多様性な現代において子どもたちが必要とする「居場所」とは何か。医師として思春期の悩みに向き合ってきた著者が贈る、高校全入時代に一石を投じる情熱にみちた子育て論。
思春期・青年期は、子どもから大人に変容する時期であり、この時期特有のさまざまな心理的問題が出現することがある。
本書では、心理臨床の実践の視座からこの時期をとらえ、この時期がはらむ問題について考究する。また、思春期・青年期の特徴を学び、この時期に生じやすい心理的問題と心理臨床の視座からの対応について学ぶことを目標としている。
思春期・青年期は、大人であれば誰でも通過してきたはずの時期である。その時期にあった自分自身のことを思い出しながら学習することが望まれる。
1.思春期・青年期の誕生 2.思春期・青年期の心のあり方 3.ともだち関係と思春期 4.発達障がいという概念 5.学校と思春期 6.思春期・青年期と「異界」 7.思春期・青年期と非行 8.思春期・青年期と不登校・ひきこもり 9.思春期・青年期と身体 10.思春期・青年期の心理療法(1)-カウンセリングと非言語的療法 11.思春期・青年期の心理療法(2)-発達障がいの心理療法 12.思春期・青年期とメディア 13.思春期の子ども期、おとなの思春期 14.思春期・青年期と家族のつながり 15.思春期・青年期を生きるということ
思春期の心とからだの悩みにストレートにこたえるオールカラーのガイドブック。ネットいじめやドラッグ、多様な性的アイデンティティ等、現代的なテーマを多くとりあげる。大人も子どもも、あるいは親子いっしょに読むことができ、わかりやすく具体的なアドバイスが満載。「いざ」というときに頼りになる1冊。
4/1発売の3〜9才向け性教育本に続き、今回は思春期の子どもがいる親向けの性教育本。著者も同じアクロストンさん。4月発売の本は「子どもと性のはなしをしよう」がメインテーマでしたが、思春期の子どもの場合はコミュニケーションをとるのさえひと苦労。性の話をオープンにできる家庭は多くありません。一方で、性の悩みは本格化、具体的になっていく年齢でもあります。そこで、「思春期の子どもの頭の中をのぞいてみたら、こんな性の疑問やもやもやがある」という実際の子どもたちの声を集め、それに対してアクロストンさんが回答&解説をしていくことで、思春期の子どもの親として知っておくべき性の知識を学べる本に。
なんとも言えない感情に翻弄され妄想爆発の中学校生活。 実力派漫画家・みそくろが贈る、甘酸っぱくてちょっとイタい、健全(?)フェチ覚醒コメディ待望の第2巻! 巻末には描き下ろしのオマケ漫画も収録!!
双子の姉・みかげのフリをしていたことがバレてから、望月さんに嫌われたと落ち込む陽介。
さらに、クラスでもパッとしない自分と、陸上部での活躍で人気者のみかげと比べて心もソワソワ。
望月さんを遠くから見ることしかできない陽介だが、なぜか目に入るのはモチモチとした彼女の二の腕、そして太もも…。
仲良くなりたいのに、どうしても頭から妄想が離れない自分の欲望(天使)を振り払う日々。
そんな悶々とした陽介に熱い視線を送るのは、ボーイズラブ漫画が入った紙袋を手にしていた望月恵だった。
運動会で宇佐美がトミ江(※孫もいる)に愛の告白をしたり、阿久津たちが配信者になろうとして奔走したり!? そしてカノジョができかかった宇佐美の結末は……。おバカな男子高校生たちによるハイスクールコメディ、感動(とかまったくない)の最終巻!
本書は、地域で生まれ育っていく子どもとその家族に関わり続ける医療者の経験や考え方を米国小児科学会のワーキングチームが検証・整理し、周産期・急性期・慢性期のいずれの場面においても、子どもとその家族の健康の回復を支援する上で、身体疾病の治療にとどまらずに、生物・心理・社会モデルの側面での検討を行う必要性をまとめ上げた、小児医療に携わる医療従事者のバイブル的な一冊。プライマリーケア医療者を中心として、子どもに関わるあらゆる医療者がセンチネル(見張り番)として、日々の臨床で子どものメンタルヘルスに関するあらゆる問題を気にかけ、対応するようになるための知識とスキルを提供する手引書である。
なんとも言えない感情に翻弄され妄想爆発の中学校生活。
実力派漫画家・みそくろが贈る、健全(?)フェチ覚醒コメディ完結の第3巻!
「もちもち」が気になるのか「望月さん」が気になるのか…?
心の声と体の声に翻弄される中学2年生の日野陽介。
初めての宿泊イベント「林間学校」で、気になる望月さんと少し距離が近づきソワソワ。
もしかすると望月さんはオレのことが…と意識するが、友達も少ない恋愛もしたことがない陽介にとって、望月さんとのコミュニケーションは挙動不審になるばかり…。
悩む陽介は、経験豊富そうな年上女性(想像)のゲームフレンドの9-B0さんに相談する。
恋愛に無興味だった佐々木さんが彼氏をつくったり、双子の姉みかげは林間学校から様子がおかしい…。
今どきの中学生たちの揺れ動く思春期、ここに完結!
「精通」したのは気になるあの子せいなのか、それともあの子の〇〇せいなのか…?
中学生男女双子の思春期に、ピュアな天使(フェチ)が訪れた!?
実力派新人・みそくろが送る健全(?)フェチ覚醒コメディ第1巻!
「オレってなんだろう…」
一人称を“ぼく”から“オレ”に変えるタイミングを悩む中学生・日野陽介(ひのようすけ)。
変わりたいけど気づかれたくない、そんな反比例する感情にモヤモヤする毎日。
とくに強め女子の双子の姉・みかげには絶対に気づかれたくない…とアレコレ模索する陽介は、
今まさに黒歴史に新たなるページを刻もうとしている…。
そんな陽介の前に現れた、ぽっちゃり女子の転校生・望月恵(もちづきめぐみ)。
彼女のお尻にムチンっと手を踏まれてしまった陽介は、その感触が頭から離れない。
どうしても目で追ってしまう陽介…そして、彼女の柔らかな腹部がチラリと見えたその瞬間、
これまで見えなかった天使(フェチ)に陽介は気づくのだった!
子どもが思春期に入ると、親子関係は大きく変化し、わが子との接し方に親の戸惑いは膨らむばかり。本書では思春期の心理から、発達障害、精神疾患、自殺関連行動、ゲーム依存、不登校に至るまで幅広くカバーし分かりやすく解説。思春期の子を持つ親御さん、教師の皆さんに向けての至高の一冊。
思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々--「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。
・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は来るのか⁉
・通販の罠にかかり、ネットのお洒落な店のサイトを見ている内に頭が沸騰。「この戦い、負けられない!」と早朝からPCに張り付いて予約に成功。気が付けば部屋は段ボール箱だらけ……
・年末年始もいつものコンビニでバイト。お一人さまの正月はいつもと違う空気感で嫌いじゃない。
・「バーに行こう!」と思い立ち、初めて一人で入った店が「シガーバー」……
・同世代の女性と会うといつも話す「産むか、産まないか」。「産まない派」と見せかけて「本当にそれでいいのか」と夜中に悶々とするわたし。期限は迫る。
「こんなこと気にして、自意識過剰で、馬鹿だなあ」と笑ってほしい、と著者(「文庫版あとがき」)。
時に、こんなことまで書いちゃっていいの? と不安にさせられる、芥川賞作家(「コンビニ人間」)の赤裸々エッセイ。
〈解説〉より抜粋
この本の講義は、グループでの親ガイダンスの前に、親への子育てに関する心理教育をするために、講義形式で行われたものです。本書の中で先生は、親の育て方が悪かったなどの罪悪感や不安、絶望感にとらわれるのではなく、子どものこころに何が起きているのかを理解する方向へと、軸足を移していくことを勧めています。
思春期青年期のこころの発達を理解する上で、本書にある「愛着(対象との強い絆)」、「分離(対象との分離や離別)」と「個体化(自分自身を作ること)」の三つをキーワードとして考えることができます。人のこころの発達は、生後一年間に、母親対象との間で強い絆を作ると同時に、その母親と自分は別個の存在であることに少しずつ気づき、自分という意識を持つようになります。この三つの側面は、その後のこころの発達においても続き、一生を通じて繰り返し現れます。思春期青年期における親への自己主張や反抗が大人を悩ませますが、これは本書にあるように、象徴的に親を「超えること」や「心理的親殺し」という分離の側面を現しています。また、仲間や友達関係を作り、愛情対象を選び出すことは、愛着形成の側面を現しています。さらに「自我理想を現実に沿って置き換える」については、たとえば野球選手やサッカー選手になりたい、アイドルになりたいという、大きいけれど画一的な夢から、現実的な目標へと変化していくことであり、それは個の確立を現しています。
また、この講義で先生は、思春期青年期を中学三年から高校一年あたりを境に、大きく二つに分けて考えています。そして、思春期前半については、二次性徴にともなう体の変化が生じ、それをどのように受け入れていくかという課題があること、後半については、子ども時代や親対象にどのように別れを告げ、愛情対象の選択や職業選択ができる大人になっていくのかについて述べています。
思春期青年期では、これまで述べたような発達の課題があり、子どもは大きく揺れ続けます。そして、先生の講義では、両親が子どもに起きていることをどのように理解するか、揺れる子どもに対して、どのように接したらよいかについて具体的な示唆を与え、子どもが困難な時期を乗り越え、先に進んでいく力を信じるように励ましています。その際に、夫婦の間に何か問題があったとしても、子どもへの対応については、両親が協力して、一枚岩になって対処することの重要性を繰り返し述べています。さらに、第2章では、困難な時期を夫婦が協力して乗り越えることで、夫婦間の親密さが戻ることや、夫婦仲を良くするためのヒントまで話されています。また、第3章では、こころの発達を一時的に止めてしまうこと(不登校)、攻撃性の問題(家庭内暴力)、生きる方向ではなく死ぬ方向に考え出す(希死念慮や自殺企図)や性的逸脱の問題(性非行)について述べています。
専門医がやさしく詳しく教えます! 子ども・思春期の頭痛の対処法
幼児・小学生から中高生まで,頭痛や頭痛による不登校で悩む子どもたちと保護者に日々向き合っている著者が,子どもの頭痛の背景にあるさまざまな原因,診断・治療の進め方,治療薬の効果,不登校につながる頭痛への対処法,家庭でできる対処法,保育所・幼稚園・学校でできる対処法をやさしく解説.
保護者・教育関係者・医療者の方々必読.
日本糖尿病学会と日本小児内分泌学会による小児・思春期糖尿病に関するガイドラインの改訂版.今版では国際小児思春期糖尿病学会(ISPAD)のガイドラインや『糖尿病診療ガイドライン』との整合性を図りつつ,小児・思春期糖尿病の診断・治療,患児・家族支援や移植・再生医療,ケアについてCQ・Q形式で明確な指針をまとめた.小児科医,一般内科医および糖尿病に携わるメディカルスタッフに必携の一冊.
おとなになるまで診断もアセスメントもされなかった自閉スペクトラム症の人たちは、何を知る必要があるのか? そしてどのようなサポートを必要としているのか? 自閉スペクトラム症のアセスメントや診断プロセスのわかりやすい解説、コミュニケーションや感覚に関する自閉特性との上手な付き合い方、自閉スペクトラム症をもつ人たちの年齢別ケースレポート、そして当事者の声を通じて、当事者と家族の知りたい気持ちにしっかり応えていく。どのように自分と家族の「自閉スペクトラム症」を理解していけばよいのかを伝える自己理解ガイド。本田秀夫推薦(信州大学教授・精神科医)!
第1章 思春期以降の自閉スペクトラム症を理解する
第2章 自閉スペクトラム症と自閉特性を理解する
第3章 事例でまなぶ年齢別ガイド1-中学・高校・大学編
第4章 事例でまなぶ年齢別ガイド2-成人編
第5章 当事者の声
コラム1:普通の呪縛(椎名明大)
コラム2:ADHDとその特性について(松澤大輔)
コラム3:適応と不適応(白石真生)
コラム4:ASDにとって遠くて近い、おとなのADHDとは?(金澤潤一郎)
芥川賞作家・小川洋子さん推せん!
精神科医で大学教授でもある塚本千秋と、精神科医で写真家でもある尾上太一が、『相談者』以来5年ぶりにコラボレートしたアルバム。塚本も尾上もそれぞれの手法で「思春期の日常」を切り取っている。
はじめに
一人目の相談者
二人目の相談者
来客
三人目の相談者
四人目の相談者
母猫
五人目の相談者
六人目の相談者
七人目の相談者
受付の欠勤
八人目の相談者
九人目の相談者
十人目の相談者
手紙
夜の相談室
おわりに
40代から揺れ動く心と体のケアに
心と体の変化を感じたら開く本
セルフケアでホルモンを味方につけて更年期を楽にする考え方と方法を紹介。
「私はこうして乗り越えた!」
経験者の知恵も満載!!
本書が気になったあなたも、今現在、自分自身のしんどい状態を少しでもわかってほしいと感じているかもしれません。
これは人生において初めての体験だからこそ、余計に不安になるのです。
でも、経験者の声に耳を傾けたり、同じ境遇の方たちと気持ちを共有したりすることで、その不安も和らぐはずです。
自分のリズムで自分を癒やす方法を見つけてみませんか?
●はじめに 「更年期世代」を生きるあなたへ
●第1章 心と身体が揺れ動く10年間
更年期女性たちの声を聞く
私の更年期
予期不安の恐怖
パニック症状が起きたら、とにかく息を吐いて
みんなはどんなことに悩んでいるの?
新常識!? 食いしばり=ストレスということを知っていますか?
白髪や老眼の加速などにも注意!
ストレス筋をほぐすセルフケア
ストレス解消や瞑想が続かない理由
●第2章 更年期は「第二の思春期」
身体のしくみを知っておこう
女性には思春期が二度やってくる
女性ホルモンをつくるのは卵巣だけではありません
インナーケアで身体を整える
身体からのポジティブな感覚が感情に与える影響
無理矢理ポジティブに考えなくていい
社会環境、家庭環境の変化と重なる更年期
●第3章 更年期はつらい? 楽しい?
海外では閉経パーティー!? 日本との文化の違い
社会の見方が変われば、女性はもっと幸せになれる
女性の心を傷つける「閉経マウント」
ホルモンバランスを整えるためにできること
更年期とホルモンの深い関係
幸せホルモンを上手に使う
疲れの質でリラックス方法を変える
更年期の症状は遺伝する?
●第4章 フォロワー10万人の知恵「私はこうして乗りきった!」
こんなとき、トイレでどうしていますか?
閉経のサインも十人十色
「におい」と「肥満」の悩みはホルモンのせい
これも更年期症状!
ストレスを感じたとき、気持ちを切り替えるセルフケア
更年期のお悩みQ&A
みんなの更年期対策を教えて!
ストレスはこまめに解消
●第5章 実践者たちが絶賛! 「毒だし呼吸」と「毒だし日記」
日常のストレスやネガティブな感情を極限まで出す「毒だし呼吸」
医師も認める! 「毒だし呼吸」の効果
毒だし呼吸はリラックス効果や血行促進にも効果抜群
毒だし呼吸の最適なタイミングは?
毒だし日記をつけてみませんか?
「毒だし日記」を、更年期を乗り越えるきっかけに
自分のための時間をつくるという贅沢
●第6章 更年期は「自分を大切にする期間」
「更年期」は本当にネガティブワード?
ポジティブシンキングより「ポジティブセンシング」
効果にビックリ! 副腎セルフケア
苦しさも優しさも分かち合える
●おわりに 思いやりあふれる優しい世界に
毎日のことだから、がまんばかりしないで、「食事の作戦」を立てて友だちとごはんに行ったりしてほしい(管理栄養士)。お子さんの体調がよくなれば親御さんの気持ちもおちつくので、しっかり治療することが私の役目です(医師)。少しでもよくなってほしい、おいしく食べてほしいとの思いを込めてレシピを考えました(料理家)。さまざまな願いをこの一冊に詰めました。