地球に襲いかかる最悪のシナリオ。それはすでに始まっている!気候変動が大量虐殺を生み、地域社会を崩壊させ、資源争奪戦を引き起こす…。誰も逃れることができない驚愕の最新情報。
エリーズは夫の葬儀のさなか、くずおれそうになるのをこらえていた。夫はエリーズを脅迫までして結婚へ持ち込んだものの、散財と浮気を繰り返したあげくに亡くなった。ローマに彼が購入したアパートメントを売却しなければ、明日からの生活にも困窮するだろう。途方に暮れるエリーズに、意外な人物が助けを申し出た。夫の雇い主で大企業の経営者ヴィンチェンテだ。危険な光を放つ彼の瞳に魅せられたように、エリーズはローマへ一緒に行くことを承諾してしまう。
本書は、入門編に続いて、タイ語の文字を少し読めるようになった日本人のために、タイ語を読む練習、基本的な文法と会話をまとめた。
隠岐に生きる漁師と、国際犯罪に呑まれていくかつての旧友。怒涛を越え対峙する男達の凄絶な運命の廻航-「熱い潮衝」。
沖縄で「木の家」を建てたい。木造の不安や疑問にすべてお答えします。
インドから「光り輝く島」(スリランカ)へ移住し、小さな町の駅前で粗末な茶店をいとなむ男、レンガサーミ。タミル人の彼は、シンハラ人優位の社会で、シンハラ人になりきろうと健気な努力をかさねてきた。妻と年ごろの娘との、貧しいながらも平穏な生活。だが、彼がきずいた人生は、町の映画館でおきた些細な出来事をきっかけに一変するー。仏教とヒンドゥー教、シンハラ語とタミル語…さまざまな民族と文化がせめぎ合う国スリランカ。その複雑な社会で、少数派として生きるレンガサーミの姿を、シンハラ人の「私」が友人の眼で描写する。開発の波に洗われ変わりゆく町を舞台に、スリランカの根源的な問題を浮き彫りにした力作長編。
極論すれば、地球が温暖化していようがいまいが「温暖化対策」は必要だ。脱・化石燃料が実現できなければ、人類に未来はない。科学的データに基づく20の論点から、温暖化との正しい付き方を説く。
ジーナはキング家の長男アダムに、長年恋心を抱いている。だが、彼はジーナなど眼中にないらしく、永遠に片思いのままだろうとあきらめかけていた。そんな折、ジーナの父がとんでもないことをしでかした。以前から父の土地を欲しがっていたアダムに、娘と結婚するならば売ってもいいと持ちかけたのだ。ジーナはその勝手すぎる行動に憤慨し、アダムがすぐさま断ってくれたことに胸をなで下ろすが、ふと考えた。もしかしたら…これはチャンスなのかもしれないわ。後日、ジーナはアダムのもとへ向かった。ある決意を胸に。
松本清張の原作を大映テレビが映像化したサスペンス・ドラマ・シリーズ。ベテラン家政婦・信子が出向いた家の5人家族は、一見幸せそうだが……。市原悦子主演、後の『家政婦は見た!』の前身となった謎解きミステリー。
記憶喪失のエマニエル。心理療法を施すと、奴隷市場で売られかけた恐怖などを思い出し始める……。モデル出身のナタリー・エールが均整のとれた肉体を惜しげもなく披露したシリーズ第6作。
2009年にデビュー30周年を迎えるCHAGE&ASKAのアルバムを、初回限定でSHM-CD化。映画『真紅な動輪』のサウンドトラックとして82年5月にリリースされた作品で、インスト・ナンバー4曲も収録。
彼は異国の地で、薬と酒を飲みすぎて死んだ。…たったそれだけの、新聞の三面記事に数行で表現される事実だけが真実なのであり、それ以外のことは何も詮索すべきではないのかもしれなかった。だが私は、何としてでも、彼の中にあった闇を根こそぎ白日のもとにさらけ出してみたかった。彼が本当に見ていたものを見て、彼が感じていたものを感じてみたかった。そうした、渇きにも似た強烈な思いが私の中にはびこり、だからこそ私は今、この街にやって来たのである。-幸福な日々の中に突然訪れた婚約者の死の知らせ。一年後、死に至る彼の足跡を追って、女はヨーロッパへ向かう。パリ、ブリュッセル、そしてアムステルダムへ。風の中に消えた彼と再び出会うための旅の記録。
夫との愛のない生活に悩むマギーは、ある日、大農園を経営する義父が癌で余命幾ばくもないことを知る。テネシー・ウィリアムズの戯曲を赤裸々に映像化した作品。引退宣言をしていた“リズ”ことエリザベス・テーラーの復帰後初主演作。