〈同性愛嫌悪〉とは何か。歴史や社会、思想、文化など、さまざまな側面からいかに現れ、いかに拡散しているのか。多面的に知るための200項目。同性愛のみではなく、さまざまなマイノリティに対して向けられる嫌悪、差別の現象を知るために示唆を与える1冊。
十九世紀末、フロイトによって確立された精神分析学。彼の高弟ユングは後に袂を分かち、一派をなすーー。人間存在の深層を探究した彼らの存在は、今なお我々に多大な影響を与え続けている。彼らは何を追い求め、何を明らかにしたのか。二人の巨人の思想の全容と生涯を、それぞれの孫弟子にあたり日本を代表する第一人者が語りつくした記念碑的対談。
人間存在の深層を探究した二人の巨人
その思想の全容と生涯を両派を代表する日本の第一人者が語りつくす
十九世紀末、フロイトによって確立された精神分析学。彼の高弟ユングは後に袂を分かち、一派をなすーー。人間存在の深層を探究した彼らの存在は、今なお我々に多大な影響を与え続けている。彼らは何を追い求め、何を明らかにしたのか。二人の巨人の思想の全容と生涯を、それぞれの孫弟子にあたり日本を代表する第一人者が語りつくした記念碑的対談。
深層心理学は知的な理解のみでは十分ではない。人間全体としてのかかわりが、真の理解のためには必要となってくる。そのような意味で、本書もわれわれの個人的な体験からはじまって、フロイトやユングの人となりに及びつつ論を展開していったことは、今から考えてもいいアイデアであったと思っている。……この対談をヒントとして、読者は深層心理学のなかの問題点をひろいあげ、自らの思索を深めてゆかれることだろう。--<本書「対話者あとがき」より>
※本書の原本は、1978年11月、思索社より刊行され、1989年8月、第三文明社よりレグルス文庫として再度刊行されました。
対話者まえがき 小此木啓吾
第一章 出会い
1 フロイトへの道
2 ユングへの道
3 出会いの契機
第二章 人間フロイト、人間ユング
1 フロイトと同性愛
2 ユングとトニー・ウォルフ
3 フロイトとザロメ
4 両親
5 ユダヤ人問題とナチズム
6 ユングとビンスワンガー
7 フロイディアンとユンギアン
8 ボーリンゲンの塔
9 死と生
第三章 人間の心をめぐって
1 自我の構造
2 元型
3 力動論
4 発達論
5 心理療法
第四章 夢を語る
1 催眠療法から自由連想へ
2 影
3 抵抗と転移
4 分析の終わりと終わりなき分析
第五章 文化と社会
1 日本人の母性原理
2 阿闍世コンプレックス
3 日本でフロイディアン、ユンギアンであること
4 精神分析学的日本人論
関連人物解説
対話者あとがき 河合隼雄
同性愛と家族とが交差したとき、そこに何が浮上するのか。スティグマを押された人を前にして、私たちは何ができるのか。親にカムアウトする子ども、子どもからのカミングアウトを「カムアウト」する親ー「カムアウトする親子」の語りから、同性愛と家族をめぐる問題経験を掘り起こし、日本社会を問い直す。
ハルは中学3年の女の子。彼女には好きな子がいる。それはアキラという同級生の女の子! アキラを好きになったことで、ハルはうすうす感じていた自分の気持ちを確信する。やっぱりあたし、女の子が好きなんだ。世の中にそんな人がいることは知っていたけど、まさか、自分が、そうだったなんて! 第59回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。
登場人物の心理描写がうまく、家族やクラスメイトなど、それぞれの個性もうまく書き分けられていました。深刻になりそうなテーマが、時折ユーモアもまじえ、あたたかい雰囲気のある作品になっていて、最後まで安心して読むことができました。──茂市久美子(講談社児童文学新人賞選評より)
ルネサンス時代の驚きの事実!太古の昔からあった男性同性愛は、いつしか忌まわしいものと思われるようになった…。現世の欲望の解放の時代といわれるルネサンスのなかで、呪わしい悪業として恐れられながらも各地に遍在した男色行為が近代初頭にむかえた変貌とは?
「私たちは、友達じゃない」
25歳、夏。恋人と出かけたリゾートで、逢衣(あい)は彼の幼なじみと、その彼女・彩夏(さいか)に出逢う。芸能活動をしているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかりだったが、四人で行動するうちに打ち解けてゆく。
東京へ帰った後、逢衣は彩夏と急速に親しくなった。やがて恋人との間に結婚の話が出始めるが、ある日とつぜん彩夏から唇を奪われ、「最初からずっと好きだった」と告白される。
彼女の肌が、吐息が、唇が、舌が、強烈な引力をもって私を誘うーー。
綿矢りさ堂々の新境地! 女性同士の鮮烈なる恋愛小説。
【著者プロフィール】
綿矢りさ(わたや・りさ)
1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。2012年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞。
古今東西の文芸作品から国内外の骨太ノンフィクションまで、様々な書物を通して探検家はひたすら考える、「なぜ、探検をするのかー」。数多のノンフィクション賞を受賞した探検家の、爆笑にして深遠なエッセイ。
裸の君に恋をした。集英社×ボーイズラブ 社会人編
中田アキラ/はぜはら西/班目ヒロ/うまのほねこ/緒花/カキネ/夏糖/霜月かいり/波真田かもめ/晴野ヤコ/冬乃郁也/柳バトシロー
潤と順調に交際を続けていた明日美だったが、心の奥では芳彩への言い知れぬ想いを抱えてもいた。そんな時、思わぬことから明日美と芳彩の“秘密”が潤にバレてしまう…!! そのことを知らない明日美は、潤の部屋で衝撃的な場面を見てしまい!?
「ひどいよ井田くん 青木くん、ふるえて泣いてるよっ」
玉砕覚悟で告白した青木だが、井田からは「付き合ってみるか」と、まさかの返答が…! ところが、男子高生同士の恋愛はトラブル続きで、クリスマスを前にふたりは絶交し!? 一方、橋下さんとあっくんは、クリスマス効果で進展の予感。
男子同士の「お付き合い」、始まっちゃいました。
「どんな場所も、あなたといれば日向だ」
互いに男の恋人がいるのに、止めようもなく惹かれあう逢衣(あい)と彩夏(さいか)。
女性同士、心と身体のおもむくままに求め合い、二人は一緒に暮らし始めた。芸能活動をしていた彩夏の人気に火が付き、仕事も恋も順調に回り始めた矢先、思わぬ試練が彼女たちを襲う。切ない決断を迫られ、二人が選んだ道は……。
今まで裸でいても、私は全然裸じゃなかった。常識も世間体も意識から鮮やかに取り払い、一糸纏わぬ姿で抱き合えば、こんなにも身体が軽いーー。
女性同士のひたむきで情熱的な恋を描いた、綿矢りさの衝撃作!
【著者プロフィール】
綿矢りさ(わたや・りさ)
1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。2001年『インストール』で第38回文藝賞を受賞しデビュー。2004年『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞。2012年『かわいそうだね?』で第6回大江健三郎賞を受賞。
クラスに一人はいる計算になる同性愛者。同性愛にたいする偏見と差別 が同性愛者を見えにくくし、生きにくくしている。同性愛者も異性愛者も互いにわかりあい、共に生きるための入門書!
同性愛とはなにかーー入門的基礎知識
聞きたいけど聞けなかった素朴な疑問集
同性愛者に出会ったらどうすればいい?
社会的な差別とどう向きあうか
法的な差別をどう変えるか
当事者からの質問ーー希望を持って生きよう
[Qの例]
性同一性障害の人と同性愛の人はどこが違うのですか?
異性に魅かれないなんてもったいないとは思わないんですか?
子どもが同性愛者だってわかったら、親はどうすればいいのですか?
友人から「ゲイ」「レズビアン」だとカミングアウトされました
学校教育の中で同性愛はどんなふうに取り扱われていますか?
日本では同性愛者は結婚できますか? またそれに代わる制度はありますか?
同性愛者であっても子育てはできるのですか?
知られざる南極探検の英雄と秘められたペンギンの生態の秘密に迫る
100年前に南極に到達したスコット探検隊のメンバー、ジョージ・マレー・レビックは氷に阻まれ一冬を南極で過ごすこととなった。海軍の医師であったレビックは周囲のペンギンたちを観察するうちに、彼らの奔放な性生活に気づきノートに書き留めていったが、生涯それを公にすることはなかった。気鋭のペンギン学者がレビックの足跡を追い、過酷な南極探検の実態とペンギンたちの驚くべき生態を明らかにする。
レズビアンやゲイの人生の目的とは何か。同性愛を世界の文化、歴史的視点から考察する絶好の入門書。
「腐女子」とは何者なのか? オタクとはどう違うのか? 大学生1万人以上の統計調査をもとに、心理学の方法論でその客観的な姿を描く若者文化・サブカルチャー研究。
序章 問題「オタクと腐女子」
第1節 腐女子とBL
第2節 オタクの歴史
第3節 腐女子の歴史
第4節 オタクと腐女子の関係
第5節 腐女子とBL志向に関する先行研究
第1章 オタクや腐女子はどのような人物なのか?
研究1「オタクと腐女子の基本的行動傾向」
第2章 オタクや腐女子はコミュニケーション能力が低いのか?
研究2「オタクと腐女子のコミュニケーション能力」
第3章 オタクや腐女子の外見は「残念」なのか?
研究3-1「オタクのファッションイメージと外見の不満」
研究3-2「オタクの体型とダイエット意識」
研究3-3「オタクのオシャレ意識」
第4章 オタクと腐女子のイメージを比較する
研究4-1「腐女子イメージの比較」
研究4-2「腐女子イメージとオタクイメージの比較」
第5章 オタクと腐女子の恋愛意識
研究5-1「オタクと腐女子の交際経験率」
研究5-2「オタクと腐女子の異性不安」
研究5-3「オタクと腐女子の恋愛観」
第6章 オタクと腐女子の大学生活
研究6「オタクと腐女子の大学生活満足度」
第7章 オタクの/腐女子の自己表象
研究7「オタクと腐女子のアタッチメント」
第8章 腐女子はBLに何を求めるのか?
研究8「オタクと腐女子の純愛物語志向性」
第9章 腐女子は猟奇的で異常な描写を好むのか?
研究9「腐女子の猟奇愛物語志向性」
第10章 腐女子はなぜ現実をBLとして妄想するか?
研究10「腐女子のBL妄想」
第11章 オタクや腐女子の趣味と幸福感
研究11-1「オタクと腐女子のQOL」
研究11-2「オタクと腐女子の受動的幸福感」
第12章 総合考察
第1節 研究結果のまとめ
第2節 オタクと腐女子の共通点・相違点
第3節 オタクの変態性
第4節 腐女子の変態性と「愛」の概念
第13章 腐女子とオタクの未来に向けて
第1節 少女マンガの呪い
第2節 少女マンガの呪いを解く方法
おわりに 半径5メートルから現実世界を変える革命
Intermission
社会科学としての腐女子研究
社会的マイノリティとしての腐女子の心理学的研究
趣味と幸福感
「自分たちだけが正しい」と主張する人たち
第1部は「心」です。心はどこにあるのでしょうか?心を見つめることは私たちにとって、どのような意味があるのでしょうか?臨床心理学の礎となる理論をもとに学んでいきましょう。第2部では「身体」の側面から、自分という存在について考えてみましょう。はじめに「心」と「身体」のつながりについて学びます。そしてその後は、私たちにとって自分の身体性がとくに強く感じられる「性」にも目を向けて見ましょう。第3部は、「心の病と健康」です。心身のバランスが崩れるとき、私たちにどのような変化が生じるのか、またそれを予防するためのちょっとしたコツも学んでいただけたら良いと思います。