宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。
日本語教育の空白を埋める。言語理論、言語教育理論をどのように現場に活かすかという観点から、日本語教育の参考にもなり、また学生の復習や独習用にも使える例文・問題シリーズである。
庭園と建屋との「ありやう」は、所詮そのフィジカルで人工的な「見せかた」と、自然に備ったヒトの目による生理的・心理的な「見えかた」に帰するのである。本書は著者が「日本庭園と建屋の関連に関する一連の研究」として1988年度日本デザイン学会論文賞を受賞した著作を基にまとめられたものである。
国際政治や経済の舞台で強く指摘されはじめた新しい社会システムの構築ー持続可能な環境での経済成長ー。しかし、これを一気に実現することは至難だ。まず、足元の環境問題をもう一度振り返り、過去から現在そして明日へのレールを敷くことが大切ではないか。行政マンとして頂点をきわめた筆者が環境と経済の激しいあつれきを飄飄とこなし切ったその素顔とは!?
本書は、はじめて統計を学ぶ経済・経営系の学生を対象に、経営における意算決定の道具としての統計学の基本を体得できるように意図するものである。統計学の一般的な説明を身近な例や企業に関する数値例を数多く取り入れて行い、経済・経営で頻繁に用いられる内容として、回帰分析と時系列分析を詳しく述べる。特に時系列の一般的な考え方と、種々の経済指数の作り方、会計情報の利用、株式市場の情報についても言及する。
近年多くの論議をよんだ国際経済の主要問題を理論・実証の両面から考察する。内外価格差・経常収支インバランス・為替レート変動・国際通貨・政策協調など、国際取引・市場・通貨にかかわるさまざまな国際経済問題を明快簡潔に論じており、学生・社会人が国際経済の実像を把握し、その理論的な考え方を修得するのに最適のテキスト。
本書はイオンに焦点をしぼり、米山先生お得意の対話形式で読物風に仕上げられています。
小児麻痺、極貧という悲運を克服。命いっぱいに生きようとする若き事業家の経営語録。
本書は、長年多くの子どもたちの心理治療に携わってきた著者が、その経験を生かし、小児心身症を子ども特有の世界から臨床的にわかりやすく解説したものである。
一般に言葉とは、思考を表現するものといわれている。しかし、本当に心の中にあるすべてのことを言葉にできるのだろうか。自然の美しさ、恋の思い…言語に絶するこれらを表現するために古来より用いられてきたのが「言葉のあや」=レトリックである。『古今集』などの和歌から現代のコマーシャル・コピーにいたるまで、日本人の言葉の秘密をさぐり、さまざまなレトリックの可能性を論考する。
戦前から今日までの日本の造船所の歴史と、技術開発の積み重ねを自らの経験により解説し、未来を構築するための提言を行う。
“東京の達人”枝川公一と歩く多様族都市TOKYO味覚のエスノロジー。
本書は、普段の生活に密着したなかから考案され、主として明治時代に特許登録されたささやかな発明ばかりを取り上げている。