本書の課題は、著者が鹿児島で6年間実験をした「女性学+男性学」ゼミを紹介することにより、1980年代末以降、わが国において活発化している女性学教育の実践に「ささやかな経験」を付け加えることである。古典的ゼミナール方式による文献講読から、ビデオ学習を取り入れた「女性学+男性学」の総合的な学習への変化・発展の中で、鹿児島における教育実践を紹介している。
価値論と政策論をつなぎ、新たな社会政策を考える。従来のフレームワークを問い直し、21世紀型福祉国家の社会政策のあり方を考える。
古代ギリシアにのみ見られる神話から哲学への発展ーギリシアにおいてなぜ初めて哲学は誕生し得たのか。神話世界に位置を占める女性性の重要性に着目したC・G・ユングの視点を発展的にとらえ、男性性と女性性の統合を通してこそ真の自己を知ることができるという確信から、西洋における倫理と信仰の伝統の出発点を探り、東洋の伝統との共通点と相違点を見事に抉り出した、「歴史心理学」ともいうべき新しい取組みが生み出した注目すべき成果がここにある。
攻撃行動に重要な役割を果たす「古脳」と、知性をつくる「新脳」のしくみ、そして性ホルモンにあやつられるこれら古脳と新脳のすがたを追うことで、現代人の行動の謎を明らかにした力作。
「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日系)で放送された住宅の中から、とりわけ個性的で住みやすい25軒の住宅を中心に掲載。
女性は言語能力にすぐれ、男性は空間把握能力にすぐれているー男性と女性の脳の違いについて、一般にこう考えられてきた。しかし本書が展開するのは、「共感」と「システム化」という、まったく新しいアイディアである。女性型の脳は他者の気持ちをわがことのように感じ、男性型の脳はシステムを理解し構築するようにつくられているのではないか。「心の理論」を発展させ、身近な事例を豊富に示した最新科学の成果。
脳のしくみ、こころの法則を使いこなそう。どうして、わたしって、こうなの?困ったときには、脳とこころのメンテナンス。じっくり「わたし」と向きあうことができる10章。
この本は、はからずも10年にわたってフリーター人生を歩んでしまった38歳の一人の男の話。その食生活、金銭生活、不健康生活など、自身と仲間たちの日常のあれこれを、セキララに、赤面しつつレポートする。-「一週間、水ば飲む」「入浴はガソリンスタンドで」「水道を止められたら?」「一円の重み」「保険のない恐怖の生活」などなど、興味深い項目が目白押し。
マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
ポイントをおさえて、すっきり理解。臨床直結系!!わかりやすいカラー写真・イラスト250点。臨床に触れているという実感。
病理学の内容をどれだけ体得できているかをチェックするための問題集。マクロ写真、ミクロ写真を鍵に、臨床情報を参考にしながら問題を解く。