おれの恋は、いまあの百合なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕けるなよ。-一瞬の稲妻の閃光の中、くっきりと白く浮かびあがる百合に、ガドルフは強く願う。宮沢賢治作品のなかでも、きわめて鮮烈であり、忘れがたいイメージを残して貫いていく一編を、画家ささめやゆきが、はじめて絵本化。小学館絵画賞受賞作品。
レストランでウエイトレスをしていたキャリーは、伯爵の称号を持つ精悍な企業家テオ・サンラファエルにひと目で恋をした。だが、つかの間の情熱を分かち合ったあと愛の言葉を口にすると、冷酷にも彼はキャリーを捨ててフランスへ帰国してしまった。1年後、絶望の中で密かに産み育てていた息子ヘンリーを、テオの使者が迎えに現れた(『愛を知らない伯爵』)。かつてクレアはギリシア人の大富豪ザンダー・アナケトスの恋人だった。しかし妊娠の事実を打ち明けようとした晩、ザンダーから別れ話を切りだされ、傷心のクレアは何も告げずに彼の前から姿を消した。4年の歳月が流れたある日、偶然ザンダーと再会したクレアは、息子の存在を知られてしまい、激怒した彼に結婚を迫られるが…(『ふたたびのカリブ海』)。3年もわたしと息子を放っておきながら、なぜ今さら現れたの?別居中の夫アンゴロスとの再会に、ジョージーはうろたえた。電撃結婚ののち、義母にいじめられていたわしたが身ごもると、ほかの男の子供と決めつけ、冷酷に追い払った夫。今になって息子を自分の子と認め、戻ってこいと言うなんて、あまりに身勝手だわ。でも…(『疑われた妻』)。
365日、四季の暮らしを楽しみながら、「体と心が芯から元気になる」処方箋!
野草や薬草を日頃の生活に生かすと、体の毒素が無理なく除去され、大地からの“いのち”をたっぷりいただけます。その生命力の助けで、私たちの細胞の働きは猛烈に活気づき、本当に驚くような、いい状態の体と心を得られます。
「植物のエネルギー」の助けをいただきながら、より健康になる幸せをぜひ味わってください。東城百合子
著書累計125万部! 一家に一冊これからの時代の必読健康書!
◎アトピー・湿疹・頻尿・肩こり・頭痛・咳・目の疲れ・鼻詰まり・不妊・腹痛・切り傷・便秘・高血圧・骨粗しょう症・薄毛・不眠…
◎薬草茶*白ネギのスープ*レンコンのしぼり汁*アシタバの天ぷら*ユズの種の薬用酒*ウメボシの黒焼き*ヨモギオイル*手作りタクワン*センブリの養毛剤*葛餅*ビワ葉温灸*コンニャクの温湿布*芋パスター*玄米菜食…
野ねずみのぐりとぐらは森で大きな卵を見つけました。大きな卵からは、大きなカステラができました。子どもたちに圧倒的な人気の絵本です。
フロイトによって「無意識」が発見された19世紀末。諸派が理論・技法面で「精神分析」を発見していった20世紀。そして21世紀、「精神分析的なスタンス」そのものを再発見する本書が生まれます。--心理療法の学び方の根本を、1.クライエントとのあいだで、2.スーパーヴィジョンのなかで、3.読み書きするなかで、という三つの角度から見つめ直し、誰しもに開かれた「精神分析的な生き方」を唱えます。--著者は世界的に注目される分析家で、長く待たれた名著日本語版が、十年にわたる精訳の末に成書刊行となります。
第一章 精神分析を再発見するということ
第二章 夢見ることとしての語らいについて
第三章 精神分析的スーパーヴィジョンについて
第四章 精神分析を教えることについて
第五章 分析スタイルの諸要素ービオンの臨床セミナー
第六章 ビオンの心的機能に関する四原則
第七章 ローワルドを読むーエディプスを着想し直す
第八章 ハロルド・サールズを読む
女性作家の名随筆アンソロジー第五巻。この巻では川上弘美氏が敬愛する書き手・武田百合子の日記、随筆から厳選。作家・武田泰淳との富士山麓別荘での十年余にわたる生活を綴り、泰淳の死後発表されその研ぎ澄まされた言語感覚に世間が驚愕した『富士日記』からの抜粋と、掌編小説のような逸品が並ぶ『ことばの食卓』から数篇、娘・武田花と遊ぶ日々が綴られた『遊覧日記』『日日雑記』からも数章。夫亡きあとの文章からは「哀しみ」が行間から漂い、自然に泣けてくる名文が続きます。選者による巻頭エッセイと、研究者による解説、略年譜付き。
拝啓
立春の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては ご祝福してくださる皆様に
私たちの門出にお立会いいただき 誓いの証人として
ご臨席いただきたく ご案内申し上げます!
敬 具
人気上昇中のテーマ”百合結婚”。それも華やかな『新婚』だけに焦点をあてたアンソロジー!
豪華実力派作家陣による、さまざまな新婚カップルの百合物語に心温まるーー。
【執筆作家】
かがちさく/あひる/犬井あゆ/桐山はるか/つづら涼/綺月るり/久川はる/三浦コズミ
伝説の魔法使いリヒードの元に届いた、大商会の娘・リトリス誘拐の報せ。魔法研究会の一員の危機に、さっそく捜査に乗り出すリヒードたちだったが、事件の裏にあったのは、意外な人物の思惑だった。やがて事件は、魔法研究会全員を巻き込んだ「魔法具」開発対決に発展していくーー! 大人気痛快マジカルファンタジー、漫画版オリジナル展開でおくる待望の第8巻!
自由と冒険をもとめて、みなしごホームを抜け出したムーミンパパ。
発明家・フレドリクソンやスニフの父・ロッドユール、スナフキンの父・ヨクサル。
旅先で出会った最高の仲間たちとともに「海のオーケストラ号」で大冒険へ!
波乱に満ちた青春時代を、ムーミンパパみずから「思い出の記」につづります。
ムーミンママとの運命的な出会いも!
山本容子先生の巻末エッセイ付き。
名門お嬢様学校が今年から共学化して、クラスに男子は俺ひとり。普通の男ならハーレム万歳みたいになるんだろうけどあいにく俺は……百合が好きだ。
そして、この学園には俺の同志がいる。
「はぁあああああ、尊いですわ……!」
幼馴染の琴崎さんと二人。
息を潜めて百合カップルを観察する。それが俺の……いや、俺たちのライフワークだ。
この楽しい時間をいつまでも続けていくため、俺には守るべきルールがある。
『琴崎さんを好きになってはいけない』
だって、百合を愛する観察者は、自分が当事者になってはいけないんだから。
「〆切直前に遊ぶゲームって、なんでこんなに楽しいのかしら……」
家出少女の白川愛結は、従姉妹の白川京の紹介で、人気作家、海老ヒカリの世話係&監視役のバイトをすることになる。
原稿をサボってゲームをしたり釣りや旅行に出かけるヒカリに翻弄されながらも、そんな日常に幸せを感じる愛結。
一方ヒカリも、突然始まった愛結との同居生活の中で、これまで感じたことのない気持ちが芽生えるのだった。
社会から排斥された少女と、容姿才能家柄すべてに恵まれながらも自堕落に生きる小説家、二人の関係の行き着く先は……?
"普通"に生きにくいすべての人に贈る、珠玉の日常系ガールズラブコメディ、誕生。
本書の目的は、幼児期の音楽経験のあり方を問い直すことにあります。音や楽器で遊ぶ子どもたちの事例を数多く取り上げ、探索的に音とかかわる幼児期の経験を描き出します。
子どもが主体的に環境にかかわり、学んでいくことの大切さは広く認識されています。しかし、保育現場の音楽活動に関してはそうでないところもあります。発表会や運動会、修了式などのイベントごとで特にその存在感を発揮する音楽活動ですが、発表の場を想定した活動ではなく、日常の保育や遊びの中で子どもが主体的に音や音楽とかかわっていくためにはどうすれば良いのでしょうか。
こうした問いに答えるべく、著者は保育現場での継続的なフィールドワークを行い、音とかかわる子どもたちの具体的な姿を事例として取り上げながら、発達に関する理論を敷衍しつつ考察を深めていきます。幼児期における音楽教育の新たな出発点を探求する一冊です。
はじめに
1. 環境との相互作用から「発達」を考える
2. 先行研究と本研究との関連
3. 本研究の意義
第1部 幼児期における「音の経験」 -音とかかわる子どもの姿ー
第1章 子どもの経験を読み解く視点
1.「音の経験」とは
2. フィールドワークをすること
3. エピソード記述と書き手の視点
4. まとめ
第2章 音とかかわる子どもの事例
1. フィールドの概要
2. 幼稚園でのとある一日
3. 観察の実際と記録の方法
4. エピソードの提示と分析
5. 第1部 総括 子どもの「音の経験」の特質
第2部 楽器とかかわる子どもの姿 -楽器遊び場面の縦断的分析ー
第3章 楽器とかかわる子どもの事例
1. 観察の概要
2. 各回の結果と考察
第4章 ジャンベを手で叩く行為の分析
1. 幼児期の手の動き
2. 分析の概要
3. 結果と考察
4. 資料:ジャンベを手で叩く行為一覧表
5. 第2部 総括 幼児期における探索的経験の意義
第5章 本研究の視座を支える隣接諸科学の研究動向 -発達を取り巻く3つの視点ー
1. アフォーダンス
2. タウ理論
3. ダイナミック・システムズ・アプローチ
4. 音楽教育学と隣接諸科学
おわりに
国家の役割や主権が議論されるとき、必ずといっていいほど取り上げられる政治学の名著『リヴァイアサン』。しかし、日本では「万人の万人に対する闘争」の部分のみが広く有名になり、ステレオタイプ化されている。専門家によって近年飛躍的に解明されてきた作品後半の宗教論・教会論と政治哲学の関係をふまえて全体の要点を読み直し、従来の作品像を刷新。近代政治を学び平和と秩序を捉え直す、解説書の決定版!
「人間の欲望やその他の情念は、それ自体としては罪ではない」
ーー近代政治哲学の創始『リヴァイアサン』--
一五八八年、イングランド南西部に生まれたホッブズ。彼は政治権力と教会権力の争いによって内乱が起きるなかで、この問題の処方箋は他国にも通用する普遍的なものと考え『市民論』を執筆。さらに教会権力批判を強めて著したのが『リヴァイアサン』である。
【目次】
序論
第一部 人間について
第二部 国家について
第三部 キリスト教の国家について
第四部 闇の王国について
総括と結論
年譜・文献案内・索引