ベールを脱ぐ中国のグリーン発展、その内容とは
政策的枠組みと豊富な実践例をもとに解説
序 文
第1章 生物多様性保全とグリーン発展の関係
第2章 中国エコ文明建設とグリーン発展
第3章 国際的な生物多様性保全とグリーン発展行動
第4章 中国生物多様性の調査と保全の状況
第5章 生物多様性保全とグリーン発展の主な取り組みと成果
第6章 都市の生物多様性保全と調和のとれた住環境づくり
第7章 生物多様性保全と農村におけるグリーン発展の実践
第8章 生物多様性保全とグリーン発展戦略対策
参考文献
監訳者あとがき
横領、陳腐化、脱力される「ダイバーシティ」を
自分たちの手に取り戻せないものか?
マジョリティ仕様の学校を変えるための実践の理論がここにーー
すべてのダイバーシティ・ワーカーに捧げる!
「どうせウザいこと言うの分かってるんだから、もうポリスでよくない?」
生徒の一言が、その年度のメイン・テーマとなった。
いまや、丸く糖衣にくるまれた言葉「ダイバーシティ」--その本来的な「恐ろしさ」を自らの手に取り戻そうと苦闘する名もなき教師と生徒たち。
マジョリティ仕様の学校を舞台に、キルジョイでポリスなダイバーシティが転がりだすーー
第1章 ダイバーシティ・ナウーー「食べ物」と「虐殺」の間で
第2章 スクール・ダイバーシティへようこそ
第3章 スクール・ダイバーシティのダイバーシティ・ワーク
第4章 高校でダイバーシティ・グループを作る
第5章 挑発的ダイバーシティのすすめ
第6章 挑発的ダイバーシティのために実践を読み直してみる
第7章 むすびにかえてーー「変な人」になろう
在日三世の著者は大阪の公立学校を中心に教育支援の現場に携わってきた。「民族学級」の制度保障、差別事象の対応や教育相談、外国ルーツをはじめ様々な子どもたちの教育援助、教員研修など。厳しい現実から未来を見出す報告。
第1章 子ども支援の原点
第2章 出来事の背景を深くさぐって
第3章 生野コリアタウン体験学習
第4章 彼女が学校に行けなかった理由
第5章 クラスにおいて子どもをどう見るか
第6章 対話力を培う
第7章 人こそ宝だ
第8章 コロナ禍と子どもたち、そしてその後
現代世界が直面するさまざまな問題をSDGsに沿った51のテーマを5つの大きな柱に分けて解説。各テーマのさまざまなデータを国別に比較できる。86の色彩豊かな統計地図と理解を助ける55の図表。国際機関や研究所・大学の研究センターが刊行している論文・報告書から採られた約350の信頼性のある出典。247の項目索引。
2巻は陸の生態系に目を向けて、水田・熱帯雨林・高山・地中など、それぞれの生態系を解説。生物たちのおもしろい生態や生態系にかかわる重要な役割などについても紹介する。また、動物による食害、感染症の媒介などの問題点についても取り上げる。
「正常」な読み方なんてない。難読症(ディスレクシア)、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といったニューロダイバージェントな人々の読み方を歴史的にたどり、改めてとらえなおす「文字を読む」ということ。
人口減少,高齢化などの環境変化に伴い,現在の日本は数多くの公共的問題に直面している。そうした諸問題を,多様な価値・利益をバランスよく内包し,かつ,地域の実情や個別事情にも適合するかたちで解決するにはどうすればよいのかを行政学の視点から考察する。
序 章 複雑性・多様性とガバナンス
第1部 前提的考察
第1章 「ポストモダン行政学」の問題提起
第2章 政策実施とプログラム
第3章 執行過程の諸相
第2部 複雑性・多様性への対応と組織現象
第4章 セクショナリズム論から紛争マネジメント論へ
第5章 レッド・テープ研究の動向と課題
第3部 複雑性・多様性への対応と政府体系の変動
第6章 分権改革の成果はなぜ活かされないのか?
第7章 分権改革の成果はどうすれば活かされるのか?
第8章 ガバナンスは古いのか?
第4部 行政学のレリバンスの探求
終 章 臨床行政学の構想
海で誕生した生命が陸に広がる足がかりにした海辺には、今でも多様な生きものがくらしています。しかし一方では、砂浜や干潟の消滅、打ち寄せられたごみなどによって汚染が進んでいます。海辺の生きものの多様性をさぐるとともに、海の環境の大切さについて考えます。
[第1章]海辺の地形と環境……岩でできた磯海岸/干潟や砂浜/激しい変化をくりかえす海岸 [第2章]磯にくらす生きもの……岩にくっついて生活/磯にくらす貝の仲間/貝殻をすてた貝の仲間/潮だまりの小さな世界/磯に咲いた花/迷いこんだ浮遊体/海に落ちた星?/ヨロイを着たエビやカニの仲間/いつも家探しのヤドカリ/磯にくらす魚、やってくる魚 [第3章]砂浜や干潟の生きもの……潮干狩りと干潟の貝/砂浜や干潟の貝のくらし/干潟でダンスをするカニ/そのほかの干潟のカニと砂浜のカニ/森にくらすアカテガニ/陸上生活をめざす海の生きもの/干潟は海のたいせつな浄化装置
がん検診とがん治療、そしてワクチンも、すべては「思いつき」だった!?
○「おまじない」から始まった医療、実は現代も変わらない!?
○統計データから読み解くがん医療の実態と、その限界
○過剰診断を生み出すがん検診、大きな代償をもたらすがん治療に、意味はあるのか?
○手洗いもワクチンも、実はほとんどの感染症には無意味だった事実
○進化生物学の説く「生物多様性」から医療常識を疑えば、本当の医療が見えてくる!
「受けるべき医療は自分で決める」--新しい時代へのガイドブック!
第1章 医療は医者の「思いつき」の歴史
第2章 がん医療の嘘と真実
第3章 無意味なばかりか有害なワクチン
第4章 医療を見抜くための進化生物学入門
第5章 医療は自由選択の時代へ
外来種問題を問いなおすーー「新しい生態系(ニュー・ワイルド)」とはなにか。外来種問題の誕生から生物多様性条約までの歴史を丹念にたどりながら、世界自然遺産の島じまや本土の外来動物対策について詳述し、これからの生物多様性保全について考える。
はじめに
第1章 外来種とはなにか
1 外来種の起源
2 生物多様性条約と外来種問題
3 外来生物法の誕生
第2章 島嶼部の外来動物対策
1 自然遺産ーー小笠原諸島
2 自然遺産ーー奄美・琉球
3 普通の島
第3章 本土部の外来動物対策
1 産業飼育から生まれる問題
2 趣味の飼育から生まれる問題
第4章 正しい選択
1 ニュー・ワイルド論
2 二十二世紀の生物多様性を想像する
3 アダプティブな外来動物対策
おわりに/参考文献
赤いスカートで現れる有名人、ほとんど話したことない元同級生、情けないおじさん、黒板に予言を書く隣の席の人。多様性をテーマに『なんでもない人』を描く4つの物語。
生き物に興味があるすべての人へ向けて、生物多様性の最も基本的な単位である「種」について、その基準や誕生のメカニズムを解説。
地球上には数えきれないほど豊かな生物種が生息している。現在見られる種は祖先種から分岐することによりその数を増やしており、このプロセスは種分化と呼ばれる。進化の中でどのように新種が誕生するのか? それにはどのくらいの時間がかかるのか? 同種と新種/別種の境目はどこにあるのか? 種分化しやすい分類群は存在するのか? これらに対する答えは、ダーウィン以来、生物多様性を考える多くの研究者が追い求めてきた。
本書では、フィールド調査・分類・理論モデルなどの様々な手法を用いてこの疑問に挑戦していく。また、種分化研究に関する最新の知見を紹介することで、地球の生物多様性がどのように形作られたか、さらに新種の誕生を私たちが目撃できるかについて触れる。
1 種の多様性と分類学
1.1 生物多様性
1.2 スラウェシ島のチョウ
1.3 北海道のオオヨモギハムシ
1.4 Species Complex
1.5 種の境界はどこに?-分類学は何を見ているかー
2 生物の性質としての「種」
2.1 種概念と生殖隔離
2.2 生殖隔離の種類
2.3 種の違いを生殖隔離で量る
2.4 連続的な種分化プロセス
3 種分化のメカニズム
3.1 適応度の谷
3.2 中立突然変異と雑種不稔
3.3 2島モデル
3.4 曖昧な種の境界はどこかー種分化の転換点ー
4 環境適応と種分化
4.1 進化を目撃する
4.2 生態的種分化
4.3 適応度地形理論
4.4 フラスコの中の種分化
4.5 突然変異順位種分化
4.6 種分化の不死鳥仮説
5 交雑帯
5.1 種分化後の二次的接触
5.2 クライン
5.3 生殖隔離の強化
5.4 生態的・生殖的形質置換
5.5 雑種種分化
5.6 交雑帯の進化・生態ダイナミクスは予測できるか
6 種分化サイクル
6.1 種分化サイクル:繰り返し起きる種分化
6.2 移住率と種分化率の単純ではない関係性
6.3 高い種多様性は種分化を促進するか
6.4 適応放散する種・しない種
6.5 種分化と絶滅のバランス
6.6 絶滅による種分化
6.7 固有種数のダイナミクス
7 種分化研究と系統樹
7.1 分子系統樹
7.2 生物系統地理学
7.3 ミクロ進化とマクロ進化
7.4 種分化研究のこれから
引用文献
あとがき
種分化ー生物進化に残された最大の難問に迫るー(コーディネーター 巌佐 庸)
索引
いろんな国の人が増えれば多様な社会になるの?
どうして学校の校則は「直毛の黒髪」が前提なの?
私も日本人なんですけど…なぜ銀行口座を作らせてくれないの?
なぜ日本では「女子力が高い」が褒め言葉なの?
左前のドレス、両手には招き猫…そんなミス・ユニバースにはNOを!
「多様性とは何でも受け入れること」ではありません!
誤解と偏見だらけのニッポンの「多様性」をみつめなおしませんか。
外国人も日本人も、障がい者も健常者も、LGBTQの人もそうでない人も、
みんなが居心地のいい社会をつくるためのヒントがここに。
1章 意外に大きい!? 見た目の問題
2章 「日本人」って誰のこと? 「外国人」って誰のこと?
3章 「多様性とはすべてを受け入れること」ではない
4章 「なんでもかんでも外国のほうがいい」わけではない
5章 どうやったら多様性は達成できる?
6章 どんな人も包摂される社会へ
本書「はじめに」によれば、著者の<テーマ設定>や<ねらい>及び<論点等>は次のとおりです。
「生物多様性」という用語は、自然環境の保全を考える際に必ず登場するものではあるが、古くから使われていた用語ではなく、1992年の「地球サミット(国連環境開発会議)」やその年に採択された「生物多様性条約」によって世界中に一気に広まったものであり、その歴史はわずか三十有余年といえます。そうした事情も影響してか、「生物多様性」について語られることが多くなったものの、その意味を正確に理解している人は決して多くはないようです。
本書では、こうした<生物多様性の意味や意義>について考えていきます。生命が誕生して40億年、現在は6回目の大量絶滅時代と言われていますが、それを引き起こしているのは「私たち人類」であり、この危機の深刻さを認識するためにも<生物多様性への正しい理解>が求められているのです。
本書は、書名が示すとおり「生物多様性と倫理、社会」をテーマとしていますが、単に<生物多様性そのものの解説>にとどまることなく、「生物多様性」に関する「倫理」や「社会」のあり方について考えていきます。そもそも「生物多様性」を考える上で、生命に関する難しい問題も横たわっています。例えば、「人と他の生物の区別はつくか?」という問いに、説得力のある答えを出すことができるでしょうか。また、保全すべき対象である「自然」とはどのようなものでしょうか。人が立ち入ることがない原生自然のみが保全の対象なのでしょうか。あるいは、田園風景が広がる里山や近所の公園の森なども対象に加えるべきなのでしょうか。こうした根源的な問いについても、現実の法や政策の経緯と現状も踏まえつつ、正面から考えていきます。
本書の特色としては、「生物多様性と倫理、社会」を考える上で、「企業」と「NPO」の2つの視点から論じていることが挙げられます。なぜ、「企業」と「NPO」なのか。これは、一義的には、極めて単純な話として、筆者がこれまで深くかかわってきたアクター(主体)が企業とNPO(特定非営利活動法人という狭い意味ではなく、広く市民活動・市民運動を行うグループという広い意味で使います)であったからです。そして、それだけでなく、生物多様性の保全(あるいはその逆の自然破壊)に関係するアクターとしても、この両者は、良きにつけ悪しきにつけ、極めて重要な役割を果たしてきており、そうしたアクターやそれを取り巻く状況を探求することで、より具体的な生物多様性の保全のあり方を描くことができると考えたからにほかなりません。
読者の皆さんには、本書を読みながら、対象となる自然に思いを馳せ、自然や生きものについて興味をもち、それを好きになってくれる人が増え、ともにその抱える課題について考えていけることを願ってやみません。
なお、現在は、「気候危機」や「海洋プラスチック」など、急激に変化する生物多様性を巡る動向を反映させた「改訂版」が発行されています。
第1部 いじめへの認識とその実態
第1章 いじめを認識するために 小倉正義
第2章 発達障がいといじめの関連
ー発見・対応のポイントとその影響 小倉正義・山西健斗
第2部 いじめの予防の実際
第3章 統合保育といじめ予防 原口英之
第4章 ポジティブ行動支援(PBS)の推進から
期待されるいじめ防止効果 大久保賢一
第5章 発達障がいのある児童生徒の
いじめ被害を予防する学級経営 久保順也
第6章 発達障がいのある子どものいじめ予防の援助要請の促進 本田真大
第7章 女の子のグループ活動からみるいじめ予防 川上ちひろ
第8章 障がい理解教育といじめ予防 山根隆宏
第3部 いじめへの介入の実際
第9章 いじめ被害者への心理支援 飯田愛・小倉正義
第10章 いじめ加害者への心理教育 小倉正義・飯田愛
第11章 トラウマへのアプローチ 小倉正義・内海千種
第12章 学校における組織としてのいじめへの介入 池田誠喜
第13章 チームとしての対応 小倉正義
ジャン・ピアジェなどの理論や最新研究成果をふまえ、人間の多様性や個人差をダイナミックに捉えてそのメカニズムに迫る画期的な書。
発達の安定性・不安定、連続性・非連続性などに着目し、理論を発達支援の有効な実践につなげることをめざす。
●著者紹介4
小山 正(こやま ただし)
神戸学院大学心理学部教授 博士(学術)
主な著書に,『言語発達』(ナカニシヤ出版,2018),『乳幼児期のことばの発達とその遅れー保育・発達を学ぶ人のための基礎知識』(共著,ミネルヴァ書房, 2015),『言語獲得期にある子どもの象徴機能の発達とその支援』(風間書房, 2009),『言語獲得期の発達』(編著,ナカニシヤ出版, 2008),『乳幼児臨床発達学の基礎ー子どもと親への心理的サポート』(編著,培風館, 2006)など。
第1章 ジャン・ピアジェの発生的認識論から
第2章 発達における安定性と不安定性
第3章 定型発達と非定型発達,多様性と個人差
第4章 発達の段階
第5章 ダイナミック・システムズ理論
第6章 発達における可塑性
第7章 認知的柔軟性
第8章 人間発達における象徴機能と言語
第9章 発達における連続性・非連続性
第10章 発達におけるスピードアップ
第11章 発達理論と発達臨床
第12章 グッド・ディベロップメントとは
TNFD v1.0完全対応
自然と共生し、成長する企業の在り方を紐解く
世界の市場や企業経営において、カーボンニュートラルの次の課題として「ネイチャーポジティブ」の実現に焦点が当たっています。企業の経済活動は森林や土壌、水、大気、動物といった自然資本によって支えられている一方で、それらを搾取し、負の影響を与える行為がともないます。ネイチャーポジティブとは、経済活動の影響で喪失した自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め、反転させる緊急行動を起こす考え方のことで、2021年のG7サミットや2022年のCOP15などで議論が進み、産業界の共通課題として世界中で取り組みが始まっています。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は2023年9月に、ネイチャーポジティブの指針となるフレームワークの最終版(v1.0)を公開しました。今後、多くの企業がこのTNFDフレームワークをグローバルスタンダードとして、自然への依存度や影響といったリスクと新しいビジネス機会を開示し、実行に移すことになると考えられています。
本書では、取り組みが加速するネイチャーポジティブの全体像を俯瞰するとともに、TNFD v1.0やその他の国際的なイニシアティブを用いて、企業がネイチャーポジティブを実現するための具体的なアプローチを解説します。さらに、自然リスクが高い8つの業界を取り上げ、業界ごとの課題や先進事例を詳述します。
歴史において国家はたえず貨幣の統合化をめざし、自らの権力の強化に利用してきた。貨幣もまた国家によりその価値の裏付けを得てきたが、経済の構造変動により多様化が不可避となり、国家権力弱体化につながった。近未来の暗号通貨なども見据えて、長年活動を継続している貨幣史研究会による、国内外前近代を主要対象にした最前線の研究成果を結集。
軍事・政治・外交・経営・環境など、広範な角度から「戦略」の本質を研究する唯一の学会の機関誌最新号
論 文
◇中島浩貴 (東京電機大学理工学部准教授)
第一次世界大戦前の航空機言説と軍事的技術評価の形成
◇岩田英子 (防衛研究所特別研究官(国際交流・図書)付 防衛事務官)
女性軍人の戦略的活用 --国連安保理決議第1325号の果たした役割ーー
◇高畠 太 (防衛大学校総合安全保障研究科後期課程(3等海佐))
防衛と貿易の代替性についての計量分析 --1980年から2020年のインド太平洋地域を事例としてーー
◇伊藤隆太 (広島大学大学院人間社会科学研究科助教)
戦争と平和の原因 --進化政治学の視点からの一考察ーー
講 演
◇杉山公俊 (航空自衛隊幹部学校航空研究センター長)
21世紀のエアー&スペースパワー
書 評
小野圭司著『日本 戦争経済史ーー戦争、通貨金融政策、国際比較ーー』(諸橋 英一)
ダグラス・C・ディルディ著、橋田和浩監訳『バトル・オブ・ブリテン1940』(伊藤 大輔)
Elbridge A. Colby, The Strategy of Denial: American Defense in an Age of Great Power Conflict (中谷 寛士)
ローリー・メドカーフ著、奥山真司・平山茂敏監訳『インド太平洋戦略の地政学ーー中国はなぜ覇権をとれないのかーー』(墓田 桂)
畠山京子著Japan’s Evolving Security Policy: Militarization within a Pacifist Tradition〔『進化する日本の安全保障政策ー平和主義の 伝統の中の軍事化』〕(小田桐 確)
野中健一著『竹島をめぐる韓国の海洋政策』(永田 伸吾)
青井千由紀著『戦略的コミュニケーションと国際政治ーー新しい安全保障政策の論理ーー』(石原 敬浩)131
伊藤隆太著『進化政治学と平和ーー科学と理性に基づいた繁栄ーー』(北川 敬三)
性愛的転移、治療者/患者の妊娠、母親になるという「断絶」体験、暴力的ファンタジー、攻撃者との同一化、トラウマ体験の「憑依」、治療者の死……など、全編をクライエントたちとの〈臨床的なお話 clinical tales〉でたどる、現代精神分析のリアル!
謝辞
第1章 はじめにー欲望,母親,そして他者
第1部 エニグマティックなものとプラグマティックなもの
第2章 エラー欲望の謎
第3章 ベンとレオー興奮したおバカさん
第4章 ダニーー幽霊と母親の肌
第2部 エニグマティックな知
第5章 セリーヌーまとまりの断絶
第6章 トマーズとロンー謎めいた言語
第7章 カレンー言葉と沈黙
第8章 ガリトーセックス,嘘,精神分析
第3部 未知なるもの
第9章 セックスとキッチンー女性の欲望の神秘
第10章 ジョー,シモーヌ,そしてまだ知らない人たち
-3つの妊娠と精神分析
第11章 ソフィとサラー夢,エナクトメント,謎めいた未来
エピローグー死
文献
索引
監訳者あとがき
訳者一覧