1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだったー。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)
世界の図書館物語を探訪する。図書館の物語を求め、多くの国や時代を横断する中で、思いがけない“本と読者の世界”が出現した。この一冊によって、“図書館”はこれまでになかった輝きを放つことになるだろう。異色の図書館論の復刊。
現存する世界最古の図書館では貴重な写本のデジタル化が進められ、荘厳な修道院建築の図書館では結婚式が開かれる…図書館は時代と共に進化しています。国家による検閲がかけられた記事を公開し、権力と戦うバーチャル図書館、老若男女、障がいがあっても利用できるよう工夫を凝らした図書館、砂漠の中で気象変動から本を必死に守っている図書館もあれば、宇宙船のような最新建築で文化開発プロジェクトの中心を担う図書館もあります。本書では、人々が集まる空間を提供し、知識を共有して次世代へ繋ぐために進化を続ける「53の図書館」を美しい写真とともに紹介。図書館の使命や役割、あり方についても改めて考えさせられる1冊です。
図書館が扱う情報資源にはどのような種類があり、図書館はどのような方針のもとで自館に仕入れる資料を選別しているのか。そして、図書館員は選書のための書籍や著者の情報をどのように収集しているのか。公立図書館を中心に、現場への取材に基づいた具体的な事例紹介と豊富な図版・資料から解説する。
ねえ?世界を、物語を好きに変えられたらどうする?もし先生にいじめられたら?つらくて学校に行けなくなった守に悪魔の誘いが…!?
盗まれた名作を取りもどせ!あの名作が、わがまま魔王にめちゃくちゃにされちゃった!物語をもとに戻すのに必要なのは3つのキーワード!図書館で出会った「ヘンゼルとグレーテル」。ヘンゼルとグレーテルが大げんか!ヘンゼルが魔女に食べられちゃった!!なんだか話が壊れてる…。世界中の物語を守っている世界の図書館からSOS!ミッションは物語から盗まれたキーワードをさがしだし、物語の世界を守ること!異世界での大冒険、はじまる!
学校がつらい!今いる世界がつらいと思ったら?わがままで身勝手だからおもしろい?『ギリシャ神話』の世界を「正しくして」と頼まれちゃった!?
3回ミスしたらもう終わり!!終わらない本の世界に閉じこめられちゃった!謎を解いて、『千夜一夜物語』から脱出せよ!学校でいちばん本を読んでいる自信がある葵。ある日、クラスメイトの宗介の小説を読み、自分も物語を書こうとするが1文字も進まない。そんなとき、ふしぎな猫から、物語を救う冒険に誘われて…?「こんなのありえない。」が口グセになっている葵だけどアラビアンナイトの世界を救えるの?
このパートナー、ヤバすぎる!!あの名作がどこか変?物語をなおすミッションの相棒は、超ネガティブなあの作家!?明るくて元気いっぱい、友だちいっぱいなひなたはハッピーエンドが大好き!転校生に会いにいった図書室で、ふしぎな猫からアンデルセン童話の世界を救うことを頼まれて…?「おもしろそう!」と軽く引き受けたところ、冒険の相棒の性格がまるっきり正反対で…!
焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んだのか/読めたのか。ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。
漢字の組み合わせで語彙力アップ!初級から中上級レベルの漢字(計200字)を使った生活の日本語(約1,900語)を学習しよう。「車に乗る=乗車」(動作とその対象)、「勝ちと負け=勝負」(反対の意味)のように漢字の組み合わせ方を考えることで、漢字力も語彙力も同時に身につく。