この間まで都会の街角や路地裏に溢れていた子どもたちの喚声や笑顔は、どこかに消えてしまった。著者がライフワークとして17年間にわたり撮り続けてきた膨大な写真から精選した150余枚は、いきいきとした子どもたちの姿を伝えている。同時に戸外遊びが少なくなり、子ども文化が変容してきた意味を問う。
ときには笑いさえあった…ウィーンに育ち、ナチスから逃れて17歳で単身イギリスに亡命した著者が、少年時代のユダヤ人迫害や、ロンドンの難民生活を思い出す…-ドイツの人気詩人E.フリートの本邦初訳。
まばゆい陽光、そして輝く海ー教会、古城、美術館など見どころいっぱいのナポリを始め、古代遺跡のポンペイやエルコラーノ、リゾートのカプリやソレント、そしてバジリカータ、プーリア、カラブリア三州の知られざる観光地にいたるまで、南イタリアの歴史と旅と食の楽しみを余すところなく伝えます。
時空を翔る若き芥川賞作家の肖像ー本書は、NHK総合テレビが平成11年度に放送した番組「トップランナー」を、単行本として新たにまとめたものである。
果たして“近代”は終わったのか?錯綜を極めるフランスのユダヤ人の軌跡を追い、民族の20世紀の意味を問う。10年の作業を経て、新鮮な視角と緻密な思考が織りなす、注目の気鋭の長篇論考。
えっ、マンガってこうやって描くんだ!えっ、マンガってこうやって読むんだ!手足の描き分け・年齢による身体のバランス…など具体的な指導に始まって、「マンガは透視図法で描いてはいけない」「マンガの人称は、こう考える」「マンガの命はリアルではなくリアリティ」など、思わず「なるほど!」とうなる指摘がいっぱい。歴史に残るマンガ論。