第1章 ネオリベラリズムとジェンダーの理論的視座
第2章 日本におけるネオリベラル・ジェンダー秩序
第3章 ポストフェミニズムと日本社会ーー女子力・婚活・男女共同参画
第4章 「女子力」とポストフェミニズムーー大学生アンケート調査から
第5章 脱原発女子デモから見る日本社会の(ポスト)フェミニズムーーストリートとアンダーグラウンドの政治
第6章 「慰安婦」問題を覆うネオリベラル・ジェンダー秩序ーー「愛国女子」とポストフェミニズム
女性嫌悪(ミソジニー)を許さないフェミニストの必読書!
「根のないフェミニズム」とは、女性たちがあまりの女性嫌悪に「韓国を代表するフェミニスト戦士」にならざるを得なかったことを表現している。
メガリアという韓国のフェミニズム史に残る匿名の女性たちが自身の戦いを振り返るノンフィクション!
フェミニストにならなければ、私たちたち、生き残れなかった!
自分の怒りを信頼するというフェミニスト宣言
生き抜いてみせるし、勝ってみせる
メガリアが始めたこと:ポストイット運動、ミラーリング、ポルノサイト閉鎖、オンラインフェミサイドの公論化 脱コルセット運動
今の日本の女性たちにも必要な、生き残るための連帯!
明治維新後150年の日本のフェミニズムの歴史を,主要な人物や思想に焦点を当てながら,一貫した視点で書き下ろしたテキスト。1970代以降を扱う後半は,フェミニストとしての著者自身の足跡をまとめる構成となった。絶筆となった「断章──2021年夏」も収録。
プロローグ 世界のフェミニズムの流れと日本
Part1 日本のフェミニズム その1 1868〜1970
第1章 「イエ」制度に抗した第一波フェミニズム
第2章 日本国憲法による男女平等保障の下で
Part2 日本のフェミニズム その2 1970〜
断章──2021年夏
1 2人のフェミニスト──山川菊栄と田中寿美子
2 ウーマン・リブの思想と行動
3 私とフェミニズム──懇話会から女性学へ
年表
中国、韓国、台湾、香港の4地域で沸き起こっているフェミニズム運動を一挙紹介。豊富な写真と当事者の寄稿が伝える、フェミニストたちの苦闘と創造力。あなたの知らないフェミニズム、あなたの知らない東アジアがここにある。
【目次】
●はじめにーー東アジアのフェミニズム・ムーブメント
●中国ーー草の根フェミニズムの登場
●韓国ーーフェミニズムの大衆化と亀裂、新たな挑戦
●台湾ーージェンダー平等への変革をもたらすエネルギー
●香港ーー暴力と闘う行動力と創造力
●4地域共通コラムーーセクシュアル・マイノリティ、オンライン・フェミニズム、戦時性暴力
●座談会ーーハッシュタグだけじゃ始まらない
●文献紹介
まえがきーーハッシュタグだけじゃ始まらない
中国ーー草の根フェミニズムの抵抗と創造
韓国ーーフェミニズムの大衆化と新たな挑戦
台湾ーージェンダー主流化を推し進めるエネルギー
香港ーー民主化運動の中のフェミニズム
コラム/座談会/読書案内
『小公女』のミンチン先生といえば、冷たく醜い悪役。そんな偏見にも負けず、女教師たちは高度な女子教育を大英帝国に広めていった。大冒険の光と影を描く。
動物をめぐる思想はここまで到達した
いまや動物にとどまらず、あらゆる存在の解放をめざす包括的正義の理論へと至った批判的動物研究を始めて本格的に紹介。理論水準を大幅に引き上げるとともに、実践へと誘い、シンガー『動物の解放』以来の衝撃をもたらす力作。
19世紀にはじまり、ピーター・シンガー『動物の解放』をもって本格化した動物擁護、動物解放の理論はその後、多様な社会運動や学問との協力・批判を経て、種を越えたあらゆる抑圧と差別に反対し包括的正義の実現を目指す、強靭な理論=実践へと鍛え上げられた。批判的動物研究と呼ばれ、世界的な隆盛をみせるその潮流は、いまやどんな思想も理論も無視できないものとなっている。本書では批判的動物研究を主に哲学、社会学、ポスト人間主義、フェミニズムの観点から整理、検証し、諸正義を結ぶ領域横断的な解放理論として描き出す。動物をめぐる数々の翻訳を手掛けてきた著者が、渾身の力で放つ初の著書。
◎目次
謝辞
序論
批判的動物研究
本書の構成
第一章 動物たちの現状
食用利用
肉用牛/乳用牛/豚/乳用牛/産卵鶏/魚介類
動物実験
行動研究/医学研究/製品試験
動物園と水族館
ペット産業
第二章 道徳哲学
功利主義革命
理論の重要性/功利主義アプローチの問題
動物の権利
内在的価値と生の主体/尊重原則から権利の導出まで/
権利論の実践的帰結/救命ボートの事例
新福祉主義
新福祉主義の実害/新福祉主義の元凶
廃絶主義アプローチ
単一争点の活動/平和的な脱搾取の啓蒙活動
第三章 社会学
抑圧理論
資本主義
商品化/物神崇拝
疎外
構造的暴力
労働者の逆境/環境破壊
動物産業複合体
エコテロリズム
第四章 ポスト人間主義
人間学、人間主義、人間中心主義
人間の名、動物の問い/生贄構造
生政治
生政治と生贄構造/動物生政治
ポスト人間主義の倫理
ポスト人間的状況/差異と応答/未分化と変成
資本・労働・抵抗
動物労働論/接触地帯/紛争地帯
第五章 フェミニズム
父権制と自然
女性・動物・自然/二元論の形成
父権的抑圧
残酷への意志/暴力の正当化/生殖支配/性と肉食…
女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。
たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。
しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一人ひとりの人間が、身近な不合理を少しずつ変えることでつくられてきた。
「むずかしい女性」たちがつくってきたこうした歴史の複雑さを、イギリス気鋭のジャーナリスト、ヘレン・ルイスが余すことなく本書のなかに描き出す。イギリス女性史と現代社会の出来事とを自在に往還してあぶり出される問題は、女性だけではなく社会全体の問題であることが見えてくる。社会の不合理や理不尽に立ち向かうための、あたらしいフェミニズム史。
序章 語られてこなかった歴史
第一章 離婚
第二章 参政権
第三章 セックス
第四章 スポーツ
第五章 仕事
第六章 安全
第七章 恋愛
第八章 教育
第九章 時間
第十章 中絶
第十一章 むずかしい女性でいる権利
エピローグ むずかしい女性のためのマニフェスト
謝辞
参考文献
索引
SNSによって変わるフェミニズム、フェミニズムによって変わる社会
アメリカで活動する300のグループを調査した、現代フェミニズムの熱気を伝える最新の研究。
「Me too」運動に代表されるように、現代のフェミニズムはインターネット、特にSNSを舞台に盛んになっている。ネットの世界にとどまらず、現実社会をも動かす大きな力になっているそのムーブメントはいつ生まれ、何を訴え、いまどのようになっているのか。本書では、インターネットを使ったフェミニズム運動が盛んな現代アメリカで活動する300のグループを調査。「参加型政治」と「インターセクショナリティ」を理論軸にその活動を分析し、多様な運動の本質に迫る。
◎目次
謝辞
第一章 オンライン・フェミニズムーー背景とアプローチ
第一節 なぜオンライン・フェミニズムが重要なのか?
第二節 ポスト・フェミニズム時代のアメリカとオンライン・フェミニズム
第三節 方法論ーーインターセクショナリティと参加型政治
第二章 フェミニズムとインターネット
第一節 テクノロジーとの出会い
第二節 インターネットと参加型文化
第三節 ソーシャルメディアと第四波フェミニズム
第三章 ソーシャルメディアで広がるフェミニストの世界
第一節 フェミニスト・グループのオンライン使用概観
第二節 情報提供型グループとマイクロ・ポリティックス型グループ
第三節 視覚化するフェミニズム
第四章 ハッシュタグでつながるフェミニズム
第一節 ハッシュタグ・フェミニズムと参加型政治
第二節 フェミニスト・パフォーマンスと文化創造
第三節 ハッシュタグ・フェミニズムとインターセクショナリティ
第四節 ハッシュタグ・フェミニズムが広げる男性参加
第五章 ウィメンズ・マーチにおけるソーシャルメディアとクラフティヴィズム
第一節 ウィメンズ・マーチとソーシャルメディア
第二節 クラフティヴィズムとしてのプシーハット・プロジェクト
終章 フェミニズムの課題ーーそして未来へ
長いあとがきーーコロナ禍のフェミニズム
資料 本書で観察を行なったフェミニスト・グループ
参考文献
【表紙+大特集10P】
“今日も絶好調なオトコ達”
SixTONES
#スト本3
【特別とじ込み付録】
SixTONESスペシャルピンナップ
【7P】
ジャニーズJr. 美男子メイク。 vol.05
岩崎大昇(美 少年) 猪狩蒼弥(HiHi Jets) 末澤誠也(Aぇ! group)
キカイなオトコ
西畑大吾(なにわ男子)
連載 イケメン×ViViモデル
NOA×アリアナさくら
Happy ViVi 40th Anniversary
◆CONGRATULATIONS! FROM ViVi FAMILIES♡
◆ViViモデル大集合。
◆ViViモデルの夏キブン
ニコルの私服
誰より主役なきらつやサマームード
ぶらっく天ちゃん
Fashion
◆今年はSTREETをこう着る。
◆とっておきのHigh & とにかく使えるLow
◆史上最強に盛れるキャミがほし〜い。
◆夏が恋する最強ワンピ!
◆2:8のてっぱん脚長コーデ
◆ボトムが主役の夏コーデ30
◆2PINK Summer Look3
Beauty
◆ロクシタンの最新マッサージSETを30名に!!
◆超HOT! な中国メイク
◆眺めて可愛い韓国コスメ・最新ポチりすと
◆小顔になるためにできることぜんぶ♡
◆いうこと聞かせる! 梅雨ヘアケア
◆見せたい! 触れたい! 夏BODY♡
Special
◆じぇねとびびのおもいで。
◆やっぱりSixTONESってカッコイイ!! #スト本3
◆NOA×アリアナさくら
◆キカイナオトコ 西畑大吾(なにわ男子)
◆ジャニーズJr. 美男子メイク。 Vol.5
◆フェミニズムってナンダ?
中国に女権主義(フェミニズム)ブームがやってきた。「なぜこの社会は不公正で不条理なのか」。自らの境遇に不満を募らせる女性たちの問いに、女権主義が答えを与えたからだ。「天の半分を支える」といわれてきた中国の女性だが、建国以来、中国共産党最高指導部にその姿はない。改革開放政策は男女格差を広げ、出産や結婚から女性は遠ざかる。女性への暴力や人身売買の報道もあとを絶たない。女権主義を手に入れた女性たちに対し、政権は神経をとがらせる。MeToo運動の最中に現地取材をした中国特派員が見た、抵抗と弾圧の最前線。
南紀産浜高級リゾートホテル。夜ごとのディナーとお酒落な会話。サロン的零囲気に包まれた完全二重密室で連続殺人事件が!犯人は誰?
性の商品化、ミス・コンなど4つのテーマを選び、論争の活性化を促す。議論を尽し、思いを尽してフェミニズムを作る。
「個人的なものは政治的」だろうか。やさしさと感受性に溢れた愛の関係を求めて、繊細で鋭敏な議論をくりひろげる。
“法”が構築する「主体」の政治は何を排除しているのか。フェミニズムの最新知見によってアーレントをはじめとする西洋政治思想史を批判的に検討、従軍“慰安婦”問題などアクチュアルな課題にも斬りこみ、「法の力」の根源的問い直しから新しい社会の構想へと至る画期的論考。
生命四〇億年の歴史を論じる進化論には、指針となる思想への鍵が潜んでいるーー。倫理観、宗教観、優生思想、自然保護など、人類文明が辿ってきた領域を進化論的側面から位置付け直し、新たな思想を提示する。
「法的制度としての婚姻を廃止せよ」。「性の絆」から「ケアの絆」へ、新しい家族の定義が、いま生まれる。
古代シュメールの時代からバイアグラによって「勃起産業」が誕生した現代に至るまでの長い歴史、人間とペニスとの関わりをさまざまな視点から論じる。世界18か国で翻訳出版された話題の作品。
一九九〇年頃までのフェミニズムは、学習と組織化と浸透の段階にあった。九〇年代はフェミニズムが政権の中心を占め、上からの意識革命を進めた時期である。二十一世紀に入ると、フェミニズムを甘く見たり油断していた男性や保守層が事態の深刻さに目覚め、反撃を開始した。一つの教義体系となっているフェミニズムと戦うためには、その方法論的・理論的間違いを論破しなければならない。本書にはフェミニズムのどこが間違っているかが、理論的・方法論的に整理され、正しい理論が提示されている。
爆撃されるイラクの街に生き茂った棗椰子が、世界を変える夢の力を呼びさますー第三世界の女性たちの声に耳を澄ましフェミニズムを大きく動かした著者が、文学や映画をはじめとして、出来事の深みに降りゆく想像力をもつさまざまな試みのなかに、新たな世界への扉をさぐりあてる。
フェミニズムとしての女性史研究は、性差を構築し内面化させる「近代」そのものを問い直す実践である。それは「近代」というストーリーを補強する制度的な知としての「歴史学」への鋭い問いでもある。その視座と方法をめぐる提起と議論、実践としての地域女性史研究、聞き書き、近代がもたらした排除と分断のプロセスの分析を紹介。問いかける側のリアリティをも揺るがしつつ紡がれた成果である。