新しいエロス・コミュニケーションをひらくため、いま男が変わる時。女と男が、夫と妻が、親と教師が、ともに読み、考え、語り合う本。
子どもたちが知りたい「からだのこと」「自分がどこからきたのか」「男の子と女の子の違い」「友だちや家族」などについて、絵とマンガをまじえてやさしく説明します。この絵本をきっかけに親子で対話が始まるでしょう。
もくじ
バードとビーはどうぶつえんへ
1 わからないことがいっぱい!
2 おんなのこのすること おとこのこのすること
3 どこがおなじ? どこがちがう?
4 つまさきから あたまのてっぺんまで
5 あたまのてっぺんから つまさきまでおとこのこにあるもの
6 おとこのこにあるもの
7 おんなのこにあるもの
8 おんなのこも おとこのこもせいちょうするよ
9 らんしがいっぱい! せいしがいっぱい!
10 コウノトリじゃなかったんだ!
11 たくさんのせいしがおよいでいく
12 しきゅうはおおきくなっていく
13 ちっちゃなつぶが、おおきなスイカに
14 へそのお
15 ひるも、よるも、ずっと
16 おとこのこ? おんなのこ? ふたご? もっとたくさん?
17 あかちゃんだ!
18 ハッピー・バースディ!
19 だっこしたり、キスしたり
20 いろいろなかぞく
21 いいタッチと、だめなタッチ
22 おんなのこも おとこのこもみんなともだち
23 おとなになっていく
バードとビーはとしょかんへ
さくいん
監修者あとがき この本を子どもたちと読まれる方々へ"
本書は助産師の性教育において「生命」のありようを伝えること、及び、「豊かなセクシュアリティ」を目標とした。
「性について、子どもの発達段階に応じて、明るく大らかに、こたえられるおとなであってほしい」-北沢杏子。著者の実践から生まれた、保護者と子ども、先生と児童に役立つ本。
統一協会が性教育を異常なほど目の敵にするのをご存知ですか? 彼らと結びついた学者や政治家が、メディアや議会を使ってまじめな性教育に加えてきた下劣で卑劣な攻撃、統一協会の「新純潔宣言」や「教義」によるジェンダー平等への敵対など30年間の出来事を告発し解説。人間の尊厳を守ってきた闘いを報告します。
ネットやスマホなど、さまざまな性情報に接してすでに“起きている”子どもたち。子どもを加害者にも被害者にもさせたくないという保護者のニーズ。だけど制約が大きすぎる現場…。それでも性教育にチャレンジしてみよう!!という現場のための必携入門。具体的なヒントも満載!
●幼児期を中心として、子どものさまざまな領域での成長の姿を示す●
社会性が未熟な子どもの姿に悩む、保育者のための本。愛着形成、感情の育ちと共感、自我の育ち、自立に向けて、言葉の育ちなどをテーマごとに解説。それぞれのテーマによる、発達過程表付き。子どもの体、心の発達を理解すると、目の前の子どもへの理解が深まります。
育児に悩む保護者に対して、発達の観点から子どもの姿を伝えることで子育てに見通しをもつことができるので、子育てに悩む親支援にも役立つ1冊。
●「心と体、発達の本」シリーズとは
0歳〜6歳の子どもの「心と体の発達」への理解を深めるためのシリーズです。子どもと関わる保育者のみなさんをサポートします。
シリーズは全5点。子どもの発達について「発達解説と保育実践」「対話する保育」「社会性」「レジリエンス」「感情のコントロール」といったあらゆる角度から解説し、発達の全体像をつかめるようサポートします。
子どもの心のありようを、深く理解したい人へ。
発達の理解が深まると、保育が変わる!
★★★ 本書の構成(一部抜粋)★★★
●序章 「気になる子」の姿から導く 子育て10か条
安定した毎日を保障する/「感じ」を克服する力をはぐくむ/「あきらめる」心をはぐくむ
●1章 愛着の形成
愛着にかかわる発達過程表/子どもの心に生まれるもの/何に気づくのか 「守られること」と「認められること」/愛着が築けない
●2章 感情の育ちと共感
感情・共感にかかわる発達過程表/気持ちの育ち/生まれる共感/ことばで確認する
●3章 自我の育ち
自我にかかわる発達過程表/「自分の」という気持ち/役割に気づく、そして役立ちたい/ほかの子と比較する
●4章 自立に向けて
自立にかかわる発達過程表/やり方を学ぶ/自分なりに工夫しながら学ぶ/計画・実行・評価
●5章 ことばの育ち
ことばにかかわる発達過程表/応答的環境で育つ/疑問詞の発達/役割あそび・劇あそび
性教育って何を教えるの?はじめるのはいつ、誰が?産婦人科医・養護教諭・カウンセラー等が、性の正しい知識や生命のたいせつさ、すばらしさを伝えます。
「コウノトリのお話はもういらない!ホントの話のほうがずっとおもしろいよ」が、この性教育の絵本のテーマです。
競技スポーツ等の身体運動は「健全なる精神」の育苗装置。知育・徳育の基盤こそ体育。--これら、うたがわれることのない図式こそ、知性の欠落にもとづく思考停止、無責任な楽観主義の産物というべきだろう。自明視されてきた「身体教育」の本質を再検証し、栄養学・性教育・救急法などをふくめた保健体育・家庭科ほか「広義の体育」が本来はらむ可能性を提起する。
はじめに
第1章 「身体教育」 の本質と 「身体教育」 論再考
第2章 「身体教育」の略称としての 「体育」 は、なぜ競技スポーツの劣化コピーとなったか?
第3章 「食育」運動の本質とゆくえ
3.1. 日本社会の象徴とされる学校給食と食育
3.2. 食育を主導する農水省ほか関係省庁のかかえる体質・政治性
3.3. 食育の一環と自明視される学校給食をめぐるリスク
3.4. 本来めざされるべきとかんがえられる食育周辺の実態
3.5. 学校給食と食育にからまるパターナリズムとナショナリズム
3.6. 食育周辺に動員される知の疑似科学性
第4章 「身体教育」 空間としての学校の本質再考
4.1. ネットで炎上したテレビCMが露呈させた学校空間の本質
4.2. モラルハラスメント空間としての学校に対する教育社会学的解析
4.3. 学校的ハラスメント空間としての企業社会
4.4. 収容所的規律を実践する学校空間
第5章 性教育ほか、リスク対策教育の実態
5.1. 公教育での性教育と政治的介入
5.2. リスク対策教育からみた性教育の機能不全
5.3. リスク対策教育としての疫学的知見の欠落
5.4. あるべき性教育の方向性
第6章 ヘルシズム/ヘルスプロモーションと、フードファディズム/オルトレキシア
優生思想とパターナリズムをベースとしたパノプティコン
6.1. ヘルシズムを自明視するヘルスプロモーションにすける、パターナリズムの恣意性
6.2. ヘルシズム・オルトレキシアとフードファディズムをこえて
6.3. 当局の一貫性の欠落と、過敏ー感覚マヒという現実からの乖離
第7章 身体教育解析の射程
『体育で学校を変えたい』をヒントに
7.1. 体育が自明視してきた身体能力概念の再検討:いわゆる「学力」との対照
7.2. 現実としての競技スポーツ偏重主義であった体育の本質的欠落と非教育性
7.3. 体育教育における「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」概念の再検討
7.4. 総合的な知としての身体教育としての「保健体育」が中核となる社会の到来
第8章 障害者の生活文化という死角からの身体教育の再検討
身体教育の新領域 1
8.1. 聴覚・触覚重視の視覚障害児童の学習過程と晴眼者の学習体験の再検討
8.2. 身体運動を軸にした、ろう児童の学習過程と、聴者の学習体験
8.3. 脳性マヒほか、身体障害がうきぼりにする「健常」性
第9章 地域の文化伝承と教科内の必修化:沖縄空手の伝播とグローバル化
身体教育の新領域 2
第10章 暴力性の規制としての身体運動再考
おわりに
参考文献
索引
自分の“セクシュアリティ”について考えることをきっかけに、セクシュアルマイノリティとは何か、自分らしく生きるとはどういうことかを伝える絵本です。
性の概念の社会的変化にともない性の問題をどうとらえ、性教育をどう実践するのか。和歌山大学の研究グループを中心とした発達段階に応じた包括的支援の取り組みを紹介。
無知につけこんだ性犯罪や、親族らによる性的虐待防止のためのヒントが満載!「掲示用資料」や「生徒用資料」入りCD-ROM付き!