大発明に寄与したのは歴史に残る一握りの偉人だけではない。むしろ、名もなき市井の人びとが目の前の問題と格闘するなかで予期せず生まれたりもする。外的影響も無視できない。「ぜいたく品」が「あたりまえのもの」になるまでの苦労の道程、そして奇跡とは。
元同心のご隠居・森口慶次郎は、花ごろもでただ食いを働いた大吉のため一肌脱ぐが(「理屈」)、店を潰した新七は、鰻職人の道を諦められず酒に溺れる(「断崖絶壁」)、岡っ引の吉次は善人と評判の太田屋の過去を嗅ぎつけ、執拗に探る(「隠れ家」)など珠玉の8編。
ある夜、刑務所から、ひとりの囚人が脱走したー。恋をかなえるアプリ、錬金術、賢者の石、魔鏡、滅びの予言…。「黒魔術師・カオス」と名乗るその男は、人々を罠にかけ、恐怖におとしいれていく。真実たちは、闇の魔術に勝てるのか!?
峻険な頂きにそびえるターケル城は訪れた者は皆帰らぬ人となる魔の城である。ダナム、ラジュ、セイゲン、“ポンポン”タギギのゴーント四兄弟は、宝捜し屋として城へ向かう。一方、調査団で唯一城から生還した少年カナンは何者かに攫われる。ターケル城が実は二代目の城だというその意味とは?
「スクロール」する新感覚・歴史教養本。もし、あの武将がSNSをやっていたら…?
ロジスティクスは軍隊の「ライフライン」である。メディアでは最前線の戦いの場面ばかりが話題にされ、遠隔地に軍隊を移動させ、兵士に糧食や水を提供し、必要な武器および弾薬を運搬するという、戦いの基盤となるロジスティクスの側面はほとんど注目されない。だが、ロジスティクスが機能不全に陥れば、世界最強のアメリカ軍といえどもほとんど戦えないのである。本書は、第一級の軍事戦略研究者が、シュリーフェン計画、ロンメルの戦い、ノルマンディ上陸作戦、湾岸戦争、テロとの戦い、ウクライナ戦争などを題材に、ロジスティクスの重要性について明快に解説。
仕事にも日常生活にもすぐに使えて効果バツグンの決定版。「仲が悪いわけでもないのに、なぜか話が噛み合わない仕事仲間」「リニューアルした新商品を丁寧に紹介したのに、『前と何が違うの?』と聞き返してくるお客さま」…こんな悩みも「型」にあてはめて伝えれば一気に解決。2万人超の話し方指導を行う“説明のプロ”が即効フレーズと共に平易に解説。
多くのCEOや経営幹部を指導してきた著者によれば、組織で上に行く人には共通点があるという。本書は、成功した人が対人面でやってしまいがちな20の悪い癖を上げ、こうした悪癖を改善し、人間関係力をより高める方法を独自の語り口で指南する。1時間25万ドル超のエグゼクティブ・コーチの教えが凝縮された1冊。
大人になってから悪い習慣を変えるのは難しく、最後までやり遂げるのはもっと難しい。どうしたら、なりたい自分になれるのかー。私たちの行動を決定づける「トリガー」を解明し、トリガーをあえて味方につけて行動を改善し、良い習慣を長続きさせる仕組みをつくれ。コーチングの神様と呼ばれる著者が、セルフ・コーチングの極意を伝授する。
無印良品、ファミリーマート、パルコ、西武百貨店、西友、ロフト、吉野家ー。これらはいずれも、堤清二という男が一代でつくり上げ、解体された「セゾングループ」という企業集団を構成していた。堤が時代をどのように捉え、どのような限界がグループ解体をもたらしたのかを明らかにする骨太のドキュメント。
Snow Manの深澤辰哉さんがAERAの表紙とロングインタビューに登場
「Snow Manにゴールはない」
AERA2月12日増大号の表紙にはSnow Manの深澤辰哉さんが登場。初のホームドラマに挑戦中の深澤さんが、演じることへの思いや「居心地の良さが別格」というグループの仕事にかける思いなどをたっぷり語ります。
放送中のドラマ「春になったら」で初のホームドラマに出演している深澤辰哉さんは、ナチュラルな日常会話を重ねていく今回のような役を「一番演じるのが難しいジャンル」と言います。2クール連続でのドラマ出演については「お芝居に対する興味と意欲がどんどん湧いてきている」と語ります。個人で大活躍する一方、もちろんグループでの仕事は格別の楽しさがあるそう。「やっぱりSnow Manっていいな、と前よりも思うようになった」「誰かの仕事ぶりを見ることで、自分もいい影響を受ける」と語ります。そのSnow Manについては「僕ら、ゴールは決めないんです。いろんなことを達成したとしても、結局またそれより高い目標が更新されていくだけなので」と言い、今後もさらなる活躍に思いをはせています。表紙とグラビアの撮影はもちろん蜷川実花。深澤さんのかっこよく決まった表情や柔和な笑みなど、さまざまな姿を捉えました。ぜひ誌面でご堪能ください。
●巻頭特集:叱れない社会
暴言や暴力などのパワハラは論外ですが、優しいだけでいいのだろうか、と悩む上司や親、先生、スポーツ指導者などの声を多く聞きます。叱らないということは、部下や若手、子どもたちの成長や改善の機会を奪うことでもあります。ではどういう叱り方がいいのでしょうか。前提として、「叱る」と、感情のままに「怒る」のは違うということを肝に銘じる必要があります。また、叱る際にも「前から言ってるけど」など「過去を持ち出す言葉」や、「なんで?」など「責める言葉」といった4大NGワードがあります。スポーツの現場では、今年の箱根駅伝で7度目の総合優勝を達成した青山学院大学の原晋監督や、バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督など、厳しさとポジティブさを兼ね添えて強いチームを作り上げる名将もいます。幅広い取材を通して、「叱る」について考えます。
●トランプ旋風再来の背景
米大統領選の共和党指名候補争いで、前大統領ドナルド・トランプ氏の快進撃が止まりません。年初の予備選ではライバルに圧勝、同党指名候補になるのは確実とみられています。熱狂的に支持する人たちはどんな人で、何を目指しているのでしょうか。象徴的な変化は、2020年の大統領選挙で、ジョー・バイデン大統領を勝たせた強力な支持者だった若い世代も、トランプ支持に流れているということです。これら米国の現在地を、現地ジャーナリストがルポします。
●「大宮エリーの東大ふたり同窓会」 ゲスト・小川哲
東大卒を隠して生きてきた大宮エリーさんが、同窓生と語り合い、東大ってなんぼのものかを考える連載の20人目のゲストは作家の小川哲さんです。作家生活に興味津々の大宮さんが「飲みに行ったりするんですか」「朝型ですか、夜型ですか」と、単刀直入に質問を繰り出し、小川さんも作家ならではの感覚や生活スタイルを率直な言葉で語っています。今号から4回続く対談をぜひ合わせてご覧ください。
●「松下洸平 じゅうにんといろ」 ゲスト・JQ
大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、シンガー・ソングライターのJQさんとの対談が続いています。今回は、JQさんが20代後半で一度「音楽をやめようとしたことがあった」と告白。松下さんも「僕もそんな時期がありました」と応じ、互いの貴重なエピソードを語り合います。柔らかい光のなかで撮られた、二人の素が垣間見える写真の数々と共にお楽しみください。
ほかにも、
・漫画や小説など作品の映像化 トラブル防ぐには
・自民党 最大の危機は人材不足
・株価も配当も育つ 利回り4%日本株 新NISA向け30銘柄
・インボイス初の確定申告 払いすぎにも注意
・さかさま発想、夢を後押し 損得を超えたお金以外の価値とは
・紀子さまとキャサリン妃 「嫁いだ2人」と「制度」と
・いまを生きるアイヌ文化
・ここが「太陽の向こう側」 OVER THE SUNイベントルポ
・向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・現代の肖像 花田菜々子・蟹ブックス店主
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強権の共産党が土地、カネ、人、モノを支配する異形の市場経済モデルが不動産バブルを作り出すのだが、それを支えるのがデフレ日本である。「30年デフレ」の日本で生み出されてきた巨大な余剰資金は、ニューヨークなど国際金融市場を経由して、中国本土に流れ込み、中国経済膨張の原資になってきた。日本の脱デフレとそれに伴うカネ余り解消こそは、習近平体制にとって大きな打撃となりうる。