いもうととぼくは、だいたい、なかのいいほうだと思う。ところが、いもうとのやつとんでもないことを、やらかした。悪気じゃないのはわかっているけど,ぼくは、おこった、おこった、おこったぞ!妹のいたずらに憤慨したお兄ちゃんが、どうやって自分の気持ちをなだめ、妹を許していったかを、ユーモラスに描いた絵本です。子どもの心の成長の一端を語ってくれます。
芥川がいつも冷たい皮肉屋であったわけではない。むしろ本当に願ったものは、人間の本来持っているやさしさである。そのような芥川のやさしさが出ている作品を主とし、さらに空想的世界のひろがりを見せてくれる伝奇的な作品等をえらぶことにした。小学上級以上。
イタリアのミラノで生まれたアバドさんは、現代の最高の指揮者の一人とたたえられています。そのアバドさんが、子どものころの幸せな音楽との出会い、指揮者を夢みるようになったいきさつをふり返り、また、オーケストラの構成や各楽器の説明、シンフォニーやオペラのことなどまで、やさしくあたたかい語り口で伝える、音楽入門絵本です。
ある日ジョージは、とてつもないことを思いついた。これが成功すれば、いじわるなグランマも、かわいいおばあちゃんに生まれ変わるかも知れないよ。
18世紀の暮しを今も守るアーミッシュ宗派の村。大地とともに生きる、少女ケティと家族たちの簡素で素朴な物語を通し、現代社会が見失った、真の人間らしさを伝える。
生まれてから一人前になるまでの成長の様子を、かわいいカラー写真と動物たちのゆかいなおしゃべりで説明。あらゆる生きものへのやさしい愛の心を育む、学習絵本です。
将来の図書館サービスのあり方をめぐって、図書館の価値と目的を見据えながら、現場に立脚した広い視野から、実用的・現実的な提言を行なう。
本書は、東京大学出版会のPR誌『UP』に、一九九一年から三年まで、三年間にわたって連載したものをまとめ、またこれを機に、ドローイングについての序論を書き足したものである。
本と人を結ぶ「橋わたし」として。図書館司書は、国民の知的自由や、学習する権利を保障する機関である図書館の社会的使命を支えるとともに、文化の伝承と創造にも寄与する重要な役割を担っている。本書は、司書の仕事の内容を具体的に紹介し、あわせてその全体像を明らかにする。
『アリババと40人の盗賊』は、『アラビアンナイト』のなかで、よく知られた話のひとつです。アリババが、盗賊とその頭のしかえしから逃れられるかどうか、最後までわからないスリルとサスペンスに満ちて、不思議な世界に引き込まれます。ところが、この物語のほんとうの立役者は、賢い召使のモルジアーナです。彼女は機転をきかせて、アリババの命を救います。この物語をオーストラリアの新進女流画家マーガレット・アーリーが、極めて見事に、繊細に、装飾風な優美な絵本に仕立てあげています。ペルシャの細密画の様式を取り入れた画面は、時代を超えた魅力をもつ人気あるこの物語に実によくマッチしています。
と〜ってもたいくつなある日ぼくはやねうらにのぼった さいしょはからっぽだった でもたんだんとふしぎな世界が…!?夢と冒険のファンタジー。