊す!!
医療の進歩で男性でも母乳が出せるようになった世界。
哲夫は、ついに授乳を経験するが? (「父乳の夢」)
機械を装着することで筋力差がなくなり、性別による役割分業が減ったら? (「真顔と筋肉ロボット」)
性差への理解を深めたら月経が訪れるようになった男性の変化とは? (「キラキラPMS(または、波乗り太郎)」)
など、驚くべき想像力で性差が減った未来(ユートピア)をユーモラスに描く、全4編収録。
【著者略歴】
作家。性別非公表。2004年にデビュー。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。他の著書に、『ミライの源氏物語』『母ではなくて、親になる』『ニセ姉妹』『美しい距離』など。日常の社会派。趣味は育児。
ジェンダーの複雑さに向き合うために
これからの時代の「当たり前」を身につけるための
新しいガイドブック!
この本に出逢えて良かった。
いつかもし、私が子どもを授かれたら、
一緒に読んでみたいと思います。
──西原さつき(俳優/ドラマ『女子的生活』出演・演技指導/映画『ミッドナイトスワン』脚本監修)
私たちは多様な人々とさまざまな知見を共有し、ともに生きる時代に立っています。
しかし実際は人種や性別などに基づく差別や偏見は無くなっておらず、いたる所で日常に悪影響をもたらしています。
本当のところ、私たちはそうした「自分とは違う」人たちのことを、そして自分自身のことをどこまで知っているのでしょうか。
本書ではクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(性別二元論に収まらないジェンダー)を自認する著者が、歴史、科学、社会学的な事象を通じつつ、実体験を交えながらジェンダーにかかわる様々なトピックについて丁寧に解説していきます。
ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、世界に大きな影響をもたらした人々の逸話、人間以外の動物における「性」のはなし、さらには著者自身による乳房切除手術の経験談まで。毎日のように変化を続けるジェンダーと世界との関係を学ぶために、本書は多くの方にとって最良の入り口となるはずです。
近年話題のSDGs(持続可能な開発目標)では、ジェンダー平等の実現や、人や国の不平等をなくすことが国際目標として定められています。本書にはそれを最良のかたちで実現するために、これからの時代を生きる私たちがぜったいに知っておかなければならない知識が詰まっています。
他者について学び、自分がどう生きたいかを考えるための一歩を、本書をきっかけに踏み出していただければ幸いです。
◎主な項目
ジェンダーにまつわる用語・入門編/ジェンダー・アイデンティティ/ジェンダー・ディスフォリア(性別違和)/ジェンダー・エクスプレッション(ジェンダー表現)/ジェンダーアイデンティティ、セクシュアリティ、性的指向の違い/アセクシュアリティ/動物たちの同性愛行動/身体的な性/ジェンダーの解剖学/インターセックス/ナメクジの性/べからず・べし/LGBTQ+って実際どういう意味?/ジェンダーロール(性役割)/インターセクショナリティ/同化教育制度/第3のジェンダーと第4のジェンダー/シェイクスピア/コウイカ/脳みその重さにまつわる神話/STEM(science, technology, engineering, and math /科学、技術、工学、数学)の女性たち/1800年代の服装/ルイ14世とハイヒール/男の子は男の子ーーいかに有害な男らしさが男性…
序文 メレディス・タルサン
まえがき
パート1:まずはここから
パート2:さらに深掘り
パート3:わたしの話
あとがき:学びは決して終わらない
参考資料
索引
謝辞
著者について
大学に進学することを「当然」とする進学校でも、ジェンダー・地域・保護者との関係などにより、その進路決定には格差が存在する。全国18の進学校に通う高校生男女へのインタビュー調査から、進路選択のメカニズムに迫る。
◆目 次
序 章 進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか(打越文弥)
第1章 「超進学校」における進路選択の男女差(黒木禎子・打越文弥・徳安慧一)
第2章 最難関大学志望者にとっての「浪人」とジェンダーーー保護者との意思決定モデルに着目して(福島由依)
第3章 進路選択のジェンダー差における性役割意識を再考するーー親の意見に着目して(佐伯厘咲)
第4章 東北地方からの(超)難関大学進学はどのように正当化されるのか?(朝比奈祐揮)
第5章 高校生の進路選択に対するメディアの影響(本田由紀・打越文弥)
おわりにーー本研究から何がわかったのか(打越文弥)
◆目 次
序 章 進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか(打越文弥)
第1章 「超進学校」における進路選択の男女差(黒木禎子・打越文弥・徳安慧一)
第2章 最難関大学志望者にとっての「浪人」とジェンダーーー保護者との関係における意思決定モデルに着目して(福島由依)
第3章 進路選択のジェンダー差における性役割意識を再考するーー親の意見に着目して(佐伯厘咲)
第4章 東北からの(超)難関大学進学はいかに正当化されるのか?(朝比奈祐揮)
第5章 高校生の進路選択に対するメディアの影響(本田由紀・打越文弥)
おわりにーー本研究から何がわかったのか(打越文弥)
NHKのEテレで放送され、大反響の続く番組の書籍化。アイは野球少年の一方、手芸などカワイイものが大好き。でもそれは「男らしくない」と思っています。それがユウに知られたのではないかと心配でたまりません。シッチャカとメッチャカと一緒に、「ココロのでんわ」で、ユウの本音を聞くことができました。
いまだに「普通ではない」という目を向けられがちな同性愛だが、実は、地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。
実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。
しかし、なぜ、子どもを残さないはずの同性間性行動がこれほど盛んなのだろうか?
どうして、ヒトの社会では同性愛が抑圧されてきたのだろうか?
ジェンダーかセックスかという既存の枠組みを超え、性の多様性の本当の意味を明らかにする。
目次
はじめにーー「ジェンダー」を生物学に取り込む
Part1 同性愛でいっぱいの地球
自然界の同性愛者たち/鳥の同性カップルは子育てもする/揺らぐダーウィニズム?/同性間性行動と「性的指向」としての同性愛/ボノボはけっこうアマゾネス/イルカ─若衆宿と、義兄弟の契り/ゾウ─念者と若衆/一夫一妻の進化史/ペア・ボンドは雌雄の間で進化したのか/コウモリの豊かな性生活/稚児を持つテンジクネズミ/ローレンツのガンの同性カップル/繁殖に結びつかない性行動は珍しくない/シカと交尾するニホンザル/ほか
Part2 ヒトの同性愛を生物学から探る
「同性愛者」の誕生/生物やヒトの両性性を示す/性を決めるのは染色体か、ホルモンか/進化理論による宗教的自然観の破壊/ゴールトンと優生学/優生学の惨禍と没落/ゲイやトランスジェンダーになるのは親の育て方のせい?/生得的な方向付けの追及へ/利己的な遺伝子/ほか
Part3 生物学的説明の限界
同性愛の進化的な説明/遺伝子による行動の説明は難しい/ゲイ遺伝子を追え!/行動遺伝学いまむかし/ホルモンによる性の両義性説と行き詰まり/ジェンダー=社会的な性、という定義は妥当か?/雌雄二元論ではない生物学への試み/性的指向と性自認それぞれに対応する神経核/ほか
Part4 ジェンダーの生物学
一つの性に複数の性役割が存在する/一生の間で性役割が変わる/脊椎動物も性転換する/性役割の揺らぎ/性決定の方式も進化の途上/オスの精子で遺伝子組み換えをするサラマンダー/両性具有的なブチハイエナ/性の曖昧さと神聖さ/ほか
Part5 ヒューマン・ユニバーサルな同性愛
男女間の恋愛は、文化現象か生物学的な普遍性があるのか/異性愛の恋愛歌よりも古い、性別越境文化の遺物/男性同性愛が当たり前の古代ギリシアとローマ/キリスト教に攻撃されたキュベレー/キリスト教と同性愛の共存/同性愛の冬の時代/不寛容はイスラム社会への対抗?/日本の古層より/ほか
Part6 宗教戦争としてのホモフォビア・トランスフォビア
生物学的なベースは、セックスではなくジェンダー/性淘汰ではなく社会淘汰/なぜヒトの社会で同性愛が忌避されるようになったのか/ほか
Part7 多様性は繁栄への途
シリコン・ヴァレーは多様性でいっぱい?/日本の歴史的ギフテッド─三島由紀夫と南方熊楠/天才はいいことばかりじゃない/ほか
まとめーー「おわりに」にかえて
引用文献
ジェンダー問題解決に向けて世界の取組みを追った!あなたは身近なジェンダー格差に気づいていますか?
SDGsでは性感染症予防やジェンダー平等が明記され、保護者の強力なニーズもあり、性教育に注目が集まっている。国際標準の性教育は学校が拠点となる。日本のボトルネックは何か、いかに打開し実践を切り拓くか、理論的に論じる。
はじめにーー性教育のさわやかな風を吹かそう
第1部 包括的性教育とは何か
第1章 性教育の新しい時代を拓く国際的スタンダード
--『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』初版から改訂版へ
【補足資料1】アメリカ性情報・性教育協議会(SIECUS)の「包括的性教育ガイドライン」(第3版、2004年)
第2章 性教育におけるテーマ主義と課題主義
--テーマ主義を悪用された都議会での性教育バッシング質問にも触れて
第3章 “青少年の性”はどう捉えられてきたか
--戦後日本の性教育政策と国際的スタンダード
第2部 包括的性教育をすすめる
第4章 乳幼児期から包括的性教育をすすめる
--人生のはじめだからこそ偏見のない性の学びを
【補足資料2】乳幼児の性教育で「からだ学習」をすすめる10のポイント
第5章 学校教育の現場で包括的性教育をすすめる
--学習指導要領の問題点と国際的スタンダードへの展望
第6章 包括的性教育の立場で「性教育の手引」を発展させる
--東京都教育委員会「手引」の問題点の解明と性教育実践の展望
第7章 性教育をすすめるとき、すすむとき、そして立ち止まるとき
--ゆたかで多様な実践の可能性
おわりにーーいまこそ性教育政策の転換のとき
激動するインド社会を理解するのにジェンダーの視角は必須である。カースト、宗教、階層、エスニシティ、言語、都市と農村、歴史的変化。さまざまな位相とジェンダーの規範とが複雑に絡み合い、多元的なインド社会を形成している。インドの女性をめぐって流布されてきた画一的なイメージから思考を解き放ち、ジェンダー研究の新たな地平を切り拓く画期的な入門書。
【発売前に増刷決定!】
《Xでも話題沸騰》
「科学vs.イデオロギー」──不毛なジェンダー論争に終止符を打つ。
気鋭の性科学ジャーナリストが、生物学、脳科学、進化心理学、神経科学の知見をもとに、ジェンダーをめぐる通説を検証する、必読の科学ノンフィクション。
リチャード・ドーキンス(進化生物学者。ベストセラー『利己的な遺伝子』著者)
「本書を強く推薦する。[...]われわれはこの反撃を支援する必要がある」
スティーブン・ピンカー(ハーバード大学心理学教授。『人間の本性を考える』『21世紀の啓蒙』著者)
「セックス(性別)とジェンダーは常に興味深いテーマであり、『ジェンダーの終焉』も期待を裏切らない。デブラ・ソーは、男性と女性に関する最新の科学と政治について明快に説明している。そして、『平等を推進する唯一の方法は、生物学、言語、常識を混乱させ、従わない者を脅迫することである』という考えに、彼女は恐れることなく反撃している」
ダグラス・マレー(ジャーナリスト。『大衆の狂気── ジェンダー・人種・アイデンティティ』著者)
「デブラ・ソーの新著『ジェンダーの終焉』は、私たちが現在陥っている行き詰まりの理由だけでなく、どうすればそこから抜け出せるのかを見事な筆致で明らかにしている」
ヘレン・プラックローズ(『「社会正義はいつも正しい』共著者)
「とても、とても素晴らしい。非常にフェミニスト的で、非常にリベラルで、非常に思いやりがあり、徹底的にエビデンスに基づいており、完全に合理的だ」
アビゲイル・シュライアー(ジャーナリスト。『トランスジェンダーになりたい少女たち』著者)
「『ジェンダーの終焉』の最も勇敢なテーマの一つは、デブラ・ソー自身の幼少期の性別違和についての議論だ。[...]デブラ・ソーのように勇敢になろう」
性差、性自認、性的指向、トランスジェンダー──
現代社会を揺るがすテーマを、科学の視点で鋭く読み解く。
はじめに 生物学に対する戦い
第一章「生物学的性別はスペクトラムである」という神話
第二章「ジェンダーは社会的構築物である」という神話
第三章「ジェンダーは二つだけではない」という神話
第四章「性的指向と性自認は無関係だ」という神話
第五章「性別違和の子どもは性別移行すべき」という神話
第六章「トランス女性と生来女性に違いはない」という神話
第七章「女性はセックスや恋愛で男性のように振る舞うべき」という神話
第八章「ジェンダーニュートラルな子育ては有効だ」という神話
第九章「性科学と社会正義は相性がいい」という神話
おわりに 学問の自由の終焉
【物語の概要】
離婚したお父さんに連れてきてもらった、回らないお寿司やさん。小林伝は、そこで女性の寿司職人・春原さんに出会います。しかし伝は、クラスメイト・海江田美緒が将来寿司職人になりたいといったとたん、「それ、無理じゃね?」と夢をすぐさま否定されたときに、勇気を出して声をあげることができませんでした。そこで春原さんのお店・寿司春へ、海江田さんもいっしょに、つれていってもらうことにしたのです……。
【シリーズ「おはなしSDGs」の特色】
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし作品です。「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた児童小説として楽しむことができます。
・実力のあるイラストレーターによる挿絵が多数掲載され、確実に物語を読み通す手助けとなります。
・各巻とも、SDGsが掲げる17のゴールのうちの一つがテーマとなっており、いま世界が協力してその目標に向かわなくてはならない理由が自然と理解できるストーリーが展開されます。
・本文中に、物語とリンクさせるかたちで、関連する図表、グラフ、年表などが入ります。さらに、各巻の巻末で、テーマとしたSDGsのゴールについてくわしく解説しますので、テーマ学習の教材としても使用できます。
・SDGs全体について解説する「総論編」も刊行します。さまざまなゴールをテーマにした物語と、「総論編」を併読することで、SDGsについての理解がさらに深まるように設計されています。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。
【シリーズ「おはなしSDGs」のラインナップ】
未来からの伝言 SDGsガイドブック(那須田淳)/貧困をなくそう(安田夏菜)/ジェンダー平等を実現しよう(戸森しるこ)/安全な水とトイレを世界中に(石崎洋司)/エネルギーをみんなにそしてクリーンに(森川成美)/つくる責任つかう責任(小林深雪)/気候変動に具体的な対策を(楠木誠一郎)/海の豊かさを守ろう(佐藤まどか)/陸の豊かさも守ろう(吉野万理子)/平和と公正をすべての人に(小手鞠るい)
「ジェンダーと政治」研究の新たな地平へ。実証論と規範論を架橋するフェミニスト制度論的政治理論を構想し、現実政治に応用する。
フェミニスト制度論は既存のフェミニズム政治学や制度論を批判して登場したが、ジェンダー不平等を再生産する制度の分析にとどまっているように見える。本書は、規範的なフェミニズム政治理論と架橋する「フェミニスト制度論的政治理論」を構想し、フェミニスト制度論の知見を現実の政治実践に応用する道筋を提案する。