prologue ありふれた声を求めて
WAY TO WORK 出勤一日目
ほら見ろ、これが女性たちの人生だぞ。
WAY TO WORK 出勤二日目
私たちが働いていないだと?
WAY TO WORK 出勤三日目
男尊女卑からフェミニズムまで
WAY TO WORK 出勤四日目
ここは都会と違うんです
WAY TO WORK 出勤五日目
今日も出勤する女性たち
Epilogue
彼女たち一人一人が、一冊の本だった
◆実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
第11号では、「特集1:日本のジェンダー平等指数はなぜ低いのか」を各学問分野から(三成、大山、川口・野田、小玉、白井)、「特集2:トランスジェンダーの尊厳」は、はしがき(二宮)+6論稿(大山、臼井、永野、石橋、立石、渡邉)、大谷恭子の遺稿と浅倉による「小特集:性売買をめぐる法政策」、「立法・司法・行政の新動向」(黒岩)を掲載。今号より責任編集者として三成美保が加わる。
圧倒的な想像力で、性別の“当たり前”をユーモラスにぶっ壊す!!
医療の進歩で男性でも母乳が出せるようになった世界。
哲夫は、ついに授乳を経験するが? (「父乳の夢」)
機械を装着することで筋力差がなくなり、性別による役割分業が減ったら? (「真顔と筋肉ロボット」)
性差への理解を深めたら月経が訪れるようになった男性の変化とは? (「キラキラPMS(または、波乗り太郎)」)
など、驚くべき想像力で性差が減った未来(ユートピア)をユーモラスに描く、全4編収録。
【著者略歴】
作家。性別非公表。2004年にデビュー。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。他の著書に、『ミライの源氏物語』『母ではなくて、親になる』『ニセ姉妹』『美しい距離』など。日常の社会派。趣味は育児。
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【書評掲載】
「週刊金曜日」2023年10月13日号 武田砂鉄さん
「朝日新聞」2023年12月2日 山内マリコさん
【著者インタビュー・寄稿続々掲載!】
「週刊文春」2023年10月26日号
「毎日新聞」2023年10月28日
「朝日新聞デジタルRe:Ron」2023年11月1日
「朝日新聞」2023年11月22日
「日経新聞」2023年12月2日
【そのほかメディア出演】
YouTube「ポリタスTV」2023年9月11日、10月30日
音声番組「なんかIWAKAN!」2023年7月31日
音声番組「わたしたちのスリープオーバー」2023年11月3日
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コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、
バリエーションの少ない「デキる男」像。
公共空間にあふれる広告を読み解き、
「らしさ」の呪縛に抵抗する。
広告と経済の関係を考え、私たちのものの見方が、どれほどそれらのイメージから影響を受けているかを理解することは、消費社会の中で私たちがどのように生活しているのか振り返ることにつながるはずです。(まえがきより)
1 広告観察を始める前に
2 広告観察日記 2018-2023
3 脱毛広告観察 脱毛・美容広告から読み解くジェンダー・人種・身体規範
4 「デキる男」像の呪縛を解くために
5 性感染症予防啓発は誰のため?:広報ポスターから考えるこれからの性教育
6 対談:広告だけに文化のすべてを担わせてはならない 笛美×小林美香
7 対談:広告と公共性 消費者教育のためのメディアリテラシー 尾辻かな子×小林美香
8 「写真歌謡」試論
本書は、第15回講義の講義録の前半(上巻)です。
この第15回、最終回講義では、何を学んできたのか、この講義で何を伝えたかったのか、全体を振り返っていきます。大きく言えば、主流秩序とつなげて自分の生き方を考えるということを、豊富化して確認していきます。
具体的には、第1回講義からのDVやジェンダー、ダイバーシティ、性暴力、主流秩序についての学びを、最近の様々なトピックを含め、振り返ります。また暴力の学びとして身近な生活にあるさまざまなハラスメント、特に大学生活におけるハラスメントについても多様性の理解も含めてまとめていきます。
次に、主流秩序について考えたり、この講義の精神を伝える諸作品や諸実践を見ていきます。その中心が「元気カレー」の実践です。すばらしい言葉(過去の思想家の言葉や素晴らしい作品)なども“まとめ”として提供しています。
次に、『この社会はどうせ変わらない』という思いの人も多いと思いますが、どういうふうに社会は変わるのか、社会の改善における個人の活動の位置づけなども整理し、この社会は“良きもの”“いまとは違う質の社会”に変わりうるし、今、ここから、自分に出来ることがあるということをみておきます。それにからんで、「なぜ日本ではジェンダー平等が40年間進んでこなかったのか」についての私の応答も提起しています。またこの講義全体で伝えようとしたような精神をまとめた「総論的ふりかえり」の文章も提供しました。
そして最終回の講義録ですので、最終レポート課題とそれへの回答の一例紹介、学生さんたちの「この講義を受けての本気の感想」なども多く載せました。
それを見れば、過去多くの学生がこの講義を契機に深く自分の生き方を見つめ始めたことが分かると思います。他の人の本気の《自分の生き方のふりかえり》は、読者である皆さんにも刺激を与えると思います。
人生において、『学ぶ』とは、出来合いの知識を頭に入れるとか、資格を取るとか、単位をとるとか、そういう浅い話ではなく、本気のすごい営み(言動や思考)を知り、自分の世界の見方、生き方が変わるような転換点になるような営みと思います。
ということでこの最終回講義録は、この講義がどういう成果をもたらすものかを伝えるものと思います。この講義で何か大事なものが伝わればいいなと思っています。
(講義録としては本書・第15巻だけ読んでもわかりにくいところ(決めつけすぎ感?)があるのは当然で、第1回から14回まで踏まえての“まとめ”として読んでもらえれば効果的かと思います。しかし、この第15回講義録だけを見ても、なんとなく伝えたかった講義の感じが伝わるようにしました。特に学生のレポートの本気の記述のところは、きっと伝わると思います)
*****
大学に進学することを「当然」とする進学校でも、ジェンダー・地域・保護者との関係などにより、その進路決定には格差が存在する。全国18の進学校に通う高校生男女へのインタビュー調査から、進路選択のメカニズムに迫る。
◆目 次
序 章 進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか(打越文弥)
第1章 「超進学校」における進路選択の男女差(黒木禎子・打越文弥・徳安慧一)
第2章 最難関大学志望者にとっての「浪人」とジェンダーーー保護者との意思決定モデルに着目して(福島由依)
第3章 進路選択のジェンダー差における性役割意識を再考するーー親の意見に着目して(佐伯厘咲)
第4章 東北地方からの(超)難関大学進学はどのように正当化されるのか?(朝比奈祐揮)
第5章 高校生の進路選択に対するメディアの影響(本田由紀・打越文弥)
おわりにーー本研究から何がわかったのか(打越文弥)
◆目 次
序 章 進学校における男女の進路選択はどのように異なるのだろうか(打越文弥)
第1章 「超進学校」における進路選択の男女差(黒木禎子・打越文弥・徳安慧一)
第2章 最難関大学志望者にとっての「浪人」とジェンダーーー保護者との関係における意思決定モデルに着目して(福島由依)
第3章 進路選択のジェンダー差における性役割意識を再考するーー親の意見に着目して(佐伯厘咲)
第4章 東北からの(超)難関大学進学はいかに正当化されるのか?(朝比奈祐揮)
第5章 高校生の進路選択に対するメディアの影響(本田由紀・打越文弥)
おわりにーー本研究から何がわかったのか(打越文弥)
いつの時代にも等身大の女性たちがいた。歴史をジェンダー視点で見つめ直すことは、誰もが自分らしく生きることのできる社会をつくる手がかり、変革の視座となるはず。女性史を手軽に学べる最適のテキスト刊行!
【同志社大学教授 岡野八代氏 推薦! 】
歴史とわたしたちは繋がっている。歴史は細部に宿るともいわれますが、大きなジェンダー史の流れのなかで、女性たちの格闘と活躍を掴むことで歴史に生きるわたしを感じさせてくれる、そっと傍に置いておきたい良書。
はじめに
第1章 近代以前の女性 人類のあけぼのから幕末まで~人類社会のはじまりは 差別も戦争もない社会
階級社会の発生と戦争のはじまり
日本では 女性の地位の低下がゆるやかにすすむ
男女がともに労働する社会
共同体から「イエ」の成立へ 新たに刻まれたジェンダー
たくましく生きた中世の女性
自らの意志や感情をもち 自分の力で切り拓いた女性たち
村の自治に参加する女性
歴史の「表舞台」から消えていく女性
封建制と「女大学」
農村で 江戸の町で 働く女たち
買売春の発生
深まる幕藩体制の矛盾と あきらめない女たち
第2章 資本主義のはじまりと女性たち
いまの生きづらさの根っこは 明治時代につながっている
自由民権運動 はじめての参政権の願い
日本で最初のストライキ
過酷になる「嫁」の労働
越中の「女一揆」
資本主義の発展と 労働争議に立ち上がる女性たち
「婦人には特殊の要求がある」…女性の労働をめぐる模索
「婦選なくして普選なし」…婦人参政権もとめて
公娼制 その延長につくられた日本軍「慰安所」
インドネシアで「慰安婦」にされた少女たち
侵略戦争にからめとられていった女性たち
日本国憲法とベアテ・シロタ・ゴードン
第3章 市民革命と女性解放思想(フェミニズム)の萌芽
ラディカルに しなやかに 生きぬいた女性たち
フランス革命の限界をみぬいた「女権宣言」
与えられた役割ではなく 女性が自立して生きる道を
フェミニズム運動の狼煙あげた セネカフォールズ大会
女性の解放と労働者の解放をともにめざして
女性差別の起源を人類史の中でとらえる
「国際女性デー」を提唱 反戦の女性の国際連帯よびかける
第4章 女性差別撤廃条約への胎動
コロナ禍であぶりだされる ジェンダーの壁
ジェンダーギャップ120位の遅れた日本
NGO・市民社会の出番!
日本の遅れはなぜ?1 家父長制にしがみつく人たち
日本の遅れはなぜ?2 女性差別を自ら作り利用してきた 財界と政府
第二次世界大戦後 国境を越えてつながった女性たち
「女性差別撤廃条約」の3つの意義
合言葉は「平等・開発・平和」
戦争とジェンダー
選択議定書 個人の通報と国連による調査
フェミニズム運動の中で 名前のついた新しい権利
ジェンダー格差で12年連続1位のアイスランド
世界に先駆けた 日本国憲法24条
働きつづけるために 仲間とともに おおらかに
おわりに わたしたちの国で
資料編
「女らしさ」「男らしさ」「男女で分けること」に違和感をもったことのある人たちへ、「らしさ」「区別」に縛られず、自分の「好き」や「こうしたい」という気持ちを大切にしていいんだ、と伝える様々な物語。Q &A解説付。
【発売前に増刷決定!】
《Xでも話題沸騰》
「科学vs.イデオロギー」──不毛なジェンダー論争に終止符を打つ。
気鋭の性科学ジャーナリストが、生物学、脳科学、進化心理学、神経科学の知見をもとに、ジェンダーをめぐる通説を検証する、必読の科学ノンフィクション。
リチャード・ドーキンス(進化生物学者。ベストセラー『利己的な遺伝子』著者)
「本書を強く推薦する。[...]われわれはこの反撃を支援する必要がある」
スティーブン・ピンカー(ハーバード大学心理学教授。『人間の本性を考える』『21世紀の啓蒙』著者)
「セックス(性別)とジェンダーは常に興味深いテーマであり、『ジェンダーの終焉』も期待を裏切らない。デブラ・ソーは、男性と女性に関する最新の科学と政治について明快に説明している。そして、『平等を推進する唯一の方法は、生物学、言語、常識を混乱させ、従わない者を脅迫することである』という考えに、彼女は恐れることなく反撃している」
ダグラス・マレー(ジャーナリスト。『大衆の狂気── ジェンダー・人種・アイデンティティ』著者)
「デブラ・ソーの新著『ジェンダーの終焉』は、私たちが現在陥っている行き詰まりの理由だけでなく、どうすればそこから抜け出せるのかを見事な筆致で明らかにしている」
ヘレン・プラックローズ(『「社会正義はいつも正しい』共著者)
「とても、とても素晴らしい。非常にフェミニスト的で、非常にリベラルで、非常に思いやりがあり、徹底的にエビデンスに基づいており、完全に合理的だ」
アビゲイル・シュライアー(ジャーナリスト。『トランスジェンダーになりたい少女たち』著者)
「『ジェンダーの終焉』の最も勇敢なテーマの一つは、デブラ・ソー自身の幼少期の性別違和についての議論だ。[...]デブラ・ソーのように勇敢になろう」
性差、性自認、性的指向、トランスジェンダー──
現代社会を揺るがすテーマを、科学の視点で鋭く読み解く。
はじめに 生物学に対する戦い
第一章「生物学的性別はスペクトラムである」という神話
第二章「ジェンダーは社会的構築物である」という神話
第三章「ジェンダーは二つだけではない」という神話
第四章「性的指向と性自認は無関係だ」という神話
第五章「性別違和の子どもは性別移行すべき」という神話
第六章「トランス女性と生来女性に違いはない」という神話
第七章「女性はセックスや恋愛で男性のように振る舞うべき」という神話
第八章「ジェンダーニュートラルな子育ては有効だ」という神話
第九章「性科学と社会正義は相性がいい」という神話
おわりに 学問の自由の終焉
まえがき
●第1部 ネワール民族の農民カーストの社会と女性の立場
第一章 マッラ王朝の旧王都パタン──宗教的都市構造とネワール社会構造
第一節 旧王都パタンの宗教的世界観を具現化した都市構造
第二節 ネワール民族のカースト制度の特徴
第三節 仮面舞踊劇カルティック・ピャカンに見るカースト間関係
第四節 まとめ──都市構造・社会構造と仮面舞踊劇
第二章 ネワール農民カースト「ジャプ」の社会関係
第一節 ジャプ社会の概要
第二節 ジャプの家族と親族──Pトール(ローカル・コミュニティ)での参与観察から
第三節 ジャプ社会の連帯・相互扶助
第四節 まとめ──ジャプ社会における地域コミュニティの強い絆
第三章 ネワール農民カースト「ジャプ」のジェンダー構造
第一節 ジャプ女性の日常と非日常
第二節 ジャプ社会における女性の位置、役割とそれを体現する所作
第三節 宗教的浄・不浄観からみた女性の位置づけ
第四節 まとめ──女性の両義性と生涯のサイクル
●2部 パタンにおける女性自助組織「ミサ・プツァ」の成立・発展とジェンダー変革
第四章 女性自助組織「ミサ・プツァ」の成立と発展
第一節 ミサ・プツァ成立とその背景ー外的な影響
第二節 ミサ・プツァの内発的展開と女性たちの活動
第三節 ミサ・プツァの内発的な発展のメカニズム
第五章 女性自助組織「ミサ・プツァ」の女性、社会への影響
第一節 女性たちのミサ・プツァとの関わりと生活への影響
第二節 ミサ・プツァが発揮した社会変革の力
第三節 行政主導による「金融組合化」への動きとその効果
●第3部 地震災害とコロナ禍の中でのミサ・プツァ
第六章 ネパール大震災(二〇一五年)の被災と復興
第一節 二〇一五年ネパール大地震による被害と公助
第二節 パタンの被災状況と共助による復旧・復興
第三節 ネパール大地震後のジャプ女性たちの創造的復興の実践
第四節 災害に顕在化するカースト間の格差
第七章 COVID–19パンデミックとミサ・プツァ
第一節 コロナパンデミック禍における災害ケア
第二節 女性自助組織ミサ・プツァによるロックダウン中の活動
第八章 開発途上地域における新たな女性像──災害レジリエンスとジェンダー
第一節「災害とジェンダー」研究
第二節 災害レジリエンスとは
第三節 「災害とジェンダー」における「もう一つの視点」──災害レジリエンスにおける女性自助組織の役割
第四節 組織化によって「復興主体」となることができた女性たち
終章 女性の自立のための多様な道筋──ジェンダー人類学の視座から
第一節 先行研究の検討と問題の所在
第二節 ネワール女性自助組織の「派生的活動」の意義──ジェンダー構造の変革
第三節 「個のケイパビリティ」から「集団的ケイパビリティ」へ──組織化の重要性
第四節 女性自助組織の持つ課題と今後の展望
あとがき
参考文献
コラム:社会学における「開発」「発展」「開発援助」
コラム:ジェンダー
資料:用語説明
索引
ジェンダーの複雑さに向き合うために
これからの時代の「当たり前」を身につけるための
新しいガイドブック!
この本に出逢えて良かった。
いつかもし、私が子どもを授かれたら、
一緒に読んでみたいと思います。
──西原さつき(俳優/ドラマ『女子的生活』出演・演技指導/映画『ミッドナイトスワン』脚本監修)
私たちは多様な人々とさまざまな知見を共有し、ともに生きる時代に立っています。
しかし実際は人種や性別などに基づく差別や偏見は無くなっておらず、いたる所で日常に悪影響をもたらしています。
本当のところ、私たちはそうした「自分とは違う」人たちのことを、そして自分自身のことをどこまで知っているのでしょうか。
本書ではクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(性別二元論に収まらないジェンダー)を自認する著者が、歴史、科学、社会学的な事象を通じつつ、実体験を交えながらジェンダーにかかわる様々なトピックについて丁寧に解説していきます。
ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、世界に大きな影響をもたらした人々の逸話、人間以外の動物における「性」のはなし、さらには著者自身による乳房切除手術の経験談まで。毎日のように変化を続けるジェンダーと世界との関係を学ぶために、本書は多くの方にとって最良の入り口となるはずです。
近年話題のSDGs(持続可能な開発目標)では、ジェンダー平等の実現や、人や国の不平等をなくすことが国際目標として定められています。本書にはそれを最良のかたちで実現するために、これからの時代を生きる私たちがぜったいに知っておかなければならない知識が詰まっています。
他者について学び、自分がどう生きたいかを考えるための一歩を、本書をきっかけに踏み出していただければ幸いです。
◎主な項目
ジェンダーにまつわる用語・入門編/ジェンダー・アイデンティティ/ジェンダー・ディスフォリア(性別違和)/ジェンダー・エクスプレッション(ジェンダー表現)/ジェンダーアイデンティティ、セクシュアリティ、性的指向の違い/アセクシュアリティ/動物たちの同性愛行動/身体的な性/ジェンダーの解剖学/インターセックス/ナメクジの性/べからず・べし/LGBTQ+って実際どういう意味?/ジェンダーロール(性役割)/インターセクショナリティ/同化教育制度/第3のジェンダーと第4のジェンダー/シェイクスピア/コウイカ/脳みその重さにまつわる神話/STEM(science, technology, engineering, and math /科学、技術、工学、数学)の女性たち/1800年代の服装/ルイ14世とハイヒール/男の子は男の子ーーいかに有害な男らしさが男性…
序文 メレディス・タルサン
まえがき
パート1:まずはここから
パート2:さらに深掘り
パート3:わたしの話
あとがき:学びは決して終わらない
参考資料
索引
謝辞
著者について
いまだに「普通ではない」という目を向けられがちな同性愛だが、実は、地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。
実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。
しかし、なぜ、子どもを残さないはずの同性間性行動がこれほど盛んなのだろうか?
どうして、ヒトの社会では同性愛が抑圧されてきたのだろうか?
ジェンダーかセックスかという既存の枠組みを超え、性の多様性の本当の意味を明らかにする。
目次
はじめにーー「ジェンダー」を生物学に取り込む
Part1 同性愛でいっぱいの地球
自然界の同性愛者たち/鳥の同性カップルは子育てもする/揺らぐダーウィニズム?/同性間性行動と「性的指向」としての同性愛/ボノボはけっこうアマゾネス/イルカ─若衆宿と、義兄弟の契り/ゾウ─念者と若衆/一夫一妻の進化史/ペア・ボンドは雌雄の間で進化したのか/コウモリの豊かな性生活/稚児を持つテンジクネズミ/ローレンツのガンの同性カップル/繁殖に結びつかない性行動は珍しくない/シカと交尾するニホンザル/ほか
Part2 ヒトの同性愛を生物学から探る
「同性愛者」の誕生/生物やヒトの両性性を示す/性を決めるのは染色体か、ホルモンか/進化理論による宗教的自然観の破壊/ゴールトンと優生学/優生学の惨禍と没落/ゲイやトランスジェンダーになるのは親の育て方のせい?/生得的な方向付けの追及へ/利己的な遺伝子/ほか
Part3 生物学的説明の限界
同性愛の進化的な説明/遺伝子による行動の説明は難しい/ゲイ遺伝子を追え!/行動遺伝学いまむかし/ホルモンによる性の両義性説と行き詰まり/ジェンダー=社会的な性、という定義は妥当か?/雌雄二元論ではない生物学への試み/性的指向と性自認それぞれに対応する神経核/ほか
Part4 ジェンダーの生物学
一つの性に複数の性役割が存在する/一生の間で性役割が変わる/脊椎動物も性転換する/性役割の揺らぎ/性決定の方式も進化の途上/オスの精子で遺伝子組み換えをするサラマンダー/両性具有的なブチハイエナ/性の曖昧さと神聖さ/ほか
Part5 ヒューマン・ユニバーサルな同性愛
男女間の恋愛は、文化現象か生物学的な普遍性があるのか/異性愛の恋愛歌よりも古い、性別越境文化の遺物/男性同性愛が当たり前の古代ギリシアとローマ/キリスト教に攻撃されたキュベレー/キリスト教と同性愛の共存/同性愛の冬の時代/不寛容はイスラム社会への対抗?/日本の古層より/ほか
Part6 宗教戦争としてのホモフォビア・トランスフォビア
生物学的なベースは、セックスではなくジェンダー/性淘汰ではなく社会淘汰/なぜヒトの社会で同性愛が忌避されるようになったのか/ほか
Part7 多様性は繁栄への途
シリコン・ヴァレーは多様性でいっぱい?/日本の歴史的ギフテッド─三島由紀夫と南方熊楠/天才はいいことばかりじゃない/ほか
まとめーー「おわりに」にかえて
引用文献
ジェンダー史の起源、発展、受容から今後の課題と最新潮流まで。分野の動向を俯瞰し押さえるべき知識をコンパクトに収めた入門書。
フェミニズムやLGBTQ運動などからジェンダー史がいかに生み出され、奴隷制、資本主義、移民、帝国の歴史解釈をどのように変えてきたか。インターセクショナリティのインパクトにジェンダー史がどう向き合い変化してきたかを描き、分野の今後を提示する。基礎知識のみならず、最新潮流に触れられる最良のジェンダー史入門書。
【原著】Antoinette Burton, Gender History: A Very Short Introduction (Oxford University Press, 2024)
日本語版への序文
凡 例
序 章 ジェンダー史の文脈
第一章 ジェンダー史という領域のいくつかの起源
第二章 ジェンダー史が飛び立つ
第三章 インターセクショナリティとジェンダー史の展開
第四章 近代以前へ、アメリカ大陸を超えて
第五章 主体をクィアする
結 論 ジェンダー史の複数の未来へ向けて
訳者解説
読書案内
参考文献
人名索引
事項索引
激動するインド社会を理解するのにジェンダーの視角は必須である。カースト、宗教、階層、エスニシティ、言語、都市と農村、歴史的変化。さまざまな位相とジェンダーの規範とが複雑に絡み合い、多元的なインド社会を形成している。インドの女性をめぐって流布されてきた画一的なイメージから思考を解き放ち、ジェンダー研究の新たな地平を切り拓く画期的な入門書。
このマンガはきっと、あなたを想像以上に多様なジェンダーの経験の中に投げ込む。ジェンダーについてのどんな理論もいったん忘れて、十人十色の語りに耳を傾けてほしい。自身も性や身体への違和感に悩んだ著者が、さまざまな性自認、性的指向をもつ市井の人々56人にインタビューし、その語りをマンガでいきいきと再現した。
「ジェンダーと性の違いは?」といったシンプルな問いを皮切りに、思春期の悩みや対処法、日常生活の喜びや障壁についてのリアルな語りが溢れ出す。それらは一つの「正しい」声にまとまることなく、ポリフォニーのまま、読み手を「ジェンダーとは?」という問いの先へと導いてくれる。
語りの魅力はニュアンスに宿るからこそ、語る人の表情や様子は細やかに描かれている。インタビューのテーマは、言葉や身体感覚の話題から、トイレや医療などの社会環境の問題まで、多岐にわたる。
本書は自らのジェンダーとアイデンティティを探し求めた著者の心の旅の記録でもあり、完成まで10年をかけて制作された。著者の出会った語りに魅了されつつ、新たな語りへの動機と勇気を刺激される、傑作ノンフィクション・コミック。
『ワシントン・ポスト』紙で2022年のグラフィック・ノベル部門ベスト10入選。
『ブックリスト』誌で2022年のグラフィック・ノベル部門ベスト10入選。
はじめに
自分をどう称すればいいか、どうすればわかるんだろう…
女性性
男性性
人種
表現
身体感覚
性ホルモン
医療
言葉
見える・見えない・見られない
人間関係
住居
トイレ
クィアコミュニティ
築いていくもの
謝辞
注記
参考文献
ジェンダーを語る(三木那由他)
【物語の概要】
離婚したお父さんに連れてきてもらった、回らないお寿司やさん。小林伝は、そこで女性の寿司職人・春原さんに出会います。しかし伝は、クラスメイト・海江田美緒が将来寿司職人になりたいといったとたん、「それ、無理じゃね?」と夢をすぐさま否定されたときに、勇気を出して声をあげることができませんでした。そこで春原さんのお店・寿司春へ、海江田さんもいっしょに、つれていってもらうことにしたのです……。
【シリーズ「おはなしSDGs」の特色】
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし作品です。「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた児童小説として楽しむことができます。
・実力のあるイラストレーターによる挿絵が多数掲載され、確実に物語を読み通す手助けとなります。
・各巻とも、SDGsが掲げる17のゴールのうちの一つがテーマとなっており、いま世界が協力してその目標に向かわなくてはならない理由が自然と理解できるストーリーが展開されます。
・本文中に、物語とリンクさせるかたちで、関連する図表、グラフ、年表などが入ります。さらに、各巻の巻末で、テーマとしたSDGsのゴールについてくわしく解説しますので、テーマ学習の教材としても使用できます。
・SDGs全体について解説する「総論編」も刊行します。さまざまなゴールをテーマにした物語と、「総論編」を併読することで、SDGsについての理解がさらに深まるように設計されています。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。
【シリーズ「おはなしSDGs」のラインナップ】
未来からの伝言 SDGsガイドブック(那須田淳)/貧困をなくそう(安田夏菜)/ジェンダー平等を実現しよう(戸森しるこ)/安全な水とトイレを世界中に(石崎洋司)/エネルギーをみんなにそしてクリーンに(森川成美)/つくる責任つかう責任(小林深雪)/気候変動に具体的な対策を(楠木誠一郎)/海の豊かさを守ろう(佐藤まどか)/陸の豊かさも守ろう(吉野万理子)/平和と公正をすべての人に(小手鞠るい)
NHKのEテレで放送され、大反響の続く番組の書籍化。アイは野球少年の一方、手芸などカワイイものが大好き。でもそれは「男らしくない」と思っています。それがユウに知られたのではないかと心配でたまりません。シッチャカとメッチャカと一緒に、「ココロのでんわ」で、ユウの本音を聞くことができました。
「女らしくしろ」「女になるな」
日本の女子選手たちは、男子選手ならば経験することのない、こうした矛盾した要求を突きつけられる。なでしこジャパン、女子レスリング……2000年代以降、かつて「男の領域」とされたスポーツで活躍する女子選手の姿をメディアで多く目にするようになった。
強靭な身体と高度な技能、苦しい練習を耐えるタフな精神力や自律が要求されるエリートスポーツの世界。その中でも「男らしいスポーツ」とされるサッカーとレスリングの世界で活躍するたくましい「女性アスリート」たちはどう語られたのか。メディアの語りから見えてくる「想像の」日本人の姿とは。そこに潜むコロニアリティとは。また、トランスジェンダーへの差別が絶えない社会で、トランスジェンダーやシスジェンダーでない選手たちは、女子スポーツの空間や「体育会系女子」をめぐる言説とどのように折り合いをつけ、スポーツ界に居場所を見出してきたのだろうか。
本書は、日本の女子スポーツ界を取り囲む家父長制的、国民主義的、異性愛主義的、そしてシスジェンダー主義的言説を明らかにし、抑圧の構造に迫る。同時に、その抑圧的環境を創造的に克服してきた選手たちにスポットライトを当てることで、「生きることのできるアイデンティティ(livable identity)」、そしてより多くの可能性に開かれた主体性(subjectivity)のあり方を探る。
主人公は「ピンクの影」を持つ男の子。この世界では「男の子=青の影」「女の子=ピンクの影」という価値観が普通。でも主人公の影はピンクで、ドレスを着たり、踊ったりすることが好き。周囲との違いに悩みながらも、父親が「お前はそのままで素晴らしい」と受け止めてくれたことで、自分を肯定できるようになる。
「ジェンダー平等と公平についてのおはなし」シリーズは、影の色という比喩を通じて「自分らしさ」「多様性」「性別固定観念の更新」をやさしく描き出す絵本シリーズです。“影の色” というユニークな比喩を通して、性別や固定観念にとらわれない「自分らしさ」と「多様性」 をやさしく描き出します。幼い読者から、保護者・教育者にまで届く、子どもだけでなく、大人の心にも響くメッセージを持った作品です。読み聞かせの時間はもちろん、親子の対話や学校・図書館での教材としても最適!