揺らぐ暴力の世界ー新たなジェンダー体制への理論的挑戦。世界では現在、いかなる暴力の物語が流通し、どのような欲望を語っているのか?文化表象分析と理論再考を往還しながら、「欲望・暴力のレジーム」の変容を読み解く。
女性「移住労働力化」はいかに国境を超えたジェンダー秩序の再編をもたらしているのか?家事労働、人身売買や身体部位取引も含む“再生産領域のグローバル化”が引き起す、家族・地域・国家・グローバル資本展開でのジェンダー再配置の連鎖を読み解く。
生体工学・情報工学は人類の存在基盤を変え、テクノサイエンスが社会を構築するにいたった。商業と一体化し、国家的プロジェクトともなった科学研究のポリティクスを読み解く。
フェミニズムの「勝利」、男性学の発展、バックラッシュ、ネオリベラリズムの衝撃…最新の社会情勢をふまえ、“ジェンダーとは何か?”からグローバルなジェンダー秩序までを明快に説く、すべての人に開かれたジェンダー学への招待。
深刻な紛争や「民族対立」、宗教や慣習法による女性たちの困難はどうして生まれるのでしょうか。アフリカの歴史や政治体系を知ることで、原因や解決方法を探ります。日本社会のひとびとが、偏見なくアフリカのひとびとと交流をしていくことの大切さを学びます。
本書は、日本、中国、西洋の美術史を対象とする一〇編の論文と、現代日本の写真を扱った一編の論文から構成されている。各論文をつなぐ共通点は、それらがすべてジェンダー論の観点から発想されているということである。
新しい美術史学。美術に刻印された性差を考える。日本・中国・西洋美術史研究者11名による一大論集。
歴史認識においてジェンダー視点をもち、その視点から戦後史を捉えなおすとどんな課題があるか。8つのテーマから、それぞれに内包されるジェンダー問題とは何かを学際的に解明した意欲的労作。各分野の第一線研究者による集団的成果。
『ジェンダーの生活経済論』(2000年刊)の全面改訂。現在の新しい個人、家族、世帯のあり方を十分に踏まえ、生活経済における課題に、福祉社会における主体的生活経営という視点を入れ鋭く迫る。給与所得者世帯の収入の源泉である賃金と企業の社会的責任を結びつけるほか、自営や、増えつつある年金生活者といった非給与所得者世帯の家計収支についても広く目を向ける。アンペイドワーク、貧困、多重債務、ESDと生活経済の関連にも着目する。
市場経済化する中国の市場・企業・家庭を知るための必読の書。中国人の働き方を、男女別のデータを用いて多角的に分析する。