結婚欲満々の麻美。叔母の経営する結婚相談所で働くことになるが、これがとんでもない世界で……。結婚に振り回される男女の滑稽な姿を通して、結婚の意義を考えさせられる物語。(解説/中江有里)
女が本流、男はサンプル!?
世の中、男女半々で相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのかー生物学、遺伝学をふまえ、縦横無尽に分析・考察。表題を含め4本の、著者最初で最後の爆笑講演録集。
奇妙の扉はすぐそこに…!?
新しく赴任した中学校で、初めての授業に向かった新米教師・名城恵子。
だが、生徒は無表情なまま全員着席。教室後方の長机には、黒スーツを着たこれまた無表情な男女。
そしてその横には電光掲示板……。電光掲示板の数字は、恵子の発言や、それに対する生徒の言動によって変動するようだ。
いったいこれは……?
ー『雰差値教育』など、大人気テレビ番組『世にも奇妙な物語』から4つの物語をお届け!
美しい中年女性への憧れと清純な少女との恋…。ブルターニュの海岸へ夏のヴァカンスにやってきた少年フィル。性に目覚めた若い男女の心の揺れを描く青春小説。(解説・手塚伸一/鑑賞・田辺聖子)
大晦日、ロンドンの飛び降り自殺の名所、トッパーズ・ハウスの屋上で、人生に別れを告げようとして上った失意の男女4人が鉢合わせをする。互いの身の上を語り合ううちに、期間を決めて、もう少し生きてみようかという話になり…。全く違うタイプの男女4人が次第に奇妙な友情をはぐくみ、もう一度人生と向き合おうとする姿を、個性豊かな各々の独白でユーモアたっぷりに描く。
恋人でも家族でもない、猫好き男女3人暮らし。
書店で働く40代お一人様女性の灯は、30代女医の鹿乃子、20代のインテリアショップ勤務の男性・仁、みんなの愛猫のミカヅキと仲良く暮らしている。熊本でごく普通の人生を歩んできた灯にとって、人生で一番【普通ではない生活】をしているものの、その生活はとても楽しくて……。三日月の様に満ちていく途中の、迷えるオトナ3人といとしい猫の共同生活物語。
美しい札幌の街を舞台に、不思議な巡り合わせの男女が繰り広げる、かなわぬ愛と葛藤の物語。「リラ冷え」という言葉は、この小説から生まれた。解説は北海道出身の桜木紫乃。
謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
突如、各地から誘拐され集った24人の老若男女。その目的とは、再び学生生活を送るというものだった。しかし、クラスの中に異質なバケモノが紛れていて…。
謎が謎を呼ぶブラックジョークサスペンス! 第1巻!
男は、いけない。女もいけない。いけない二人が一緒にいるから、なおいけない。けれど1人じゃまたいられない…。ついたり、離れたり、危うい男女の関係を編んだ作品集。(解説・川西 蘭)
女犯僧らしき流人と懇意になってしまう八丈島の娘、江戸に逃れて夜鷹となった軽井沢宿の飯盛女。天明六年正月元日に起きた皆既日蝕を、見ることなく没した男女の、鬼気迫る五つの暗黒物語。
初デートから10日後に結婚!?運命の出会いは42歳のとき。自立した男と女が一緒に暮らすようになって見えてきたこと。それはコミュニケーションの大切さ。甘え合ったり、依存し合うだけでは、やっていけない。キチンと自分のしたいこと、自分の思ったことを相手に伝える。それがふたりで暮らしていくためのルール。パートナーとの日々の体験をもとに、漫画の名場面を交えつつ、幸せになるためには、を考える。
レインボー・ブリッジを背にした制服の男女。頼まれて、シャッターを押しながら、思う。「この世界はどのくらいの強度でなりたっているんだろう?私たちはどのくらいの強度でそこに立っているんだろう?」(『ファインダー』)。水族館、住宅街、東京タワー、駅のホーム…。一年間にわたり、角田光代と写真家・佐内正史がふたりで巡り、それぞれが切りとった、東京という街の「記憶」。
恋は若者だけの特権ではない。人生100年時代、熟年世代の恋愛や結婚に注目が集まる中、実生活でもパートナーである2人が婚約を機に、恋愛により深まっていく思いを語り合った対談とエッセイ。
遠い日の恋に囚われた男の心にふたたび火をともしたのは桜の下でめぐり逢った女のひたむきなまなざしだった…。扇子絵の名手が艶やかに描きだす大人の純愛小説。
圧倒的男女比の差の中で保育士を目指す鳥野と笹木。変わった仲間たちに囲まれ戸惑いながらも日々成長していく二人。そんな二人がお遊戯会のリーダーに選ばれて…!? 保育科に通う男女の、恋に煌めき、学業に燃える青春保育科コメディ完結巻!!
昭和モダン華やかなりし頃、その惨劇は起きたー。関西のハイカラな医師邸に納車された最先端の自動車「T型フォード」。しかし、ある日、完全にロックされたその車内から他殺死体が発見されたのだ。そして46年後、この車を買取った富豪宅に男女7人が集まり、密室殺人の謎に迫ろうとするが…。半世紀を経てあきらかになる事件の真相とは?著者会心の傑作ミステリ中編ほか2編を収録。
「男が8割」の衝撃ーー。女性の“いない”キャンパス。
現役の教授による懺悔と決意。
これは大学だけじゃない、日本全体の問題だ!
2023年現在、東大生の男女比は8:2である。
日本のジェンダー・ギャップ指数が世界最下位レベルであることはよく知られているが、将来的な社会のリーダーを輩出する高等教育機関がこのように旧弊的なままでは、真に多様性ある未来など訪れないだろう。
現状を打開するには何が必要なのか。
現役の副学長でもある著者が、「女性の“いない”東大」を改革するべく声を上げる!
東大の知られざるジェンダー史をつまびらかにし、アメリカでの取り組み例も独自取材。
自身の経験や反省もふまえて、日本の大学、そして日本社会のあり方そのものを問いなおす覚悟の書。
【目次】
序 章 男だらけの現状
第一章 東大は男が八割
第二章 女性のいない東大キャンパスーー戦前
第三章 男のための男の大学ーー戦後
第四章 アメリカ名門大学の共学化
第五章 東大のあるべき姿
終 章
【著者プロフィール】
矢口祐人(やぐち ゆうじん)
東京大学大学院総合文化研究科教授、同大グローバル教育センター長、同大副学長。
1966年、北海道生まれ。
米国ゴーシエン大学卒業。
ウィリアム・アンド・メアリ大学大学院で博士号取得。
1998年より東京大学大学院で教える。
専攻はアメリカ研究。
著書に『ハワイの歴史と文化 悲劇と誇りのモザイクの中で』(中公新書)、『憧れのハワイ 日本人のハワイ観』(中央公論新社)、『奇妙なアメリカ 神と正義のミュージアム』(新潮選書)など。
今、「女」が選挙で勝つためのキーコンテンツになりつつある!?
与野党を問わず、政治家は女性の存在と女性にまつわる政策を“頼みの綱”にしているのだ。
日本の政治がいかに変わりつつあるのかーー。
女性初の朝日新聞政治部次長を務めた著者が、海外の事例を含めて丹念に取材し、データとともにひもとく。
多様化が進んだ現代では政治家も多様性が求められており、分断を広げるだけでは真の男女平等につながらない。
女性政治家が増えれば〈誰もが〉生きやすい社会になるということを可視化する、新しい論点。
民主主義を機能させるのはあなたです!
【目次】
第1章 地方で芽吹く変化
第2章 女性議員が増えると政治の何が変わるのか
第3章 今、杉並区で起きていること
第4章 女性議員を増やすには
第5章 もっと女性議員を増やすには〜海外編
第6章 国政は変わるのか
【著者プロフィール】
秋山訓子(あきやま のりこ)
朝日新聞編集委員。
東京生まれ。東京大学文学部卒業。ロンドン政治経済学院にて修士、筑波大学にて博士号を取得。
朝日新聞入社後、政治部、経済部、AERA編集部などを経て現職。
政治やNPO・市民社会、多様性・ジェンダーなどを中心に取材。
著書に『女は「政治」に向かないの?』『コーヒーを味わうように民主主義をつくりこむ』ほか。
急接近!
ブッキーに「かっこいい」と言われ、舞い上がって告白しようと考える陽向。
しかし、そこに謎の眼鏡クールイケメン椿先輩がアオハル荘に帰ってきて…!?
波乱の予感が止まらない中、男女12人がアオハル荘に集結するドキドキのハロウィンパーティーがいま始まる…!