文科省作成の「生命の安全教育」教材を補う事例集。性暴力から身を守るために必要な学習と理解を、包括的性教育や国際的なガイダンスの考えを基に、事例別に網羅する。発展的学習のヒントや資料・解説付きで、コピー使用可。
はじめに
【事例集】
デートDV1
デートDV2
SNS における被害1
SNS における被害2
スクールセクハラ1
●コラム「からだの権利」とは?
スクールセクハラ2
JK ビジネス
保護者・監護者による加害1
保護者・監護者による加害2
レイプ1
レイプ2
痴漢
性的いじめ
●コラム「旭川いじめ事件」
被害を打ち明けられたら
信じてもらえない性被害
SOGI ハラスメント1
◆解説 性の多様性を考えるということ
SOGI ハラスメント2
●コラム「性の権利宣言」
考えてみよう世界の法律
考えてみよう性交同意年齢
●コラム「教育の基本の『き』」
◆解説 「紛争・戦争と性暴力」
◆被害にあったら 相談先など
おわりに
危険性を身近に感じとるためには、「危険体感教育訓練」の実施が有効とされています。ただ、外部の施設を利用するとなると、作業員の移動にかかる時間や費用、日程調整などの問題があります。そこで本書では、建設現場にある資材・機材や建設機械を用いて実施できる危険体感教育訓練を写真やイラストを用いてわかりやすく22事例紹介しました。建設現場作業員の危険感受性の向上を目的とした教育訓練にご活用ください。
幼稚園・保育園・小学校・保健施設等での授業、公開講座になくてはならない性教育の決定版。性教育講座の手順を実践をもとに丁寧に紹介します。「いのちのもと」(受精卵)ができてから赤ちゃんが生まれるまでの過程を、紙しばいとホワイトボードシアターを使って伝えます。紙しばいのほか、胎児マスコットづくりなどの体験を通して、子どもたちだけでなく大人も、いのちの大切さ、いのちの重さを実感でき、「生まれてよかった!」「産んでよかった!」と感じられる内容です。
目指すは、施設職員のハウツー本
現在、さまざまな要因から性に関する課題を抱えている児童養護施設等に暮らす子どもたちへのケアのための性教育の必然性が叫ばれているにもかかわらず、「児童養護施設等における性教育についての書籍・文献」は多くありません。
2007年発足時から「性加害・被害を出さない、繰り返さない」というテーマを一貫して掲げ、真摯に取り組んできた東京家庭学校性教育委員会の、その経緯と実践を記した本書をきっかけに、多くの施設での性教育の実践がひろがっていくことを願い、子どもたちの「性と性」のために役立つ一冊としてお届けします。
子どもたちが知りたい「からだのこと」「自分がどこからきたのか」「男の子と女の子の違い」「友だちや家族」などについて、絵とマンガをまじえてやさしく説明します。この絵本をきっかけに親子で対話が始まるでしょう。
もくじ
バードとビーはどうぶつえんへ
1 わからないことがいっぱい!
2 おんなのこのすること おとこのこのすること
3 どこがおなじ? どこがちがう?
4 つまさきから あたまのてっぺんまで
5 あたまのてっぺんから つまさきまでおとこのこにあるもの
6 おとこのこにあるもの
7 おんなのこにあるもの
8 おんなのこも おとこのこもせいちょうするよ
9 らんしがいっぱい! せいしがいっぱい!
10 コウノトリじゃなかったんだ!
11 たくさんのせいしがおよいでいく
12 しきゅうはおおきくなっていく
13 ちっちゃなつぶが、おおきなスイカに
14 へそのお
15 ひるも、よるも、ずっと
16 おとこのこ? おんなのこ? ふたご? もっとたくさん?
17 あかちゃんだ!
18 ハッピー・バースディ!
19 だっこしたり、キスしたり
20 いろいろなかぞく
21 いいタッチと、だめなタッチ
22 おんなのこも おとこのこもみんなともだち
23 おとなになっていく
バードとビーはとしょかんへ
さくいん
監修者あとがき この本を子どもたちと読まれる方々へ"
「性について、子どもの発達段階に応じて、明るく大らかに、こたえられるおとなであってほしい」-北沢杏子。著者の実践から生まれた、保護者と子ども、先生と児童に役立つ本。
本書は助産師の性教育において「生命」のありようを伝えること、及び、「豊かなセクシュアリティ」を目標とした。
「御婦人の方は人に色々良い感じを与えたいと思う。そして衣裳を着飾ってみたり、上から化粧をしてみたりする人がありますけれども、いくら化粧をしましても、良き衣裳を着飾りましても、自分自身の全体から立騰る雰囲気、或はそこから波及してくるところの精神的波というものが、不完全な、浄らかでない不潔な不快なものである限りに於て吾々は人に良き感じを与える事は出来ないのであります。ですから、吾々は自分自身の「心」をして先ず高貴なる音楽を奏でる心たらしめなければなりません。」(本文より)
第 九 章 深切行について
第 十 章 空想的人類愛より実際的人類愛へ
第十一章 レビューの精神分析
第十二章 家族全体を健康にする方
思春期にある「発達障害の女の子」とその保護者を100組以上サポートしてきた著者が、
彼女たちが幸せにそして安全に生きていくために必要なことーー保護者や支援者が気をつけるべき点や、知識として理解しておくべき情報などを
「47のルール」としてわかりやすくまとめたのが本書です。
一般的に発達障害は、「男の子が8割、女の子が2割」といわれています。
女の子の場合は、おしゃべりが止まらずに仲間内で浮いていたり、逆におとなしすぎて目立たないなど、
男の子の場合とちがって周囲を困らせるというよりは、本人が困ってしまうことが多く、
また周囲がそれに気づかないケースも多く見受けられます。
発達障害とわからないまま地域の学校などに所属していると、思春期以降に、「性」に対する誤学習の影響などから
望まない妊娠や性の搾取といった危険な状況に置かれる事例が少なくありません。
実際、性産業には発達障害の女性が多いということが、最近のニュースやネット情報などから
一般に知られるようになってきました。
こうした状況は、性に関する正しい情報や、必要な生活習慣をきちんと身につけることで回避することができます。
しかし、保護者はどうしてもわが子の学校の成績などに目を奪われがちで、充分なケアができていないというのが現状です。
豊富な経験や、専門家からのアドバイスをもとに著者が作りあげてきた「発達障害の女の子たちが幸せに生きていくためのノウハウ」です。
ぜひご活用ください。
1章 診断や医療機関の上手な使い方について
2章 親としての心構え、親のとるべき行動
3章 日常生活での支援と療育について
4章 健やかな生活を送るための学校選び
5章 女の子に必要な「学び」--思春期と性教育
6章 療育支援Q&A
「何度注意してもやめてくれません」
「プライドが高くて注意するとパニックになります」
「新しい場所や新しいことが苦手です」……など。
統一協会が性教育を異常なほど目の敵にするのをご存知ですか? 彼らと結びついた学者や政治家が、メディアや議会を使ってまじめな性教育に加えてきた下劣で卑劣な攻撃、統一協会の「新純潔宣言」や「教義」によるジェンダー平等への敵対など30年間の出来事を告発し解説。人間の尊厳を守ってきた闘いを報告します。
ネットやスマホなど、さまざまな性情報に接してすでに“起きている”子どもたち。子どもを加害者にも被害者にもさせたくないという保護者のニーズ。だけど制約が大きすぎる現場…。それでも性教育にチャレンジしてみよう!!という現場のための必携入門。具体的なヒントも満載!
性教育って何を教えるの?はじめるのはいつ、誰が?産婦人科医・養護教諭・カウンセラー等が、性の正しい知識や生命のたいせつさ、すばらしさを伝えます。
卵子と精子の出会いから命の誕生まで、子どもがわくわくしながら読める。「赤ちゃんてどうやってできるの?」「体の内側と外側」「月経・射精」も科学的に図解とマンガで説明。多様な性や家族、養子、性虐待、エイズも解説。こちらは図書館版(上製)です。
ソフトカバー(並製)『8歳からの性教育の絵本 とってもわくわく!するはなし』ISBN 978-4-86412-197-2(本体価格:2400+税)も発行。
もくじ
バードとビーは図書館へ これってほんと?
1 知りたい? はずかしい? わからない? あかちゃんて、どうやってできるの?
2.卵子+精子=あかちゃん 生殖って?
3.おなじところとちがうところ 男性のからだ・女性のからだ
4.成長すると…… あかちゃん、子ども、10代、おとなへ
5.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 女性のパーツ
6.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 男性のパーツ
7.すごいぞ! 卵子の旅 卵子はなにをするの?
8.精子の旅もすごいぞ! 精子はなにをするの?
9.セックスってなに? 男性、女性、愛、性交、あかちゃんのつくり方
10.愛ってなに? 愛はいろいろ
11.精子と卵子が出会う!
12.子宮はあたたかくて、いごこちいい 妊娠
13.しんせんな食べもの! しんせんな空気! 健康な成長
14.のびて! パンチ! キック! しゃっくり? ゲップ? 胎児は育つ
15.ふたごだけじゃないよ! ふたご、みつご、よつご、いつつご
16.さあ、でておいで! 出産
17.きみをきみにしてくれるもの 染色体と遺伝子、ほかにもあるよ!
18.家族になる 生まれて、また、養子縁組で
19.からだの安全のために 「いいタッチ」と「ダメなタッチ」
20.話してみようよ HIVとエイズのこと
21.「バブバブ」、ヨダレだらだら それはうれしいってこと! あかちゃんと遊ぼう
22.おめでとう! 誕生日おめでとう! 養子になった日、おめでとう!
とってもわくわく! もっと話したい!
さくいん
監修者あとがき
SDGsでは性感染症予防やジェンダー平等が明記され、保護者の強力なニーズもあり、性教育に注目が集まっている。国際標準の性教育は学校が拠点となる。日本のボトルネックは何か、いかに打開し実践を切り拓くか、理論的に論じる。
はじめにーー性教育のさわやかな風を吹かそう
第1部 包括的性教育とは何か
第1章 性教育の新しい時代を拓く国際的スタンダード
--『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』初版から改訂版へ
【補足資料1】アメリカ性情報・性教育協議会(SIECUS)の「包括的性教育ガイドライン」(第3版、2004年)
第2章 性教育におけるテーマ主義と課題主義
--テーマ主義を悪用された都議会での性教育バッシング質問にも触れて
第3章 “青少年の性”はどう捉えられてきたか
--戦後日本の性教育政策と国際的スタンダード
第2部 包括的性教育をすすめる
第4章 乳幼児期から包括的性教育をすすめる
--人生のはじめだからこそ偏見のない性の学びを
【補足資料2】乳幼児の性教育で「からだ学習」をすすめる10のポイント
第5章 学校教育の現場で包括的性教育をすすめる
--学習指導要領の問題点と国際的スタンダードへの展望
第6章 包括的性教育の立場で「性教育の手引」を発展させる
--東京都教育委員会「手引」の問題点の解明と性教育実践の展望
第7章 性教育をすすめるとき、すすむとき、そして立ち止まるとき
--ゆたかで多様な実践の可能性
おわりにーーいまこそ性教育政策の転換のとき
「コウノトリのお話はもういらない!ホントの話のほうがずっとおもしろいよ」が、この性教育の絵本のテーマです。
競技スポーツ等の身体運動は「健全なる精神」の育苗装置。知育・徳育の基盤こそ体育。--これら、うたがわれることのない図式こそ、知性の欠落にもとづく思考停止、無責任な楽観主義の産物というべきだろう。自明視されてきた「身体教育」の本質を再検証し、栄養学・性教育・救急法などをふくめた保健体育・家庭科ほか「広義の体育」が本来はらむ可能性を提起する。
はじめに
第1章 「身体教育」 の本質と 「身体教育」 論再考
第2章 「身体教育」の略称としての 「体育」 は、なぜ競技スポーツの劣化コピーとなったか?
第3章 「食育」運動の本質とゆくえ
3.1. 日本社会の象徴とされる学校給食と食育
3.2. 食育を主導する農水省ほか関係省庁のかかえる体質・政治性
3.3. 食育の一環と自明視される学校給食をめぐるリスク
3.4. 本来めざされるべきとかんがえられる食育周辺の実態
3.5. 学校給食と食育にからまるパターナリズムとナショナリズム
3.6. 食育周辺に動員される知の疑似科学性
第4章 「身体教育」 空間としての学校の本質再考
4.1. ネットで炎上したテレビCMが露呈させた学校空間の本質
4.2. モラルハラスメント空間としての学校に対する教育社会学的解析
4.3. 学校的ハラスメント空間としての企業社会
4.4. 収容所的規律を実践する学校空間
第5章 性教育ほか、リスク対策教育の実態
5.1. 公教育での性教育と政治的介入
5.2. リスク対策教育からみた性教育の機能不全
5.3. リスク対策教育としての疫学的知見の欠落
5.4. あるべき性教育の方向性
第6章 ヘルシズム/ヘルスプロモーションと、フードファディズム/オルトレキシア
優生思想とパターナリズムをベースとしたパノプティコン
6.1. ヘルシズムを自明視するヘルスプロモーションにすける、パターナリズムの恣意性
6.2. ヘルシズム・オルトレキシアとフードファディズムをこえて
6.3. 当局の一貫性の欠落と、過敏ー感覚マヒという現実からの乖離
第7章 身体教育解析の射程
『体育で学校を変えたい』をヒントに
7.1. 体育が自明視してきた身体能力概念の再検討:いわゆる「学力」との対照
7.2. 現実としての競技スポーツ偏重主義であった体育の本質的欠落と非教育性
7.3. 体育教育における「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」概念の再検討
7.4. 総合的な知としての身体教育としての「保健体育」が中核となる社会の到来
第8章 障害者の生活文化という死角からの身体教育の再検討
身体教育の新領域 1
8.1. 聴覚・触覚重視の視覚障害児童の学習過程と晴眼者の学習体験の再検討
8.2. 身体運動を軸にした、ろう児童の学習過程と、聴者の学習体験
8.3. 脳性マヒほか、身体障害がうきぼりにする「健常」性
第9章 地域の文化伝承と教科内の必修化:沖縄空手の伝播とグローバル化
身体教育の新領域 2
第10章 暴力性の規制としての身体運動再考
おわりに
参考文献
索引
自分の“セクシュアリティ”について考えることをきっかけに、セクシュアルマイノリティとは何か、自分らしく生きるとはどういうことかを伝える絵本です。