本書では、熱力学的平衡状態に対するシミュレーション法であるモンテカルロ法について述べている。
木質バイオマスが地域の重要なエネルギー源として確立し、産業として成立するためには
林業家やボイラーメーカーだけでなく、
それにまつわる技術、サービス、ソフト、流通、振興を図る行政部門など、
さまざまな課題を遂行する人びとが必要だ。
実践事例を集めた本書では、バイオマス産業を支える
要所の林家企業・組織をそれぞれの仕事場で取材。
最先端で奮戦中の「人」をリポートすることで、
日本での林業と木質バイオマス利用普及に必要なことを、鮮やかに浮き彫りにする。
はじめに
1章 地域に根ざした家族経営林業家
─アイブル・チップ製造販売
2章 牧草牛乳と高品質チップ製造ビジネス
─ビューラー・ホルツ有限会社
3章 バイオマスボイラーの開発
─アウグスト・ラッガム教授に聞く
4章 ヒートポンプとペレットボイラー活用の大規模温泉プール
─フライブルクのプール管理会社に聞く自然エネルギーへの転換と省エネの組み合わせ
5章 燃焼効率九割超
─バイオマスボイラーメーカーのセールスマンに聞く販売と利用の実際
6章 ジャガイモから丸太まで、バイオマス保管シートを世界市場で売る
─農林資材メーカー事業部長に聞く
7章 バイオマス集積場ビジネス
─林業家と消費者を木質エネルギーでつなぐ流通ルートの要
8章 自由化後の電力市場と自然エネルギー
─電力会社は消費者が選択する
9章 「エネルギー林」を栽培する
─農業会議所普及指導員に聞く
10章 太陽熱による木質チップ乾燥装置
─開発・製造・販売のコナ社社長に聞く
11章 地域エネルギー自立と発熱所建設のためのエンジニアリングとは
─バイオマス協会エンジニアに聞く
木質エネルギービジネスの先端をいくプレーヤーたち
あとがきにかえて ─熊崎実(筑波大学名誉教授)
(初版1990年11月30日)初めて冷凍と空調を学ぶ大学・高専の学生を対象に,例題も取り入れて,冷凍工学・空調工学の基本知識から丁寧に解説したテキストである.
【目次】
1編 冷凍
冷凍理論の基礎
伝熱
冷凍および冷凍システム
冷凍の進歩と応用
2編 空調工学
空気調和理論の基礎
空気調和の方式とその展望
基本的な半導体製造プロセスの全体像から、リソグラフィ、エッチング、洗浄・乾燥、イオン注入・熱処理、成膜、パッケージング、検査・測定・試験などの各プロセスを詳細に解説。半導体製造プロセスに興味のある読者だけでなく、技術者にとっても有益な基本情報をまとめた1冊となっています。
解決の糸口の見えない地球温暖化、自然環境を蝕む化学物質、量的・質的に劣化する淡水資源等々、人類を脅かす環境問題はますます混迷の度合い深めている。いま科学に切実に要求されているものがあるとすれば、それは山積する社会問題に的確な処方箋を書くことではなかろうか。本書は、地下水に関わる様々な環境問題に対応することを念頭に、今までになかった全く新しい切り口で地下水学を整理し、解説したものである。
第1章の序論では、様々な地下水学問題、水文循環・水文地質、地下水収支計算法などが述べられている。第2章の人間活動と地下水環境では、温暖化による地下水環境の悪化、世界と日本の地下水資源、関連法令が解説されている。第3章の堆積物間隙の流体と流れの原理では、流体の性質、エネルギーとポテンシャルなど土壌水や地下水の流れに関わる基本原理が解説されている。第4章の流れの数学モデルでは、飽和・不飽和帯における水、疎水性液体、空気の流れに対する数学モデルが解説されている。第5章の地下水流動の解析的表現とその応用では、地下水調査の基本となる井戸水理学と海岸地下水について述べている。第6章の地下水の化学では、土壌・地下水中で生じる様々な化学反応を初歩から解説している。第7章の地下水中の物質移動では、移流・分散・反応・分解を伴う様々な形態の物質移動をモデル化している。第8章の土壌・地下水の汚染と対策では、汚染物質と汚染源およびその移動形態と調査・修復方法について解説している。第9章の土壌・地下水中の熱移動では、地中の温度環境と熱移動の原理および地中熱利用法について解説している。第10章の地下水の数値解析では、差分法と有限要素法による地下水流動と物質・熱移動の数値解法について解説している。最後に、付録では、エクセルの利用法、ベクトル解析・微分方程式・特殊関数・数学の公式、単位とその換算を要約している。
環境科学は、勝れて総合的であることにその特徴がある。本書では、数学、物理学、化学、地学等の基礎が総動員されているが、付録を付けると共に初歩から説き起こしたので、内容の割には読みやすいのでは無いかと思う。また、地下水に関わる関連法令などについても整理してあるので、実務者にも役立つものと思う。是非、工学系、理学系、農学系の大学生、大学院生、研究者、民間や官公庁の技術者の方々にご利用頂きたい。
建築学を学ぶ上で必要不可欠な火災との関係を「防火の概念」など基礎理論から、「火災の事例」、燃焼・煙などの「火災の科学」を述べ、消防設備はどうあるべきか、避難設計はどうあるべきか、いろいろな評価基準はどうなっているのか等々を詳述し、火災安全設計の実例を紹介することによって、より実践的な知識を学べるよう配慮した、既刊「火災便覧」の簡易版とも言うべき書。
建築学系学生の教科書および建築設計および消防・防災関係技術者向け。
1章 建築防火概論
1.1 防火の概念
1.2 防災計画と損害保険
2章 火災安全指針
2.1 建築基準法の性能規定の考え方
2.2 消防法の性能規定の考え方
3章 火災実態
3.1 国内外の火災統計と火災史
3.2 火災の実態
3.3 都市火災
4章 燃焼と火災性状
4.1 燃焼現象の概要
4.2 消火の基礎,
4.3 火炎
4.4 区画火災
5章 煙
5.1 煙
5.2 煙流動
5.3 初期状態での区画天井流の気流温度,速度および煙濃度モデル
6章 伝熱
6.1 対流熱伝達
6.2 放射熱伝達
6.3 熱伝導
7章 内・外装設計
7.1 内装設計の考え方
7.2 外装設計の考え方
7.3 評価基準
8章 消防設備設計
8.1 消防設備設計の考え方
8.2 自動火災報知設備
8.3 消火設備
8.4 消防活動の拠点
9章 防排煙設計
9.1 防排煙設計の考え方
9.2 自然排煙
9.3 機械排煙
10章 避難設計
10.1 避難設計の概念
10.2 避難計画の考え方
10.3 避難設計の手順と方法
10.4 用途ごとに見る避難設計の留意点
11章 耐火設計
11.1 耐火設計の考え方
11.2 火災荷重
11.3 火災温度と火災継続時間
11.4 部材の内部温度
11.5 構造材料の高温性状
11.6 構造部材の火災時の熱応力変形性状
11.7 架構骨組の火災時挙動
11.8 架構骨組の崩壊温度
11.9 耐火性能の評価基準
12章 住宅防火設計
12.1 住宅火災の実態
12.2 住宅防火の基礎
12.3 住宅火災実験
12.4 住宅火災と対策
12.5 共同住宅(主として耐火住宅)の火災安全設計
13章 火災安全設計の例
13.1 火災安全設計の概要
13.2 事務所ビルの煙制御設計
13.3 大型物品販売店舗
13.4 アトリウムなどの大空間
13.5 耐火設計
付録1 単位と単位換算
付録2 関連規格一覧
風力、太陽光、小水力など自然資源を使った「小さいエネルギー」。この電力で地域内の暮らしをまかなう試みの最前線に迫る。宮城県東松島市、山形県庄内町、鹿児島県甑島、岩手県紫波町、富山県南礪市/黒部市を事例に、「地産地消」「地方創生」はできるのか、その夢と現実を徹底検証。
本書は、農業地水学から環境地水学へと発展の道をたどってきた地水学を筆者の目から総括し、21世紀へもちこもうとのもくろみで書かれたもので、「地水とは何か」から始まり、これから何を明らかにしようとしているのかを書いた。
熱力学はわかりにくいとよく言われる。本書は、京都大学で熱力学の講義を続けている経験をふまえて、熱力学の基礎を論理的に明快な形で解説することに重点を置いた、大学で初めて熱力学を学ぶ学生のための入門書の第3版である。
1.はじめに
2.理想気体の熱力学
3.熱力学の体系
4.熱力学の応用
5.相転移
工学的視点から熱力学の基礎を解説した名著の翻訳版。
本書は、大学や高専の化学系学生を対象として、自分で学習し理解できるよう工夫された入門的教科書である。まず、化学工学の全体像、位置づけおよび化学工学が活用される分野等について述べたうえで、新たに導入されたモデルコアカリキュラムに準拠し、最低限修得すべき基礎知識を含めて、各学習内容の到達目標を満足できるよう、例題を取り入れながら丁寧に解説している。なお、章末問題も豊富に取り入れ、その解答はできるだけ省略せずに与えられている。各執筆者の豊富な講義経験および現場での経験や知識をもとにまとめられた本書は、大学・高専の学生の教科書としてばかりでなく、若手エンジニアの参考書としても役立つものである。
理工系の大学初年次生を対象とした物理学の教科書.2色刷り.
高校物理未履修の学生にも対応.
本文はわかり易く丁寧に述べ,図や挿絵を多く取り入れている.また,数式の導出過程も出来るだけ省略しないように心がけた.本文の内容の確認や理解の助けとなるように関連した例題とその解答をつけた.
学習内容を習得するには多くの問題にあたることも重要であると考え,章末に豊富な演習問題を設けた.章末問題の詳しい解答をWEB上のサポートページに掲載している.
【目次】
第1章 物理量の単位と次元
第2章 力学の基本
第3章 運動の3法則と運動量保存則
第4章 いろいろな運動
第5章 力学的エネルギー
第6章 剛体の回転運動
第7章 熱と温度
第8章 熱力学の第1法則
第9章 熱力学の第2法則とエントロピー
第10章 電荷と静電場
第11章 電場と電位
第12章 電流と直流回路
第13章 電流がつくる磁場
第14章 電磁誘導
第15章 交流回路
第16章 変位電流と電磁波
第17章 波とその性質
第18章 音波と光波
第19章 原子物理学
計算科学の基礎を解説したI巻につづき,II巻ではさまざまな物理現象を解析・シミュレーションする。〔内容〕非線形系のダイナミクス/フラクタル/熱力学/分子動力学/静電場解析/熱伝導/波動方程式/衝撃波/流体力学/量子力学/他
『うる星やつら』『魔法の天使クリィミーマミ』『NARUTO』『おそ松さん』などを手がけて日本のアニメ産業を支えてきた株式会社ぴえろ創業者が明かす、ヒットを生み出す企画の極意!!