「多様な性のあり方」について、小中学生が自分たちのこととして、みんなで一緒に学ぶことができます。調査データ・最新事例・マンガ・ワークシートなど、学びを深めるたくさんのヒントが提供されており、誰にとってもLGBTQ+について知り、考え、行動するために役立ちます。第4巻では、「世界と日本の歴史とLGBTQ+」を学び、多様性のある社会のためにできることを紹介します。
生物の多様性とは何を意味し、なぜ必要とされるのか? 人類はこれから生物とどのように向き合ってゆくべきなのか? 100余点の地図やグラフィックデータを用い、現状と課題、これから迎える世界を多角的に分析・解説する。
大聖堂、装飾写本、シェイクスピア、庭園、エレガンス、博物学、ディケンズ、ゴシック・リバイバル、ラファエル前派、探偵小説、ビートルズー。美術、建築、文学、科学などあらゆるジャンルを横断!中世から20世紀までの流れがわかる決定版!
赤いスカートで現れる有名人、ほとんど話したことない元同級生、情けないおじさん、黒板に予言を書く隣の席の人。多様性をテーマに『なんでもない人』を描く4つの物語。
1990年代からいち早く多様性とエンパワメントという2概念を日本に紹介し、広めてきた著者によるエッセー集。多様性・エンパワメント/人と人、人と大地をつなぐ瞑想・ヨーガ/子どもと暴力/虐待・DVの4テーマを、経験と実績にもとづいたたしかな言葉でつづる。
精神疾患などの当事者が文学・芸術・娯楽作品を通して自身の体験世界を記述することで、健康な人にはない視点が立ち上がる。
編者は当事者批評概念の提出を念頭に、自他の研究を区分けして現在地点を明らかにしつつ、「当事者としての」さまざまな当事者性をテーマとした対話、「当事者としての」ハイデガー、カント批評といった試みへと探求を進める。
一風変わった発想のなかに、ケアに活かされる気づきや文芸解釈としての新たな可能性が光る。
はじめに
第1部 当事者批評の来し方・行く末
当事者批評の背景ーー病者の光学とケアの倫理(横道 誠)
当事者批評の現状報告ーー総合型、個人研究型、対話型(横道 誠)
脳の多様性を映しだす自己世界ーー改めてなぜ「みんな水の中」なのか(横道 誠)
第2部 当事者として対話に臨む
当事者研究からオートエスノグラフィーへ/オートエスノグラフィーから当事者研究へ(石原真衣×横道 誠)
「脳の多様性が切り開くワンダーランド」とは?(斎藤真理子×横道 誠)
発達障害を持つ私たちは、いかにして混沌とした世界を再構築していくか(高野秀行×横道 誠)
心と体の困りごと(頭木弘樹×横道 誠)
私は「この私」を通じてしか世界を経験できない(柴崎友香×横道 誠)
自助グループはハームリダクションされた宗教⁉(松本俊彦×横道 誠)
第3部 自閉スペクトラム症者としてハイデガー、カントを読むーー当事者哲学に向かって
「脳の多様性」とマルティン・ハイデガーの思想(横道 誠)
イマヌエル・カントの人間観に対する当事者批評(横道 誠)
おわりに
つながろう、たたかう世界の先住民!
国際シンポジウム2023「先住権としての川でサケを獲る権利」報告集
世界の先住民が集い、語り合った─自らの海と森と川とのつながりを、紡がれてきた物語を…
アメリカのサーモンピープルとの交流で先住権について学んだラポロアイヌネイションは、その後、地元の浦幌十勝川でのサケの捕獲権を認めるよう国に訴えてきました。
そして2023年5月、そのラポロの地、北海道は十勝平野の南側の小さな町浦幌町で国際シンポジウム・先住民の集いを開催。台湾・オーストラリア・アメリカ・カナダ・フィンランドからの参加者たちは、自らの知識や経験を語り、共有し、共に闘う仲間を世界中に見つけたのです。
「このシンポジウムはラポロの人々やアイヌ民族が先住権としての漁業権について国際的な状況を把握するために企画し、それに各地の先住民族が答える形で成立させた真に先住民族が主催したシンポジウムであった。」(「あとがき」より 北大GSI代表 加藤博文)
[主な内容]
・ゲスト講演8本(日本語・英語・一部中国語)/車座トーク
・日本外国特派員協会による記者会見(日本語・英語)
・2023ラポロ宣言(日本語・英語・中国語) ほか
子どもの多様な性の世界へ
1人ひとりが異なる性のありようを描く子どもたちの姿を、どのように理解すればよいのか。園・学校や地域社会における性の多様性を尊重する環境づくりと、アイデンティティの観点に立った子どもたちへの支援とは。子どものジェンダーとセクシュアリティの発達に関して、基本的な理解と支援のあり方を丁寧に解説する。
序章 性的マイノリティのカテゴリー
第1章 心理的性の発達
第2章 性の多様性を尊重する園・学校,地域社会
第3章 セクシュアル・アイデンティティ支援
第4章 ジェンダー・アイデンティティ支援
第5章 医療的身体介入を求めている子どもへの支援
「多様性の尊重」と「凝集性の確保」の両立は、いかにしてなされるか。
共生社会をめぐる問題系を明らかにし、社会制度のありようを考える。
*
多様性の尊重が掲げられるなかで、なぜ対立と分断に拍車がかかるのか。
「まとまり」への志向は、なぜ容易にナショナリズムに回収されるのか。
シニシズムとナショナリズムをかいくぐり、
共生社会を支える「凝集性(まとまり)」の
新たな創出に向かう理路を検討する。
本書のねらい──シニシズムとナショナリズムを掻い潜る◉岡本智周
第1章 共生をめぐる論点──社会的凝集性を問う理由◉岡本智周
1. 共生の語られ方
2. 共生の概念規定
3. 共生をめぐる今日的論点
第2章 社会的凝集性の系譜──社会学における概念史◉秋葉亮
1. 集団を自然化、理想化する危険性
2. 社会的次元において凝集性を見る
3. いかにして、社会学は国民国家を自然な社会とみなしたか
4. 国民国家の自然化、理想化を乗り越えて
第3章 「共生」の英語訳を考える──現実の人間社会に根差して◉坂口真康
1. 日本社会以外を想定した「共生」の英語訳
2. 英語圏における「多様性の尊重」と「社会の凝集性」
3. 現実の社会における人びとの「共生」を想定したさいの英語訳
4. 英語圏の個別具体的な事例でみる“living together”
5. 不安定な社会状況のなかで“living together”としての「共生」がもつ意味
コラム1 共生社会と「対話」◉笹野悦子
第4章 多文化共生言説の構造──外国人の排除はいかにして生じるか◉永島郁哉
1. 非共生的な多文化共生政策?
2. 主体・中心たる日本人と、客体・周縁としての外国人
3. 道具化される多様性
4. 多文化共生概念の隘路と可能性
第5章 「国民」概念の見直しがもたらす共生の可能性──沖縄「先住民族論争」を事例に◉熊本博之
1. ネイションをめぐる葛藤
2. アイデンティティをめぐる沖縄の歴史
3. 先住民族論争から見えてくるもの
4.「国民」「国民国家」の見直しによってもたらされるもの
コラム2 知識は他人と共有するからこそ意味がある◉岡本智周
第6章 「選抜の機会」としての学校教育を問いなおす──メリトクラシーの諸問題◉津多成輔
1. 選抜・配分が強化された社会
2. 日本のメリトクラシーの問題
3. 共生社会論に照らしたメリトクラシーの問題
コラム3 「学校選択の自由」と高校白書づくり運動◉池本紗良
第7章 社会的凝集性をどう確保するか──公設フリースクールの事例から◉小山田建太
1. 問題の所在──社会的凝集性を事例から問う
2.「むすびつくば」と親子の姿
3. 保護者は「むすびつくば」をどうとらえたか
4. 凝集的な共生関係を考える
おわりに──本書の結論と次なる課題◉岡本智周
ジョージア州知事戦で全米史上初めて黒人女性として主要二大政党の州知事候補に任命された弁護士・作家・実業家の顔をもつ著者が、自らの半生を語る。権威的な社会の変革にむけて力と連帯を獲得し、リーダーシップを発揮していくための実践的戦略を説く。
多様性の受容という課題に対して憲法学はどのように貢献できるのか
世界でも有数の多文化社会であるカナダの憲法判例・学説を比較検討素材とすることで、日本においても多様な人々が公平に共存し得る社会の枠組みを構築するモデルを提示する。
「多様性の時代ともいわれる現代社会において、異なる価値観を抱く人々との共生は切実な課題となっている。本書は、異なる価値観のなかでも、最も対立を招きやすく、多様性の受容にとって試金石となる、宗教的多様性の受容という問題ーー異なる宗教的価値観を抱く人々との共生の問題ーーに対して、憲法学がどのような貢献を為しうるかを、カナダの憲法判例・学説を主な比較検討素材として考察することを目的とする。」(「序章 異なる価値観を持つ人が共生する社会と憲法」より)
●著者紹介
山本健人(やまもと・けんと)
1990年生まれ。愛媛県出身。
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)。
現在、北九州市立大学法学部准教授。
主著に山本龍彦=山本健人ほか編『個人データ保護のグローバル・マップ』(弘文堂、2024年)、論文に「デジタル立憲主義と憲法学」情報法政研究13号(2023年)、「日本国憲法が信教の自由を規定することの意味」法学教室515号(2023年)など。
「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)の長期実験企画・かがくの里が10周年を迎えたことを記念した公式ブックが登場!
2014年、里山再生と人と自然とのつながりを取り戻すことを目指して始まった、かがくの里。今では、フクロウやムササビ、カエル、ミツバチなどをはじめ、多種多様な生き物がいて、さまざまな作物も収穫されています。
今回の本は、かがくの里ではぐくまれてきた動物と昆虫、作物、そして人と、さまざまな生き物のつながりを、昆虫写真家・Tokyo Bug Boysの魅力的な写真とともに、番組に登場する先生たちが解説。
「楽しみながら無欲で続けてきた。それが良かったんじゃないかな」という所ジョージさん、「小さな生き物にワクワクした、小さなころの自分の気持ちを大事にしてほしい」という養老孟司さん、現在進行中の「母屋プロジェクト」への想いを語った隈研吾さんなど、出演陣のインタビューとともに、“生物多様性”という、ちょっと難しい、でもとても大切なテーマについて、子どもたちも興味を持って考えられるような一冊となっています。
●ラインナップ
・かがくの里へようこそ!
1章 裏山の生き物のつながり
・里山の林の働きを知ろう!
・ほったらかしの林は生き物がすみにくい!?
・裏山の植物と生き物のかかわり
・こんなところにも「つながり」発見! 裏山編
・木の穴(樹洞)は、どうしてできる!?
・巣箱にやってきた生き物たち
・フクロウの巣立ちを見守れ!
2章 ニホンミツバチとのつながり
・「かがくの里」のニホンミツバチはどんな花にやってくるのかな?
・ニホンミツバチのおかげで、たくさんの果物が実った!
・「かがくの里」のニホンミツバチを観察しよう!
・ニホンミツバチ事件簿!
3章 田んぼのつながり
・イネの1年と、そのまわりの生き物を観察しよう!
・田んぼでは水と陸の生き物が「つながる」よ!
・田んぼは、最初は湿地だった!
・海と川を「つなぐ」ウナギを育てる
4章 畑のつながり
・畑にも、いろんな生き物がくるよ
・たくさんの野菜が実ったよ!
・昆虫が越冬したり、産卵したりインセクトホテルへようこそ!
・「かがくの里」で見られる野原の植物たち!
5章 人と自然のつながり
・自然の恵をいただきます!
・調味料や漬物づくりも「つながり」を利用している!?
・裏山には、くらしに役立つ木が生えている!
・地元の素材を使って「かがくの里」にぴったりの母屋を建てよう!
●コラム
・生物多様性ってなんだろう?
・力を合わせて守ろう!「生物多様性」
・生物多様性の保全
・湿地と似た環境、田んぼの大切さを知ろう
・挑戦!スマホで生き物撮影!
●インタビュー
所ジョージさん、養老孟司さん、隈研吾さん
(内容は変更になる場合がございます)
やさしくわかる41のヒントで一人ひとりが輝く教室へ。
近年、よく話題にのぼる〈環境〉についての4ワード、「食品ロス」「マイクロプラスチック」「生物多様性」「エシカル消費」。この新しいワードについて、豊富な写真と図表でわかりやすく解説するシリーズ。身近なところから地球的規模の話まで、問題のあらましと対策をくわしく紹介。SDGsの視点からの解説もある。
あなたの元にやってきた木彫り熊は、どこから来たのか?
木彫り熊概論、開講します!
1970年代には「現在道内で生産される木彫り熊は、年間約250万個、ザット15億円」とも伝えられ、北海道の一大土産品産業になった、木彫り熊。
本書は、北海道木彫り熊が歩んできた歴史を振り返り、土産店、職人・作家、有志の研究会、展覧会を企画した博物館や大学など、木彫り熊に携わる人々の多彩な活動と現場の声から、木彫り熊をあらたに捉え直し、その魅力と私たちとの関係とを明らかにします。
さらに研究としての木彫り熊の裾野を広げるため、絵画的な方法で表現されたクマ・ヒグマの事例より、美術・文化の方面からクマについて考えていきます。また、ミュージアム・コレクションとしての木彫り熊の可能性にも注目します。博物館はどのように私たちの生活にありふれた資料を収集・保存し、展示しているのか。資料としての位置づけや在り方、コレクション形成のプロセスの事例をもとに、木彫り熊のこれからを探ります。
カラーで「木彫り熊基礎知識」を掲載するほか、図版・資料も多数掲載。付録として「木彫り熊関連年表」も完備。
執筆・インタビューは、田村実咲、武永真、山崎幸治、青沼千鶴、増子博子、是恒さくら、今村信隆、寺農織苑、尾崎織女、阿部麟太郎、(有)トミヤ澤田商店、遊木民。
【当時の暮らしや出来事を知る当事者が少なくなるなか、聞き取りと情報共有、技術伝承は喫緊の課題といえます。木彫り熊の歴史が再評価され、新たな価値への注目が高まる今こそ、少しでも多くの現場や当事者の記憶と証言を集め、後世へつないでいくことが、本書の役割であると考えています。】…田村実咲「はじめに」より
大手企業等での事例も収録!「基礎編」の続刊として、導入のステップや留意点など、ダイバーシティ推進のための実践的な手法や考え方を、女性活躍を中心に紹介。
国連「家族農業の10年」とSDGsを手がかりに持続可能な食と農を学ぶシリーズ。第3巻は、社会の視点から考える家族農業の重要性。
◆生態学・河川工学の研究者と河川行政などの実務家の共同研究の結果から,今後の河川との付き合い方のヒントを示す.
◆今後の河川環境目標の根拠と指針を,木曾三川流域における生物群集を対象とした河川生態系の管理手法に関する研究成果を通して呈示する.
【主な目次】
第1章 河川の人為下における自然史
第2章 氾濫原環境と生物:変動の水環境
第3章 湧水環境と生物:動的安定の水環境
第4章 ざわめく自然の再生
第1章 河川の人為下における自然史
第2章 氾濫原環境と生物:変動の水環境
第3章 湧水環境と生物:動的安定の水環境
第4章 ざわめく自然の再生
米寿を過ぎてから、2冊の英文書を刊行した。ひとつは修士論文以来深く関わってきたコケシノブ科の、マレーシア植物誌のためのモノグラフ(生物の種属誌で、特定の分類群の全種を網羅し、記載した総説論文)、もうひとつは1999年に刊行した『生命系』を叩き台にして、新しく英文版に発展させた”Spherophylon”である。
コケシノブの方は、生物多様性の基礎情報構築の一端を担うもので、この専門書を今すぐ理解して読んでくれる人は、地球に現在生きている80億を超える人のうち、ほんの一握りの人々に過ぎないのだろうが、他方、100年後にも参考にしてくれる研究者がいると期待される不動の基礎資料を盛ったものである。現に、このモノグラフの先行研究は、私が敬愛するEdwin B.Copeland博士が1930年代に発表したアジア、オセアニアのコケシノブの論文群である(Copeland,1933,1937,1938)。それに対して、”Spherophylon”は、生命とは何か、自然と人間の関係性とは何かを考えようという提言で、日本的概念を地球規模に展開したいという、世界中の一般の人に読んでもらいたい書である。広く、多くの人に読んでもらうためにどうしたらいいのか、これからなんらかの行動が必要かもしれない。同じ時期に、このように一見異なった課題についての2冊の英文書を並行して刊行するに至った経緯について、それこそが私の望ましいと考える研究者の生き方の実践であると説明しようというのが本書の目的である。
コケシノブ科のモノグラフに至る、私の研究者としての生き方の紹介はそれ自体ひとつのまとまった話題となる。一方、生物の種多様性の研究を通じて生命系の概念を構築し、それが伝統的な日本人の自然観につながるものであることを知った。さらに、その概念が自然と人間の共生を生み出している実態を、地球人すべてが共有すべきだと訴える必要性を、”Spherophylon” の刊行で実現しようと試みた。この2面を統合しようとしたこの著作は大きく2つの部分で構成される。並行して進められたこの2つの試みは、自然と人間の共生を演ずる生き方の表裏をなすものであり、両面があってはじめてひとつの意味を実現するが、筋書きとしては異なった側面もあるので、便宜上、ここでは上下に分冊して刊行してもらうことにした。書籍としては、2冊に整理するのがわかりやすい取り扱いであるが、内容は両者を統合することでひとつの意味をもつことに意味がある。ひとつの書籍を上下巻2冊として刊行する意味はそこにあり、可能な限り両者に目を通していただくことを期待する。
(本文「はじめに」より)
はじめに
コケシノブで究めることーシダの研究とは
シダ植物に関心をもつ
シダを意識するまで
シダの同定を始める
柏原高等学校生物班で
シダを愛でる人たちとの邂逅
研究対象としてのシダ植物
シダと生物の種多様性
屋久島と奄美群島
コケシノブの修士論文
ヒメシダ科の学位論文
ヒメシダ科追記
修士論文以後のコケシノブ
シダの研究で何をし、何を学んだか
シダを識ってよかった
シダ研究の成果とその意義
シダの研究から展開する考え
趣味と生業 -文化としての科学
索引
下巻目次