島根県安来市の観光名所・足立美術館は年間50万人の入館者を誇る庭園美術館である。1万3千坪におよぶ日本庭園は、四季折々の変化を心ゆくまで楽しめる憩いの空間。美術館は「海山十題」など横山大観で有名なコレクション、菱田春草・竹内栖鳳・上村松園・榊原紫峰ら近代日本画の収集で知られている。北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸館、童画の部屋もある。生家のあったこの地に、裸一貫で出発してつくった庭と美術館ーこれこそが、足立翁が90年の生涯をかけた夢とロマンであった。
あなたの知らない華やかで心ときめく場所がある!!まるで、絵画の世界に迷い込んだような70の庭園を紹介。
造園理論書のバイブル 『園冶』初の図解を翻訳。 【特色1】造園の第一人者による『園冶』を図解。 明代の造園家・計成が著した造園論『園冶』。中国庭園史上の重要な古典文献として今なお圧倒的な地位を誇り、近年はその立地環境を重視する造園思想に注目が集まる『園冶』の内容を、中国造園の第一人者で、計成が造園した「影園」等、歴史的庭園の復元設計の経験が豊富な呉肇ショウ氏が『園冶』の章立てに即して丁寧に解説する。 【特色2】これまでの園冶解説書と一線を画すアプローチ。 明の文人特有の筆致で詩文のように綴られた『園冶』。本書は、現存する庭園の実景を描いたスケッチや平面図を付すことで可視化を試み、さらに「園説」「借景」では山水画を用いて一句一句読み解く。解説のために収載した挿図は1000点超。 【特色3】中国古典庭園の教科書に最適。 『園冶』原書も後半の建築・庭園の装飾の解説では夥しい数の挿図がある。本書はこの挿図を現代の図面として示すとともに、前半の造園論を実在する庭園の挙例によって可視化することで『園冶』の分かりにくさを解消。理論書と実践ガイドを兼ね備えた中国古典庭園の教科書という地位が鮮明に。 【特色4】中国古代庭園常用スケッチ219点を収載。 自らの庭園の絵を描くことで「詩情画意」の真髄が体得できると考えた著者は、中国古典庭園を学ぶ者には国の内外を問わず大いに伝統庭園のスケッチを描いてもらいたいとの願いから、世界各地に造園した自作の中国古典庭園のスケッチを練習画の参考に供している。
庭園は人間が自然を囲い込んで創造した生の営みの空間であり、
そこには希望、平安や幸福、ファンタジーなどさまざまな想いが込められている。
その形式は時代ごとに多彩であり、それぞれの文化において人々の想いが
どのように表現されているのかを興味深く観察することができる。
日本、中国、韓国の庭園の美しさと特徴に、
絵画的風景と詩的風景という二つの顔をとおして触れる一冊。
Prologue
1. 風景と園林
風景の二つの顔/絵画的風景/文学的想像・詩的風景
2. 美的体験と園林美
花の自然美/山水美の抽象化/園林風景の演出
3. 三か国の園林の話
東アジアの庭園文化/それぞれ異なる自然の境界/蘇州 拙政園
潭陽 瀟灑園/京都 龍安寺
4. 祝祭と幻想庭園
祝祭園とEXPO/三か国の祝祭園の物語/幻想を追う園の未来
Epilogue
原注
参考文献
著者は、大阪芸術大学建築学科教授。
2005年以降に海外で行った、海外の日本庭園の調査、設計、施工管理、維持管理、修復、復元、日本庭園文化紹介講座、作庭ワークショップについて、いくつかの事例を写真を交えて紹介し、そのノウハウを解説する。
スコットランド・コーデン城日本庭園、イギリス・キューガーデン内日本庭園、フランス・ロスチャイルド美術館内日本庭園など。
景観を構成する要素、ランドスケープ・デザインの視点から世界の庭園型墓地を中心に紹介。「多死時代」をむかえたわが国の今後の墓地形態、循環利用、永続的利用のあり方を探る。
オリジナル写真・図版500点以上収録。
【サイズ】 52.7 x 38 cm
【枚数】 7 枚
【三大特徴】
・6枚の美しい英国ガーデン
・花好き女子が選んだセレクション
・メモ欄がある2ヶ月表示デザイン
【暦掲載情報】
大安
【商品詳細説明】
花と緑で包まれた英国スタイルの美しいガーデンを厳選したカレンダー。
お花好きな方は、季節に関係なく1年中きれいな花を眺めたいはず。
そんな方におすすめなカレンダーです。
祖父と愛犬を続けて亡くし、ショックで学校を休んでいる中学生の樹。入るのを禁じられている土蔵の扉が開いているのに気付き足を踏み入れると、中には祖父の鉱物コレクションがあり、そして不思議な雰囲気の少年がいた。雫と名乗る彼と打ち解け、少し元気になった樹は、祖父の遺した鉱物の魅力に惹かれるようになり…。少年の繊細な心に鉱物の美しさを重ね合わせた、ファンタジックな物語。
江戸時代からの大名庭園をオールカラーの写真で美しくピックアップ。歴史散歩をもっと楽しめる一冊。
世界各国の美術館・図書館に収蔵され、日本ではあまり紹介されていない作品を多数含む植物画100点余をコンパクトに集成。高名なルドゥーテが描いたマリー・アントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが愛した花々、園芸大国イギリスの庭を彩る草木、海を渡った日本の植物など、様々な切り口で紹介します。
作庭家として活躍しながら、日本全国と海外の日本庭園を調査研究してきた著者が、自ら作庭した代表的な日本庭園を紹介。写真と解説によって、作庭の趣旨と日本庭園の魅力に触れることができます。楽しみながら日本庭園を作り上げるポイント、日本庭園の見方を知ることができます。
「自分の庭を自分で造る、これは最も理想的であり楽しいものである。日本庭園には、池庭、枯山水、茶庭、雑木の庭、石庭など、いろいろなスタイル(様式)がある。それらの中から、自分の人生観や家のデザインに合っているものに決定するのだが、造った後のことを考えて、庭のテーマやデザインを決めることが重要である。日本文化は、見習い、学習し、体験や稽古や修業を長く続けないと見極めができない文化であり、日本庭園造りもそうである。本書で私は、作庭した実際の例を紹介しながら、読者が自分自身でも庭造りができるように、その要点をできるだけ具体的に解説した。」(「あとがき」より抜粋)
ウィーンのシェーンブルン宮殿内に造った茶庭
日本庭園の歴史と文化
第1章 アプローチとエントランス
第2章 坪庭と枯山水
第3章 茶庭と雑木の庭
第4章 室内庭園、ベランダ庭園
日本庭園の庭造り
あとがきに代えて─庭造りの魅力
たたずまいに秘められた美の文化。静かな美しさをたたえる庭園・公園にも、その背後には語り尽くせぬ歴史がある。日本とヨーロッパ、対照的に見えるふたつの流れから、21世紀の景観デザインを示唆。
植物ファンを魅了し、世界の植物研究をリードする英国キュー王立植物園の初の日本語公認ガイドブック。百花繚乱な植物の写真と、美しい植物画でキューの全貌に迫る。巻頭エッセイ=荒俣宏
1933年。東京・白金に、ある家族のための洋館が誕生しましたー朝香宮鳩彦王・允子夫妻がフランスから取り寄せたのは、アール・デコの粋。それから80年以上の時を超え、生まれ変わった庭園美術館は新しい物語を紡ぎます。作家、漫画家、音楽家の6名による、旧朝香宮邸をめぐるアンソロジー。
江戸の面影を今に伝える寺社と大名庭園。鉄道路線図を重ねた古地図で、今昔を比べながら、その土地の来歴と、人々の営み、未来に思いを馳せる。歴史散策必携の地図本セット。
中学生の樹(いつき)と、祖父が遺した水晶の精・雫(しずく)との交流を通し少年の成長を描くシリーズ、涙の大団円。樹が抱くに至ったある決意とは!?
どんなに狭いスペースでも、日当たりの悪い場所でも、工夫すれば立派な庭ができます。1本の木に下草や小さな景石を添えるだけでも、殺風景や玄関先や軒先が一変し、落ちついた四季の変化が楽しめます。エアコンも御簾垣風に囲えば添景になります。排水桝を上手に利用すれば、簡単につくばいやししおどしができます。味気ないカーポートも、車体下に小さな花壇をつくれば趣が出てきます。今ある空地を生かすコツを満載しました。庭つくりの楽しみは自分で計画、デザインするところから始まります。やろうと思えば、だれでも土日庭師でできる41例をイラストでわかりやすく紹介しました。