韓国の民主化と南北の統一。朝鮮半島では戦後の分断状況を克服し民族の和解と統一を実現するために南北双方が真剣な努力を続けている。
あたたくて、じょうぶで肌ざわりがよく、美しい、庶民の生活に衣料革命をもたらした綿と木綿。その歴史を貴重な図版150点余を紹介しながら辿り広く文化史、社会史、経済史の側面から考証し集大成した斯界第一人者によるライフワーク。
紅茶大好き人間である磯淵猛氏は、スリランカから自分でテイストした紅茶を輸入。紅茶専門店を開業して10年、そのノウハウのすべてを今ここに。
竹内銑一郎をして「これは食べねばならぬ『劇』ではないか」と驚倒・絶賛せしめ、たちまち岸田戯曲賞をひっさらってしまった岩松了、鮮烈のデビュー作!
政治権力は何故に、念の入った擬装や粉飾の助けを借りないと一本立ちできないのであろうか。その問題を全面的に、とくに実証的に究明することは、もとよりこの小著のよく為し得るところてはない。そこでここでは、真の姿を隠している、隠さねばならなくなる政治の、少くともその側面に部分的な光をあてるために、政治現象の中核にある「政治権力」の実体に、いささか理論的なメスを入れてみようと試みた。
明治に生まれ大正期で成人し、昭和初年から農業生産に従事した人たち自身の口述で綴る農村史。
本書は徳川幕府の瓦解により転身して帰農、茶の生産に従事、その腕を見込まれて明治新政府が抜擢、茶を江戸時代からの零細な生産から生糸と並ぶ日本を代表する輸出品に築き上げるまでその生涯を捧げた先覚者多田元吉を中心に明治期における茶業発展の歴史を纒めたものである。
史上空前といえる金あまり状況のなか続々と海外へ進出していった日本証券会社彼らの行動とそのもつ意味は何か?激動する世界経済の実態を明かす。
ナチ体制は、ドイツ国民の伝統的気質や諸特質の結果であったのか否か?また、もしそうであるとすれば、どの程度そうであったのか。そして、どの程度までナチス体制はヒットラー敗北後の今日、西欧の政治的伝統を継承する諸勢力によって克服されるべき異常現象と解されるべきなのか?本書は、民主主義体制を威嚇、あるいは支持する政治諸勢力の考察と分析を通して、ドイツの悲劇的な政治過程の諸原因を解明し、恒久平和を実現する上で、我々の依拠すべき政治諸勢力の理解を促す。