◆辞書の使用
第1章
理想の辞書のために
石黒 圭(国立国語研究所)
第2章
学習者の辞書使用実態に基づく読解に役立つ辞書開発
野田尚史(日本大学)
第3章
日本語学習者が文章を産出する際に役立つ辞書
ー質の良い例文を参照できる辞書を目指してー
鈴木智美(東京外国語大学)
第4章
日本語学習者が作文を書くときに使いやすい辞書の個性
サンキュータツオ(東北芸術工科大学)
第5章
句読点・符号・記号の選択に役立つ表記辞典の提案
岩崎拓也(筑波大学)
第6章
「打つ」ことを支援するための学習者辞書の開発
ー「メールを打つ」という初級の授業実践を手がかりにー
小林ミナ(早稲田大学)
◆辞書の設計
第7章
学習者の辞書使用から見えるデジタル辞書のインターフェースの改善点
佐野彩子(国立国語研究所)
吉 甜(国立国語研究所)
第8章
初・中級学習者向け日本語学習辞書における例文の作り方
砂川有里子(筑波大学)
第9章
計量的な調査結果も提示する辞書
ー現代日本語の動態を知ることができるツールとしてー
塩田雄大(NHK放送文化研究所)
第10章
「辞書にないことばと意味」を理解できるか
ー学生に説明を書かせてみるとー
飯間浩明(辞書編纂者)
◆辞書と学習
第11章
辞書使用の語彙学習に関する効果
松下達彦(国立国語研究所・総合研究大学院大学)
木下 瞳(総合研究大学院大学大学)
第12章
『計算機用日本語基本辞書IPAL』の学習者用辞書への応用
柏野和佳子(国立国語研究所)
第13章
日本におけるベトナム語辞典の系譜
ー現在の到達点と今後の課題、学習者に役立つ辞書を目指してー
五味政信(一橋大学・〈公財〉ジャパンマテリアル国際奨学財団)
第14章
生成AIは理想の辞書になりうるか
李 羽テツ(マカオ大学)
石黒 圭(国立国語研究所)
おわりに
マジで難しい。だからこそ、挑戦する価値がある!
あの有吉弘行さんもラジオ番組で「めちゃめちゃ難しい。でも、逆に面白い」と語った、日本経済新聞日曜版「NIKKEI The STYLE」の連載「Challenge!CROSSWORD」の書籍化第2弾!
超難問ぞろいの60問を収録しており、きっと検索などで調べなければ、解けないはず。でも、その「調べる」作業で新たな知識を得ることは脳の活性化にも!
「クロスワードを解くことで老化による記憶力の低下が抑止されることが判明している」と語る、銀座内科・神経内科クリニックの霜田里絵院長のコラムも収録。
ちなみに、第1問の問題(タテのカギ)は……
1.ボードリヤールが消費社会や情報社会の特徴を分析するのに用いた、オリジナルのない記号、模像のこと
2.カンブリア紀?ペルム紀(二畳紀)に至る地質年代
3.中国料理でスープのこと
4.現存するキリスト教建築物としては日本最古、長崎の○○○○天主堂
6.ユーラシア大陸最西端に位置する、ポルトガルの○○岬
8.自動車、自転車で、車輪の外周の枠
9.著書『経営の統一理論』などで知られる、米の経営学者
11.低カロリーの人工甘味料が採れることで知られるキク科の植物
13.奈良時代に称徳天皇の発願によってつくられた、百万塔○○○
15.ワーグナーの行進曲『双頭の○○の旗の下に』
17.学名はニッポニア・ニッポン
ぜひ、この悪戦苦闘必至のクロスワードに挑んで、脳を若々しく保ってください。
人は相手を〇・五秒で判断する生き物だ。オーラのある人とない人はどこが違うのか? ミリオンセラー『人は見た目が9割』に続く第2弾。「非言語コミュニケーション」の本質、威力、面白さがこの一冊に!
難しいことをわかりやすく、わかりやすいことを深掘りして、深掘りしたことを面白く話す。簡単なことのように思えて、多くの人ができないその極意は、「テクニック」ではなく「中身」、「どう話すか」ではなく、「何を伝えるか」。話が面白く、何度でも会って聞きたくなる「インプット」と「アウトプット」の好循環を生むための本質がわかる。
文章を書くのは苦手ですか?簡単に書くコツは「3つ」を意識すること。これだけで小論文や仕事の報告書、ブログ記事などどんな文章も短時間で、しかも他人が唸る内容に仕上げることができます。「(1)遠景を描く(2)近景を描く(3)心模様を描く」「(1)体験(2)そこから気づいたこと(3)普遍性をもたせる」など、本書では今すぐ役立つ「3つ」を伝授。長年新聞、雑誌上で健筆を振るってきた名コラムニストが自らのメソッドを明かした、文章術の決定版!
世界の115の言葉で挨拶できる!
英語は「ハロー」、フランス語は「ボンジュール」、ペルシャ語は「サラーム」、ジョージア語は「ガマルジョバ」、アムハラ語は「テナイストゥッリン」。
世界の国・地域で使われている主要な言語115で「こんにちは」をどう言うのか、1冊に集めました。
それぞれの文字でどう書くのか、どう読むのか、左右どちらから読むのか、使われている国はどこかなどを、言語ごとに紹介します。
巻末索引では、国・地域の名前から、使われている言葉を探せます。
【特徴】
・世界115の言語を五十音順に掲載。
・199の国・地域で使用されている主要言語。
・文字、読み方、左右どちらから読むのかを言語ごとに紹介。
・使用している国・地域。
・国・地域名索引付き。
【外国旅行で必要なフレーズ英語・韓国語・中国語(繁体字)・タイ語・スペイン語の各国語で紹介】
今、使える人気の外国語をなるべく簡潔な短いフレーズで掲載。
誰でも話せる会話集。
【シチュエーション別項目】
基本フレーズ
入国・現地到着
出国・現地出発
トラブル
移動・交通
ホテルで
観光
ショッピング高級品
ショッピング食品・日用品
レストラン
エンタメ・エステ
WI-FI・郵便・国際宅配便
【よく使う単語辞典付き】
40万部以上の実売を誇る名著『聞く技術』がついにマンガ化されて登場。
柊(ひいらぎ)家という架空の5人家族それぞれが、日常のなかで失敗をして悩んでいるときにピカッとスマホが光り、魔法使いトーザン(じつは原作者の東山先生)が登場する。そして「何を落ち込んでいるのか?」と事情を聞き、「それは聞き方が悪いからだ」「こんなふうにするとうまくいくよ」と具体的に聞き上手になるための極意をアドヴァイスする。
パパさんは、40代の中堅サラリーマン、ママさんは専業主婦、長男なつきは受験を控えた中学3年生、長女かえでは小学校4年生、次女はるは幼稚園の年少組。さて、この5人の日常にどんな事件が起こり、魔法使いトーザンから何を教えてもらうのか、お楽しみに。
もくじ
プロローグ
1 聞き上手は話さない
2 相づちを打つ
3 避雷針になる
4 聞き上手に上下なし
5 素直に聞く
6 説明しない
7 Listenせよ、Askするな
エピローグ
長い、自慢が多い、説教くさい、まとまりがない、そんなNGスピーチに、げんなりしたことはありませんか? 人前で、言いたいことを的確に伝えるには、スピーチ独自の話術が必要です。本書は、ぴったりの文例がすぐに見つかる実例大事典です。結婚、ビジネス、イベント、地域、学校行事、司会、自己紹介、葬儀・法要など、あらゆる場面ですぐに役立つ文例を1500収録。毎日使える「とっさのひとこと」から、ピンチをチャンスに変える「断り・お詫び・苦情」の文例、話し方のコツや立ち居ふるまいまでを網羅。☆巻頭 初めてでも失敗なし! 成功スピーチへの道・3ステップ PART1 結婚お祝いのスピーチ PART2 結婚主催者側のあいさつ PART3 ビジネスのスピーチ PART4 日常のおつきあいのあいさつ PART5 学校の式典、行事、PTAのあいさつ PART6 葬儀・法要のあいさつ PART7 英語のスピーチ
幼稚園児が、たった1か月で「平家物語」などの名文をすらすら音読できるようになる本。40年以上、結果を出し続けてきた最強の音読メソッドを初公開。
声は大切なもの。自分の声を知ることは、自分の“存在の意味”を知ること。「病気」「悩み」「嘘」……声を聞くことによって、さまざまなことを知ることができ、人生も変えることができる。そんな“声の魔法”とは。
全フリーランスに捧ぐ出版トラブル全記録
すべてのフリーランサーへ捧ぐ。
慰謝料回収のために探偵を雇い、
裁判で勝つ為に40代で法学部入学!?
ベストセラー『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』著者が
数々の出版トラブルに見舞われた後
最後に笑うためにやったこと全部
(以下、「はじめに」より抜粋)
読書の習慣がなく、家に本棚すらない、
という家庭環境に育った私でも、大学に入ると、活字のすばらしさに目覚めた。
「作家」という職業に憧れを抱くようになった。
翻訳書を出す機会に恵まれ、
次々と翻訳出版の依頼が舞い込むようになり、自他共に認める「出版翻訳家」に。
思いをたぎらせて入り込んだ出版業界だったが、そこは危険がいっぱいの世界だった。
本書では、私が味わった数々の地獄と、それに対して私がどう対峙してきたかについて
赤裸々にお話ししようと思う。
「ひとりのフリーランサーVS 出版社」という対立構造は、
作家やデザイナー、装丁家、写真家、漫画家、出版社社員など、
出版業界に携わる人はもちろん、フリーランサーのすべてに共通するため、
そのような仕事に従事している人たち(およびその志望者)に参考にしていただけると思う。
【編集担当からのおすすめ情報】
【著者情報】
宮崎伸治(みやざき・しんじ)
青山学院大学国際政経学部卒、英シェフィールド大学大学院言語学研究科修了、金沢工業大学大学院工学研究科修了、慶應義塾大学文学部卒、英ロンドン大学哲学部卒および神学部サーティフィケート課程修了、日本大学法学部および商学部卒。著訳書は約60冊にのぼる。著書に『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』(三五館シンシャ)、『自分を変える! 大人の学び方大全』(世界文化社)、『時間錬金術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、訳書に『7つの習慣 最優先事項』(キングベアー出版)などがある。趣味は英・独・仏・西・伊・中・韓・露の小説を原書で読むこととピアノ演奏。
言語教育の第一人者ジム・カミンズが、日本の教師や支援者向けに「バイリンガル・マルチリンガル育成」の基礎知識を語った3講演を収録。「日本語教育推進法」制定を受け、子どもの言語発達支援の具体的な指針と方策を示す。
出版にあたって
レクチャー1 マジョリティ言語とマイノリティ(継承)言語ーーバイリンガル・マルチリンガル教育の重要性[ジム・カミンズ(トロント大学名誉教授)]
はじめにーーマイノリティ言語児童生徒の課題
1.カナダの多様文化主義と継承語政策
2.移民の背景を持つ児童生徒の学業成績
3.マイノリティグループの児童生徒にとっての第1言語と第2言語の関係
4.言語間の転移を促進する教育論(Crosslinguistic Pedagogy)
5.共有基底能力と相互依存説に対する妥当な批判はあるか
6.日本の公立学校における中国系児童生徒の発達途上にあるバイリンガルの縦断的研究ーー言語政策と社会統合を焦点に
7.結論
レクチャー2 マルチリンガル環境で育つ子どもの教育のあり方について再考するーーマジョリティ言語とマイノリティ言語、両言語の力を伸ばす教育上のストラテジー[ジム・カミンズ(トロント大学名誉教授)]
はじめに
第1部 主な研究の成果
第2部 マルチリンガル学習者が経験する機会の格差に対応するため、エビデンスに基づいた指導を特定する総合的な枠組み
第3部 入れ子型教育のオリエンテーション
結論
レクチャー3 バイリンガル教育理論とトランスランゲージング教育論ーー言語政策と教育実践への示唆[ジム・カミンズ(トロント大学名誉教授)]
はじめに
パート1 第2言語教育の理論的背景に対する歴史的概観
パート2 バイリンガル教育(L2イマージョンやCLILを含む)の研究成果と2つの指導原理
パート3 「マルチリンガル・ターン」の出現と「クロスリングィスティック・トランスファー」を目指す教育
パート4 日本および他の地域において第2言語教育に関する研究と理論が示唆するもの
解説 言語マイノリティのためのバイリンガル・マルチリンガル教育論とトランスランゲージング教育論ーーカミンズ教授が示す政策のあり方・学校のあり方・教師のあり方[中島和子(トロント大学名誉教授)]
1.はじめに
2.レクチャーの経緯と背景
3.カミンズ教授の教育論の歴史的流れ
4.レクチャーの要約と実践上の指針
5.日本国内外のバイリンガル・マルチリンガル教育事情
6.2言語相互依存説ーー日本語を1言語とする実証的研究
7.アカデミック言語
8.マルチリンガルとしてのアイデンティティ
9.トランスランゲージング教育論ーーCTTとUTT
10.これからの日本の学校のあり方・教師のあり方ーー佐藤郡衛先生(指定討論者)のスライドを踏まえて
11.おわりにーーマルチリンガル教育論と年少者のための「ことばの教育の参照枠」
参考文献
資料講演に用いたスライド
2020年講演 レクチャー1
2021年講演 レクチャー2
2022年講演 レクチャー3
略歴
即戦力養成・英検準2級よりスタート。リスニングとスピーキング能力強化のトレーニングを紹介。コミュニケーション手段としての英語の総合力をアップ。
グライスの協調の原理は、命題的な発話から命題的な推意を生み出す仕組みとして理解され広く支持されている。本書では、グライスが提唱するもう1つの重要概念である非自然的な意味を精査することで、非命題的な発話の意味と非命題的な推意の生まれ方を非自然的な意味と協調の原理の相互作用から理解することが可能であることを示す。また、語用論的な意味を可視化する仕組みを提案し、目に見える形で語用論的意味を論じていく。