「うちのいぬがいない!」「すわるいすがないわ!」いろんなものがなくなってみんなこまっているよ。きえたものをみつけるマジックルーペでさがしてあげよう。きみはうまくみつけてあげることができるかな?こどもからおとなまでみんなでたのしめるあたらしいさがしっこえほんだよ。
自ら期するところあって晩年八年間の歳月を費やし、残り火のすべてを、爆発的に燃焼させて執筆した五巻九冊に及ぶ白眉の“伊藤戦史”の冠頭をかざる感動の代表作。後世に語りつがれるべき太平洋海戦史の決定版。
大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事、通称“ブンと総長”。そこに東京から研修に来た若手キャリアが加わり、大阪と東京の文化の違いに角突きあわせながらも、巧妙に仕組まれた殺人事件を追う。高速道路での乗用車爆破に始まった事件は二転三転し、意外にも偽装海難事故が姿を現す。複雑に入り組んだ海運業界の利権を巡る連続殺人事件を描く、黒川博行初期の最高傑作。
贈答品やお年玉袋に使われる「のし」はアワビで作る。病気平癒、長寿、魔よけにも用いられ、結納でも欠かせない縁起のよい貝だ。縄文の昔から現代にいたるまで、日常の生活や風習に深くとけこんでいるアワビと日本人との意外な結びつきを二十一世紀に伝える。
近代的なスタイルの国語辞典の第1号『言海』は、「読める辞書」としても絶大なる人気を誇ってきた。語釈には「堂々めぐり」がほとんどなく、意味の本質に迫るキリッとした名文づくし。とりわけ動物・植物・鉱物などの語釈がシブい。ユーモアすら漂う。明治時代の俗語もまじり、方言などの注記もある。用例も豊富で、古典のアンソロジーのような一面も。巻頭の「語法指南」は日本最初の近代的な文法書として愛用された。明治のことばの辞典として、また古語辞典としても役に立つ。国語辞典として使うための詳しい解説つき。縮刷版(明治37年)の内容をそのままの大きさで覆製。
『玉砕すべきも瓦全なること能わず』の美名の下に、太平洋戦争において積み重ねられた玉砕戦ー酸鼻を極めた悲劇の戦場、マキン、クエゼリン、タラワなど十一の島々で、“太平洋の防波堤”として米軍の物量攻撃と対峙した守備隊将兵の肉声で綴る感動のノンフィクション。白砂に刻まれた兵士の血と汗の跡を辿る。
おかあさんとつくったジャムを、フローラさんにとどけたサラは、なないろのキャンディーを、おれいにもらいました。サラは、それをだれにあげようかかんがえると、わくわく。まずサラは、おかあさんのところへいって、しろいキャンディーをあげました…。
ティモシーは、はっとめがさめました。ともだちのミリーがよろこんでいるゆめをみたのです。さっそくミリーをたずねたティモシーは、まどべにすてきなかだんをつくると、つたえました。つちをほりかえし、フローラさんからいただいたたねをまきました。
幕末から明治にかけて、日本の近代化を担った逸材たちとの「一期一会」というアングルを通して“天馬”前島密の半生を描いた、書き下ろし痛快歴史小説。
韓国での激しい街頭デモの映像や、サッカーW杯時の熱狂ぶり、そして北朝鮮に関する様々な報道。私たちの周りにある朝鮮半島についての情報はいつも刺激的だ。また、それをめぐる議論もいつも熱い。ある人は朝鮮半島の人々の言動を嫌悪を込めて批判し、またある人は、同じ朝鮮半島の人々とのバラ色の未来を熱心に語る。なぜ朝鮮半島については、ほかの国々や地域を論じるときのように、冷静に議論できないのだろうか。本書は、そんな私たちと朝鮮半島の間にあるこじれた問題の構造を一つ一つ解き明かし、問いかける。あなたは朝鮮半島をどう見るのか、と。
欧米の列強と肩をならべた九五式戦闘機から太平洋戦争終焉で陽の目をみることなく潰えた幻の新鋭機までー世界最高水準をきわめた零式艦上戦闘機、飛燕、紫電改、疾風、五式戦、全幅六十三メートルをこえる巨人機・富岳など、幾多の魅力あふれる傑作機たちを収録。ファン待望のイラスト版・日本の名機集大成。