LGTB等の人々、あるいはその家族・親族や関係者の相談に乗る弁護士のためのQ&A形式の対応マニュアル。裁判例、当事者の座談会、相談を受けた際のロールプレイング、相談窓口一覧、コラムなどの各項目も充実。
日本におけるLGBT を含む性的少数者の人口は8.9%
13 人に1 人という存在。
雇用する労働者の中にも、
LGBT に該当する人が一定程度いると考えられる中で、
サポート態勢の整っていない職場では、
今後さまざまな問題が起こることも考えられる。
今、企業として求められる対応は
労務管理上、注意すべきポイントとは
LGBTに関する案件を多く取扱う
弁護士の森伸恵氏が徹底解説。
目次
第1章 基礎知識~労務管理に入る前に~
第1 LGBT・SOGIとは(基礎知識)
1 LGBTとは
2 その他のセクシュアリティ
3 性別違和とは
4 性的指向と性自認
5 SOGIとは
6 LGBTの人口
第2 歴史と社会
1 国連決議と国際的な人権保障
2 各国のLGBT施策(同性婚、差別禁止、性別変更)
3 社会環境
(1) 国内の法整備
(2) 地方自治体の動き
(3) 企業の動き
第2章 企業に求められる対応 総論
第1 総論
第2 カミングアウトについて
第3 職場環境の実際と当事者の希望
第4 企業が持つべき視点と具体的な取り組み方向
第3章 企業に求められる対応 各論
第1 採用
1 募集時
2 採用
第2 人事・服務規律
1 服装の自由
2 更衣室やトイレの使用
第3 取引先・顧客との関係
第4章 SOGIハラスメント
第1 ハラスメントの防止
第2 セクシャルハラスメント
第3 パワーハラスメント
第4 SOGIハラスメント
第5 アウティング
第6 国の施策
第7 事例検討
1 性的指向・性自認に関する侮辱的な言動
2 アウティング
i)人事労務での対応(社内制度、同性パートナーシップ制度等取扱い)
ii)管理職の対応(部下からのカミングアウトと情報管理)
iii)同僚間の対応(アウティングの背景、深刻性)
第8 企業における対応策~SOGIハラが起こらないようにするには~
1 就業規則の作り方
2 社内研修
3 相談窓口の設置
4 相談窓口対応従業員の教育
第5章 LGBTフレンドリー企業になるには
第1 総論
第2 就業規則の内容~LGBT従業員への配慮を盛り込んだ就業規則の作り方~
1 差別禁止
2 服務規律1 セクシュアルハラスメントの禁止
3 服務規律2 アウティングの禁止
4 服務規律3 トランスジェンダーの服装
5 服務規律4 トランスジェンダー社員の通称
6 服務規律5 トイレ・更衣室の使用、社員旅行
7 勤務時間 同性カップル間で子供の養育
8 休業条項 トランスジェンダー社員の手術
9 休業・休職・休暇(同性パートナーがいる社員の慶事・育児・介護休暇)
10 健康診断(安全及び衛生)
11 福利厚生
第3 社内教育
1 研修の実施取り組み例
2 広報活動取り組み例
3 意見聴取の機会の取り組み例
第4 相談窓口の作り方
1 相談の内容
2 相談窓口の設置方法
第6章 withコロナの時代~コロナとLGBT~
第1 LGBT従業員の不安
第2 起こりうる問題と対応策
1 感染予防の徹底段階
2 感染時の対応部門の決定
3 感染した従業員の対応段階
4 濃厚接触者の対応
5 その他の従業員の対応
6 対外的発表
第3 LGBT従業員への福利厚生の適用
第7章 裁判例
LGBT当事者を中心とした 20名の体験記を柱に、LGBT理解のために活動する当事者や支援者をコラムで紹介。性的少数者の生きづらさと同時に、社会や教会で確実に体現しつつある希望や実例を語る。神によって造られた一人ひとりは、性を含めてこんなにも多様であり、いかに自分らしく生きるか、いかに相手を尊重して生きることができるか、ということを伝える。キリスト教やLGBTについてよく知らなくても読める一冊。
【目次】
LGBTについて考える─最初のストーリーから……平良愛香(日本基督教団 川和教会牧師、本書監修者)
性別二分主義を考える─かつての同性愛嫌悪の反省から……塩谷直也(青山学院大学宗教部長)
LGBT施策は合意形成から─カミングアウトした政治家が描く社会……石坂わたる(東京都中野区議会議員)
トランスジェンダーの若者たち─相手の性別がわからないとダメですか……遠藤まめた(にじーず代表)、比企敦子(日本キリスト教協議会教育部総主事)
トランスジェンダーの教師と歩む学校─教育現場での取り組み……佐々木 園(基督教独立学園高等学校教員)
高齢クリスチャンのLGBT─歳を重ねても自分らしく生きる……めぐみ(カトリック信徒)、愛(カトリック信徒)
障害者のLGBT─ダブルマイノリティでも諦めない……田口ひろこ(日本バプテスト連盟大泉バプテスト教会員)
同性パートナーとの子育て・家庭づくり─さまざまな家族のかたち……小野 春(会社員)
地方で当事者として生きる─孤独と希望のはざまで……上野玲奈(日本基督教団牧師)
パンセクシュアルという在り方─「複雑さ」と向き合いながら……臼井一美(国際NGO職員)
カトリック教会のLGBT─安心できる祈りの場を求めて……野宮知弥(虹色のともしび元共同代表)
LGBTの牧師を招聘した教会─宣教課題を共に担えることが大事……森 なお(日本基督教団加古川東教会牧師)、同教会員
法とLGBT─個が尊重される社会を実現するために……内田和利(弁護士)
HIV/エイズに関わる中で─自分のセクシュアリティと信仰を捉え直す……生島 嗣(ぷれいす東京代表)
医学教育にLGBT理解を─他者の痛みに共感できる医療を……吉田絵理子(医師)
アフリカのLGBTI難民支援─迫害される側にいるイエス……島田順子(仮名)(カトリック信徒)
詩歌に込める当事者の思い─生きる、祈る、書く……堀田季何(俳人・歌人)
福音派教会とLGBT─「伝統」の壁を越える可能性へ ……寺田留架(約束の虹ミニストリー代表)
天からの贈り物はLGBTの子ども─あらたな学びに導かれて……阿久津マキ子(日本基督教団四條町教会員)
「中性」という性別を生きる─私たち全てを“良い”と言ってくださる神……勝山 孝(日本バプテスト連盟大泉バプテスト教会員)
性別違和(性同一性障害)トランスジェンダー当事者の実話を元にしたアニメーション絵本とお話。絵本はサンテレビで放送され、Yahoo!ニュースにも取り上げられるなど反響を呼んでいる。LGBTIQAなど性の多様性について全国の官公庁や学校で人権教育講演を行っている清水展人(しみずひろと)さんとパートナーとの出会いや結婚、非配偶者間人工授精(AID)について優しい絵、アニメーションと清水さんのナレーションで物語を知り学習することができる。幼少期の子どもから触れられ、学び、考えられるように作成されている。人権学習や道徳、家庭科、性教育、SDGsの教材として活用することもできる。全ての人の性が平等に尊重され、自分らしく生きられる社会が実現することを願って制作されています。
テーマ 「おたがいのちがいを認め合う」
〜自分らしさも、その人らしさも大切に〜
1アニメーション絵本 ・性別違和 ・AID(非配偶者間人工授精)2性の多様性について ・ひとりでひとりの性が大切にされる社会へ3女らしく、男らしくより「自分らしく生きる」(小学生向け講演)・幼少時代・学生時代・カミングアウト・分かってもらえない辛さと心細さ・手術・戸籍上の性別、氏名変更・自分らしい道へ・自信の回復・結婚・子の誕生,夫として父として、幸せ・誰もが自分らしく、違いを認められる社会へ 全国での講演活動
日本の学校現場において性的マイノリティの子どもの権利は保障されているのか。小・中・高校の養護教諭へのアンケート調査、当事者学生への聞き取りを行い、エンパワメントの視点から学校ソーシャルワークによるLGBTQ支援の道すじを探る貴重な研究成果。
●中・高生から実際にでた質問に答えるQ&A形式
●章末のコラムで基礎知識も身につき、入門書として最適
●当事者はもちろん、周囲の人たちの理解にも役立つ
●学校図書館・保健室・相談室等に必備の本。相談先一覧付
●女子だけど、男の子のおもちゃが好きなのはなぜ?/男の人がカッコイイと思うのはゲイだから?/バイセクシュアルって、男と女、同時につきあえるの?/同性愛って、思春期の一時的気の迷い?/彼氏から「女の子になりたい」と言われてびっくり!?/進学時に性別を届け出で変えることはできる?/「オネエ」って、ゲイなの?
第1章 「ふつう」って、なに??
第2章 これってLGBT?
第3章 恋愛あれこれ
第4章 将来のこと
第5章 カミングアウト
クレヨンが主人公の多様性を理解する絵本、中高生から出た疑問にQ&Aで答える本、LGBTの友だちを理解できるマンガの4冊セット。知識先行の学習ではなく、性の多様性や「らしさ」について考えるための入門シリーズです。
LGBTなんでも聞いてみよう 中・高生が知りたいホントのところ
レッド あかくてあおいクレヨンのはなし
知ってる?LGBTの友だち マンガ レインボーKids
知ってる?ジェンダー・セクシュアリティ マンガ カラフルKids
日本では今、LGBT当事者は13人に1人いると言われている。これは、左利きの人やAB型の人の割合とほぼ同じ数。それでも、性的マイノリティとして、いまだ偏見や差別にさらされることも多い。本書は、そんなLGBT当事者とその家族たち15名が、赤裸々な半生を語ったインタビュー集だ。葛藤の先に見つけた、自分たちらしい“家族のかたち”とは?彼らの“コトバ”には、すべての人に共通する「幸せの本質」があったー。
学校や職場でどうカミングアウトする?LGBTであることをからかわれたらどう対応?性別適合手術に健康保険は適用される?パートナーと同じ墓に入るための方法は?アウティングされたらどう対処すべき?アセクシュアルの人はパートナーを持てないの?トランスジェンダーは性別変更後に異性と結婚できる?Xジェンダーはホルモン療法を受けてもいい?etc.50の疑問に最新情報を交えて医師がわかりやすく回答!
居場所・学び・くらし・働く・生きる を応援する本人と家族ための羅針盤!
不登校、ひきこもり、発達障害、LGBTQ+など、いきづらさを抱えた本人・家族13組のインタビューと、本人や家族、支援者が利用できる国の制度(いきづらさ全般のこと、お金のこと、生活のこと、はたらくことなど、困りごと別に相談窓口を紹介)や、民間の活動団体(家族会やフリースクール、居場所の提供、就労支援など38団体)を紹介。
本書が、生きづらさを抱えた本人と家族にとっての強い味方になれば、との著者の強い思いがこめられた1冊。
はじめに
第1章 カンタンにわかる「不登校、ひきこもり」のこと
第1節 「不登校」とは
第2節 「ひきこもり」とは
第3節 「生きづらさからの回復」の支援ー家族・支援者向けー
第4節 「自分らしい生き方」に必要なこと
第2章 当事者の体験インタビュー
自分の『黒歴史』を変えた
みどり・20歳 不登校
生きづらさの声を発信していきたい
さゆり・19歳 不登校
生きることに不安があった
剱持智昭・35歳 ひきこもり
セクシュアリティーを言えない生きづらさ
おがたけ・42歳 ひきこもり・発達障害・摂食障害・ネット依存・性的マイノリティー・聴覚情報処理障害の疑い
家庭崩壊から守り続けた姉妹
ひろみ・54歳 ひきこもり・うつ
いじめとパワハラに耐えた日々
嘉津山具子・50歳 ひきこもり・発達障害・統合失調症
母ちゃんだいすき
下山洋雄・40歳 広汎性発達障害・軽度知的障害
47歳で、やっとわかった発達障害
たっちぃ・48歳 ひきこもり・発達障害
『性の違和感』と『発達障害』の生きづらさの中で
白崎矢宵・36歳 広汎性発達障害・トランスジェンダー・感覚過敏 白崎花代・母親65歳
第3章 当事者家族の体験インタビュー
嵐が過ぎ去って、見えたもの
りゅうさん・父親 ともさん・母親
次男・17歳 不登校
娘がいたから親が変われた
キンちゃん・父親 きなこ・母親
長女・33歳 不登校・ひきこもり
ありがとうの言葉しか見つからない
後藤誠子・母親 次男・26歳 ひきこもり
孫の居場所になる
市川乙允・祖父 孫21歳 不登校
第4章 「自分らしい生き方」を応援する民間の活動団体
第1節 「行き渋り・不登校」活動団体
第2節 「ひきこもり」活動団体
第3節 「発達障害」活動団体
第4節 「LGBTQ+」活動団体
第5章 「自分らしい生き方」を応援する便利帳
第1節 「行き渋り・不登校ほか」の相談窓
第2節 「学齢期・青少年期の生きづらさ全般」の相談窓口
第3節 「ひきこもりと生活困窮」の相談窓口
第4節 「発達障害」の相談窓口
第5節 「LGBTQ+」の相談窓口
第6節 地域相談窓口
第7節 地域別相談窓口マップ
章6章 「自分らしい生き方」の付録
第1節 自分らしいはたらき方
第2節 くらしとお金
第3節 親なき後準備(8050問題対応)
あとがき
※ 本書では、支援窓口等を紹介するにあたって、QRコードも併せて掲載しています。携帯電話の機種によって、QR取得方法が異なります。操作方法をご確認のうえ閲覧ください。
「男」か「女」で単純に性別を分けられない人が日本には7.6%いる(40人の教室に約3人)。この本を読めば,性の多様性について正しく学べ,お互いの理解を深められる。日常や学校現場での事例を,マンガと図解で小中学生に読みやすく解説。
第1章
マンガ「男らしいって なんだろう」
1ふつうってなに?
2男らしさや女らしさってなんだろう?
3性のありかたを考えてみよう
4いろいろな性のありかたの名前を知ろう
5LGBTってどういう意味?
6性のありかたは十人十色
わたしのライフヒストリー1
第2章 LGBTの人たちの気持ち
マンガ「見えない未来」
1自分らしくありたい!でも……
2自分のことをかくさないといけないとき
3将来ってどうなるの?
わたしのライフヒストリー2
第3章 みんなが過ごしやすい学校って?
マンガ「窮屈な 学校生活」
1学校での男女分けについて考えてみよう
2学校生活で困るのはどんなこと?
3みんなが恋の話をしたいわけじゃない
4心ない言葉に接したときはどうすればいい?
私のライフヒストリー3
第4章 カミングアウトするとき/受けるとき
マンガ「本当の自分 出してもいい?」
1カミングアウトってなに?
2カミングアウトはなぜするの?
3カミングアウトする?しない?
4カミングアウトを受けたらどうする?
5やってはいけないアウティング
6ひとりひとりのカミングアウト
わたしのライフヒストリー4
第5章 世の中はどんどん変わっている!
マンガ「ボクたちの未来」
1LGBTをめぐる世界のいま
2LGBTをめぐる日本の取り組み
3自分たちができることって、どんなこと?
4自分と社会の多様性を認めていこう
14歳の女子中学生・永遠(とわ)と心を通わせられずに悩む母の美南子。
娘の悩みの原因が、「出生時に割り当てられた性別」と「性自認」が異なる「トランスジェンダー」であると知った美南子は…!?
我が子からカミングアウトを受けたら、友人が、親戚がLGBTであるとわかったら…?
日本の総人口の7.6%(13人に1人。「電通ダイバーシティ・ラボ」調べ)が「LGBT」であると言われている。左利きの人の割合と変わらないほど身近な存在である性的マイノリティの人々が直面する問題とは…!?
絵本とQ&Aで考えあい、話し合うきっかけに。
アメリカで大評判の絵本とQ&A形式で中・高生から実際にでた質問や疑問に答える本のセット。多様な性をとおして、それぞれの心と体に照らし合わせながら、自分らしく生きるとはどういうことかを考えます。
紀伊國屋じんぶん大賞2022 第2位!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2025年韓国語版出版決定!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※本書の定価は、2,600円+税となります。
※全国の書店にて、定価でのお取り寄せ購入ができます。
世界を知り、無知を知り、人間を知る。
偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。
彼らは世界で何が起きているのかをほとんど知らない。日本で流通している日本語だけの情報で満ち足りて、そこから出ることも、その外に世界が存在することも考えていない。日本の世間は日本語によって護られているつもりで、その実、その日本語によって世界から見事に疎外されているのだ……。
──第4章「クローゼットな言語」より
〈推薦文〉
頭が沸騰した。アメリカの「LGBTQ+」百年の歴史の豊饒を受け止めた著者の目に、すべての私たちの未来が映っている。
──池田香代子(翻訳家)
どのような過去が、現在を作り上げてきたのかーー。蓄積と切り離された、安易な現状肯定は、手痛い揺り戻しを招きかねない。日本とアメリカを行き来し、各コミュニティの内と外を見てきたジャーナリスト。彼だから描ける、歴史と、その先。
──荻上チキ(評論家)
この本にあふれる愛は、日米を問わぬ遍きマイノリティへの讃歌でもある。小さき者たちがこの半世紀、歯を食いしばってクリエイトしてきた歴史や文化を再発見した。
──津山恵子(ニューヨーク在住ジャーナリスト)
以前、島根県隠岐之島に歌いに行った時に頂いた小学生からの手紙に、「うまれてはじめてオカマさんをみました」と書かれていた。その時感じた素直さと違和感。その間を埋めるものがこの本にはある。
──中村 中(歌手・役者)
本書は厳密な意味で、「ゲイ」の歴史学であり、社会言語学であり、政治学であり、社会学であり、哲学だ。一つの視座から捉え切れない全体性を描き出している。最後に著者は当事者として一つの公式に到る。恋愛=ヘッセ的友愛+贈与としての性行為。友愛の力を欠けば、恋愛を持続することも差別せずにいることも不可能だ──僕は全面的に賛同したい。
──宮台真司(社会学者)
薬剤師の千景とスナック勤めのまゆ子。10年ぶりに再会した二人は、思いがけず一緒に暮らし始める。高校の同級生である二人が心に秘めた過去とは? 愛と性、心と体のままならなさを印象的に描く傑作。
●性は、体やベッドの上の話だけではない。人生そのものだ。
世の中にある、男性か女性かという無意識の二者択一の価値観ーー。
セクシュアル・マイノリティの当事者は、さまざまな状況でしんどさや嫌な気持ちを感じています。
この本では、セクシュアル・マイノリティの当事者が、
日々の生活や年代ごとに出会う困りごとに対して、どうすればよいかを答えていきます。
「本来の性別のトイレを使ってもよいか」、
「いじめを受けているときにどうするか」などの世代に共通する悩みから、
「パートナーと結婚の代わりに養子縁組をするとどうなるか」、
「パートナーが亡くなったときに葬儀やお墓はどうなるか」などの人生の転機にかかわる悩みまで、
数ページずつの66個のQ&Aが、具体的な解決策を届けます。
本の最後には、「相談機関一覧」と「おすすめの本・ホームページ」を掲載。
今困っていることを解決するためのあらゆる手段を1冊にまとめています。
また、セクシュアル・マイノリティの当事者が半生を振り返ったコラムには、
大きな葛藤や苦悩と向き合いながら生きてきた様子が、場面が浮かぶような言葉で書かれていて、
当事者の心の奥の奥にある本音の一部を知ることができます。
このような内容によって、セクシュアル・マイノリティの当事者や
当事者と一緒に生きている皆さんが持つ、不安や孤独といった気持ちを和らげて、
あらゆるセクシュアリティの人が、少しでも生きやすくなれるきっかけをもたらします。
思春期の読者が自分と他者の性を大切にしていけるよう、さまざまな性のありかたを学ぶことができるシリーズ。手にとるのが恥ずかしくない大きさやデザインを採用し、柔らかいイラストやマンガを通して、学校や友人関係などで生じる具体的な悩みや疑問を1つずつ丁寧に紹介していきます。シリーズ第1弾のテーマは「ジェンダー・アイデンティティ」です。
第1章 ジェンダー・アイデンティティってなんだろう? 「男子って言われるとモヤモヤするのはなぜ?」/ジェンダー・アイデンティティってなんだろう?/ジェンダー・アイデンティティのきほん/いろいろなジェンダー・アイデンティティ/「その性別」としてどうありたいか/シスジェンダーとトランスジェンダー/「モヤモヤしたままでもいい。自分は自分」
第2章 みんなが気持ちよく過ごすために 「制服を選ぶことは性別を選ぶこと?」/あなたとまわりの人、みんなが気持ちよく過ごすために/「絶対に差別をしない人」って本当にいるの?/性の違和感を緩和するために医療や法律でできること/カミングアウトする?しない?/カミングアウトされたとき/もしも、あなたがアウティングを……
第3章 性の多様性ってなんだろう? 「LGBTの人がいるから性は多様?」/あなたとわたしも多様性をつくるひとり/自分の性についてもっと知るために/性にかかわることば/もっと知りたい・話を聞きたい ほか