新しく開設される東京大学アジア研究図書館ではいかなる構想のもと新しい分類が構築されたのか.これまでの体系をふまえ、東京大学が誇るアジア研究図書のより活用しやすい分類法を模索した成果.デジタル化の動向も視野にこれからの図書館をみすえた新たな可能性を提示する.
第39回うつのみやこども賞を受賞した著者による大好評シリーズ!
「がんばりたくないさん」「バチをあてたい」「仲良くなりすぎるのがこわいさん」「ことわれないさん」
モヤモヤした気持ちをかかえている4人の子が登場する短編集。
コトバ使いのヨウヒがかける「コトバの術」で、大ピンチの状況でもなんとかなると言うけれど、
術が途中で効かなくなってしまった子や、術が暴走してさらにピンチになってしまう子が出てきて……。
それでもなんとかなるの!?
第70回青少年読書感想文全国コンクールの入賞作品集。内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞はじめ、各学年のコンクールを勝ち抜いた入賞作品をすべて収録。巻末に入選者氏名一覧も掲載。
公共図書館の果たすべき最も重要な役割は、記録された情報を通じて得られる、知識や思想や文化などを公共のものにすることである。日本の図書館制度は先進国の中で立ち遅れてきた歴史があり、「国をおおう図書館のサービス網」を築くという目標が半世紀前に掲げられた。それから館数は増えたものの、いまだに十分にその目標は達成されないばかりか、昨今では公共図書館の縮小再編や職員の非正規化が進展している。日本の図書館では、住民目線による運営が重視されてきた経緯があり、中央集権的な図書館政策は嫌われてきた。しかしながら、住民目線にこだわりすぎることで消費者迎合的な運営となり、本来の図書館の公共性を担保する機能がないがしろされている。一方、日本と同じく図書館制度が遅れていたフランスでは、<上>からの政策と規制により図書館運営を発展させてきた。両国の公共図書館を比較することで、日本の図書館の政策の問題点を洗い出す。
1 みんなに本を。 どこでも・だれでも・どんな本でも
1 遅れています日本の図書館
2 〈アングロサクソンかぶれ〉からの出発
2 いつどれだけ何のために開くのか
1 フランスの場合
フランスは「図書館発展途上国」?
もっと開こう!
よりよく開こう!
けれども、日曜日には働きたくない
2 日本の場合
「図書館をもっと開く」議論のきっかけ
外部委託による年中無休・夜間開館
足立区の場合
週休二日制と三ない主義
開館時間の延長と図書館職員の非正規化
3 地方分権下での公共図書館政策
1 フランスの場合
地方分権と地方分散
地域拠点図書館
図書館法
2 日本の場合
地方分権に伴う規制の「緩和」
各地域の自助努力による図書館振興
「勧告的立法」としての「図書館法」
「定番の物語」がもたらしたザル法礼賛論
4 どこでも、だれでも、どんな本でも、みんなの手に届くものにするために
「シリーズ 図書館のビジョン」は、優れた活動を展開している全国の図書館を取り上げた映像資料です。司書課程・講習や図書館の研修などにおいて教材として利用されることを想定しています。対象となる図書館は、Library of the Year の受賞などを参考にしながら選択し、打診・相談のうえで決定。単なる図書館の紹介に留まらず、運営の背景・基盤となっている「理念(ビジョン)」に着目します。また、インタビューを通して、図書館員の皆さんが抱いている「想い」や「考え」を探っていきます。ただし、「正解」を提示するものでは必ずしもありません。視聴する皆さんが、それぞれの立場・視点から、それぞれの在り方について考察していく素材・契機となることが教材として意図するところです。
収録内容
○コンセプト - 「はたらくをらくにする」の誕生ストーリー
○コレクション - 「ワーク」「ライフ」「アート」に絞り、貸出をしない理由
○テーマ排架 - 図書館員が考え抜いた、「人」の悩みに寄り添った棚づくり
○ハコニワ - 「いま知って考えてほしいこと」を提示 心に投げかけるメッセージ
○知のかけら - 図書館員が自分を出す、共感を生むおすすめ本の展示
○セミナー - 「最新の情報は人の頭の中にある」 本棚との連動
○サイン - フォントは2種類 品位のあるデザインに統一
○マネジメント - 司書中心の組織・体制 発案力を引き出す運営
2019年版から3年、インターネットの世界は日々変貌しています。そこで今回、本書では、2022年2月現在の文献・情報検索サイト情報を記録しました。
図書、雑誌、新聞、視聴覚資料とそれらの記事・論文等について、検索に有効なサイトとデータベースで、検索については無料のものを収録の原則としています。特に、PCやスマートフォンによる文書テキスト化、翻訳についてコラムで紹介し、さらに利便性を高めています。
図書館での利用者支援のツールとしてはもちろん、インターネットの大海に漕ぎ出す一般の方々にも役立つ一冊です。
まえがき
I部 文献探索のポイント
1章 文献探索の前に
II部 やってみよう,文献探索
2章 図書を探す その1 書誌・所蔵検索
3章 図書を探す その2 本をジャンルで調べる
4章 新聞と雑誌を探す
5章 灰色文献を探す
6章 視聴覚資料を探す
本書執筆に関する参考文献
事項索引
著者紹介
「スマホを使うと成績が悪くなる」という驚きの研究結果がある。どれだけ勉強しても、スマホを使う時間が長いと、テストの点数がとれないのだ。東北大の川島教授の研究をもとに、マンガと解説で、スマホと脳の関係に迫る。
「絵をかいてみたいけど、うまくかけない」「何をかいたらいいかわからない」と思うことはありませんか? でも、絵をかくことに正解ってじつはないのです。大切なのは、自分が感じたことや考えたことを、自分らしく表現することです。
この本では、具体的なものを上手にかくのではなく、「表現する楽しさ」を大切にしています。いろいろな絵画表現のあそびを通して、絵をかくのがもっと好きになったり、新しい発見をしたりできるような内容になっています。
自由に表現するなかで、自分だけの「楽しい絵」をかく方法を見つけましょう!
※図書館向け堅牢製本
はじめに
おもな道具と材料
色をつける道具/絵の具セット/紙などの材料/道具セット/ちょっと特殊な道具/あるとべんりな道具
制作をする前に
特殊カラーともようについて/色の組み合わせについて/混色の例
●びっくりアート
1 ビー玉コロコロ
2 インクをポタリ♪マーブリング
3 ブラシでシュシュシュ
4 バブルとスプレーでアート
5 アルミホイルのステンドグラス
6 絵の具をたらして滝をかこう
7 くるっと回して!回転版画
●あそんでアート
8 どれだけ長い線をかけるかな?
9 もようでインテリアアート
10 いろんな黒でスクラッチ
11 深夜の動物園
12 夜空に花火を打ち上げよう
13 かんたんソーマトロープ
14 飛び出せチンアナゴ!ペーパーヨーヨー
15 おさんぽで発見!凸凹スクラッチ
●おもしろアート
16 指で花をさかせよう
17 タコで日本画家になれます
18 風船で満開フラワー
19 昆虫デカルコマニー
20 ペンとハサミで花もよう
21 柄・柄・柄!私もプリントデザイナー
●ひとくふう!発展アート
22 アートなすごろく
23 記念日にバラの花束を
24 新種の昆虫はっけん!
25 段ボールで額縁が作れるんです
世界を書き換える「秘宝」による冒険者隆盛の世界ーー魔物を倒せない【知識】の技能特化のせいで無能(ブランク)と蔑まれる少年カルムは、ひたすら大図書館で本を読みふけっていた。だが、そんな彼が極める【知識】こそが、なんと「魔王」を倒す精霊との契約に繋がる「最強の勇者」の資格だった!
「あなたの他に、適任なんていないんです」
迷い込んだ図書迷宮を即攻略し、伝説の大精霊メアと契約したカルム。ここに、戦闘能力皆無ながら世界中の特級ダンジョン攻略を謎解きの力で無双する、前代未聞の勇者の神話が始まった!
民具は、日常生活で必要なものとしてつくられ、使われてきた暮らしの造形であり、身近な素材を活かす知識や技、人びとが育んできた自然観や世界観にふれることができます。また、民具は、研究者が旅をし、さまざまな地域の生活文化と出会いながら収集され、博物館のコレクションへと発展します。
本書では、1970年大阪万国博覧会(Expo' 70)のために世界各国で収集された世界の民具と、その同時代に日本文化の多様性に目を向けて、全国規模で収集された武蔵野美術大学所蔵の日本の民具から、選りすぐりの民具を紹介します。
数多くの切り口から、世界と日本の民具の魅力を「見つけて」、ひとつひとつ「みつめて」、そこに「知恵の素」を探っていただきます。
■目次
はじめに
序論
第1章 かたちと身体性
雪の歩きかた/液体を運ぶ/シェアして育む絆/鉢のシンプルさ…
column EEMとEXPO ’70、そして国立民族学博物館
第2章 ユーモアと図案
怖くない獅子/ツノの表情/掲げて威勢を誇る/蛇行や渦巻きの模様…
column 生活文化研究会と日本観光文化研究所
第3章 見立てと表象
夢に見た風景/小さいことは良いことだ/球体を彩る造形/のっぺらぼう…
column 民具コレクションの活用
column コレクションのデジタル化と発信
おわりに
掲載資料一覧
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はじめに
序論
第1章 かたちと身体性
雪の歩きかた/液体を運ぶ/シェアして育む絆/鉢のシンプルさ…
column EEMとEXPO ’70、そして国立民族学博物館
第2章 ユーモアと図案
怖くない獅子/ツノの表情/掲げて威勢を誇る/蛇行や渦巻きの模様…
column 生活文化研究会と日本観光文化研究所
第3章 見立てと表象
夢に見た風景/小さいことは良いことだ/球体を彩る造形/のっぺらぼう…
column 民具コレクションの活用
column コレクションのデジタル化と発信
おわりに
掲載資料一覧
五訂版から全体のUNIT構成を引き継いだ《六訂版》です。
「IFLA-UNESCO公共図書館宣言2022」の収録など,全般にわたってデータや法規類を更新し,文部科学省の動きをはじめとする図書館をめぐるさまざまな動きを反映させる加筆を行いました。
「図書館概論」は,図書館という社会機関の意義や在り方,制度と活動の現状と課題を概説し,学習者に対して,一連の図書館に関する学習への導入,さらに深く学びたいという意欲を喚起する役割を担う科目です。
当シリーズは,当初より図書館員の研修での活用をも目的としており,本書も今の図書館を俯瞰する著作となっていますので,現職者や一般の方にもおすすめします。著者による国の学校図書館行政への批判など,ぜひご一読ください。
◎図書館とはなにか
◎現代社会と図書館
◎出版と図書館,著作権
◎図書館の理念
◎図書館法規と行政,施策
◎地域社会と図書館
◎(館種別)図書館の制度と機能
◎図書館の歴史的展開
◎外国の図書館
◎図書館関係団体と学習の手引き
悠久の都、京の町の不思議を紐解く私立移動図書館。現世と天道をつなぐ冥官として現代に生きる平安時代の文人・小野篁が、愛弟子・時子を伴い開いたそこは、迷いや悩みを抱える人や神様の使いたちを導くように、忽然と彼らの前に現れる。
移り行く季節の花々の力を借りながら篁が編み出した本は、手に取った彼らのためだけに向けられた大切な思い出が詰まっていてーー。
異界と人とをつなぐライブラリ・ファンタジー“からくさ図書館”の新たなる物語。
これからの図書館をどうやって運営すればいいのかーー。公立図書館の現職/元館長や図書館学の研究者、新設コンサルタント、什器メーカー、学校図書館関係者の11人が経験を生かして対談・鼎談・座談で縦横に語る。住民と図書館の未来につなぐメッセージ集。
図書館の前身とも言える江戸時代までと、明治時代以後、近代的な図書館ができてから現在までを、多くの図版や絵で見ながら、日本の図書館の変化と本来の姿を追っていく。
図書館は、いつ、だれが、なんのためにつくったのだろう。文字が生まれ、記録されたものを保管する場所ができ、遣隋使船が本を海の向こうから運んできた。貴族や武士や大名は施設図書館をつくり、学校附属の文庫もできる。近代的な図書館は欧米に学んで明治時代にできるが、戦争で多くの図書館や本が焼けてしまう。戦後、各地に中小の図書館がつくられ、市民たちは利用し、支え、広めていく。震災下でも図書館は重要な役割を果たす。巻頭に年表、巻末に索引付。
学校図書館を活用し、教師・司書教諭・学校司書が協力して作り上げる、小・中学校の授業の指導案とワークシートを紹介。そのほか、授業でそのまま話すだけの、学校図書館の本の選び方(日本十進分類法)、本に関するクイズやブックトークなどのシナリオ。コピーして使える情報カードやブックトークシナリオ用紙。学校図書館の活用を積極的に推進するための、校長、司書教諭、学校司書、公共図書館、教育委員会による組織的な取り組みのあり方。学校図書館のコロナウイルス対策、オンライン授業の手順と中学校の授業のヒントとなる大学の「ブックトーク」などのオンライン授業例などを紹介した、充実の一冊!
大好評! 第39回うつのみやこども賞を受賞した著者によるシリーズ、第三弾!
困っている子の前に、とつぜんあらわれる「なんとかなる本」。
ページをめくると、
ーーあなたには、今、なんとかしたいことがありますか? の文字。
思わず「あるよ! なんとかして!」と答えると、巨大化した本にのみこまれ、
気づけば、そこは、本の樹が生える不思議な図書館「樹本図書館」。
現れた「樹本図書館司書・一級コトバ使い」のヨウヒが、「コトバの術」でなんとかしてくれると
言うけれど?
心を許していた友だちたちが「ものをくれるつごうのいい、お得な子」だから自分とつきあっていたとわかり、
だれかと親しくなるのがこわくなった小6のエミリ。転校してきた子と仲良くなりたいけれど……。(第1話)
ほかに、大阪から東京に転校してきてはりきっていたのに、クラスで浮いてしまった小5のアサヒ、
「空気が読めない」と言われて悩む小5のオトハ、
得意なことが何もなく、存在感がないのを気にしている中1のサクなど、
あわせて4編を収録。
身近にある材料と道具で、飾ってもあそんでも楽しい工作を作ろう。「おいしい工作」「行事の工作」「あそべる工作」。
友だちとゲームを楽しんでもよし、お店やさんごっこをするのもよし、夏休みの自由工作でチャレンジするのもいいね。たくさん作って集めたら、あそびの市場<アソビバザール>を学校行事で開催してみませんか。屋台や小道具などの演出方法も紹介しています。
※図書館向け堅牢製本
ごあいさつ
作る前の5つのポイント
道具や材料
道具の基本
●おいしい工作
1 伝説のおにぎり
2 お好みおいなりさん
3 これだけはほしいおかず
4 デリバリー!ドンナピザ
5 タコ焼き焼けた?
6 一本三兄弟
7 カポットアイス
8 セレクトキャンディ
あそびをグレードアップ
なりきりセットー石窯
なりきりセットー屋台
組み立て
屋台のいろいろ
なりきり小道具
タコ焼き機
スタンド
トング
デリバリーバッグ
あそびを演出!市販のグッズ
●行事の工作
9 ゆらゆら三角ダルマ
10 カラフル鬼タワー
11 うさぎ雛
12 かざってかぶと
13 サマーナイトファンタジーライト
14 モンスターダーツ
15 シークレットサンタ
かざりをグレードアップ
おひなさまには桃と橘
サンタの森の木
いろんな背景
かざり台
●あそべる工作
16 くるりんフィッシュ
17 トレジャーテトラン
18 ポケットボール
19 パタンとパター
20 キャッチざキャップ
21 ミステリーカード
ゲームをグレードアップ
あそび方いろいろ
難易度をあげよう!
スコアホワイトボード
日本図書館協会に設置された図書館システムのデータ移行問題検討会(2015年10月〜2018年3月)の報告をまとめた1冊です。
本報告書は,図書館のデータ移行に関わる問題について検討を行い,その成果として,現行システムと新システムのデータ移行において出力データのルール化を提案するものとなっております。
また,2018年12月17日に行われた学習会の記録も収録しています。
中学校ってどんなところ?
制服や校則、時間割と授業内容、中間&期末テスト、本格的な部活、人間関係、心と体の変化。
これ1冊で中学生活への疑問・不安はすべて解消!
日本の図書館の原型とされる聖徳太子の書斎や経典を所蔵した経蔵の貸し出し制度、明治時代の各地にできた会員制図書館、20世紀初期に西欧から導入した図書館づくりとアメリカの用品メーカーが与えた影響などを経て現代の図書館が登場するまでの道のりをたどる。