本書はdysarthriaについての教科書をつくることをめざして執筆された。まず運動障害性構音障害の臨床の枠組みについて述べたあと、話しことばの生成についての解剖、生理学的事項について解説し、またことばの音に関する基本的知識を整理した。そのうえで各種の神経障害の臨床的特徴について述べ、それぞれに伴う構音障害の病態とその評価、治療・訓練について、できるだけ最近の知見を盛り込むように努めながら記述した。
「ことば」をとりまく、無批判に受容されている価値観やいわゆる権威に保証された規準・規範を今一度疑ってみること。そこから見えてくるものは、何か!そもそも「正しさ」とは、政治的・経済的・文化的な利害関係が交錯する社会のなかでつくられたものにすぎない。「正しい」日本語、「正しい」敬語、「正しい」ことばづかい、といった、その「正しさ」のからくりに迫る試み。
話し上手は、こんなに積極的に聞いている!これが“相手から信頼される”話し方-とっておきの方法!自分の話にインパクトをつける“決め球”のつくり方!どんな場合でも応用できる“話の3点セット”活用法!この、ちょっとした“コツと工夫”で仕事、人間関係に100倍力。
「大人の舌先」。使いこなせた者にとっては、厳しいビジネス社会で、名刺よりも(!?)威力を発揮するもの。「忙しいし必要ないね!」、ほらその“忙しい”こそ、すでに大人の舌語!断り文句として連発してない?でも、同じ使うにしても“真の意味”を知って使う分には大丈夫!この舌語集を一読しただけでもきっと“大人の舌先を征する者は、ビジネス社会をも征す?!”を実感していただけることでしょう。基礎舌語編とOLののどぼとけ編それぞれに優しい使い方も掲載して、初心者でも安心。目指せ真の“働く大人”。
日本の社会言語学はこれまで日本語教育にどのように関わり、また今後どのように応用されるべきか。科学的方法によって収集された社会言語学の最新の研究成果を日本語教育に携わる人々のための格好のテキスト。
ソシュール以降の近代言語学が言語の形態を重視してきたのに対し、社会言語学は「言語に内在する社会的性格」を解明しようとしている。はたして、社会の中で言語はどのように機能しているのか?多言語状況やクレオール語や言語政策の問題をも視野に収めて、社会言語学の来歴と、その見取図を提示した入門書。
認知言語学に基づいて日本語の語・句・文の意味をわかりやすく解説。認知意味論・認知言語学を学びたい人への最初の一冊。
統計的な方法を用いて言語を研究するとは、どういうことか。“量”の視点から言葉を捉えるときに、明らかになる言語事実とは、どういうことだろうか。言語研究に際して、信頼性の高いデータを整え、的確に分析するには、どのように行なえばよいのかを学べる頼りになる1冊。
本書は高次神経機能障害に関して、現場で活躍する第一線の研究者が、現時点での最先端の考え方やリハビリテーションの手法をコンパクトにまとめたものである。
本書は言語学一般、社会言語学、そして(特に)日本語教育のための調査研究をしている、あるいはしようとしている人のための方法論的な参考書である。
学校・PTA、塾や習い事ーお母さんしだいで、子どもの行く末が変わることも。また、子どもを通じてのお母さん同士のおつきあいにもコツがあるし、家に帰ると、近隣の方々とうまくやっていかなければならないし…。冠婚葬祭の場面でも、お母さんならではの役割があり、働くお母さんは、仕事と育児のはざまで右往左往!そんなお母さんの生活の折々に役立つ文例集。項目出しから、文例作成まで、インターネットの掲示板を使って、現役ママたちの声を集めてつくった。ママたちの本音が詰まっている、画期的な1冊。
会話を盛り上げるにはユーモアが一番!ドッと爆笑させる話から、思わず顔がほころぶ話まで、“使える”ユーモア話術のノウハウが満載。
話題を豊富にする工夫、度胸をつける方法、聞き手を巻き込むコツなど役立つアイディア満載。アガリを最小に抑えて、もっとあなたの話を皆に聞かせよう!人事採用30年の実績から生まれた楽しく堂々と話すヒント。
歯の詰めものアマルガムの50%は水銀です。原因不明の不快症状は口の中のアマルガムが原因かもしれない。
女性たちは、いつも漠然とした「自信のなさ」を感じている。女性が手に入れたいと願う「自信」は、自分は常に正しいとか、常に勝者であるとか、決して物事に動じない、といったはっきりしたものではない。私たちはただ、自分に正直でありたいと願っているのだ。正直な自分を上手に表現することが、自信につながる。本書には、女性が自信を持って自己表現するための秘訣がぎっしり詰まっている。
20世紀初頭の「言語への転回」以来、言語を中心に据える哲学的考察すなわち言語哲学は、哲学探究の枢要な位置を占めるにいたった。言語哲学の多彩な論争的諸問題に気鋭の哲学者十余名が挑む、言語と哲学に関心を寄せる人々への刺激的な入門書。
本書は、プロの通訳者になるための訓練を受けている人、大学の通訳コースで学ぶ学生、そして、通訳に限らず、将来さまざまな分野で国際的な仕事につきたいと思っている人にとって必ず役に立つ、「通訳の理論と実践」の指導書である。それぞれの専門家の視点から問題を提起して、平易に解説し、通訳のトレーニング法まで設けている。
本書はこれからのグローバル社会に適応できる人材の育成の一端を担う学校教育における「言語教育」とりわけ「外国語教育」を多角的な面から再考し、日本における今後の「外国語教育の在り方」について主に「グローバル」と「ローカル」すなわち「グローカル」な視点から考察した上で、その具体案を提示するものである。