人気ゲーム第4作のサウンドトラック。2枚組で65曲という大ボリューム。ところどころでちょっと『スター・ウォーズ』っぽくなったりもするが、コンポーザー・チームが「最終決戦っぽい雰囲気がいい」と語るだけに、最初から緊張感バリバリの音楽が並んでいる。
ミラノ・スカラ座管の選りすぐりのメンバーからなるアンサンブルを、十二分にうたわせたムーティの指揮が素晴らしい。カップリングの2曲の協奏曲は、ソリストの妙技が楽しめる。モダン楽器による新鮮なヴィヴァルディだ。
アリア集に夫君アラーニャとの二重唱など全曲録音からの聴きどころを加えたCD。得意の持ち役から「つばめ」の奔放なマグダまで、ゲオルギューならではの充実した歌唱を堪能できる。添付の映像やインタビューも興味深く、プッチーニ生誕150年を飾る好企画である。
中島みゆきの31枚目のアルバム。ロスで一流のミュージシャンを起用し、ハイ・クオリティなサウンドに仕上げている。柴咲コウに提供した「思い出だけではつらすぎる」のセルフ・カヴァーなど、注目のナンバーが目白押しだ。
イタリア系の名テノールたちが、その名を築いた時に必ずと言っていいほど取り上げるイタリアの歌の数々を、絶大な人気を誇る彼も取り上げた。大きな違いは、抜群のリズム感覚。発声を崩してもノリを大切にすることで、クラシックの枠を超えて楽しめるアルバムとなった。
2008年9月にデビュー後、同年『NHK紅白歌合戦』出場。エイベックス初の“avex trax”プロデュースによるユニットの全曲タイアップ・ソングというスペシャルなファースト・アルバム。“身近な親しみのある女の子”というユニット名の由来そのままに、トキメキに満ちた傑作。
ボチェッリのナポリ民謡を含んだイタリア・カンツォーネ集。テーマは“愛”。母への愛、女性への愛、土地、街、国への愛を歌っている。ボチェッリが子供の頃から親しんできた歌がたっぷりと楽しめる。
モントルー2回目の登場となった、サンボーンの84年のステージをパッケージ。人気絶頂期ならではの興奮のパフォーマンスを繰り広げる。さらに81年のモントルー初登場時のステージを収録している。
デビュー曲「BLOOD on FIRE」から2009年1月リリースの「旅ダチノウタ」までのシングルを、ノンストップ・ミックスで収録したリミックス・ベスト。新たな輝きを与えられたトラックは聴きごたえ抜群だ。
吹奏楽ブームを背景にヒットした『吹奏楽ベスト100』に続く第2弾。サザンやユーミンほかニュー・ミュージック系のポップス編、前回収録しなかったオリジナル作品編、クラシックの編曲ものという3部構成となっている。
新潟在住女性シンガー・ソングライターの、インディになってから初のフル・アルバム。祈りを捧げるかのような深い恋愛感情を、民謡に近い独特の節回しで歌うというスタイルは、ますます磨きがかかった印象。アコースティックを主体とした堅実な演奏も秀逸な佳作。
ヴェルディ没後100年を記念して、ムーティ&スカラ座がヴェルディの故郷ブッセートで上演した「ファルスタッフ」。1913年にトスカニーニがヴェルディ生誕100年祭で上演したものを忠実に再現している。