隣国から謎のミサイルが飛来して…ストーカー女から料理のもてなしを受けて…飛び乗った新幹線が冷凍庫化して…元プロレスラーの嫁に浮気がばれて…突然、「おれ」を襲うユーモラスでありながらも、じわりと怖い出来事の数々。まさか、温泉のマッサージ椅子で磔になるなんて…「うひょー」「うおーっ」「わあっ!」思わず叫んでしまう、シーナ的オモシロ怪奇な13篇。
男は十和田湖畔で、頭を丸坊主にされ唇には紅を塗られて殺されていた。そして第二の殺人は、座敷童子が出るという岩手県金田一温泉の宿で起こった。ナイフを突き立てられながら一滴の血も流さず息絶えた女の側から走り去る座敷童子!伝説に彩られた猟奇殺人の真相を求めて、志垣警部は豪雪の東北へ。
NHK総合テレビで放送中。読むだけであたたまるホントの温泉好きのためのガイド。平成11年度放送分の42温泉を紹介。
噴火の猛威に突如遭遇した人々。被災者サイドから書かれた現地報告は、国立公園として美しく復興した現代にも、生々しく惨状を訴えかけてくる。大事なことは、それを正しく認識し、貴重な布石とし、防災や救済活動に対する個人レベルでの関心を高めていくことではないだろうか。
博覧会はテーマパーク!都市に忽然と現れる巨大パビリオン群。一瞬の祝祭のために、男たちは知恵と技を競い、自らの夢と野心をかけた。博覧会を支えたランカイ屋の人生の物語。
日本の近代文学は湯ぶねの中から生まれた。東に締め切りから逃げてくる先生あれば、西に世を忍び不倫に走る作家あり。温泉は時に彼らを癒し、時に虜にする。夏目漱石、森鴎外から川端康成まで。知られざるエピソードを混じえながら、古き良き時代の温泉とそこに遊ぶ文士たちの交流を描く、異色温泉小説。
本書は、土木工学、火山学、砂防学、地質学、地理学、土壌学、公衆衛生学、社会心理学、公共経済学、行政学などが有機的に連携し、システム化することを目指している新しい学問分野である火山工学をより多くの読者に理解していただくために、Q&A方式で解説したものである。
中庭には大きな欅とマンゴーの木、ブーゲンビリアとベゴニアの咲き乱れるアパートに、性を超え、年齢を超え、家族の枠を超えて、いま独身者=毒身者たちが集うー。新しい人間像を描く、鮮烈な小説群。
大村崑に突撃取材「オロナミンCが人生を変えた」、いま決定する「良いホーロー看板悪いホーロー看板」、看板製造工場セキララ見学記。そして「戦前に張られたホーロー看板」の秘密、山口百恵と富士ヨット学生服の関係、ホーロー看板品評会などなど…。これぞ笑いのワンダーランド。
隠れた秘湯、128湯、281軒大公開。温泉旅行マニアが自腹で選んだ温泉ランキング。
日本全国、1000カ所以上の温泉をまわった温泉衛生コンサルタントが教えるレジオネラ菌問題の実態と対処法。
「アジア人お断り」。もし海外でこの看板を目にしたら、どう思いますか?「外国人お断り」という看板を掲げた小樽市内の入浴施設が、一律に、外国人のような外見の人の入場を拒絶した。これは人種差別ではないのか?ある外国人らはそう抗議を始め、この問題が世界的に知れ渡った。そして永年、市をはじめとする行政がこうした状態を放置したため、入浴施設と小樽市を提訴し、現在も裁判は継続中。この問題の発端から現在までを原告の一人、有道出人が書いた本書は日本に鋭く問いかける-日本の真の国際化とは何か?日本における人権とは何か。
大平原を埋め尽くす広大な溶岩原。標高4,300mの高地に湧き出る温泉。中国の大地を地球科学的に調査する。
長者原くじゅう登山口から峠を越えて歩くこと約2時間、四面を山々に囲まれ、高山植物の宝庫でもある坊がつる湿原を一望する標高1303メートルに法華院温泉山荘がある。くじゅうに魅せられてやって来る登山者たちの疲れを癒す山小屋として古くから親しまれてきた。本書は、この山荘で働きながらインターネットを通じて書き続けた著者の日記(2001年7月〜2002年6月)をまとめたものである。