本書は、性同一性障害の理解を深めることを通じて、今日、日本のジェンダー・ケアが進んでいる方向に疑問を呈し、新たな視点から性別違和感に苦しむ人々に対する心理・社会的支援の重要性を訴えようとするものである。また、本書は、これまで議論されることの少なかったジェンダー・アイデンティティの形成/再形成課程に目を向けることで、ジェンダーをより動的なものとしてとらえなおそうと試みる。
こころが病気になるんじゃない。どんな臓器も病気になる。脳に病気が起きるとこころの具合が悪く感じられるだけなのです。「こころの悩み」を解きほぐす、わかりやすい精神医学の話。
本書では、トラウマとジェンダーが重なる問題として、対人的なトラウマ、それも親密な関係における長期反復的なトラウマであるドメスティック・バイオレンスや性暴力、児童虐待の事例を数多く取り上げ、議論しているが、これらは社会的にも対応に危急を要するテーマでもある。臨床にすぐ役立つ、ジェンダー・センシティブなアプローチの要点を提示し、さらに、臨床現場にトラウマとジェンダーの視点をとり入れることで、具体的にクライエントの何を見、どのような働きかけをし、どんなことに気を配るかを事例検討で明らかにしている。
女と呼ばれた男が、ついに女子更衣室にサヨナラを告げた。性同一性障害、33年の七転八倒、規格外人生発見までのエトセトラ感動記。
生まれてこなければよかった…元女の子だった僕と、元男の子だった私は苦しみ続けました。いじめに遭い、グレ、自殺未遂。永久に独りぼっちだと諦めていたけど、生きていてよかった、と今では思えるんです。だから、あなたもSearch(サーチ・捜すこと)、どうか人生を諦めないで。願いは届きます…。
みかけは男。心も男。でも、戸籍は女。そんな“彼”が、拘置所の女子収容部に入れられちゃった。自分とは?性別とは?世間とは?幸せとは?独房内で、自らの罪を悔いつつ“おなべ”の視点でマジメに綴った「マイノリティーにも住みやすい社会=皆の明るい未来」。
「ボクどうして男の子なの?」自らの性別に違和感を抱えながら生きた少年時代を赤裸々に告白。トラブル満載、ユーモア満点、性同一性障害者の自伝的エッセイ。
性同一性障害に悩む患者と接する泌尿器科医が、自身のホームページに寄せられた彼らの苦悩の実態や、性同一性障害の治療の実態をまとめた本。
リアルな「わたしの性」を晴ればれと生きていきたい!-TS(性転換)当事者が語るこころ・からだ・性の軌跡。
親子で楽しく読めて、中学入試・高校入試の勉強にも役立つニュース月刊誌「ジュニアエラ」。
2024年1月号の特集は、「新しい お金の基本&使い方」です。
このほか、「イスラエルとパレスチナ、なぜ戦う?」「不登校の小・中学生、過去最多に」「性別変更が手術なしでも可能に」といったニュースも解説します。
スペシャルインタビューには、俳優の寺田心さんが登場。
中学受験の時事問題予想も掲載。直前対策にもぴったりの一冊です。
【特集】新しい! お金の基本&使い方
「日本で円という単位が使われるようになったのは何時代?」「古くなって回収されたお札は何にリサイクルされている?」--今号は、お金の「基本」を、クイズやマンガ、記事で詳しく特集しています。2024年7月に登場する新しいお札についても、偽造防止の新技術や、肖像になっている3人の人物を解説。「使い方」編では、「お小遣いマスターになろう」「自分にかかっているお金を知ろう」「投資って何だろう?」など、新しい時代の「お金」と上手に付き合っていくための方法をファイナンシャルプランナーの先生に聞きました。
【ニュースが知りたい】
●イスラエルとパレスチナ、なぜ戦う?
2023年10月7日、パレスチナ自治区のイスラム勢力・ハマスがイスラエルを突然攻撃し、激しい戦闘が始まりました。実は、今回の戦闘だけでなく、イスラエルとパレスチナは何度も戦争を繰り返しています。その原因を知るには、約2千年前からの歴史を知る必要があります。対立の背景にあるイギリスの外交政策、イスラエルとパレスチナの和平が見えた時代、そして現在に至るまで、ジャーナリストの一色清さんがわかりやすく解説します。
●不登校の小・中学生、過去最多に
2022年の不登校の小・中学生が約30万人と発表されました。過去5年で倍と急激に増えています。理由の一つとしてコロナ禍によるストレスが挙げられますが、社会環境の変化も大きな原因のようです。政治家による不登校への無理解な発言などがある一方、「無理せずに休もう」という雰囲気も広がってきています。「不登校新聞」代表の石井しこうさんが解説します。
●性別変更が手術なしで可能に
生まれたときに決められた性別が間違っていると感じる「トランスジェンダー」の人たちが性別を変更するには、卵巣や精巣をとる手術が原則として必要ーー。これは「性同一性障害特例法」という法律の要件の一つです。今回、男性として生まれ女性として生きる「トランス女性」が、手術なしで性別変更したいと訴えたところ、最高裁は手術を受けなければならないのは「憲法違反で無効」という判決を下しました。その意味と意義はどのようなものでしょうか。朝日新聞社会部記者が解説します。
●日本のGDP、ドイツに抜かれそう
日本のGDP(国内総生産)は、現在世界3位。1位はアメリカ、2位は中国です。それが、2023年内にドイツに抜かれそうだといわれています。GDPはその国の経済規模などを表し、縮小していれば景気が悪いと判断されます。なぜ日本の経済は成長していないのか。また、今後の日本はどうなるのか。エコノミストの崔真淑さんが解説します。
●中学生棋士 仲邑菫さん、韓国へ移籍
囲碁史上最年少のタイトルホルダー、中学3年生の仲邑菫女流棋聖が、2024年3月に活動の場を韓国に移します。仲邑さんがプロ棋士になったのはなんと10歳のとき。そのときの目標「世界で戦える棋士になる」に近づくため、渡韓するといいます。囲碁界はどのような世界なのか。また、日本と韓国の囲碁界の違いは何か。朝日新聞文化部記者が解説します。
【スペシャルインタビュー】寺田 心さん
3歳から人気子役としてドラマや映画で大活躍を続けてきた寺田心さん。中学生になってからは身長も伸び、変声期と向き合いながら、12月15日公開のアニメ映画「屋根裏のラジャー」の声優に初挑戦しました。映画の裏話や、これからの夢について聞きました。
【サイエンスジュニアエラ】新潟市に雪が少ないのは「佐渡島」のせいだった!
新潟市の降雪量が周辺の地域より大幅に少ないのは、佐渡島が海からの季節風をブロックしているからだーー。これまで、まことしやかにささやかれながら実証されていなかった、通称「佐渡ブロック」説が、過去の気象データやコンピューターシミュレーションによって初めて確認されました。佐渡ブロックはどんなメカニズムで、どのように検証したのでしょうか。研究者に聞きました。
【歴史人物SNS】紫式部
もしも歴史人物がSNSを使っていたら…をマンガで紹介する歴史人物SNS。今号は、2024年のNHK大河ドラマの主人公であり、「源氏物語」の作者である紫式部にクローズアップ。平安時代、中流貴族の家に生まれ、勉学好きだった紫式部。女性には教養は必要ないと思われていた時代、なぜ長編小説を書いたのでしょうか。また、女房として仕えた天皇の后・中宮彰子との関係はどのようなものだったのでしょうか。
【そのほかにも、盛りだくさん!】
●一色清の「一色即発」 史上初、満票でMVP、本塁打王で10勝の大谷翔平選手
●フンダラ姫のNewsなひとこと
●はばたけ!スーパーキッズ ボクシング小学生日本一
●教えて!早川先生 ジュニアエラ 中学入試対策にどう活用?
●「クイズ王」に挑戦‼ QuizKnock クイズで1000本ノック
●マンガ コリゴリ博士の暴投ステーション
●AI時代のハローワーク 未来のお仕事案内 有機農家
●夕日新聞 日本全国B級ニュース
●子ども地球ナビ オランダの女の子
●のぞき見探偵が行く! 郵便局
●読者のページ ジュニステ
2コマまんがdeあ・そ・ぼ/川柳教室/こなやみ相談室
●旬のたべものレストラン 柚子
●ニュースのニューシ問題 中学受験2024年予想問題《世界編》
●ジュニアエラ検定
●連載・クイズ 全員ウソつき
●コリゴリ博士と読む11月のニュース
●パックンのすぐに使えるオモシロ英語
虐待された子どもたちは心だけでなく、脳の発達にも障害が生じるという。そのために例えば自閉症児と極めて似た症状や問題行動に苦しむ子どももいる。著者は多くの重篤な被虐待児の治療にかかわる中、このような精神医学的知見に達した。これは子ども虐待と発達障害の関係を探るという今日的な緊急課題でもある。この分野の世界的な研究者で臨床医である杉山登志郎先生が臨床例や研究から分かりやすく紹介する。
クライエントとの相互作用的な関係を基盤とし、声なき声を代弁する臨床心理士・カウンセラーのアドボカシー活動を紹介。多様な実践事例から理論的・実践的問題を提起する。
過去問から頻出箇所を掲載!ポイントをまとめた解説と演習問題!そして最新の時事情報も収録!!